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3章ー邪種編ー
67.ー邪種動乱Ⅴー 誘発 ー(後編)
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魅「さぁて…最終形態で続行しよっか!」
サニイ「………。(凄い気迫だ…。)」
先程までも十分な威圧感のあった魅だが、覚醒により、その力のボルテージは、更に増している。
サニイ「望もそうだが、一応俺は高度能力者の中でも上位に君臨する存在だぞ?それを遥かに超えられるポテンシャルのあるお前達、邪種は、どれだけ異次元の存在なんだ?」
魅「さぁね?限り無く完璧に近い存在を討とうとするお兄さんなら、魅達は、道端の小枝同然だと思うけど…。」
サニイ「あぁ、遠い道のりだ…。」
話が済むと、2人は戦闘態勢に戻り、再開した。
まず、魅が先程のスピードに付く加え、威力がより高まった鎌を振り降ろし、サニイは斬撃波で軌道をずらそうと試みた。
しかし、鎌からは斬撃波が放たれ、お互いに喰らった。
サニイ「ぐっ!予想外だった。物理しか無いのかと思っていた…。」
魅「お楽しみは、取っておく物だよ。最初から手の内を明かしてたら、今回みたいに戦闘が長引いた時、魅が負けちゃうからね。」
立ち上がったサニイは、日戦慄で自分の隙を掻き消しながら接近し、光轟殱で魅に攻撃を仕掛けた。
魅「邪術:死神の舞」
魅は邪力を纏わせた鎌を前方で回し、サニイの連撃を防いだが、それが狙いだ。
サニイ「槍術:炎傘」
光轟殱のフィニッシュに、炎傘を放ち、魅を燃やし尽くしたが、彼女は怯む事なく、攻撃終わりに反撃を入れてきた。
サニイ「がっ!」
魅「長引くね~。まぁ、そっちの方が楽しいからね!仕方無いね!」
言い終えると、滅砕の攻撃ラッシュを入れに魅はサニイに近づくが、サニイは斬撃波で牽制をした。
だが、魅はそんなの気にせずに鎌を振り降ろした。
サニイ「槍術:日戦慄」
薙ぎ払いで距離を離せたが、魅は斬撃波に切り替えて攻撃してきた。
サニイ「槍術:炎傘」
サニイは斬撃波を斬撃波で相殺し、天照突きで魅との距離を詰めてダメージを加え、光轟殱によるコンボ攻撃をした。
魅「ッッ!この距離…近すぎて鎌を振るえない。引き剥がすか…。」
ダメージが蓄積されていく魅は、小さい鎌を取り出し、邪力を纏わせた。
魅「邪術:鎌投げby180°×4」
距離を離す為に、魅は鎌でサニイを囲い込むが、これが悪手だったようだ。
サニイは炎傘で鎌を弾き、魅の武器は全て無力化された。
魅「ッッ!これはまずい!」
サニイ「楽しかったぞ。槍術:日粛清」
トドメの一撃「日粛清」がヒットし、魅はその場に倒れ込み、崩壊を始めた。
魅「そんな……。」
負けを悔やむ様子の魅にサニイはそっと近づき、手を頭に置いた。
サニイ「流石だ。出来れば仲間に引き入れてやりたいが、運命の理はそれを許さない。俺は運命に従って、手を降さなければならない。そういう立場の人間だ。話したい事があったら言え。無理せずにな。」
魅「魅はなんで邪種になったのか分からない。確か素体は、嫌われ者だったよ。誰かに好かれる事を夢見ていた。それがなんで今の形に繋がったのかは、分からないよ。」
サニイ「変異者はよく分からないな。何故、邪悪な心の無い者を邪種にしたのか。いや、変異者は関係無いか。邪種が突然変異した個体ってだけだし。」
魅「お兄さんなら、邪種動乱も、全ての引き金も終わらせられる。信じてる…か…ら……。」
そう言い残し、魅は消滅した。
サニイ「安らかに眠れ…。」
サニイはその場で黙祷をした。
???B「愁だけだぞ。まさか、魅が負けるとは思っても無かったがな。俺達で倒せる相手なのか?」
???A「お前だろ。後戻りは出来ないと言ったのは。太陽のように人々を照らすあの男……俺の対極のような奴だ…。」
???B「出向く可能性が高いな。俺達も。」
???A「その時はその時だ。変異によって、邪種すら超越した器を持つ俺等なら、簡単には死なないはずだ。…慢心は出来ないが…。」
