20 / 123
本編書いてる
ヒロインとして生まれたらしいですが、貴族になんてなるもんですか!!2
しおりを挟む
絶対に父親に見付からないようにしないと、面倒臭いことになること間違いなし!
私は我が身が可愛いし、ここでの生活を無くすことなんて考えられないから、なるべく貴族とは関わらないようにしないとね。
それにしても、まだ4歳のマムンドが不安がってるのが驚きだわー。
アマンダさんは、浮気したくせに開き直って謝罪すらしなかった旦那さんをフライパンで殴り、暴行罪で逮捕されかけたという強者。
旦那の浮気が原因ってことで旦那さんの方に姦通罪が適用されて、一度の暴行は仕方がないと見逃してもらえたらしい。
浮気相手と浮気相手の両親からと、旦那さんとその両親からも慰謝料を貰うことに成功し、無事に離婚出来たんだって。
アマンダさんは、母の境遇に一番怒ってくれた人なの。
そして、子供達は皆男の子。
一番上が13歳のジョーイで、真ん中が10歳のゴルディで、下が8歳のモルンド。
常々アマンダさんが、
『私も女の子が欲しかったー』
と、私とミムザさんの双子を抱きしめて頬擦りしてくるからか、ジョーイも
『可愛い妹達よー!』
と言いながら同じことをしてくる。
そして、
『俺の目に映らんような男には妹達は嫁には出さん!』
って言ってる。
普通に皆映ると思うんだけど、皆納得してるからこの世界独特な言い回しでもあるのかも?
ゴルディは、
『女の子が欲しいなら自分で産みなよ!
妹が増えるのなら大歓迎だよ!』
と、アマンダさんに再婚を熱烈に計画的に薦めていて、常連客の素行調査が趣味というちょいと変り者。
それで、アマンダさんに好意を持っている常連客の男性の中から、遂に3人に絞ったらしいのよ。
んで、その3人とのデートを企ててアマンダさんにガチで怒られてた。
『子供が何てことしてんのよ?!』
って、叫び声が聞こえてきたからね...まぁ、未だに諦めてないみたいでその3人と作戦会議を開いてたんだけど...。
モルンドは、
『この子達は僕達の妹なんでしょ?
女の子、ここにいるじゃん!』
って、本気で言ってるっぽいから怖いよね。
小麦粉のお使いに行った筈が、トルメイトゥを買ってきたことがあるくらいには抜けてるんだけど...その度に本気で落ち込むからか憎めない。
最近は双子と手を繋いでお使いによく行くんだけど、
『あら、今日も仲良いわね!』
って言われたときに、
『僕達、三つ子だもんねー!』
って言ってたらしいから...三男の頭の中は相当花畑が咲き乱れてると思う。
母達が仕事中は私のお世話とか率先してしてくれるんだけど、ちょいちょい花畑を撒き散らすから少し迷惑かな?
あぁ、三男が嫌いとかじゃないのよ?
むしろ好きなんだけど、ただただ、巻き込まれると色々と大変なのよ...分かってくれる?
*
私は我が身が可愛いし、ここでの生活を無くすことなんて考えられないから、なるべく貴族とは関わらないようにしないとね。
それにしても、まだ4歳のマムンドが不安がってるのが驚きだわー。
アマンダさんは、浮気したくせに開き直って謝罪すらしなかった旦那さんをフライパンで殴り、暴行罪で逮捕されかけたという強者。
旦那の浮気が原因ってことで旦那さんの方に姦通罪が適用されて、一度の暴行は仕方がないと見逃してもらえたらしい。
浮気相手と浮気相手の両親からと、旦那さんとその両親からも慰謝料を貰うことに成功し、無事に離婚出来たんだって。
アマンダさんは、母の境遇に一番怒ってくれた人なの。
そして、子供達は皆男の子。
一番上が13歳のジョーイで、真ん中が10歳のゴルディで、下が8歳のモルンド。
常々アマンダさんが、
『私も女の子が欲しかったー』
と、私とミムザさんの双子を抱きしめて頬擦りしてくるからか、ジョーイも
『可愛い妹達よー!』
と言いながら同じことをしてくる。
そして、
『俺の目に映らんような男には妹達は嫁には出さん!』
って言ってる。
普通に皆映ると思うんだけど、皆納得してるからこの世界独特な言い回しでもあるのかも?
ゴルディは、
『女の子が欲しいなら自分で産みなよ!
妹が増えるのなら大歓迎だよ!』
と、アマンダさんに再婚を熱烈に計画的に薦めていて、常連客の素行調査が趣味というちょいと変り者。
それで、アマンダさんに好意を持っている常連客の男性の中から、遂に3人に絞ったらしいのよ。
んで、その3人とのデートを企ててアマンダさんにガチで怒られてた。
『子供が何てことしてんのよ?!』
って、叫び声が聞こえてきたからね...まぁ、未だに諦めてないみたいでその3人と作戦会議を開いてたんだけど...。
モルンドは、
『この子達は僕達の妹なんでしょ?
