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練習手合 院生 田村優里亜 & 院生 小島太一 vs 畠山京子初段

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ヨシマサ・イシザカ
【レベル】アマチュア15級
【職業】見習い兵士
【永世称号】なし
【一時称号】なし
【HP】6/6
【MP】9/9
【攻撃力】2
【防御力】4
【発想力】G
【柔軟性】G
【勝負勘】G
【読みの早さ】3手/分
【読みの深さ】3手
【スキル】石召喚
【アイテム】支給された剣


 京子は更新された嘉正のレベルを確認してウインドウを閉じた。

 嘉正への指導碁練兵訓練は大変だった。自分の頭上に石召喚して自死しそうになったのは、さすがに焦った。

 彼の周りにシロイシくんを5体護衛に付けておいて正解だった。ただ本人は何が起こったかわからない様子だったけど。

 石を召喚するのに必死で全く戦いになってなかった。

 自分の戦場バトルフィールドの存在に気づくのはまだまだ先になりそうだ。



 京子はウインドウを切り替える。

ユリア・タムラ
【レベル】院生セミプロB組
【職業】テイマー
【永世称号】なし
【一時称号】なし
【HP】5,712/6,500
【MP】6,359/6,750
【攻撃力】6,358
【防御力】8,976
【発想力】D
【柔軟性】E
【勝負勘】D
【読みの早さ】27手/秒
【読みの深さ】146手
【スキル】石召喚。防御強化。危機察知。テイミング(使役魔獣:フェンリル。サラマンダー)。転移
【アイテム】短剣。シロイシくん6体


 戦場バトルフィールドは【王都】。


「うん。女流棋士採用特別女性限定冒険者採用試験の時から先輩のポイント変動はあまりないな。次、コジマ先輩は、と」


タイチ・コジマ
【レベル】院生セミプロD組
【種族】魔族
【永世称号】なし
【一時称号】なし
【HP】3,021/4,400
【MP】4,613/5,030
【攻撃力】5,647
【防御力】3,482
【発想力】F
【柔軟性】E
【勝負勘】D
【読みの早さ】21手/秒
【読みの深さ】98/手
【スキル】石召喚。武器強化。気配察知。転移。闇魔法。
【アイテム】短剣


 戦場バトルフィールドは【ダンジョン】。


「おお!本当にいた!闇堕ちして魔族になっちゃった人!まずこっちからにしよ!」

 魔法を使うためには魔法使いに弟子入りするしかないのだが、魔法使いに弟子入り出来ない者は時々こうして闇堕ちして自己流で魔法を使う者がいる。ただし魔力暴走で自滅するリスクはかなり高い。

 どんな魔法を使って、どんなふうに戦うんだろう。楽しみしかない。


 今、京子を挟み込むように2つの戦場バトルフィールドが並んでいる。

 さすがに一人で2つの戦場バトルフィールドを同時には戦えない。なので、この子達の出番だ。

「出ておいでシロイシくん!とりあえず3体!」

 碁石のゆるキャラみたいなのが3体、ポンと音を立てて現れた。手には槍と盾を持っている。



シロイシくん(白番のみ召喚可)
【レベル】【HP】【MP】【攻撃力】【防御力】
 召喚主に準ずる
【スキル】召喚主に準ずる。召喚主との通信。
【アイテム】槍。盾(カスタマイズ可)


 そのうち一体に変化魔法をかけて、京子そっくりにする。装備も槍に変化魔法をかけ杖に変える。

「君達はタムラ先輩の王都に行ってきてね。前に戦ったことあるから覚えてるよね。私はまずダンジョンに行って来るから」

 シロイシくん達はコクンと頷き、シロイシ京子を先頭に王都へ向かった。

「さぁてと、魔人討伐と行きますか!」



 ●○●○●○



 京子はピラミッド型のダンジョンを天元トップストーンから降りていく。

「それにしても壁だらけのダンジョンだなぁ。さらに壁を作ったら閉じ込められない?あ、そういう作戦か」

 以前院生セミプロ練習手合模擬戦闘を行ったことがあるが、その対戦相手の戦場もダンジョンだった。

「院生ってダンジョン好きだなぁ。そんなにダンジョンのほうがレベルアップしやすいのかな?あ!魔物がいるからか。タムラ先輩テイマーだし、ここでテイムしたんだ」

と言った矢先、魔物が現れた。頭はニワトリ、下半身はトカゲ。バジリスクだ。

「えーと、たしかバジリスクの天敵はイタチだったっけ?それなら」

 京子は再びシロイシくんを1体召喚し、変化魔法をかけイタチの姿にした。するとバジリスクはシロイシイタチに追いかけられ、通路の向こうへ逃げてしまった。

「あれ?コジマ先輩が闇魔法で配下にしたバジリスクじゃないのかな?逃げちゃった。ま、いっか。闇落ちしたコジマ先輩と戦えれば。それはそうと王都は今どうなってるのかな」

