12 / 108
12話 鬼ゴブリンを討伐しました
しおりを挟む
洞窟前まで来た俺達はふぅーと皆深呼吸をした。
「セーブするか?」
「した方がいいと思うけど」
「妾も賛成じゃ」
「私もいいわよ」
「ラークお願いします」
「了解。セーブ」
俺は洞窟前でセーブした。
これでいつでもここからやり直しができる。
「ここからは危険だから常に警戒態勢で」
「分かった」
俺達は薄暗い洞窟へとランプを持って入っていく。
ごつごつした石の壁が気持ち悪さを滲みだしている。
少し進むとゴブリンがいた。
「ゴブリンだ。リアとヴィクトリカ頼む」
「ええ」
「うむ」
リアとヴィクトリカが銅の剣で戦う。
「はあああっ」
「とりゃあっ」
二人はゴブリンを上手く連携で倒した。
だいぶ緊張が解けてきた気がするな。
「ナイスだ」
「これくらいなら出来る」
「妾もじゃ」
「オッケー」
俺達は洞窟の奥に進んでいく。
意外と狭く奥行きが無い。
歩いて十分程度で再奥地へと到着した。
そして洞窟の再奥地に木の棒を持った鬼ゴブリンが食事をしていた。
「あれが鬼ゴブリンだ。ゴブリンの十体程の強さを持つから注意しろ」
「ええ。ラフレアバッファー頼むわよ」
「はーい」
ラフレアが欠伸をしながら眠そうに答えて魔法を使用する。
「攻撃力アップ」
「防御力アップ」
「スピードアップ」
バフがアタッカーの二人に掛かる。
二人は強化されて強くなる。
「セーブはした方がいいですかね?」
「この洞窟宝もないし一本道で浅いからここでセーブするか。セーブ」
俺は鬼ゴブリンのいる再奥地でセーブした。
そしてアタッカーの二人が鬼ゴブリンへと剣を向ける。
剣を構えて地面を蹴って鬼ゴブリンと戦う。
「きゃあっ」
「うぉっ!?」
鬼ゴブリンの攻撃を回避できず攻撃を食らうリア。
何とか回避したヴィクトリカ。
「ロード」
俺はやり直した。
「次は違う方法で戦ってみてくれ」
「分かったわ」
リアとヴィクトリカが再び剣を振るう。
鬼ゴブリンの木の棒の攻撃を少し食らったが二人の攻撃が見事にヒットする。
鬼ゴブリンの左腕が切断され、生えていた角が一本折れる。
「そのまま一気に心臓部分や首を狙うんだ」
「うむ」
ヴィクトリカが上手く態勢を立て直して鬼ゴブリンの心臓部分を剣で狙う。
鬼ゴブリンは怒りの余りと痛みの余りに「ぐおおおおおおお」と叫び声をあげて悶えている。
ぐさっと心臓部分にヴィクトリカの銅の剣が命中した。
「やったぞ。妾の手柄じゃ」
「ちょっと私の見せ場が」
「残念じゃったのう」
「悔しい」
ははっ。上手く連携が取れたいいパーティーだ。
俺はよくやったとリアとヴィクトリカの頭をポンと撫でた。
「私も成長したんじゃない」
「妾もじゃ」
「ああ。だけどまだまだだ。これからどんどん成長していくぞ」
「ええ」
「うむ」
俺はラフレアにも頭をポンとした。
ラフレアが眠そうな顔で「ありがとう」と言った。
相変わらず美人だな。
「私が傷を治します」
「頼むわ」
「宜しくじゃ」
「ヒール」
アリスが二人の傷を治す。
みるみるうちに傷が治っていく。
ヒーラーは重要な存在だ。
パーティーにヒーラーがいないのといるのとでは全然違う。
「な、アリス言っただろ。お前が必要なんだって」
「はい。こういう事だったんですね」
「ああ。こういうロードしない方がいい時にヒーラーは絶大な力を発揮する」
「嬉しいです」
アリスが頭を差し出した。
