5 / 474
序章~魔法使いになるために~
4.父親
しおりを挟む
俺はあの後、気を失って朝まで起きはしなかった。後で聞いた話にはなるが、ベルセルクがなんとかしたらしい。
それと、お母さんには死ぬほど怒られた。一週間は魔法を禁止にされたのだが、魔法について見つめ直す良い切っ掛けになった。
「……怖い、な。」
前世では全く魔法を使えなかったから。常に憧れのものであって、怖いものではなかった。
しかし、今は魔法が少し怖い。
俺のあの暴走してしまった魔法が、ベルセルクがいなければ人を殺したのかもしれなかったからだ。
当たり前のことだ。魔法は人を殺せる。
無論、本人が人を殺すつもりがなくても、なんらかの事故で殺してしまうことがあるかもしれない。
俺は魔法を学ぶものとしてそれを自覚しなければならなかった。その自覚が足りなかったのだ。
「魔法も使い方次第、ってことか。」
俺は魔力を練る。
技術だ。技術が足りなかった。魔法を使いこなすには、それ相応の技術が必要なのだ。
俺には師がいない。この本だけを頼りに魔法を学ぶしかない。この期間の間に魔法の書をしっかり読み込んで、練度を上げなきゃいけない。
「おっさん、魔力操作のコツってある?」
俺は地べたに寝そべりながらそう聞いた。今日もベルセルクの家に来ているのだ。
ベルセルクは俺の暴走した魔法を抑え込んで制御し切った。つまりは俺より技量が上なわけだ。アテになんかはしていないが、一応聞く。
「何度も言わせんな、知らねえよ。俺は戦いの中で自然と身についだだけだ。テメエらみたいな純正な魔法使いと辿るルートがちげえ。」
戦士として魔力が使えるのと魔法使いとして魔力が使えるのでは勝手が違うらしい。戦士は戦いの中で勝手に身についたもの。魔法使いは魔法を使うために鍛練をつむもの。
結果が違えば過程も違う。当たり前っちゃ当たり前のことだ。
「そうだよなあ……」
結局、近道なんて存在しないってわけだ。
俺は魔法の書をペラペラとめくる。
別に見ているわけじゃない。なんとなく読み流しているだけだ。地道な練習ってのはやっぱり気がのらない。
こんな性格だったから前世は上手くいかなかったんだろうけど。
「ん?」
俺はとあるページで手を止める。
一番最初、俺が読み飛ばした最初のページ。著者の名が書かれたページだ。普通なら名前なんて気にはならない。しかし、気になる要素があった。
「ラウロ・ウァクラート……」
俺とお母さんと同じ姓。ただそれだけだ。前世でも田中や鈴木みたいに死ぬほどよく見る名字はある。だから偶然の可能性も高いのだが。
何故か今回に限って妙に気になってしまった。
「あ? 知らねえのかテメエ。」
「んん?」
ベルセルクがいきなり呆れたように話し始める。
このラウロと言う人はそんなにも有名なのだろうか。それとも、一度俺が聞いた事があるのに忘れているから呆れてるいるのだろうか。
「その本を書いたのはテメエの親父だぞ。」
は? え、俺の親父? いや、確かにいなかったけど。
え、これ親父が書いた本なの?
「……その感じだとフィリナからなんも聞いてねえみてえだな。」
「いや、なんか聞いちゃいけないものかと……」
「まだガキのくせに気ィ使ってんじゃねえよ。それに、テメエの親父は立派な男だ。別に隠すべきことでもねえ。」
ベルセルクは座り直し、俺の顔をよく見る。そして昔を懐かしむように話し始めた。
「テメエの父、ラウロ・ウァクラートは魔法使いだった。それも優秀な魔法使いだ。魔法についてもクソほど詳しい奴でよ、だからそんな分厚い本を一人で書き切ったわけだ。」
確かに、だ。この本は細部に渡り完成された本だと感じる。
ありとあらゆる魔法の基礎が書いてあって、魔法に対する深い理解がないと書けないというのは素人目にも分かる。
つまりは親父は相当な魔法使いだって事にもなるわけだが。
「俺が初めて会ったのは、五、六年前にアイツがここに移り住んで来た時だ。」
「移り住んで来たのか?」
「ああ。どうやらここに大事な用があったみたいでよ、本来ならフィリナの奴は置いていくつもりだったみてえだが泣き叫んでついてきたらしいぜ。」
移り住むほどの用か。一体なんだったんだろう。移住を考えるってことは長期に渡る、それも数年かかるほどの用事ってわけだ。
想像ができないな。予測するにも俺はあまりにもこの世界を知らなすぎる。
「とまあ、それはどうでもいい。ラウロはここに住む代わりに、俺と共に戦ってくれた。」
「戦うって、誰と?」
「……ああ、そこからか。」
ベルセルクはめんどくさそうに頭を掻く。