???B「今のうちに、能力制御の練習でもしておくか…。」
潜む者は、何を求めているのか。
絶望、あるいは……。
サニイ「………。(凄い気迫だ…。)」
先程までも十分な威圧感のあった魅だが、覚醒により、その力のボルテージは、更に増している。
サニイ「望もそうだが、一応俺は高度能力者の中でも上位に君臨する存在だぞ?それを遥かに超えられるポテンシャルのあるお前達、邪種は、どれだけ異次元の存在なんだ?」
魅「さぁね?限り無く完璧に近い存在を討とうとするお兄さんなら、魅達は、道端の小枝同然だと思うけど…。」
サニイ「あぁ、遠い道のりだ…。」
話が済むと、2人は戦闘態勢に戻り、再開した。
まず、魅が先程のスピードに付く加え、威力がより高まった鎌を振り降ろし、サニイは斬撃波で軌道をずらそうと試みた。
しかし、鎌からは斬撃波が放たれ、お互いに喰らった。
サニイ「ぐっ!予想外だった。物理しか無いのかと思っていた…。」
魅「お楽しみは、取っておく物だよ。最初から手の内を明かしてたら、今回みたいに戦闘が長引いた時、魅が負けちゃうからね。」
立ち上がったサニイは、日戦慄で自分の隙を掻き消しながら接近し、光轟殱で魅に攻撃を仕掛けた。
魅「邪術:死神の舞」
魅は邪力を纏わせた鎌を前方で回し、サニイの連撃を防いだが、それが狙いだ。
サニイ「槍術:炎傘」
光轟殱のフィニッシュに、炎傘を放ち、魅を燃やし尽くしたが、彼女は怯む事なく、攻撃終わりに反撃を入れてきた。
サニイ「がっ!」
魅「長引くね~。まぁ、そっちの方が楽しいからね!仕方無いね!」
言い終えると、滅砕の攻撃ラッシュを入れに魅はサニイに近づくが、サニイは斬撃波で牽制をした。
だが、魅はそんなの気にせずに鎌を振り降ろした。
サニイ「槍術:日戦慄」
薙ぎ払いで距離を離せたが、魅は斬撃波に切り替えて攻撃してきた。
サニイ「槍術:炎傘」
サニイは斬撃波を斬撃波で相殺し、天照突きで魅との距離を詰めてダメージを加え、光轟殱によるコンボ攻撃をした。
魅「ッッ!この距離…近すぎて鎌を振るえない。引き剥がすか…。」
ダメージが蓄積されていく魅は、小さい鎌を取り出し、邪力を纏わせた。
魅「邪術:鎌投げby180°×4」
距離を離す為に、魅は鎌でサニイを囲い込むが、これが悪手だったようだ。
サニイは炎傘で鎌を弾き、魅の武器は全て無力化された。
魅「ッッ!これはまずい!」
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魅「そんな……。」
負けを悔やむ様子の魅にサニイはそっと近づき、手を頭に置いた。
サニイ「流石だ。出来れば仲間に引き入れてやりたいが、運命の理はそれを許さない。俺は運命に従って、手を降さなければならない。そういう立場の人間だ。話したい事があったら言え。無理せずにな。」
魅「魅はなんで邪種になったのか分からない。確か素体は、嫌われ者だったよ。誰かに好かれる事を夢見ていた。それがなんで今の形に繋がったのかは、分からないよ。」
サニイ「変異者はよく分からないな。何故、邪悪な心の無い者を邪種にしたのか。いや、変異者は関係無いか。邪種が突然変異した個体ってだけだし。」
魅「お兄さんなら、邪種動乱も、全ての引き金も終わらせられる。信じてる…か…ら……。」
そう言い残し、魅は消滅した。
サニイ「安らかに眠れ…。」
サニイはその場で黙祷をした。
???B「愁だけだぞ。まさか、魅が負けるとは思っても無かったがな。俺達で倒せる相手なのか?」
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???B「出向く可能性が高いな。俺達も。」
???A「その時はその時だ。変異によって、邪種すら超越した器を持つ俺等なら、簡単には死なないはずだ。…慢心は出来ないが…。」
???B「今のうちに、能力制御の練習でもしておくか…。」
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