どうやらポンとしてほしいようだ。
俺はアリスの頭を撫でた。
アリスは満足そうな表情で笑っていた。
「鬼ゴブリンの角と一部を持ち帰ろう。売れば高値で売れる」
「後で調査団が確認に来ますよね?」
「そうだなクエスト達成の確認に来るだろうな」
俺達は洞窟を後にする。
そして俺は「セーブ」と言ってセーブした。
無事に鬼ゴブリンを討伐した。
「セーブするか?」
「した方がいいと思うけど」
「妾も賛成じゃ」
「私もいいわよ」
「ラークお願いします」
「了解。セーブ」
俺は洞窟前でセーブした。
これでいつでもここからやり直しができる。
「ここからは危険だから常に警戒態勢で」
「分かった」
俺達は薄暗い洞窟へとランプを持って入っていく。
ごつごつした石の壁が気持ち悪さを滲みだしている。
少し進むとゴブリンがいた。
「ゴブリンだ。リアとヴィクトリカ頼む」
「ええ」
「うむ」
リアとヴィクトリカが銅の剣で戦う。
「はあああっ」
「とりゃあっ」
二人はゴブリンを上手く連携で倒した。
だいぶ緊張が解けてきた気がするな。
「ナイスだ」
「これくらいなら出来る」
「妾もじゃ」
「オッケー」
俺達は洞窟の奥に進んでいく。
意外と狭く奥行きが無い。
歩いて十分程度で再奥地へと到着した。
そして洞窟の再奥地に木の棒を持った鬼ゴブリンが食事をしていた。
「あれが鬼ゴブリンだ。ゴブリンの十体程の強さを持つから注意しろ」
「ええ。ラフレアバッファー頼むわよ」
「はーい」
ラフレアが欠伸をしながら眠そうに答えて魔法を使用する。
「攻撃力アップ」
「防御力アップ」
「スピードアップ」
バフがアタッカーの二人に掛かる。
二人は強化されて強くなる。
「セーブはした方がいいですかね?」
「この洞窟宝もないし一本道で浅いからここでセーブするか。セーブ」
俺は鬼ゴブリンのいる再奥地でセーブした。
そしてアタッカーの二人が鬼ゴブリンへと剣を向ける。
剣を構えて地面を蹴って鬼ゴブリンと戦う。
「きゃあっ」
「うぉっ!?」
鬼ゴブリンの攻撃を回避できず攻撃を食らうリア。
何とか回避したヴィクトリカ。
「ロード」
俺はやり直した。
「次は違う方法で戦ってみてくれ」
「分かったわ」
リアとヴィクトリカが再び剣を振るう。
鬼ゴブリンの木の棒の攻撃を少し食らったが二人の攻撃が見事にヒットする。
鬼ゴブリンの左腕が切断され、生えていた角が一本折れる。
「そのまま一気に心臓部分や首を狙うんだ」
「うむ」
ヴィクトリカが上手く態勢を立て直して鬼ゴブリンの心臓部分を剣で狙う。
鬼ゴブリンは怒りの余りと痛みの余りに「ぐおおおおおおお」と叫び声をあげて悶えている。
ぐさっと心臓部分にヴィクトリカの銅の剣が命中した。
「やったぞ。妾の手柄じゃ」
「ちょっと私の見せ場が」
「残念じゃったのう」
「悔しい」
ははっ。上手く連携が取れたいいパーティーだ。
俺はよくやったとリアとヴィクトリカの頭をポンと撫でた。
「私も成長したんじゃない」
「妾もじゃ」
「ああ。だけどまだまだだ。これからどんどん成長していくぞ」
「ええ」
「うむ」
俺はラフレアにも頭をポンとした。
ラフレアが眠そうな顔で「ありがとう」と言った。
相変わらず美人だな。
「私が傷を治します」
「頼むわ」
「宜しくじゃ」
「ヒール」
アリスが二人の傷を治す。
みるみるうちに傷が治っていく。
ヒーラーは重要な存在だ。
