262 / 439
第九章〜剣士は遥かなる頂の最中に〜
21.命を拾え
しおりを挟む
「全てを救おうだなんて、馬鹿の考える事だ。この世には生き残るべき人間がいて、同時に死ぬべき人間がいる。」
フランが、血を噴き出して倒れる。血の量は尋常ではない。当然だ、心臓を貫かれたのだから。
「お前達は、傲慢にも全てを守ろうとした。それが失敗だ。」
カリティは偉そうに、そう言い放った。
俺は右足を前に出す。そうしたらもう、気付かぬ間にもう片足が出た。足が速まる。頭の中を無数の記憶が駆け巡る。
「カリティッッ!!!」
「うるさいって言ってるだろ。たかが人が死んだだけだぜ。」
右手には巨神炎剣を持ち、体そのものを燃やして突っ走る。
剣を振り下ろそうとしても、その右手は鎖に引き留められる。俺は剣を逆手に持ち替え、カリティに突き刺すが効果はない。霧散して消えるだけだ。
思いつく限りの魔法を撃つ。炎の刃、炎の槍、氷の結晶、鋭い風、轟く雷、効かない、効かない、効かない。
「本当に愚かだな。所詮は人形だ。いくら人の振りをしても、いざという時にボロが出る。冷静や優雅さ、気品なんて欠片も感じない。」
殺す、こいつは殺さないといけない。こいつは絶対に殺さないといけない。例え俺の全てを失う事となったとしても、こいつだけは絶対に殺さなければならない。
「正に操り人形。人を真似るだけの、玩具だ。」
身体中を鎖で拘束される。体が動かない、魔力が出てこない、俺の闘気ではこの鎖を振り払う事は叶わない。
「『■■■現』」
「あ、今なんて?」
鎖は全て白くなって、灰となって消え失せる。
「は?」
ああ、やろうとも。こいつを殺せるのなら、それこそ文字通り神にこの身を売り渡したって構うものか。
「『束縛の絵画』ッ!」
「『■話■現』」
俺はカリティの目の前に現れた絵のない額縁だけのそれを、白く染まった右腕で殴りつける。俺の右腕は容易にその額縁を壊し、そしてそのままカリティの顔面を捉えた。
カリティはそのまま、後ろに一メートルほど吹き飛ぶ。
「そ、『束縛の鎖』ッ!」
俺が追撃を加えるより早く、鎖が俺の体を貫いた。一つや二つではなく、いくつもの鎖が身体中を。
「な、何だ……ビビらせやがって。全然痛くないじゃないか。まさか俺の鎖を殺せるだなんて思わなかったから、動揺し過ぎてしまった。この世に、俺に傷をつけられる奴なんて存在しないのに。」
途切れそうになる意識を無理矢理繋ぎ止める。動きを止めそうになる体に、必死に信号を送り続ける。
それでも俺の体は、動くことはない。この、呪われた魂の願いを叶えてくれない。
「それじゃあ、死ね。お前だけは、俺の手で殺さなくちゃ気が済まない。」
カリティが俺へと手をのばし、手のひらが俺の顔の前で止まった。
「さようなら。」
「――断るね。」
目の前の景色が瞬時に切り替わる。隣を見れば血を流し続けるフランと、顔を下に向けるヒカリが映った。
前を見ればそこには、ヘルメスが立っていた。
「遅くなってすまない。」
俺はふらふらになりながらも、なんとか立ち上がる。魔力はまだ一割も減ってない。闘気は、大して余裕はないが戦うのに十分である。傷には魔法の特性上、耐性がある。
「……チッ。どうせ結果は変わらないってのに、何でそんなに俺の邪魔をする。意味がないってのが分からないのかなあ!」
「それは、こっちの台詞だ。」
ヘルメスの言葉に合わせるようにして、空から青き竜が走った。まがい物の竜を地面にたたき落とし、その上に力強く立つ。
一度もその姿は見たことがないが、本能的に理解した。あの竜はカラディラだ。
「もう君の敗北は確定した。さっさと引けよ。」
「心底、お前達は腹が立つね。きっと碌な人間じゃない、いや碌な人間であるはずがない。」
ヘルメスの安い挑発を受けて、面白いようにカリティはキレ散らかす。
「だけどもういいよ。全部許す。その剣士も、その魔法使いも、どうせその血の量じゃ死ぬだろ。」
苛立ちながらも、カリティはそう吐き捨てて巨大な額縁を自身の付近に生み出した。
「目的は、果たした。」
