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1歳!行動範囲が拡がります!
領主館へとぶちこみますの!3
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そして、我が家の癒しである動物達は...こちらもかなり、殺気立ってますです...はい。
マッチャは、いつもは温厚な垂れ目を吊り上がらせて...物凄い勢いで穴を掘っては蜂さんを両手に捕まえてきて、諸々の処理をしたら毒薬精製組に素材を提供して、捕まえた蜂さんが気絶から目を醒まして巣作りに加わると、また穴を掘るという作業の繰り返しです。
怒れるマッチャ曰く、
[マグ兄を怪我させて、レイ兄を拐った奴等なんて、地獄のように苦しめば良いんだ!
麻痺したら、自殺とか出来ないでしょ?
簡単に死ぬなんて生温いもん!!]
だそうです。
うん、結構好戦的よね...頼もしい限りだわ!
そして、ミーちゃんはというと、マッチャの穴掘りを手伝ってます。
掘るんじゃなくて掘った後の土を、何故か最近使えるようになったらしい土魔法で運んでます。
剣呑な光を宿す目をしながら、スフィンクスのような状態で尻尾をベタンッと地面に叩き付けるように動かすと、土が丸い球になってゴロゴロと動くのです!
かなり不思議な光景だけど...両手で豪快に掘り進めるマッチャの後ろには、こんもりと盛られた土が大量にありまして、そのままだと、巣作り中の蜂さん達の邪魔になるからね。
そうそう、フェンちゃんは、この3ヶ月の間に成狼になりました。
お父さんは無理だったけど、大人のお母さんが乗れる大きさです。
なので、フェンちゃんはぶちこみに参加するつもりのようです。
ストレッチをしたり、剣を研ぎ終わったお父さんと一緒に身体を動かしたりしてます。
コッコル達は、忙しなく青褪めた男の人の周りを、
『『『コッコケ!コッコケ!コッコッコケ!コッケェコケコケ!コッケコケ!』』』
と、3羽でグルグルと回りながら羽をバタつかせて、時折男の人の足を突っついてます。
あ、3羽は、男の人の靴とズボンの間を的確に狙ってるから、無防備な皮膚を突っついてるのでかなり痛い筈。
3羽の嘴、まるで研いだみたいにかなり尖ってるからね。
アハハ...お父さんの研ぎ石で研いでたりなんて、私は見てないよ?
庭の土を突いて抉って、3羽で満足げにしてたなんて、そんなのは知らないよ?
ジェリーは、気落ちしていたフローラ姉様の側にずっと付いていてくれたらしく、今もフローラ姉様に抱かれています。
素晴らしくプヨプヨなので、癒される筈!
「ブブブブブブブブ![コレ、ヤル!]」
「ありぁと!」
あれ?蜂さん、これくれるの?ありがとう!
私が抱き締められるくらいには大きい楕円の...球?綺麗な琥珀色の球を貰っちゃいました。
うーん、これなんだろ?
「あ、それ!リーン、良かったねぇ!
それは、あそこにいる蜂さん達の女王の卵でね?
あそこの群れが、マッチャの主であるリーンを主として認めたってことなんだよ!
1週間くらいして孵ったら、名前を付けてあげないとね!」
「ほほぉー。
にゃまぇ...ビーにゃしゅ!」
「えっと...ビーナスかな?」
「うん!」
「そっか...可愛い名前だね。」
「うん!」
この球が女王蜂さんの卵なら、大事に孵さないと群れの長がいなくなっちゃうね...頑張ろう!
えっと、暖めたら良いのかな?どうしよう?
あ、お腹のポケットに入れとく?
たしか、今日のワンピースはモコモコのポケットだったよね?
あ、やっぱり!うん、なんとか入ったよ、良かった良かった。
女王蜂さんの卵はここに入れておいて、抱っこしながらなでなでしつつ大事に孵そうっと!
*
マッチャは、いつもは温厚な垂れ目を吊り上がらせて...物凄い勢いで穴を掘っては蜂さんを両手に捕まえてきて、諸々の処理をしたら毒薬精製組に素材を提供して、捕まえた蜂さんが気絶から目を醒まして巣作りに加わると、また穴を掘るという作業の繰り返しです。
怒れるマッチャ曰く、
[マグ兄を怪我させて、レイ兄を拐った奴等なんて、地獄のように苦しめば良いんだ!
麻痺したら、自殺とか出来ないでしょ?
簡単に死ぬなんて生温いもん!!]
だそうです。
うん、結構好戦的よね...頼もしい限りだわ!
そして、ミーちゃんはというと、マッチャの穴掘りを手伝ってます。
掘るんじゃなくて掘った後の土を、何故か最近使えるようになったらしい土魔法で運んでます。
剣呑な光を宿す目をしながら、スフィンクスのような状態で尻尾をベタンッと地面に叩き付けるように動かすと、土が丸い球になってゴロゴロと動くのです!
かなり不思議な光景だけど...両手で豪快に掘り進めるマッチャの後ろには、こんもりと盛られた土が大量にありまして、そのままだと、巣作り中の蜂さん達の邪魔になるからね。
そうそう、フェンちゃんは、この3ヶ月の間に成狼になりました。
お父さんは無理だったけど、大人のお母さんが乗れる大きさです。
なので、フェンちゃんはぶちこみに参加するつもりのようです。
ストレッチをしたり、剣を研ぎ終わったお父さんと一緒に身体を動かしたりしてます。
コッコル達は、忙しなく青褪めた男の人の周りを、
『『『コッコケ!コッコケ!コッコッコケ!コッケェコケコケ!コッケコケ!』』』
と、3羽でグルグルと回りながら羽をバタつかせて、時折男の人の足を突っついてます。
あ、3羽は、男の人の靴とズボンの間を的確に狙ってるから、無防備な皮膚を突っついてるのでかなり痛い筈。
3羽の嘴、まるで研いだみたいにかなり尖ってるからね。
アハハ...お父さんの研ぎ石で研いでたりなんて、私は見てないよ?
庭の土を突いて抉って、3羽で満足げにしてたなんて、そんなのは知らないよ?
ジェリーは、気落ちしていたフローラ姉様の側にずっと付いていてくれたらしく、今もフローラ姉様に抱かれています。
素晴らしくプヨプヨなので、癒される筈!
「ブブブブブブブブ![コレ、ヤル!]」
「ありぁと!」
あれ?蜂さん、これくれるの?ありがとう!
私が抱き締められるくらいには大きい楕円の...球?綺麗な琥珀色の球を貰っちゃいました。
うーん、これなんだろ?
「あ、それ!リーン、良かったねぇ!
それは、あそこにいる蜂さん達の女王の卵でね?
あそこの群れが、マッチャの主であるリーンを主として認めたってことなんだよ!
1週間くらいして孵ったら、名前を付けてあげないとね!」
「ほほぉー。
にゃまぇ...ビーにゃしゅ!」
「えっと...ビーナスかな?」
「うん!」
「そっか...可愛い名前だね。」
「うん!」
この球が女王蜂さんの卵なら、大事に孵さないと群れの長がいなくなっちゃうね...頑張ろう!
えっと、暖めたら良いのかな?どうしよう?
あ、お腹のポケットに入れとく?
たしか、今日のワンピースはモコモコのポケットだったよね?
あ、やっぱり!うん、なんとか入ったよ、良かった良かった。
女王蜂さんの卵はここに入れておいて、抱っこしながらなでなでしつつ大事に孵そうっと!
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