パーティーにヒーラーがいないのといるのとでは全然違う。
「な、アリス言っただろ。お前が必要なんだって」
「はい。こういう事だったんですね」
「ああ。こういうロードしない方がいい時にヒーラーは絶大な力を発揮する」
「嬉しいです」
アリスが頭を差し出した。
どうやらポンとしてほしいようだ。
俺はアリスの頭を撫でた。
アリスは満足そうな表情で笑っていた。
「鬼ゴブリンの角と一部を持ち帰ろう。売れば高値で売れる」
「後で調査団が確認に来ますよね?」
「そうだなクエスト達成の確認に来るだろうな」
俺達は洞窟を後にする。
そして俺は「セーブ」と言ってセーブした。
無事に鬼ゴブリンを討伐した。
0
お気に入りに追加
1,119
あなたにおすすめの小説
復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。
クラス転移して授かった外れスキルの『無能』が理由で召喚国から奈落ダンジョンへ追放されたが、実は無能は最強のチートスキルでした
コレゼン
ファンタジー
小日向 悠(コヒナタ ユウ)は、クラスメイトと一緒に異世界召喚に巻き込まれる。
クラスメイトの幾人かは勇者に剣聖、賢者に聖女というレアスキルを授かるが一方、ユウが授かったのはなんと外れスキルの無能だった。
召喚国の責任者の女性は、役立たずで戦力外のユウを奈落というダンジョンへゴミとして廃棄処分すると告げる。
理不尽に奈落へと追放したクラスメイトと召喚者たちに対して、ユウは復讐を誓う。
ユウは奈落で無能というスキルが実は『すべてを無にする』、最強のチートスキルだということを知り、奈落の規格外の魔物たちを無能によって倒し、規格外の強さを身につけていく。
これは、理不尽に追放された青年が最強のチートスキルを手に入れて、復讐を果たし、世界と己を救う物語である。
さんざん馬鹿にされてきた最弱精霊使いですが、剣一本で魔物を倒し続けたらパートナーが最強の『大精霊』に進化したので逆襲を始めます。
ヒツキノドカ
ファンタジー
誰もがパートナーの精霊を持つウィスティリア王国。
そこでは精霊によって人生が決まり、また身分の高いものほど強い精霊を宿すといわれている。
しかし第二王子シグは最弱の精霊を宿して生まれたために王家を追放されてしまう。
身分を剥奪されたシグは冒険者になり、剣一本で魔物を倒して生計を立てるようになる。しかしそこでも精霊の弱さから見下された。ひどい時は他の冒険者に襲われこともあった。
そんな生活がしばらく続いたある日――今までの苦労が報われ精霊が進化。
姿は美しい白髪の少女に。
伝説の大精霊となり、『天候にまつわる全属性使用可』という規格外の能力を得たクゥは、「今まで育ててくれた恩返しがしたい!」と懐きまくってくる。
最強の相棒を手に入れたシグは、今まで自分を見下してきた人間たちを見返すことを決意するのだった。
ーーーーーー
ーーー
閲覧、お気に入り登録、感想等いつもありがとうございます。とても励みになります!
※2020.6.8お陰様でHOTランキングに載ることができました。ご愛読感謝!
禁忌だろうが何だろうが、魔物スキルを取り込んでやる!~社会から見捨てられ、裏社会から搾取された物乞い少年の(糞スキル付き)解放成り上がり譚~
柳生潤兵衛
ファンタジー
~キャッチコピー~
クソ憎っくき糞ゴブリンのくそスキル【性欲常態化】! なんとかならん?