 噂をすればなんとやらで、タムラの王都へ向かったシロイシ京子から通信が入った。

《タムラ ハッケン。タダチニ リンセンタイセイ ニ ハイル》

「オッケー。そっちは任せるよ。私もそろそろコジマ先輩を見つけないと」


 しかし歩けど歩けどコジマは見つからない。黒石は見つかるのに、肝心の本人が見つからない。

 まさか逃げ回ってる?たしか『気配察知』スキルがあったはず。逃げる戦略?

「でも、そもそもまだ戦いは始まってないんだから逃げる理由は無いし。何してるんだろう。……そうだ!」

 『魔法制御』を覚えてから石召喚の時は無詠唱が癖になってしまっていた。もしかしたら詠唱して石召喚したら私の声を聞きつけコジマ先輩は姿を現すかもしれない。

 京子は手にしている『魔法使いの杖』を通路の交差点に向け叫んだ。

白石ブラン召喚!」

 目の前に白石が召喚された。通路の狭いダンジョンなので、召喚された石は膝の高さぐらいしかない。飛び越えられそうな高さだが『石の召喚された交差点クロスは通行不可』なので、結界が張られていて飛び越えられない。

 どこかでコジマが石を召喚した音が響いて聴こえてきた。ウインドウが現れ『Your turn』と表示される。

 京子の思惑は外れた。コジマは姿を現さない。

「もー。どこにいるのー?【気配察知魔法】使っちゃおうかなー」

 京子の持つ魔導書に『気配察知魔法』は掲載されている。しかしスキルの『気配察知』とは違い、大幅にMPを減らしてしまう。

 それに今シロイシくんを4体召喚しているので、さらに魔力消費量が増えている。極力使いたくない。

「あー。こんなことならスキルを増やしておけば良かったー!魔導書たくさん持ってればスキルなんていらないかもなんて、考えが甘かったー!」

 この戦場バトルフィールドでは対戦後、勝者は『ボーナスポイント』か『ボーナスガチャ』かのどちらかが選べる。

 日本棋院院生冒険者養成学校に通っていなかった京子は、対戦後いつもBPを選択していた。

 戦って実力をつけてのスキル獲得と違って、Bガチャでのスキル獲得にはランクによっては獲得条件を伴う。引けば必ずスキルを獲得できるわけではないのだ。

 だから京子は確実にステータスを上げるためBPを選んできた。

「うん。今度からはBガチャにしてスキルを増やそう!それで今はもう面倒くさいから、ダンジョンの壁をMPの許す限り片っ端から破壊しちゃえ!」

 召喚した石で出来た壁の破壊はルールに従い破壊しなければならないが、戦場バトルフィールドの壁はルール外だ。

 京子は自身の手番ターンで白石を召喚し、巨大になる変化魔法をかけた。白石はあっという間に通路を圧迫する大きさになり、大音量をたてダンジョンの壁を破壊した。


「うわぁ!ウソだろ⁉︎なんでダンジョンの壁が壊れるんだ⁉︎」


 コジマは京子が破壊したダンジョンの壁の向こう側から姿を現した。

「あら。そこにいらしたんですね」

 京子はコジマの姿を見つけると、魔導書を取り出し『召喚魔法』のページを開くと日本刀を召喚し、素振りを始めた。

 まだMPは余裕があるが、まだタムラとの戦いがあるので、出来るだけMPの消費を抑えたいのもあるし、久しぶりに刀で戦ってみたくなったのだ。

「久しぶりだなぁ。この重み」

 京子は岡本門下パーティーに入る前は【武士】だった。【武士】としての現在の京子のステータスはこうだ。

キョウコ・ハタケヤマ
【レベル】プロ初段
【職業】武士
【永世称号】なし
【一時称号】なし
【HP】8,680/21,700
【MP】2,431/9,000
【攻撃力】21,911
【防御力】19,354
【発想力】B
【柔軟性】B
【勝負勘】D
【読みの早さ】351手/秒
【読みの深さ】4,130手
【スキル】石召喚。剣術。武器強化。鑑定。
【アイテム】日本刀(政宗)。シロイシくん87体