鎖が巻き尺のように引き戻されていき、その先端に縛られていた絵をカリティは掴んだ。
その絵は、明らかにティルーナの姿そのものであった。
「ヘルメス、バフを寄越せ!」
返事はなかった。だけど、漲る力がその答えを示した。
いつ、どうやってティルーナが連れて行かれたかなんてのはどうでもいい。全力で取り返さなくてはならない、というのが全てだ。
「じゃあね、今度はちゃんと殺してあげるよ。」
「『巨神炎剣』!!」
俺の魔法は、空を斬った。額縁の中にカリティは入って、そのまま額縁は消えてなくなった。
「ふざ、けるな。」
フランも、ティルーナも、俺は守れなかった。
「ふざけるなァッ!!!」
俺は何も守れなかった。
アルスは気を失った。そのまま出血を続ければ、きっと命はないだろう。
フランは心臓を止めた。そもそも、内臓の損傷が激し過ぎる。助かる傷では決してない。
ティルーナの治療を受けていたはずの兵士達の姿はとうにない。3人ほどの死体を残して、それ以外の全員が消えていた。
「私の、せいだ。」
「君のせいじゃない。」
ヒカリのぼやきをヘルメスが瞬時に否定する。
「私が、あんな事を、しなければ……」
「たらればなんて、意味があるものか。それに僕らはまだ、負けちゃいない。」
ヘルメスは懐から小さな杖を取り出した。大きさは大体、指先から肘程度のものだ。その杖には二匹の蛇が絡みついていて、先端には小さな二枚の翼がある。
その杖は地面に突き刺されると、不思議な膜を張った。青白い真円状の膜が、アルスとフランを覆った。
「人器シリーズ666『ケリュケイオン』。魂に干渉する数少ない人器だ。これがあれば、魂を肉体に繋ぎ止めれる。」
タッタッタッと、街道を走る音が聞こえる。白衣を着た女性、デメテルはそのまま、アルスとフランの所へと真っ直ぐに走ってきた。
「状況を教えてください、ヘルメス。直ぐに治療に取り掛かります。」
「呪いなどはなし。出血が多量で、この通り魂は抑えている。後は見たままさ。」
デメテルは頭の天辺から、つま先まで見て、地べたに座り込む。
「治せるん、ですか?」
ヒカリはデメテルにそう尋ねる。デメテルは一瞥をくれて、その後に両手に手袋をつける。
「私は、死んでいなければ何だって治してみせる。そこで見ていなさい。」
当代最高位の癒し手である証明、聖人の称号は伊達じゃない。
教会が擁する数百万の癒し手達の頂点に立ち、その座を何年にも渡り守り続けているのだ。
「『不死への完全証明』」
故に彼女は証明してみせる。二人の生存を。
フランが、血を噴き出して倒れる。血の量は尋常ではない。当然だ、心臓を貫かれたのだから。
「お前達は、傲慢にも全てを守ろうとした。それが失敗だ。」
カリティは偉そうに、そう言い放った。
俺は右足を前に出す。そうしたらもう、気付かぬ間にもう片足が出た。足が速まる。頭の中を無数の記憶が駆け巡る。
「カリティッッ!!!」
「うるさいって言ってるだろ。たかが人が死んだだけだぜ。」
右手には巨神炎剣を持ち、体そのものを燃やして突っ走る。
剣を振り下ろそうとしても、その右手は鎖に引き留められる。俺は剣を逆手に持ち替え、カリティに突き刺すが効果はない。霧散して消えるだけだ。
思いつく限りの魔法を撃つ。炎の刃、炎の槍、氷の結晶、鋭い風、轟く雷、効かない、効かない、効かない。
「本当に愚かだな。所詮は人形だ。いくら人の振りをしても、いざという時にボロが出る。冷静や優雅さ、気品なんて欠片も感じない。」
殺す、こいつは殺さないといけない。こいつは絶対に殺さないといけない。例え俺の全てを失う事となったとしても、こいつだけは絶対に殺さなければならない。
「正に操り人形。人を真似るだけの、玩具だ。」
身体中を鎖で拘束される。体が動かない、魔力が出てこない、俺の闘気ではこの鎖を振り払う事は叶わない。
「『■■■現』」
「あ、今なんて?」
鎖は全て白くなって、灰となって消え失せる。
「は?」
ああ、やろうとも。こいつを殺せるのなら、それこそ文字通り神にこの身を売り渡したって構うものか。
「『束縛の絵画』ッ!」
「『■話■現』」
俺はカリティの目の前に現れた絵のない額縁だけのそれを、白く染まった右腕で殴りつける。俺の右腕は容易にその額縁を壊し、そしてそのままカリティの顔面を捉えた。
カリティはそのまま、後ろに一メートルほど吹き飛ぶ。
「そ、『束縛の鎖』ッ!」
俺が追撃を加えるより早く、鎖が俺の体を貫いた。一つや二つではなく、いくつもの鎖が身体中を。
「な、何だ……ビビらせやがって。全然痛くないじゃないか。まさか俺の鎖を殺せるだなんて思わなかったから、動揺し過ぎてしまった。この世に、俺に傷をつけられる奴なんて存在しないのに。」
途切れそうになる意識を無理矢理繋ぎ止める。動きを止めそうになる体に、必死に信号を送り続ける。
それでも俺の体は、動くことはない。この、呪われた魂の願いを叶えてくれない。
「それじゃあ、死ね。お前だけは、俺の手で殺さなくちゃ気が済まない。」
カリティが俺へと手をのばし、手のひらが俺の顔の前で止まった。
「さようなら。」
「――断るね。」
目の前の景色が瞬時に切り替わる。隣を見れば血を流し続けるフランと、顔を下に向けるヒカリが映った。
前を見ればそこには、ヘルメスが立っていた。
「遅くなってすまない。」
俺はふらふらになりながらも、なんとか立ち上がる。魔力はまだ一割も減ってない。闘気は、大して余裕はないが戦うのに十分である。傷には魔法の特性上、耐性がある。
「……チッ。どうせ結果は変わらないってのに、何でそんなに俺の邪魔をする。意味がないってのが分からないのかなあ!」
「それは、こっちの台詞だ。」
ヘルメスの言葉に合わせるようにして、空から青き竜が走った。まがい物の竜を地面にたたき落とし、その上に力強く立つ。
一度もその姿は見たことがないが、本能的に理解した。あの竜はカラディラだ。
「もう君の敗北は確定した。さっさと引けよ。」
「心底、お前達は腹が立つね。きっと碌な人間じゃない、いや碌な人間であるはずがない。」
ヘルメスの安い挑発を受けて、面白いようにカリティはキレ散らかす。
「だけどもういいよ。全部許す。その剣士も、その魔法使いも、どうせその血の量じゃ死ぬだろ。」
苛立ちながらも、カリティはそう吐き捨てて巨大な額縁を自身の付近に生み出した。
「目的は、果たした。」
鎖が巻き尺のように引き戻されていき、その先端に縛られていた絵をカリティは掴んだ。
その絵は、明らかにティルーナの姿そのものであった。
「ヘルメス、バフを寄越せ!」
返事はなかった。だけど、漲る力がその答えを示した。
いつ、どうやってティルーナが連れて行かれたかなんてのはどうでもいい。全力で取り返さなくてはならない、というのが全てだ。
「じゃあね、今度はちゃんと殺してあげるよ。」
「『巨神炎剣』!!」
俺の魔法は、空を斬った。額縁の中にカリティは入って、そのまま額縁は消えてなくなった。
「ふざ、けるな。」
フランも、ティルーナも、俺は守れなかった。
「ふざけるなァッ!!!」
俺は何も守れなかった。
アルスは気を失った。そのまま出血を続ければ、きっと命はないだろう。
フランは心臓を止めた。そもそも、内臓の損傷が激し過ぎる。助かる傷では決してない。
ティルーナの治療を受けていたはずの兵士達の姿はとうにない。3人ほどの死体を残して、それ以外の全員が消えていた。
「私の、せいだ。」
「君のせいじゃない。」
ヒカリのぼやきをヘルメスが瞬時に否定する。
「私が、あんな事を、しなければ……」
「たらればなんて、意味があるものか。それに僕らはまだ、負けちゃいない。」
ヘルメスは懐から小さな杖を取り出した。大きさは大体、指先から肘程度のものだ。その杖には二匹の蛇が絡みついていて、先端には小さな二枚の翼がある。
その杖は地面に突き刺されると、不思議な膜を張った。青白い真円状の膜が、アルスとフランを覆った。
「人器シリーズ666『ケリュケイオン』。魂に干渉する数少ない人器だ。これがあれば、魂を肉体に繋ぎ止めれる。」