女の子、ここにいるじゃん!』
って、本気で言ってるっぽいから怖いよね。
小麦粉のお使いに行った筈が、トルメイトゥを買ってきたことがあるくらいには抜けてるんだけど...その度に本気で落ち込むからか憎めない。
最近は双子と手を繋いでお使いによく行くんだけど、
『あら、今日も仲良いわね!』
って言われたときに、
『僕達、三つ子だもんねー!』
って言ってたらしいから...三男の頭の中は相当花畑が咲き乱れてると思う。
母達が仕事中は私のお世話とか率先してしてくれるんだけど、ちょいちょい花畑を撒き散らすから少し迷惑かな?
あぁ、三男が嫌いとかじゃないのよ?
むしろ好きなんだけど、ただただ、巻き込まれると色々と大変なのよ...分かってくれる?
*
0
お気に入りに追加
121
あなたにおすすめの小説
転生幼女ですが、追放されたので魔王になります。(ノベル版)
アキ・スマイリー
ファンタジー
アラサー女子の三石悠乃(みついし ゆうの)は、目覚めると幼女になっていた。右も左もわからぬ異世界。モフモフな狼エルデガインに拾われ、冒険者となる。
だが、保護者であるエルデガインがかつての「魔王」である事を、周囲に知られてしまう。
町を追放され、行き場を失ったユウノだったが、エルデガインと本当の親子以上の関係となり、彼に守られながら僻地の森に居場所を探す。
そこには、エルデガインが魔王だった時の居城があった。すっかり寂れてしまった城だったが、精霊やモンスターに愛されるユウノの体質のお陰で、大勢の協力者が集う事に。
一方、エルデガインが去った後の町にはモンスターの大群がやってくるようになる。実はエルデガインが町付近にいる事で、彼を恐れたモンスター達は町に近づかなかったのだ。
守護者を失った町は、急速に崩壊の一都を辿る。
※この作品にはコミック版もあり、そちらで使用した絵を挿絵や人物紹介に使用しています。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
もう死んでしまった私へ
ツカノ
恋愛
私には前世の記憶がある。
幼い頃に母と死別すれば最愛の妻が短命になった原因だとして父から厭われ、婚約者には初対面から冷遇された挙げ句に彼の最愛の聖女を虐げたと断罪されて塵のように捨てられてしまった彼女の悲しい記憶。それなのに、今世の世界で聖女も元婚約者も存在が煙のように消えているのは、何故なのでしょうか?
今世で幸せに暮らしているのに、聖女のそっくりさんや謎の婚約者候補が現れて大変です!!
ゆるゆる設定です。
名も無き農民と幼女魔王
寺田諒
ファンタジー
魔王を倒すため、一人の若き農民が立ち上がった。ようやく魔王のいる神殿を訪れたものの、そこにいたのは黒髪の幼女魔王。
戦いを経て二人は和解し、共に旅をするようになった。世間知らずの幼い魔王は色々なことを学びながら成長し、やがて自分を倒しに来たはずの農民に対して恋心を抱くようになる。女の子は自分の恋を叶えるため、あの手この手で男の気を引こうと躍起になるが、男は女の子を恋の相手として見ようとしない。
幼い女の子と若く逞しい農民のほのぼのラブコメディ。
私を選ばなかったくせに~推しの悪役令嬢になってしまったので、本物以上に悪役らしい振る舞いをして婚約破棄してやりますわ、ザマア~
あさぎかな@電子書籍二作目発売中
恋愛
乙女ゲーム《時の思い出(クロノス・メモリー)》の世界、しかも推しである悪役令嬢ルーシャに転生してしまったクレハ。
「貴方は一度だって私の話に耳を傾けたことがなかった。誤魔化して、逃げて、時より甘い言葉や、贈り物を贈れば満足だと思っていたのでしょう。――どんな時だって、私を選ばなかったくせに」と言って化物になる悪役令嬢ルーシャの未来を変えるため、いちルーシャファンとして、婚約者であり全ての元凶とである第五王子ベルンハルト(放蕩者)に婚約破棄を求めるのだが――?
帰国した王子の受難
ユウキ
恋愛
庶子である第二王子は、立場や情勢やら諸々を鑑みて早々に隣国へと無期限遊学に出た。そうして年月が経ち、そろそろ兄(第一王子)が立太子する頃かと、感慨深く想っていた頃に突然届いた帰還命令。
取り急ぎ舞い戻った祖国で見たのは、修羅場であった。
魔法のせいだからって許せるわけがない
ユウユウ
ファンタジー
私は魅了魔法にかけられ、婚約者を裏切って、婚約破棄を宣言してしまった。同じように魔法にかけられても婚約者を強く愛していた者は魔法に抵抗したらしい。
すべてが明るみになり、魅了がとけた私は婚約者に謝罪してやり直そうと懇願したが、彼女はけして私を許さなかった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる