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1歳!行動範囲が拡がります!
領主館へとぶちこみますの!12
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「マクルーファ家の方々には、本当に申し訳なく思っている。
すまなかった...。」
「こうしてレイグルドを怪我なく返していただきましたし、レイグルドやマグレインにも領主様から直々に謝罪をしていただきましたので、領主様からの謝罪を受け入れますわ。
ただし、本人も望んでおりませんので護衛騎士になどいたしませんし、マグレインの怪我に関しての慰謝料と...レイグルドを地下へ閉じ込めたということに関しての慰謝料を請求させていただきますわ。
あぁ、領主夫人様を適切に処罰なさるのであれば慰謝料はマグレインに関してのものだけで構いませんわよ?」
「なッ?!」
「マーズリー、これらは、君の浅はかな行動が招いたことだ。
彼女達は、親として普通の要請をしているんだよ。」
「と、閉じ込めてなどいませんわ!!」
「...地下に連れていかれて、扉には鍵をかけられてましたけど?」
「鍵がかかっていたならば、閉じ込めているじゃないか...。
君の処置に関しては、先ずは学園で学んでいたことをもう一度学んでもらおうか。
直ぐにでも教師を選定しよう。
あぁ、夜会やお茶会には、全てをきっちりと学び終えるまで参加出来ないからな?」
「そんな?!」
あぁ、悲劇のヒロインは勝手にやっててくださいな?
煩いし、面倒だし、領主様はなんでこんな人と結婚したんだろうね?
まぁ、両親が決めたんだろうけどさ?
「あのー、領主様からの謝罪をいただきましたし...慰謝料はいらないので、1つお願いしても良いですか?」
「ん?なんだい?」
「ずっと待機している魔法を、ぶっぱなしてもよろしいでしょうか?
レイを拉致されて、自分が怪我をさせられたことに全く怒っていない訳ではないので、この鬱憤をここで晴らさせてくださるのならば、お金はいりません。
......あぁ、勿論、次はありませんよ?」
あ、黒い笑顔。
マグ兄様はまだ子供で、領主様が相手なのに、かなり黒いよ...。
にっこりと笑ってるけど、余程粉砕魔法を試したいんだね。
全身から好奇心が溢れてるんだけど...。
「あぁ、ずっとなんか大量の魔力を待機させてるなぁとは気付いていたけど...そっか、うーん、あっち方面になら良いよ?
あっち方面なら、近くに民家とかは無いからね。」
「ありがとうございます!
じゃあ、遠慮なく..."粉砕"!」
─────ゴッ!!!─────
あぁ、意外と音がしないんだね。
何か、遠くの方で、ハンマーで岩を殴ったくらいの音がしたけど、想像してたような轟音とかじゃなかった。
うん、領主様が許可してくれた方角には、領主夫人様のお気に入りらしい東屋があるって門兵さんが言ってたけど、どんな感じに粉砕したのかな?見てみたい気持ちが強いです!見には行かないけどね!
「マグレイン君が考えた新しい魔法は、粉砕という魔法なのかい?庭は殆ど変わり無いように見えるのだが...?」
「僕の考えた粉砕魔法は、生命あるものには影響ありませんよ?全ての無機物を対象にしていますから。」
「それは、服もかい?」
「はい。鎧などの防具や剣などの武器も含みます。」
「面白い魔法だね。
これからも期待しているよ。」
「はい。領主様。」
うわぁ......領主様も魔法大好きなんだね。
魔法について語っている領主様の目が、キラキラしてる。
被害の確認とかはしなくても良いのかな?
まぁ、東屋がある方角だと気付いたらしい領主夫人様が走って行ったみたいだけど...?あれ?お貴族様って、走るのもはしたないって言われるんじゃなかったっけ?
まぁ、関係無いしいっか!
*
すまなかった...。」
「こうしてレイグルドを怪我なく返していただきましたし、レイグルドやマグレインにも領主様から直々に謝罪をしていただきましたので、領主様からの謝罪を受け入れますわ。
ただし、本人も望んでおりませんので護衛騎士になどいたしませんし、マグレインの怪我に関しての慰謝料と...レイグルドを地下へ閉じ込めたということに関しての慰謝料を請求させていただきますわ。
あぁ、領主夫人様を適切に処罰なさるのであれば慰謝料はマグレインに関してのものだけで構いませんわよ?」
「なッ?!」
「マーズリー、これらは、君の浅はかな行動が招いたことだ。
彼女達は、親として普通の要請をしているんだよ。」
「と、閉じ込めてなどいませんわ!!」
「...地下に連れていかれて、扉には鍵をかけられてましたけど?」
「鍵がかかっていたならば、閉じ込めているじゃないか...。
君の処置に関しては、先ずは学園で学んでいたことをもう一度学んでもらおうか。
直ぐにでも教師を選定しよう。
あぁ、夜会やお茶会には、全てをきっちりと学び終えるまで参加出来ないからな?」
「そんな?!」
あぁ、悲劇のヒロインは勝手にやっててくださいな?
煩いし、面倒だし、領主様はなんでこんな人と結婚したんだろうね?
まぁ、両親が決めたんだろうけどさ?
「あのー、領主様からの謝罪をいただきましたし...慰謝料はいらないので、1つお願いしても良いですか?」
「ん?なんだい?」
「ずっと待機している魔法を、ぶっぱなしてもよろしいでしょうか?
レイを拉致されて、自分が怪我をさせられたことに全く怒っていない訳ではないので、この鬱憤をここで晴らさせてくださるのならば、お金はいりません。
......あぁ、勿論、次はありませんよ?」
あ、黒い笑顔。
マグ兄様はまだ子供で、領主様が相手なのに、かなり黒いよ...。
にっこりと笑ってるけど、余程粉砕魔法を試したいんだね。
全身から好奇心が溢れてるんだけど...。
「あぁ、ずっとなんか大量の魔力を待機させてるなぁとは気付いていたけど...そっか、うーん、あっち方面になら良いよ?
あっち方面なら、近くに民家とかは無いからね。」
「ありがとうございます!
じゃあ、遠慮なく..."粉砕"!」
─────ゴッ!!!─────
あぁ、意外と音がしないんだね。
何か、遠くの方で、ハンマーで岩を殴ったくらいの音がしたけど、想像してたような轟音とかじゃなかった。
うん、領主様が許可してくれた方角には、領主夫人様のお気に入りらしい東屋があるって門兵さんが言ってたけど、どんな感じに粉砕したのかな?見てみたい気持ちが強いです!見には行かないけどね!
「マグレイン君が考えた新しい魔法は、粉砕という魔法なのかい?庭は殆ど変わり無いように見えるのだが...?」
「僕の考えた粉砕魔法は、生命あるものには影響ありませんよ?全ての無機物を対象にしていますから。」
「それは、服もかい?」
「はい。鎧などの防具や剣などの武器も含みます。」
「面白い魔法だね。
これからも期待しているよ。」
「はい。領主様。」
うわぁ......領主様も魔法大好きなんだね。
魔法について語っている領主様の目が、キラキラしてる。
被害の確認とかはしなくても良いのかな?
まぁ、東屋がある方角だと気付いたらしい領主夫人様が走って行ったみたいだけど...?あれ?お貴族様って、走るのもはしたないって言われるんじゃなかったっけ?
まぁ、関係無いしいっか!
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