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1歳!行動範囲が拡がります!

白いもふぁもふぁ。3

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[あら、また増えたの?]

「しょーなの!
[はい、何故だか増えました。
お願いしまーす!]」

「キュゥウ!
[よろしく、おねがいしましゅ!]」

呆れた目でこっちを見ないでー!
増やしてるのは周りの人達だもん!
しかも、今回はレイ兄様だもん!
断じて私じゃないもん!
それに、フェンちゃんは自分から来たんだもん!

「にゃぉん!
[また弟出来た!]」

「シャ!にゃぁごぉーぅ。
[図体ばかりデカくなって!
あんたの身体で潰す気かい。]」

「ミギャッ!
[ごめんなさぁーい!]」

シーちゃんに飛び付こうとしたミーちゃんに、ヴィオラによる教育的指導が...!
尻尾を噛んで止められたのです。
あれはきっと痛いよね......ミーちゃん涙目だもん。
まぁ、私でも抱けるくらいに小さいシーちゃんに飛び付こうとしたミーちゃんが悪いんだけどね?

あ、ミーちゃんが捕らえた獲物は、トカゲ3匹と黒光りする害虫4匹でした。
やっぱり、猫科の習性なのか......庭に出入りする用の窓の外に、破片まで綺麗に並べて置いてありました。
リアンナさんが、悲鳴をあげてからさっさと片付けてくれました。
いつも、獲物の自慢とかしなくて良いし、不気味だから並べないようにと言い聞かせてるんだけど必ずやるの。
どうしたらやらなくなるのかな?
やっぱり、教育的指導?

「ミタラシ?何度も何度も、獲物は並べないようにと言ったよね?ね?
なんで並べるのかな?ん?
身体に分からせた方が良いのかな?ん?どうする?」

「にゃぉ...。
[身体が勝手に...。]」

「ん?一度、怖い思いをさせた方が良いのかもねぇ?
よし、明日から、僕らの目につく場所に獲物を置いたら...庭の木に縛り付けようか。」

「にゃ!!
[ヤダ!!]」

「うーん、見るからに嫌がってるし...罰はこれにしようか。
もう置いたら駄目だからね?」

あ、マグ兄様が脅してる...。
罰を聞いた途端に、嫌がって逃げようと暴れてるんだけど、首の裏側を摘まんで持たれてしまうと逆らえないよね...ミーちゃん一応猫科だもんね。
こっちから見ると、観念して項垂れてるようにしか見えない。

[ちょいと!聞いてるのかい?]

「あ、ごめんしゃぃ!
[あ、聞いてませんでした。
ごめんなさい!]」

マグ兄様とミーちゃんをポーッと見てたら、お尻をヴィオラに猫パンチされました。
これが、意外と痛いのよー。
爪はちゃんと直してあるから怪我はしないんだけど、スナップ効いてて結構痛いのよー。

[まったく...。
この子の親はどうしたのかって聞いたのよ。]

「あにょね?
[多分だけど亡くなったみたいなの。
シーちゃん、動かなくなったって...。]」

「にゃぉ...。
[あらまぁ、密猟者の罠にでもかかったのかねぇ...。]」

「キュゥ?
[どしたの?]」

「にゃぁん!
[何も心配いらないよ。
冷えるだろう?こっちにおいで!]」

「キュァ!
[はーい!おじゃましましゅー!]」

呆れられてるっぽいけど、仕方ありません。
それに、こんなに小さいんだもん。
当然の質問だよね...って、私はファビッツの大人とか見たことないけどね?
ほら、皆が小さいって言ってたからさ?
あ、シーちゃんがヴィオラのお腹の中にスッポリと収まってる。
お邪魔しますって言いながら、何故か頭から突っ込んでいったんだけど!
暫くグリグリして、いい感じに体勢を変えられなかったのか諦めたようにぐったりして、少ししてからまたグリグリしてを繰り返してたので、ヴィオラがコロンと転がしていい感じの位置に収めてました。
シーちゃんはお風呂に入ったばかりだから、舐め回されたりしないね。
代わりにめっちゃ嗅がれてる!
ヴィオラのお腹に、スリスリしながらほっこりしてるシーちゃんが可愛い!





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