「さあ、コジマ先輩。石を召喚して下さい。先輩の手番ターンですよ」

 やっと戦いらしい戦いが出来ると意気込んだ京子は、刀を召喚してからずっと素振りをしている。

 しかしコジマは京子の鬼気迫る表情と揺るぎない素振りを見て足がすくみ、身動き出来なくなってしまった。

「ま、参った!降参する!」

「……は?まだ戦ってもいないじゃ無いですか。なのにもう降参?」

「だって、まさかダンジョンの壁を壊すなんて攻撃、今まで誰もしたことなかったし、こんな桁外れの攻撃力の相手に勝てないよ!」

 二人の間にウインドウが現れ、

『White,winner.』

の文字が浮かび上がった。

「えええー……。自分から練習手合模擬戦闘を頼んでおいて、なにそれ。楽しみにしてた私のこの気持ち、どこにぶつければいいの?」

「本当すいません。ごめんなさい。許してください!」

 土下座までして平謝りしている。なんて情け無い格好なんだろ。闇落ちして魔人にまでなったのに。レベルを【プロ】にまで上げるつもりはあるんだろうか。

 勝者を告げたウインドウの表示が切り替わった。

『【ボーナスポイント】
 【ボーナスガチャ】
 どちらにしますか?』

 模擬戦闘とはいえ勝利したには変わりないので、ボーナスは出る。スキルを取得したい京子は当然スキルを獲得できる方を選ぶ。

「ガチャで!」

 京子の目の前に「ポン」と音を立ててガチャの機械が現れた。ガチャを回すと出てきた透明カプセルの中に、

『天気予報』と書かれた文字が見えた。

「はあ⁉︎『天候操作』じゃないの?こんなスキル、何に使えっていうの?いらんわー!」

 手に取ったカプセルを放り投げるとカプセルはコジマに当たり「ポン」と音を立てて開き、コジマがGランクスキル『天気予報』を獲得してしまった。

 楽しみにしていた戦闘は拒否されるわ、ガチャは外れスキルだわ、当分腹の虫が治まりそうにない。

「シロイシイタチくん。戻っておいで!」

 バジリスクを追いかけていたシロイシイタチが「ポン」と音を立てて姿を現した。口から血を流し、身体は切り傷すり傷だらけだ。相当派手に取っ組み合っていたらしい。

「シロイシイタチくん、この人に遊んでもらいなさい。コジマ先輩、この子、さっきまでバジリスクと戯れてた子です。毒持ちですので、楽しんで頂けると思います」

 バジリスクの毒持ちと聞いたコジマは、イタチを討伐するどころか、逃げ出してしまった。

「あの人、プロにはなれないな。憂さ晴らしはこれくらいでいいか。さてとタムラ先輩の所に行くか」



 ●○●○●○



 京子が【王都】に着くと、シロイシくん達は劣勢だった。

 京子が職業を【武士】に変更したため、急激なステータス変動に対応しきれなかったのだ。

「ごめん、シロイシくん!戻って!ここから先は私がやるから!」

 「シュッ」と音を立てて、召喚した全てのシロイシくん4体が消えた。サラマンダーを従えたタムラと対峙する。

「タムラ先輩、お待たせしました。以前盗られたシロイシくん、返してもらいに来ました」

 タムラの保有しているシロイシくん6体のうち1体は京子のシロイシくんだ。

 女流棋士採用特別女性限定冒険者採用試験での戦闘バトルで、タムラは京子のシロイシくんをテイムしたのだ。

 京子が祖父の経営する碁会所武器屋でシロイシくんをコツコツ指導碁錬成したのを、タムラは「テイム」の一声で簡単に手に入れてしまったのだ。

「コジマの方に行っちゃったから、てっきりシロイシくんを取り返すつもりは無いのかと思ったわ。それより京子、その格好で戦うつもり?」

 【職業】武士のまま、着物姿だ。

「ええ。こちらの職業でも充分楽しんで頂けると思います。それに私としても、先々を考えて【武士】でも戦えるようにステータスを上げておきたいので」

「つまり大したことないステータスでも私に勝てるって言いたいのね。随分なめられたもんだわ。行くわよ!」

 タムラの手番ターンで再開した。


 今タムラが狙っているのは【王都】の経済の要、鋳造工場だ。ここを落とせばほぼ勝利を手中に収められる。