「世界には五つの大陸がある。その中でもここはシルード大陸。シルード大陸ってのは国が存在しねえ。つまりは決まった法律が存在しねえってことだ。集落を率いる俺らが勝手に法を作り、一帯を指揮する。そしたらその集落間で抗争を行い、領地を広げようとするわけだ。」
「その抗争に親父が参加したってわけか。」
「そういうことよ。」
これまた初耳の情報だ。集落が点在する大陸だったのか、ここは。
そこでずっと小競り合いを行なっているわけだ。だからここには魔族みたいな強い種族しかいないわけなんだな。
「ラウロは凄かったぜ。一人で千を超える敵を相手にして、結界で集落を守った。俺は生まれてから一度たりとてアイツより凄い魔法使いを見たことがねえし、アイツより強い奴も見たことがねえ。」
あのベルセルクがそこまで言うのか。数千の魔族を一人で従えるあのベルセルクが。それほどまでに親父は優れた魔法使いだったのか。
「そんな偉大な魔法使いがお前の為だけに書いた本が、それだ。」
「俺の、ために。」
「ああ。ラウロは間違いなくお前を愛していた。お前の顔を見るより先に死んじまったけどよ。」
この本は親父が俺のために書いた本だったのか。そう考えると、この本がただの魔法書以上の価値があるように感じてくる。
「あ、いや、だけど待って。」
「んだよ。」
「じゃあなんで親父は死んだの?」
そう言われて再びベルセルクは頭を掻く。そして少したった後に口を開き始める。
「そりゃあ、俺も知らねえ。誰も知らねえ。フィリナでさえもな。」
誰も知らない。
恐らくは、普通の死に方ではなかったのだろう。俺は反射的にそう思った。
「ラウロは、テメエが生まれる少し前。いきなり瀕死の状態でこの集落に帰ってきた。そのままわけが分からずに死んじまったのさ。」
「死因は分からなかったの?」
「さあな。俺らに専門の知識がある奴はいねえ。少なくとも斬られた類の傷じゃねえのは分かった。魔法とか超常の類だろうよ。」
誰かに殺されたんだろうか。それとも魔法を失敗したのか……いや、これはないな。ベルセルクより強い魔法使いなんだ。魔法の制御をミスるなんてヘマをするとは思えない。
「ただよアルス。よく聞け。」
ベルセルクは俺の目をよく見る。そしてその言葉には何故かただならぬ重みを感じた。
「テメエの親父は偉大な男だったぜ。恩は必ず返し、礼節を尽くし、実力を持っても決して威張ることはしねえ。だが、その実力は間違いなく最強に相応しいものだった。」
「うん。」
「テメエがどうなりたいのかは知らねえが、ああいう男にはなれ。どんな時でも家族を愛し、人を助け、それに足る力を持つ男にだ。どれだけ他が優れていようが、これが出来なきゃ男として失格ってもんだ。」
ベルセルクはそう言って床に寝転がった。俺の視界にはふと顔の見えない魔法使いがよぎった。
俺がその背中に届く時があるのならば、この本の内容を完全に理解できる領域に達した時。俺はまだ、そんな自分を想像できなかった。
それと、お母さんには死ぬほど怒られた。一週間は魔法を禁止にされたのだが、魔法について見つめ直す良い切っ掛けになった。
「……怖い、な。」
前世では全く魔法を使えなかったから。常に憧れのものであって、怖いものではなかった。
しかし、今は魔法が少し怖い。
俺のあの暴走してしまった魔法が、ベルセルクがいなければ人を殺したのかもしれなかったからだ。
当たり前のことだ。魔法は人を殺せる。
無論、本人が人を殺すつもりがなくても、なんらかの事故で殺してしまうことがあるかもしれない。
俺は魔法を学ぶものとしてそれを自覚しなければならなかった。その自覚が足りなかったのだ。
「魔法も使い方次第、ってことか。」
俺は魔力を練る。
技術だ。技術が足りなかった。魔法を使いこなすには、それ相応の技術が必要なのだ。
俺には師がいない。この本だけを頼りに魔法を学ぶしかない。この期間の間に魔法の書をしっかり読み込んで、練度を上げなきゃいけない。
「おっさん、魔力操作のコツってある?」
俺は地べたに寝そべりながらそう聞いた。今日もベルセルクの家に来ているのだ。
ベルセルクは俺の暴走した魔法を抑え込んで制御し切った。つまりは俺より技量が上なわけだ。アテになんかはしていないが、一応聞く。
「何度も言わせんな、知らねえよ。俺は戦いの中で自然と身についだだけだ。テメエらみたいな純正な魔法使いと辿るルートがちげえ。」
戦士として魔力が使えるのと魔法使いとして魔力が使えるのでは勝手が違うらしい。戦士は戦いの中で勝手に身についたもの。魔法使いは魔法を使うために鍛練をつむもの。
結果が違えば過程も違う。当たり前っちゃ当たり前のことだ。
「そうだよなあ……」
結局、近道なんて存在しないってわけだ。
俺は魔法の書をペラペラとめくる。
別に見ているわけじゃない。なんとなく読み流しているだけだ。地道な練習ってのはやっぱり気がのらない。
こんな性格だったから前世は上手くいかなかったんだろうけど。
「ん?」
俺はとあるページで手を止める。
一番最初、俺が読み飛ばした最初のページ。著者の名が書かれたページだ。普通なら名前なんて気にはならない。しかし、気になる要素があった。
「ラウロ・ウァクラート……」
俺とお母さんと同じ姓。ただそれだけだ。前世でも田中や鈴木みたいに死ぬほどよく見る名字はある。だから偶然の可能性も高いのだが。
何故か今回に限って妙に気になってしまった。
「あ? 知らねえのかテメエ。」
「んん?」
ベルセルクがいきなり呆れたように話し始める。
このラウロと言う人はそんなにも有名なのだろうか。それとも、一度俺が聞いた事があるのに忘れているから呆れてるいるのだろうか。
「その本を書いたのはテメエの親父だぞ。」
は? え、俺の親父? いや、確かにいなかったけど。
え、これ親父が書いた本なの?
「……その感じだとフィリナからなんも聞いてねえみてえだな。」
「いや、なんか聞いちゃいけないものかと……」
「まだガキのくせに気ィ使ってんじゃねえよ。それに、テメエの親父は立派な男だ。別に隠すべきことでもねえ。」
ベルセルクは座り直し、俺の顔をよく見る。そして昔を懐かしむように話し始めた。
「テメエの父、ラウロ・ウァクラートは魔法使いだった。それも優秀な魔法使いだ。魔法についてもクソほど詳しい奴でよ、だからそんな分厚い本を一人で書き切ったわけだ。」
確かに、だ。この本は細部に渡り完成された本だと感じる。
ありとあらゆる魔法の基礎が書いてあって、魔法に対する深い理解がないと書けないというのは素人目にも分かる。
つまりは親父は相当な魔法使いだって事にもなるわけだが。
「俺が初めて会ったのは、五、六年前にアイツがここに移り住んで来た時だ。」
「移り住んで来たのか?」
「ああ。どうやらここに大事な用があったみたいでよ、本来ならフィリナの奴は置いていくつもりだったみてえだが泣き叫んでついてきたらしいぜ。」
移り住むほどの用か。一体なんだったんだろう。移住を考えるってことは長期に渡る、それも数年かかるほどの用事ってわけだ。
想像ができないな。予測するにも俺はあまりにもこの世界を知らなすぎる。
「とまあ、それはどうでもいい。ラウロはここに住む代わりに、俺と共に戦ってくれた。」
「戦うって、誰と?」
「……ああ、そこからか。」
ベルセルクはめんどくさそうに頭を掻く。
「世界には五つの大陸がある。その中でもここはシルード大陸。シルード大陸ってのは国が存在しねえ。つまりは決まった法律が存在しねえってことだ。集落を率いる俺らが勝手に法を作り、一帯を指揮する。そしたらその集落間で抗争を行い、領地を広げようとするわけだ。」
「その抗争に親父が参加したってわけか。」
「そういうことよ。」
これまた初耳の情報だ。集落が点在する大陸だったのか、ここは。
そこでずっと小競り合いを行なっているわけだ。だからここには魔族みたいな強い種族しかいないわけなんだな。
「ラウロは凄かったぜ。一人で千を超える敵を相手にして、結界で集落を守った。俺は生まれてから一度たりとてアイツより凄い魔法使いを見たことがねえし、アイツより強い奴も見たことがねえ。」
あのベルセルクがそこまで言うのか。数千の魔族を一人で従えるあのベルセルクが。それほどまでに親父は優れた魔法使いだったのか。
「そんな偉大な魔法使いがお前の為だけに書いた本が、それだ。」
「俺の、ために。」
「ああ。ラウロは間違いなくお前を愛していた。お前の顔を見るより先に死んじまったけどよ。」
この本は親父が俺のために書いた本だったのか。そう考えると、この本がただの魔法書以上の価値があるように感じてくる。
「あ、いや、だけど待って。」
「んだよ。」
「じゃあなんで親父は死んだの?」
そう言われて再びベルセルクは頭を掻く。そして少したった後に口を開き始める。
「そりゃあ、俺も知らねえ。誰も知らねえ。フィリナでさえもな。」
誰も知らない。
恐らくは、普通の死に方ではなかったのだろう。俺は反射的にそう思った。
「ラウロは、テメエが生まれる少し前。いきなり瀕死の状態でこの集落に帰ってきた。そのままわけが分からずに死んじまったのさ。」
「死因は分からなかったの?」
「さあな。俺らに専門の知識がある奴はいねえ。少なくとも斬られた類の傷じゃねえのは分かった。魔法とか超常の類だろうよ。」
誰かに殺されたんだろうか。それとも魔法を失敗したのか……いや、これはないな。ベルセルクより強い魔法使いなんだ。魔法の制御をミスるなんてヘマをするとは思えない。
「ただよアルス。よく聞け。」
ベルセルクは俺の目をよく見る。そしてその言葉には何故かただならぬ重みを感じた。
「テメエの親父は偉大な男だったぜ。恩は必ず返し、礼節を尽くし、実力を持っても決して威張ることはしねえ。だが、その実力は間違いなく最強に相応しいものだった。」
「うん。」
「テメエがどうなりたいのかは知らねえが、ああいう男にはなれ。どんな時でも家族を愛し、人を助け、それに足る力を持つ男にだ。どれだけ他が優れていようが、これが出来なきゃ男として失格ってもんだ。」
ベルセルクはそう言って床に寝転がった。俺の視界にはふと顔の見えない魔法使いがよぎった。
俺がその背中に届く時があるのならば、この本の内容を完全に理解できる領域に達した時。俺はまだ、そんな自分を想像できなかった。
45
お気に入りに追加
374
あなたにおすすめの小説
[完結]異世界転生したら幼女になったが 速攻で村を追い出された件について ~そしていずれ最強になる幼女~
k33
ファンタジー
初めての小説です..!
ある日 主人公 マサヤがトラックに引かれ幼女で異世界転生するのだが その先には 転生者は嫌われていると知る そして別の転生者と出会い この世界はゲームの世界と知る そして、そこから 魔法専門学校に入り Aまで目指すが 果たして上がれるのか!? そして 魔王城には立ち寄った者は一人もいないと別の転生者は言うが 果たして マサヤは 魔王城に入り 魔王を倒し無事に日本に帰れるのか!?
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。

異世界転生漫遊記
しょう
ファンタジー
ブラック企業で働いていた主人公は
体を壊し亡くなってしまった。
それを哀れんだ神の手によって
主人公は異世界に転生することに
前世の失敗を繰り返さないように
今度は自由に楽しく生きていこうと
決める
主人公が転生した世界は
魔物が闊歩する世界!
それを知った主人公は幼い頃から
努力し続け、剣と魔法を習得する!
初めての作品です!
よろしくお願いします!
感想よろしくお願いします!

女神のお気に入り少女、異世界で奮闘する。(仮)
土岡太郎
ファンタジー
自分の先祖の立派な生き方に憧れていた高校生の少女が、ある日子供助けて死んでしまう。
死んだ先で出会った別の世界の女神はなぜか彼女を気に入っていて、自分の世界で立派な女性として活躍ができるようにしてくれるという。ただし、女神は努力してこそ認められるという考え方なので最初から無双できるほどの能力を与えてくれなかった。少女は憧れの先祖のような立派な人になれるように異世界で愉快で頼れる仲間達と頑張る物語。 でも女神のお気に入りなので無双します。
*10/17 第一話から修正と改訂を初めています。よければ、読み直してみてください。
*R-15としていますが、読む人によってはそう感じるかもしないと思いそうしています。
あと少しパロディもあります。
小説家になろう様、カクヨム様、ノベルアップ+様でも投稿しています。
YouTubeで、ゆっくりを使った音読を始めました。
良ければ、視聴してみてください。
【ゆっくり音読自作小説】女神のお気に入り少女、異世界で奮闘する。(仮)
https://youtu.be/cWCv2HSzbgU
それに伴って、プロローグから修正をはじめました。
ツイッター始めました。 https://twitter.com/tero_oo
貴族家三男の成り上がりライフ 生まれてすぐに人外認定された少年は異世界を満喫する
美原風香
ファンタジー
「残念ながらあなたはお亡くなりになりました」
御山聖夜はトラックに轢かれそうになった少女を助け、代わりに死んでしまう。しかし、聖夜の心の内の一言を聴いた女神から気に入られ、多くの能力を貰って異世界へ転生した。
ーけれども、彼は知らなかった。数多の神から愛された彼は生まれた時点で人外の能力を持っていたことを。表では貴族として、裏では神々の使徒として、異世界のヒエラルキーを駆け上っていく!これは生まれてすぐに人外認定された少年の最強に無双していく、そんなお話。
✳︎不定期更新です。
21/12/17 1巻発売!
22/05/25 2巻発売!
コミカライズ決定!
20/11/19 HOTランキング1位
ありがとうございます!
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる