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2章ー英雄編ー(パラサイト)
19.動き出す陰
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曖人「決着を着けに行くぞ…。」
俺たちは、ファーマの指示に従い、ラビルロードへの潜入を開始した。
流石に正面から堂々と突っ込むのは、この人数だと得策でないため、メインゲートの人通りの多い場所を避け、裏口の方から攻めることにした。
ファーマ「ここが裏口だ。市民にもあまり知られていないゲートだから囲まれる事は少ないだろう……。そのかわり、本部まで遠いけどな」
裏口のゲートは警備が甘く、門番も数名しかおらず、明らかに怠けていた。
門番A「今日も平和ですねー」
門番B「我々悪魔の領土に近づこうとする
愚かな人、いませんからねー」
門番は2人だけで、平和ボケしていた。
心明「で、どうするの?」
曖人「邪魔だし、連絡される前に潰すか…。」
彼らには悪いが、人集りができる前に、
突破させてもらうことにした。
ファーマ「じゃ………お気の毒に!」
ヒュンッ グサッ
門番A「ぐはっ」
ファーマの放った矢は、門番に命中した。
門番B「せ、先輩?!どうしたんすか?!
冗談はよしっ……ぐはっ」
バタン
門番はあっけなくやられた。
曖人「お前、同族なのに容赦ねぇな(震)」
ファーマ「安心しろ。麻酔矢だ。死にはしない。」
ミィル「そういう問題?」
何はともあれ、裏口のゲートから早速潜入を始めた。
ーラビルロード本部ー
ゼディ「グレイン……。何のつもり?」
グレイン「それはこっちのセリフだよ。
連中とつるむなど、ファーマと同じ裏切りだぞ?」
ゼディ「貴方はチェイン様の異変に気づいていないの?!」
グレイン「さて……何のことやら…。
とにかく俺が言いたいのは、命令通りに動けってことだ。まあ……もういいさ……。」
そう言うとグレインは能力で針を出した。
ゼディ「ちょっ、ちょっと!何する気?!」
グレイン「貴様は用済みだ。責務のみを全うしろ。独断で動くな。」
グレインは針をゼディへと差し込んだ。
ゼディ「ぐ……ぐがぁぁぁぁぁぁ?!」
針から流れ込む毒がゼディに回りきると、
グレインは針を抜いた。
グレイン「さあゼディよ。連中を潰してこい。それが貴様の使命だ。」
ゼディ「かしこまりました。グレイン様。」
静かになったゼディは本部から出て、曖人達を探しに行った。
グレイン「さぁ……。混沌(カオス)を始めるかぁ~。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
門番を倒し、俺たちはラビルロードのメインスクエア付近の路地裏に現在居る。
レンガ造りの、建物に囲まれた狭い路地裏だ。
ファーマ「メインスクエアの正面ゲート付近は、人盛りができる事が多く、戦闘員が点在している。だが、本部付近は、戦闘員があまり配置されていない。その代わり、高度能力者に近い実力をもつエリート揃いだけどな。」
曖人「少人数精鋭だから数の方が脅威だ。
この戦略でよいだろう。」
徐々に俺たちは、本部へと近づいて行った。
ーラビルロード本部ー
グレイン「なぁチェイン。そろそろ連中がこちらに来そうだぞ。衛兵を出したらどうだ?」
チェイン「根拠は?てかそもそもお前はなんでタメ口?俺はお前の上司だぞ?いくら四天王最強だからといってもおかしいからな?」
そうチェインが言うと、グレインは不敵な笑みを零して言った。
グレイン「もちろん……。貴様が俺の操り人形だからだよ?!」
チェイン「ぐっっ」グサッ
言いながらグレインはチェインに毒針を打ち込んだ。
チェイン「はっ……お前…何者…だ…。」
グレイン「騙しててごめんねー✧◝(⁰▿⁰)◜✧
俺は最初から貴様を利用する気だった。
はめられたんだよ。貴様は。」
チェイン「な…何が目的…だ…」
グレイン「俺の夢を叶えるための道具を得ること…かな?」
チェイン「ぐ、ぐがぁぁぁぁぁぁぁ?!」
叫び終えると、チェインは人が変わったかのように、沈黙した。
グレイン「奴らの元へ四天王を行かせろ。」
チェイン「了解しました。」
そう言うと、チェインは四天王の居る場所へと向かった。
グレイン「楽しませろよ……。威風!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
心明「かはっ?!」
曖人「大丈夫か?!心明⁉」
俺たちは今、戦闘をしている。
しかも、劣勢だ。
曖人「急にこっちに来やがった……誰なんだ…」
???「この程度か…。なんで見完全なこいつでさえ、ゼディは止められなかった?
