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106話 ラーク。バレッドを許さない
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俺達はアンテンで少しだけ休んだ。
強魔力回復剤を飲んで魔力を全員全回復する。
アンテン国民からは祝福された。
スロット共有したので、解釈に違いはあるが俺達がアンテンを救った事実は変わらないようだ。
俺達は次にバレッドが目撃された場所へと向かう。
エレノア同様バレッドも暴走状態になっているであろうと予測できる。
現に多くの者を殺している。
俺達は馬車に乗り込みバレッドが目撃されたここから西の小国ダンレンに向かった。
「エレノアがあの姿になったのってやっぱり?」
「ああ。十中八九悪魔術のせいだ。ティーダが関わっているのは間違いない」
「じゃあバレッドも」
「可能性はある。油断しないで全力で戦うぞ」
「ええ」
俺達は気を引き締める。
エレノアは正直強かった。
特に異形化してからは異常な魔力だった。
口から吐く黒い球体は凄い威力だった。
正直リアのブラッドソードでなかったら防げなかっただろう。
運が良かった感は否めないな。
「しかしティーダの目的は何ですかね?」
「分からない。だがそう言えば寿命がどうとかバレッドが言っていた。ティーダは寿命を集めているのかもしれない」
「何の為にですかね?」
「そこまでは分からない。だが野放しには出来ない。バレッドを対処したら次はティーダだ」
「そうですね」
俺達は馬車に揺られて西の小国ダンレンへと向かっている。
そして西の小国ダンレンへと到着する。
「これは!?」
俺達は馬車から降りると目の前に無残になった死体が多数転がっていた。
急いで生存者がいないか確認する。
「大丈夫か」
「ううっ、ば、バレッドと名乗る奴が……」
「くそ。やはりバレッドか」
俺は回復薬を生存者に与えて西の小国ダンレンへと入国する。
最早国の体を成していない。
崩壊している。
「バレッドがいないわね」
「ああ。もうここにはいないのかもな」
「この国の人可哀そうね」
「ああ。スロット共有で救おう」
「お願い」
「ああ」
俺は一旦セーブする。
「セーブ」
=========================
スロット1 ダンレン国市街
スロット2 豪華馬車の中
スロット3 ファイシード国宿屋
スロット4 フレッディーノ国宿屋
=========================
俺はスロット1に上書きセーブをした。
そしてスロット共有を使用する。
「スロット1にスロット3のデータの一部を共有したい。この国が崩壊する前の状態に戻したい」
『畏まりました。動作が完了いたしました』
「助かる」
俺は無機質で無感情の声に要求する。
このスロット共有は魔力消費量が激しい代わりにチート級の能力を発動できる。
俺は無事にダンレン国を救った。
「ありがとうございます。どう感謝していいか」
「いや大丈夫だ気にしないでくれ」
「何かあれば全力で助力致します」
「ありがとう」
どうやら俺達はここでも事件を未然に防いだ事になっていて英雄扱いされている。
【ホワイトアリス】の名前が徐々に徐々に有名になっていく。
俺は再び魔力回復薬を飲む。
しかしこれでは幾ら魔力回復薬があっても足りないな。
早く元凶を始末しないと。
俺達はダンレン国の冒険者ギルド支部でバレッドの目撃情報について聞く。
するとここから更に西方にある村を襲ったとの報告が入った。
「早めに追いつかないとな」
「そうね。このままじゃ鬼ごっこしているようなものだわ」
「ああ。後手後手に回るのは不味い」
「急ぎましょう」
俺達はすぐにバレッドを追い出発する。
絶対に許さないバレッド。
関係のない者達を大量に殺すなんて。
俺達がお前を殺してやる。
「セーブ」
=========================
スロット1 ダンレン国市街
スロット2 豪華馬車の中
スロット3 ファイシード国宿屋
スロット4 フレッディーノ国宿屋
=========================
俺はスロット1に上書きセーブをした。
そして俺は次の行先でバレッドと対峙する事となる。
そして運命の歯車は動き出す。
強魔力回復剤を飲んで魔力を全員全回復する。
アンテン国民からは祝福された。
スロット共有したので、解釈に違いはあるが俺達がアンテンを救った事実は変わらないようだ。
俺達は次にバレッドが目撃された場所へと向かう。
エレノア同様バレッドも暴走状態になっているであろうと予測できる。
現に多くの者を殺している。
俺達は馬車に乗り込みバレッドが目撃されたここから西の小国ダンレンに向かった。
「エレノアがあの姿になったのってやっぱり?」
「ああ。十中八九悪魔術のせいだ。ティーダが関わっているのは間違いない」
「じゃあバレッドも」
「可能性はある。油断しないで全力で戦うぞ」
「ええ」
俺達は気を引き締める。
エレノアは正直強かった。
特に異形化してからは異常な魔力だった。
口から吐く黒い球体は凄い威力だった。
正直リアのブラッドソードでなかったら防げなかっただろう。
運が良かった感は否めないな。
「しかしティーダの目的は何ですかね?」
「分からない。だがそう言えば寿命がどうとかバレッドが言っていた。ティーダは寿命を集めているのかもしれない」
「何の為にですかね?」
「そこまでは分からない。だが野放しには出来ない。バレッドを対処したら次はティーダだ」
「そうですね」
俺達は馬車に揺られて西の小国ダンレンへと向かっている。
そして西の小国ダンレンへと到着する。
「これは!?」
俺達は馬車から降りると目の前に無残になった死体が多数転がっていた。
急いで生存者がいないか確認する。
「大丈夫か」
「ううっ、ば、バレッドと名乗る奴が……」
「くそ。やはりバレッドか」
俺は回復薬を生存者に与えて西の小国ダンレンへと入国する。
最早国の体を成していない。
崩壊している。
「バレッドがいないわね」
「ああ。もうここにはいないのかもな」
「この国の人可哀そうね」
「ああ。スロット共有で救おう」
「お願い」
「ああ」
俺は一旦セーブする。
「セーブ」
=========================
スロット1 ダンレン国市街
スロット2 豪華馬車の中
スロット3 ファイシード国宿屋
スロット4 フレッディーノ国宿屋
=========================
俺はスロット1に上書きセーブをした。
そしてスロット共有を使用する。
「スロット1にスロット3のデータの一部を共有したい。この国が崩壊する前の状態に戻したい」
『畏まりました。動作が完了いたしました』
「助かる」
俺は無機質で無感情の声に要求する。
このスロット共有は魔力消費量が激しい代わりにチート級の能力を発動できる。
俺は無事にダンレン国を救った。
「ありがとうございます。どう感謝していいか」
「いや大丈夫だ気にしないでくれ」
「何かあれば全力で助力致します」
「ありがとう」
どうやら俺達はここでも事件を未然に防いだ事になっていて英雄扱いされている。
【ホワイトアリス】の名前が徐々に徐々に有名になっていく。
俺は再び魔力回復薬を飲む。
しかしこれでは幾ら魔力回復薬があっても足りないな。
早く元凶を始末しないと。
俺達はダンレン国の冒険者ギルド支部でバレッドの目撃情報について聞く。
するとここから更に西方にある村を襲ったとの報告が入った。
「早めに追いつかないとな」
「そうね。このままじゃ鬼ごっこしているようなものだわ」
「ああ。後手後手に回るのは不味い」
「急ぎましょう」
俺達はすぐにバレッドを追い出発する。
絶対に許さないバレッド。
関係のない者達を大量に殺すなんて。
俺達がお前を殺してやる。
「セーブ」
=========================
スロット1 ダンレン国市街
スロット2 豪華馬車の中
スロット3 ファイシード国宿屋
スロット4 フレッディーノ国宿屋
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俺はスロット1に上書きセーブをした。
そして俺は次の行先でバレッドと対峙する事となる。
そして運命の歯車は動き出す。
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