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聖女の親愛
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「何時の間にレクテルルが炎に···!速く騎士団と合流しないと!」
メアリー、アルト、ルシアン、ロードの四人は天空から焔に包まれる帝都を見て憔悴した。
「っ!あの銀の竜はまさか、マリシアンの皇子レイシス!?隣に乗っている者は!?」
紅月に向けて、白銀の竜が近づく。其所には、黄金の長髪を風に流し白い魔導書を携えたレイシス皇子。隣では聖霊神の杖アアルスを抱えた、緋色のセミロングの少女が乗っていた。
「もしかしたら、あの女の子はミミル様····!?」
メアリーは闇の槍デビルシールドを構え、紅月の上でルシアンの前に立つ。
「図に乗らないでレイシス!父さんの守って来たレクテルルは渡さない!」
そう言い放って、メアリーは槍を大きく振った。が、メアリーは悲鳴を上げてレイシスを見詰めた。
「ミミル様の聖霊神で、槍が使えないんだ···!メアリーちゃん、危ない!兄貴、メアリーちゃんを咥えて!」
アルトがそう言って、竜になったロードが、転落しそうに成り掛けたメアリーを拾った。
「あ、ありがとうっ!アルト、ロード!空から落ちるなんて、中々無いから」
メアリーはニコリと安堵してレイシスを睨み付けた。
「レイシス、ミミルを還して貰う!メアリーを、仲間を善くも!」
ルシアンが聖剣を翳した。だが、やはりミミルの杖アアルスに力が抜かれて居る。
「お兄様···。助けて···。殿下の心の闇が、私を蝕んで!」
涙を流し、彼女は紅月に飛び付いた。
「ミミ!レイシス、一体お前は何を?ミミルに一体何をした!」
ルシアンの問いに、レイシスは冷たく嗤った。
「さあ?何だろうね?アハハ。ルシアン、君って面白いね!メアリー、来るんだ。これで交換成立ってことさ」
「メアリー!レイシス、赦さない。メアリーは俺とアルトで護る!」
メアリーは涙汲んでロードを見た。
「ふたり共、ありがとうっ!」
「レイシス様!エルヴィスへの進軍が進みました!退いて下さりませ」
仲間の竜騎士団と合流し、レイシスはニヤリとしながら、その場を跡にした。
メアリー、アルト、ルシアン、ロードの四人は天空から焔に包まれる帝都を見て憔悴した。
「っ!あの銀の竜はまさか、マリシアンの皇子レイシス!?隣に乗っている者は!?」
紅月に向けて、白銀の竜が近づく。其所には、黄金の長髪を風に流し白い魔導書を携えたレイシス皇子。隣では聖霊神の杖アアルスを抱えた、緋色のセミロングの少女が乗っていた。
「もしかしたら、あの女の子はミミル様····!?」
メアリーは闇の槍デビルシールドを構え、紅月の上でルシアンの前に立つ。
「図に乗らないでレイシス!父さんの守って来たレクテルルは渡さない!」
そう言い放って、メアリーは槍を大きく振った。が、メアリーは悲鳴を上げてレイシスを見詰めた。
「ミミル様の聖霊神で、槍が使えないんだ···!メアリーちゃん、危ない!兄貴、メアリーちゃんを咥えて!」
アルトがそう言って、竜になったロードが、転落しそうに成り掛けたメアリーを拾った。
「あ、ありがとうっ!アルト、ロード!空から落ちるなんて、中々無いから」
メアリーはニコリと安堵してレイシスを睨み付けた。
「レイシス、ミミルを還して貰う!メアリーを、仲間を善くも!」
ルシアンが聖剣を翳した。だが、やはりミミルの杖アアルスに力が抜かれて居る。
「お兄様···。助けて···。殿下の心の闇が、私を蝕んで!」
涙を流し、彼女は紅月に飛び付いた。
「ミミ!レイシス、一体お前は何を?ミミルに一体何をした!」
ルシアンの問いに、レイシスは冷たく嗤った。
「さあ?何だろうね?アハハ。ルシアン、君って面白いね!メアリー、来るんだ。これで交換成立ってことさ」
「メアリー!レイシス、赦さない。メアリーは俺とアルトで護る!」
メアリーは涙汲んでロードを見た。
「ふたり共、ありがとうっ!」
「レイシス様!エルヴィスへの進軍が進みました!退いて下さりませ」
仲間の竜騎士団と合流し、レイシスはニヤリとしながら、その場を跡にした。
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