No.2も落ちたものだ…。」
ファーマ「お…お前は…?!」
???「久しぶりだねファーマ君。
でも、感動の再開が命日とはね!!」
突如現れたのは何者なのか…。
グレインは何者なのか…。
ー混沌が幕を開けるー
俺たちは、ファーマの指示に従い、ラビルロードへの潜入を開始した。
流石に正面から堂々と突っ込むのは、この人数だと得策でないため、メインゲートの人通りの多い場所を避け、裏口の方から攻めることにした。
ファーマ「ここが裏口だ。市民にもあまり知られていないゲートだから囲まれる事は少ないだろう……。そのかわり、本部まで遠いけどな」
裏口のゲートは警備が甘く、門番も数名しかおらず、明らかに怠けていた。
門番A「今日も平和ですねー」
門番B「我々悪魔の領土に近づこうとする
愚かな人、いませんからねー」
門番は2人だけで、平和ボケしていた。
心明「で、どうするの?」
曖人「邪魔だし、連絡される前に潰すか…。」
彼らには悪いが、人集りができる前に、
突破させてもらうことにした。
ファーマ「じゃ………お気の毒に!」
ヒュンッ グサッ
門番A「ぐはっ」
ファーマの放った矢は、門番に命中した。
門番B「せ、先輩?!どうしたんすか?!
冗談はよしっ……ぐはっ」
バタン
門番はあっけなくやられた。
曖人「お前、同族なのに容赦ねぇな(震)」
ファーマ「安心しろ。麻酔矢だ。死にはしない。」
ミィル「そういう問題?」
何はともあれ、裏口のゲートから早速潜入を始めた。
ーラビルロード本部ー
ゼディ「グレイン……。何のつもり?」
グレイン「それはこっちのセリフだよ。
連中とつるむなど、ファーマと同じ裏切りだぞ?」
ゼディ「貴方はチェイン様の異変に気づいていないの?!」
グレイン「さて……何のことやら…。
とにかく俺が言いたいのは、命令通りに動けってことだ。まあ……もういいさ……。」
そう言うとグレインは能力で針を出した。
ゼディ「ちょっ、ちょっと!何する気?!」
グレイン「貴様は用済みだ。責務のみを全うしろ。独断で動くな。」
グレインは針をゼディへと差し込んだ。
ゼディ「ぐ……ぐがぁぁぁぁぁぁ?!」
針から流れ込む毒がゼディに回りきると、
グレインは針を抜いた。
グレイン「さあゼディよ。連中を潰してこい。それが貴様の使命だ。」
ゼディ「かしこまりました。グレイン様。」
静かになったゼディは本部から出て、曖人達を探しに行った。
グレイン「さぁ……。混沌(カオス)を始めるかぁ~。」
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門番を倒し、俺たちはラビルロードのメインスクエア付近の路地裏に現在居る。
レンガ造りの、建物に囲まれた狭い路地裏だ。
ファーマ「メインスクエアの正面ゲート付近は、人盛りができる事が多く、戦闘員が点在している。だが、本部付近は、戦闘員があまり配置されていない。その代わり、高度能力者に近い実力をもつエリート揃いだけどな。」
曖人「少人数精鋭だから数の方が脅威だ。
この戦略でよいだろう。」
徐々に俺たちは、本部へと近づいて行った。
ーラビルロード本部ー
グレイン「なぁチェイン。そろそろ連中がこちらに来そうだぞ。衛兵を出したらどうだ?」
チェイン「根拠は?てかそもそもお前はなんでタメ口?俺はお前の上司だぞ?いくら四天王最強だからといってもおかしいからな?」
そうチェインが言うと、グレインは不敵な笑みを零して言った。
グレイン「もちろん……。貴様が俺の操り人形だからだよ?!」
チェイン「ぐっっ」グサッ
言いながらグレインはチェインに毒針を打ち込んだ。
チェイン「はっ……お前…何者…だ…。」
グレイン「騙しててごめんねー✧◝(⁰▿⁰)◜✧
俺は最初から貴様を利用する気だった。
はめられたんだよ。貴様は。」
チェイン「な…何が目的…だ…」
グレイン「俺の夢を叶えるための道具を得ること…かな?」
チェイン「ぐ、ぐがぁぁぁぁぁぁぁ?!」
叫び終えると、チェインは人が変わったかのように、沈黙した。
グレイン「奴らの元へ四天王を行かせろ。」
チェイン「了解しました。」
そう言うと、チェインは四天王の居る場所へと向かった。
グレイン「楽しませろよ……。威風!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
心明「かはっ?!」
曖人「大丈夫か?!心明⁉」
俺たちは今、戦闘をしている。
しかも、劣勢だ。
曖人「急にこっちに来やがった……誰なんだ…」
???「この程度か…。なんで見完全なこいつでさえ、ゼディは止められなかった?
No.2も落ちたものだ…。」
ファーマ「お…お前は…?!」
???「久しぶりだねファーマ君。
でも、感動の再開が命日とはね!!」
突如現れたのは何者なのか…。
グレインは何者なのか…。
ー混沌が幕を開けるー
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