タッタッタッと、街道を走る音が聞こえる。白衣を着た女性、デメテルはそのまま、アルスとフランの所へと真っ直ぐに走ってきた。
「状況を教えてください、ヘルメス。直ぐに治療に取り掛かります。」
「呪いなどはなし。出血が多量で、この通り魂は抑えている。後は見たままさ。」
デメテルは頭の天辺から、つま先まで見て、地べたに座り込む。
「治せるん、ですか?」
ヒカリはデメテルにそう尋ねる。デメテルは一瞥をくれて、その後に両手に手袋をつける。
「私は、死んでいなければ何だって治してみせる。そこで見ていなさい。」
当代最高位の癒し手である証明、聖人の称号は伊達じゃない。
教会が擁する数百万の癒し手達の頂点に立ち、その座を何年にも渡り守り続けているのだ。
「『不死への完全証明』」
故に彼女は証明してみせる。二人の生存を。
0
お気に入りに追加
304
あなたにおすすめの小説
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
底辺ジョブ【清掃師】で人類史上最強~俺はドワーフ娘たちに鍛えてもらって超強力な掃除スキルを習得する~
名無し
ファンタジー
この世界では、誰もが十歳になると天啓を得て様々なジョブが与えられる。
十六歳の少年アルファは、天啓を受けてからずっと【清掃師】という収集品を拾う以外に能がないジョブカーストの最底辺であった。
あるとき彼はパーティーの一員として迷宮山へ向かうが、味方の嫌がらせを受けて特殊な自然現象に巻き込まれてしまう。
山麓のボロ小屋で目覚めた彼は、ハンマーを持った少女たちに囲まれていた。
いずれも伝説のドワーフ一族で、最高の鍛冶師でもある彼女らの指示に従うことでアルファの清掃能力は精錬され、超絶スキル【一掃】を得る。それは自分の痛みであったり相手のパワーや能力であったりと、目に見えないものまで払うことができる神スキルだった。
最強となったアルファは、人類未踏峰の山々へと挑むことになる。
異世界でスキルを奪います ~技能奪取は最強のチート~
星天
ファンタジー
幼馴染を庇って死んでしまった翔。でも、それは神様のミスだった!
創造神という女の子から交渉を受ける。そして、二つの【特殊技能】を貰って、異世界に飛び立つ。
『創り出す力』と『奪う力』を持って、異世界で技能を奪って、どんどん強くなっていく
はたして、翔は異世界でうまくやっていけるのだろうか!!!
孤高のミグラトリー 〜正体不明の謎スキル《リーディング》で高レベルスキルを手に入れた狩人の少年は、意思を持つ変形武器と共に世界を巡る〜
びゃくし
ファンタジー
そこは神が実在するとされる世界。人類が危機に陥るたび神からの助けがあった。
神から人類に授けられた石版には魔物と戦う術が記され、瘴気獣と言う名の大敵が現れた時、天成器《意思持つ変形武器》が共に戦う力となった。
狩人の息子クライは禁忌の森の人類未踏域に迷い込む。灰色に染まった天成器を見つけ、その手を触れた瞬間……。
この物語は狩人クライが世界を旅して未知なるなにかに出会う物語。
使い手によって異なる複数の形態を有する『天成器』
必殺の威力をもつ切り札『闘技』
魔法に特定の軌道、特殊な特性を加え改良する『魔法因子』
そして、ステータスに表示される謎のスキル『リーディング』。
果たしてクライは変わりゆく世界にどう順応するのか。
ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)
異世界村長:目標は生き残ること。神は信じない
薄味メロン
ファンタジー
日本生まれ、日本育ちの鞍馬康之27歳は、神から『テンプレ通りだから』の一言だけを賜り、異世界転生に転生した。
神に期待しないことを覚えつつ、異世界で成長していった康之は、ひょんなことから村長に抜擢される。
命の危機はなんどもあったが、多くの仲間やメイドたちと巡り会い。村人達と助け合いながら、のびのびと異世界で生きていく。
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる