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2章ー英雄編ー(巨龍)
48.巨龍(中編)
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曖人「そろそろ流石に決着を着けるぞ。」
俺はそう言い、ラビリンスの力を全解放した。
ガリゼルグは熱風を発生させ、俺を近づかせないつもりだ。
しかし、俺は熱風の中を突っ切り、ガリゼルグに接近した。
曖人「ファーマ!援護射撃を!」
そう言うと、地上で押し寄せるミドゼルグを振り払ったファーマは、矢を装填し、ガリゼルグに向けた。
ガリゼルグ「グォォォォォ…(どうせ掠り傷だ。放置しようか…)」
ファーマは、呪力を凝縮させて、矢を天へと放った。
ファーマ「魔術:呪雨燦射」
呪力の矢はガリゼルグに降り注いだ。
油断していたガリゼルグは、その巨体に矢が刺さりまくり、衰弱毒が多量に盛られた。
ガリゼルグ「グォォォォ!(何だ?!ダメージこそ低いが、徐々に体力が削られていくぞ!)」
俺はガリゼルグが怯む隙に練り上げたエネルギーを思念と共に、剣に纏った。
曖人「剣術:乱れ斬ドレーク海風」
そして、連撃でガリゼルグを斬りつけた。
チェイン「…効いている。」
起き上がったガリゼルグは、爪に太陽光を纏い、俺に振りかぶったが、飛行移動で背後に回り込み、斬撃波を飛ばした。
ガリゼルグ「グォォォォォ!(ちょこまかと……調子に乗るな!)」
ガリゼルグは熱風を一斉放出し、俺を吹き飛ばした。
その後、ミドゼルグを召喚し、火炎弾を飛ばさせた。
俺は水を剣に纏わせ、水の斬撃波で火炎弾を相殺した。
チェイン「援助するぞ曖人!」
そう言ったチェインは、鎖で俺を縛り、落下の勢いを打ち消した。
曖人「ありがとう。」
チェイン「間違いない。対抗できている。」
曖人「何故かは分からないが、纏う魔力が最初から凝縮されているんだ。」
チェイン「英雄の力が覚醒したのだ。この連戦によって、今までなら耐えきれなかった強大なラビリンスの力を制御出来るほどに経験を詰めた。だから無意識に覚醒状態に入ったんだ。
このまま押せば勝てるぞ。」
曖人「勝利を掴み取る。ここまで共に戦ってくれた仲間の為にも、必ず……!」
俺は決意を固め、再び巨龍ガリゼルグの元に飛び上がった。
地上で行われていた無限生成されるミニゼルグ、ミドゼルグも湧き数が減り、ほとんど片付いていた。
ファーマ「歴史的瞬間を目の当たりに出来る…。後は見守ろうか……。」
深雅「ああ。」
心明「そうだね…。」
萌愛「うん。」
巨龍との戦いも、まもなくクライマックスを迎える…。
俺はそう言い、ラビリンスの力を全解放した。
ガリゼルグは熱風を発生させ、俺を近づかせないつもりだ。
しかし、俺は熱風の中を突っ切り、ガリゼルグに接近した。
曖人「ファーマ!援護射撃を!」
そう言うと、地上で押し寄せるミドゼルグを振り払ったファーマは、矢を装填し、ガリゼルグに向けた。
ガリゼルグ「グォォォォォ…(どうせ掠り傷だ。放置しようか…)」
ファーマは、呪力を凝縮させて、矢を天へと放った。
ファーマ「魔術:呪雨燦射」
呪力の矢はガリゼルグに降り注いだ。
油断していたガリゼルグは、その巨体に矢が刺さりまくり、衰弱毒が多量に盛られた。
ガリゼルグ「グォォォォ!(何だ?!ダメージこそ低いが、徐々に体力が削られていくぞ!)」
俺はガリゼルグが怯む隙に練り上げたエネルギーを思念と共に、剣に纏った。
曖人「剣術:乱れ斬ドレーク海風」
そして、連撃でガリゼルグを斬りつけた。
チェイン「…効いている。」
起き上がったガリゼルグは、爪に太陽光を纏い、俺に振りかぶったが、飛行移動で背後に回り込み、斬撃波を飛ばした。
ガリゼルグ「グォォォォォ!(ちょこまかと……調子に乗るな!)」
ガリゼルグは熱風を一斉放出し、俺を吹き飛ばした。
その後、ミドゼルグを召喚し、火炎弾を飛ばさせた。
俺は水を剣に纏わせ、水の斬撃波で火炎弾を相殺した。
チェイン「援助するぞ曖人!」
そう言ったチェインは、鎖で俺を縛り、落下の勢いを打ち消した。
曖人「ありがとう。」
チェイン「間違いない。対抗できている。」
曖人「何故かは分からないが、纏う魔力が最初から凝縮されているんだ。」
チェイン「英雄の力が覚醒したのだ。この連戦によって、今までなら耐えきれなかった強大なラビリンスの力を制御出来るほどに経験を詰めた。だから無意識に覚醒状態に入ったんだ。
このまま押せば勝てるぞ。」
曖人「勝利を掴み取る。ここまで共に戦ってくれた仲間の為にも、必ず……!」
俺は決意を固め、再び巨龍ガリゼルグの元に飛び上がった。
地上で行われていた無限生成されるミニゼルグ、ミドゼルグも湧き数が減り、ほとんど片付いていた。
ファーマ「歴史的瞬間を目の当たりに出来る…。後は見守ろうか……。」
深雅「ああ。」
心明「そうだね…。」
萌愛「うん。」
巨龍との戦いも、まもなくクライマックスを迎える…。
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