は? スライムのコレも糞だったかよ!? ってお話……。
~あらすじ~
『いいかい? アンタには【スキル】が無いから、五歳で出ていってもらうよ』
生まれてすぐに捨てられた少年は、五歳で孤児院を追い出されて路上で物乞いをせざるをえなかった。
少年は、親からも孤児院からも名前を付けてもらえなかった。
その後、裏組織に引き込まれ粗末な寝床と僅かな食べ物を与えられるが、組織の奴隷のような生活を送ることになる。
そこで出会ったのは、少年よりも年下の男の子マリク。マリクは少年の世界に“色”を付けてくれた。そして、名前も『レオ』と名付けてくれた。
『銅貨やスキル、お恵みください』
レオとマリクはスキルの無いもの同士、兄弟のように助け合って、これまでと同じように道端で物乞いをさせられたり、組織の仕事の後始末もさせられたりの地獄のような生活を耐え抜く。
そんな中、とある出来事によって、マリクの過去と秘密が明らかになる。
レオはそんなマリクのことを何が何でも守ると誓うが、大きな事件が二人を襲うことに。
マリクが組織のボスの手に掛かりそうになったのだ。
なんとしてでもマリクを守りたいレオは、ボスやその手下どもにやられてしまうが、禁忌とされる行為によってその場を切り抜け、ボスを倒してマリクを救った。
魔物のスキルを取り込んだのだった!
そして組織を壊滅させたレオは、マリクを連れて町に行き、冒険者になることにする。
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
ゴミアイテムを変換して無限レベルアップ!
桜井正宗
ファンタジー
辺境の村出身のレイジは文字通り、ゴミ製造スキルしか持っておらず馬鹿にされていた。少しでも強くなろうと帝国兵に志願。お前のような無能は雑兵なら雇ってやると言われ、レイジは日々努力した。
そんな努力もついに報われる日が。
ゴミ製造スキルが【経験値製造スキル】となっていたのだ。
日々、優秀な帝国兵が倒したモンスターのドロップアイテムを廃棄所に捨てていく。それを拾って【経験値クリスタル】へ変換して経験値を獲得。レベルアップ出来る事を知ったレイジは、この漁夫の利を使い、一気にレベルアップしていく。
仲間に加えた聖女とメイドと共にレベルを上げていくと、経験値テーブルすら操れるようになっていた。その力を使い、やがてレイジは帝国最強の皇剣となり、王の座につく――。
※HOTランキング1位ありがとうございます!
※ファンタジー7位ありがとうございます!
スキルスティール〜悪い奴から根こそぎ奪って何が悪い!能無しと追放されるも実はチート持ちだった!
KeyBow
ファンタジー
日常のありふれた生活が一変!古本屋で何気に手に取り開けた本のタイトルは【猿でも分かるスキルスティール取得法】
変な本だと感じつい見てしまう。そこにはこう有った。
【アホが見ーる馬のけーつ♪
スキルスティールをやるから魔王を倒してこい!まお頑張れや 】
はっ!?と思うとお城の中に。城の誰かに召喚されたが、無能者として暗殺者をけしかけられたりする。
出会った猫耳ツインズがぺったんこだけど可愛すぎるんですが!エルフの美女が恋人に?何故かヒューマンの恋人ができません!
行き当たりばったりで異世界ライフを満喫していく。自重って何?という物語。
悪人からは遠慮なくスキルをいただきまーーーす!ざまぁっす!
一癖も二癖もある仲間と歩む珍道中!
大切”だった”仲間に裏切られたので、皆殺しにしようと思います
騙道みりあ
ファンタジー
魔王を討伐し、世界に平和をもたらした”勇者パーティー”。
その一員であり、”人類最強”と呼ばれる少年ユウキは、何故か仲間たちに裏切られてしまう。
仲間への信頼、恋人への愛。それら全てが作られたものだと知り、ユウキは怒りを覚えた。
なので、全員殺すことにした。
1話完結ですが、続編も考えています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる