19 / 182
0歳!異世界ライフ始まるよ!
マーマは怖し!!(回想)6
しおりを挟む
「取り合えずギルドマスターには、
『リーンに会いたいのなら、貴方が無理矢理に長期任務を命じた、私の愛する旦那を早く解放して!』
と、私の偽らざる本音を伝えたのよ?
それなのに、
『あの野蛮な冒険者はいないのだから、離婚するなら今しかないんだ!!
愛する君が、あんな野蛮人と結婚させられて...私は気が狂いそうだ!!
大丈夫だよ?君がアイツに産まされた子供達は、アイツが面倒を見るだろう。
もし見なかったとしても、君が責任を感じる事ではないんだよ?
末っ子は赤ん坊だから孤児院に入れるだろうし、他の子はもう仕事の出来る歳なんだから、1人でも生きていけるだろうからね!!』
なんて、腹立たしいくらいに人の話しを丸っと無視して、自分の妄想だけを捲し立ててくるのよ!!...鳥肌立ったわ!!
こんな意味の分からない事に巻き込んでしまって申し訳無いけど、早々に警備兵の方々に引き渡したわ。
今頃、警備隊ではなく、騎士団の雑居房にでも入れられてると思うわよ?
久々に、ロートリス君が開眼してたもの...こってりと絞ってくれるでしょう。」
お父さんの友人であるロートリスさんって、もしかすると糸目ですか??
その糸目を開眼って...考えただけでも恐ろしや!!!
本人を見たこと無いから私の妄想になるけど、こう...糸目って優しそうな印象ありません?
その、一見優しげな糸目が開眼される様を想像すると、ぞわりと背筋に悪寒が走って、鳥肌立つんですよねー。
なんというか、ホラー見ちゃった...みたいな??
それに、あのギルドマスターは、警備兵や騎士様に絞られたくらいじゃあ諦めなさそうに感じるんだけど??
また、何かにつけて絡んでくるんじゃね??
むしろ、逆恨みしてきそう...。
私が、お父さんにちゃんと会えるのはいつになるのやら...?
チラッとしか見たこと無いんだけど??
「......本っ当に気持ち悪いわ!!
でも、お母さん??
少しばかり騎士団の牢に入ったからって、あのギルドマスターが反省すると思う??
私は思えないわ!!」
「反省なんてしないでしょうね。
でもね?騎士団の牢に入ってる間は、おいそれとギルドの事に口出し出来ないのよ??
ギルドマスターの不在時は、副ギルドマスターがギルドの代表になるのよ。
本来なら、ギルド統括に報告したい事があったら、代表であるギルドマスターを通さないといけないでしょ??
でも、ギルドマスターがいない今なら、副ギルドマスターを通せば良いのよ?」
「そういうこと...。
確かに、そんな規則があったわ!
でも、この規則だと、今回みたいにギルドマスター本人が不正などをしていても、誰も咎められないのよね...。」
「そうだね...。
ギルド統括には、この無意味な規則についても報告して、どんな偉い地位にいる人間でも、きちんと処罰出来るようにしてもらわないといけないね。」
「...あぁ。」
「ぅうー。」
自分を抱き締めるようにしてお母さんの話しを聞いていた姉様が、不機嫌に叫ぶと、お母さんは、ムッとした顔から一変してにこやかに微笑み、諭すような優しい声音で告げました。
あぁ、...計画的犯行だったのね?
ギルドマスターを一時的だとしても、ギルドの代表という地位から引き離さないといけなかったから...。
面倒臭っ!!そんな規則があるなんて...ギルドマスターになったらやりたい放題じゃないか!!
*
『リーンに会いたいのなら、貴方が無理矢理に長期任務を命じた、私の愛する旦那を早く解放して!』
と、私の偽らざる本音を伝えたのよ?
それなのに、
『あの野蛮な冒険者はいないのだから、離婚するなら今しかないんだ!!
愛する君が、あんな野蛮人と結婚させられて...私は気が狂いそうだ!!
大丈夫だよ?君がアイツに産まされた子供達は、アイツが面倒を見るだろう。
もし見なかったとしても、君が責任を感じる事ではないんだよ?
末っ子は赤ん坊だから孤児院に入れるだろうし、他の子はもう仕事の出来る歳なんだから、1人でも生きていけるだろうからね!!』
なんて、腹立たしいくらいに人の話しを丸っと無視して、自分の妄想だけを捲し立ててくるのよ!!...鳥肌立ったわ!!
こんな意味の分からない事に巻き込んでしまって申し訳無いけど、早々に警備兵の方々に引き渡したわ。
今頃、警備隊ではなく、騎士団の雑居房にでも入れられてると思うわよ?
久々に、ロートリス君が開眼してたもの...こってりと絞ってくれるでしょう。」
お父さんの友人であるロートリスさんって、もしかすると糸目ですか??
その糸目を開眼って...考えただけでも恐ろしや!!!
本人を見たこと無いから私の妄想になるけど、こう...糸目って優しそうな印象ありません?
その、一見優しげな糸目が開眼される様を想像すると、ぞわりと背筋に悪寒が走って、鳥肌立つんですよねー。
なんというか、ホラー見ちゃった...みたいな??