 鋳造工場を守るように黒石で取り囲む壁がもう少しで完成する。

「出でよ、黒石ノワール!」

 タムラの身長ほどの高さの黒石が現れた。すでに召喚されている黒石とくっつきウォールに変化した。あと3手3石で破壊不可能な黒壁が完成する。

 守りを固めるため『防御強化』した黒石を、さらにサラマンダーに守らせる。

 これで京子がこの石を攻撃するには、まずサラマンダーを討伐してからでなければ黒石を攻撃できないので、そう簡単には破壊されない。

 ウインドウで確認すると、この石の防御指数は250%超えだ。

 タムラの防御力は8,976。なので、22,000超えの防御力がある。

 対して京子の【武士】での攻撃力は21,911。

 なんとかギリギリ耐えられる計算だ。


 だが京子は鋳造工場を無視して、別の場所に向かった。

「まずい‼︎そっちは‼︎」

 タムラは焦った。京子が向かった先は、この戦場バトルフィールドの要、王城だ。

「心臓部分を突けばゲームオーバーでしょ!」

 いくら王城の城壁といえども、人の出入りがある限り、守りが甘い箇所は必ずある。京子はその弱点を一点突破し王城を陥落しようという魂胆だ。

白石ブラン、召喚!」

 京子が石を召喚した位置は、王城と市街地とを結ぶ唯一の橋だ。その橋を守る壁は薄い。それもそのはず、タムラは『防御強化』していなかった。

「やめてーっ!それを落とされたら……!」

 今、京子が召喚した白石の攻撃指数と、その周辺の黒石の防御指数は、

『100%:2%』

「決まりましたね」

 タムラの叫び声も虚しく、京子は無慈悲にも黒石で出来た壁を愛刀正宗で破壊した。

 ガラガラと音を立て、崩れていく橋を守っていた黒壁と一緒に、タムラのHPも減っていく。

 残りのHPは500を切った。アマチュア相手ならまだしも、格上の、しかもプロ相手にもう戦える数値ではない。タムラはガックリと項垂れてこう宣言した。

投了ギブアップ!」

 二人の目の前にウインドウが現れ、

『White,winner.』の文字が浮かんだ。


「あー、悔しいっ!なんでサブ職業でもそんなに強いのよ!ズルい!」

「ズルくないです。普段の勉強訓練の賜物です。あと私のシロイシくん、返して下さい」

「あー、はいはい。シロイシくん、Come on!」

 ポンと音を立てて現れたシロイシくんは、すぐさまシュッと音を立てて消えた。京子の【アイテム】のシロイシくんが88体に変更された。


 ウインドウにBPかBガチャかを選ぶ表示が現れ、京子はまたガチャを選んだ。

 今回引いたのはスキル『幻影』だ。

「やったー!Sランクスキルだぁ!」

「ちょっと京子、大丈夫なの?知ってると思うけど、

『Bランク以上のスキルを引いた場合、ガチャを引いてから1ヶ月以内にスキルを使いこなせなければ『不要スキル』と判断し、獲得権を失う』

のよ。そんなレアスキル、【プロ初段】レベルで使いこなせるようになれるの?」

 そう。このルールがあるせいで、せっかくガチャで引いたレアスキルを使いこなせず無駄にしてしまうのだ。そしてレベルが上がりレアスキルを使いこなす実力をつけても、今度はクジ運が悪くお目当てのスキルが出てこない。そんな事が多々あるので京子はスキル獲得は戦闘訓練でのみとし、BPを選んできたのだ。

 それに自分の棋風戦闘スタイルに合わない場合もある。なのでコジマの時のようにBガチャを引いてもそのスキルを獲得しないという選択ができる。

 しかもこのスキル『幻影』は白番時にしか使用できない。使いこなすための訓練も白番時に限られる。獲得条件を満たせず失権してしまう可能性はかなり高い。

「たぶん大丈夫です。私の所属する岡本門下パーティー練習手合練兵訓練の相手には困らないので」

「あー、そうだったわね。なら大丈夫か」

 京子はカプセルを開け、『幻影』スキルを仮獲得した。

 京子のステータスの【スキル】に『幻影(仮)』と追加された。


 このスキルを使いこなすための地獄の訓練が始まる———。
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