それに、あのギルドマスターは、警備兵や騎士様に絞られたくらいじゃあ諦めなさそうに感じるんだけど??
また、何かにつけて絡んでくるんじゃね??
むしろ、逆恨みしてきそう...。
私が、お父さんにちゃんと会えるのはいつになるのやら...?
チラッとしか見たこと無いんだけど??
「......本っ当に気持ち悪いわ!!
でも、お母さん??
少しばかり騎士団の牢に入ったからって、あのギルドマスターが反省すると思う??
私は思えないわ!!」
「反省なんてしないでしょうね。
でもね?騎士団の牢に入ってる間は、おいそれとギルドの事に口出し出来ないのよ??
ギルドマスターの不在時は、副ギルドマスターがギルドの代表になるのよ。
本来なら、ギルド統括に報告したい事があったら、代表であるギルドマスターを通さないといけないでしょ??
でも、ギルドマスターがいない今なら、副ギルドマスターを通せば良いのよ?」
「そういうこと...。
確かに、そんな規則があったわ!
でも、この規則だと、今回みたいにギルドマスター本人が不正などをしていても、誰も咎められないのよね...。」
「そうだね...。
ギルド統括には、この無意味な規則についても報告して、どんな偉い地位にいる人間でも、きちんと処罰出来るようにしてもらわないといけないね。」
「...あぁ。」
「ぅうー。」
自分を抱き締めるようにしてお母さんの話しを聞いていた姉様が、不機嫌に叫ぶと、お母さんは、ムッとした顔から一変してにこやかに微笑み、諭すような優しい声音で告げました。
あぁ、...計画的犯行だったのね?
ギルドマスターを一時的だとしても、ギルドの代表という地位から引き離さないといけなかったから...。
面倒臭っ!!そんな規則があるなんて...ギルドマスターになったらやりたい放題じゃないか!!
*
0
お気に入りに追加
861
あなたにおすすめの小説
知らない異世界を生き抜く方法
明日葉
ファンタジー
異世界転生、とか、異世界召喚、とか。そんなジャンルの小説や漫画は好きで読んでいたけれど。よく元ネタになるようなゲームはやったことがない。
なんの情報もない異世界で、当然自分の立ち位置もわからなければ立ち回りもわからない。
そんな状況で生き抜く方法は?
ゴミスキルでもたくさん集めればチートになるのかもしれない
兎屋亀吉
ファンタジー
底辺冒険者クロードは転生者である。しかしチートはなにひとつ持たない。だが救いがないわけじゃなかった。その世界にはスキルと呼ばれる力を後天的に手に入れる手段があったのだ。迷宮の宝箱から出るスキルオーブ。それがあればスキル無双できると知ったクロードはチートスキルを手に入れるために、今日も薬草を摘むのであった。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
世界で俺だけがダンジョンを攻略できるだと?! ピコハン頑張る!
昆布海胆
ファンタジー
村の不作で口減らしにダンジョンに捨てられたピコハンは世界でただ一人、魔物を倒すとその存在力を吸収して強くなれる存在であった。
これは世界に存在するダンジョンを唯一攻略できるピコハンがダンジョンを攻略していく物語。
アイムキャット❕~異世界キャット驚く漫遊記~
ma-no
ファンタジー
神様のミスで森に住む猫に転生させられた元人間。猫として第二の人生を歩むがこの世界は何かがおかしい。引っ掛かりはあるものの、猫家族と楽しく過ごしていた主人公は、ミスに気付いた神様に詫びの品を受け取る。
その品とは、全世界で使われた魔法が載っている魔法書。元人間の性からか、魔法書で変身魔法を探した主人公は、立って歩く猫へと変身する。
世界でただ一匹の歩く猫は、人間の住む街に行けば騒動勃発。
そして何故かハンターになって、王様に即位!?
この物語りは、歩く猫となった主人公がやらかしながら異世界を自由気ままに生きるドタバタコメディである。
注:イラストはイメージであって、登場猫物と異なります。
R指定は念の為です。
登場人物紹介は「11、15、19章」の手前にあります。
「小説家になろう」「カクヨム」にて、同時掲載しております。
一番最後にも登場人物紹介がありますので、途中でキャラを忘れている方はそちらをお読みください。
辺境伯令嬢に転生しました。
織田智子
ファンタジー
ある世界の管理者(神)を名乗る人(?)の願いを叶えるために転生しました。
アラフィフ?日本人女性が赤ちゃんからやり直し。
書き直したものですが、中身がどんどん変わっていってる状態です。
システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。
大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった!
でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、
他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう!
主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!?
はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!?
いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。
色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。
*** 作品について ***
この作品は、真面目なチート物ではありません。
コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております
重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、
この作品をスルーして下さい。
*カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。
田舎暮らしと思ったら、異世界暮らしだった。
けむし
ファンタジー
突然の異世界転移とともに魔法が使えるようになった青年の、ほぼ手に汗握らない物語。
日本と異世界を行き来する転移魔法、物を複製する魔法。
あらゆる魔法を使えるようになった主人公は異世界で、そして日本でチート能力を発揮・・・するの?
ゆる~くのんびり進む物語です。読者の皆様ものんびりお付き合いください。
感想などお待ちしております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる