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1歳!行動範囲が拡がります!
阿呆な弟の襲来!3
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そりゃあ驚くよね...マグ兄様、スキルとか魔法を使わせたらかなり器用らしいの。
錬金スキルは最近使えるようになったとか言ってたけど、薬草の抽出を手伝ってもらったリーノお婆さんが、
『ありゃぁ、かなりの熟練度に達してるねぇ。
全く、あの子はなんであんなにも軽々と習得してしまうのだろうか...。
王都が放してくれるかどうか...ハァー。』
って溜め息を吐きながら、薬草の爽やかな匂いを嗅いでニッコニコのディオを抱っこして癒されてたんだよねぇ。
うん、マグ兄様は進学したら直ぐにでも卒業出来る単位を取得して、最短の半年で帰ってくる気満々みたいだから、いざとなったら逃げてくるんじゃない?
王命だとか言われても、時折黒い......あの、最近威圧的になってきた素っ晴らしい笑顔で蹴散らしてきそう...。
「まぁ、それは素晴らしい才能ね。
私が頼んだとしたら、幾らくらいで請けてくれるかしら?」
「うーん、材料費と...そうですねぇ......あ!
友人の工房が作ってる腕輪の代金の相場が確か...銀貨2枚くらいなので、それよりも下ですかね?
僕は職人ではありませんので。」
「それだけは無いわ。
これは、魔道具になるわ...それならば、腕輪の相場である銀貨2枚よりも少し上くらいにはなるでしょう。」
「うーん、僕としては...ヒルダさんはヒリア先生のお姉さんだから、構わないんだけどなぁ。」
「あら、知り合いだからって特別扱いしたら駄目よ?
これだけきちんと、丁寧に作られているのだから、ちゃんと正規の金額を払うわ。
だから、もしもマグレイン君が決められないのなら、お友達の工房に相談して値段を決めて?
私は、あの宿屋にいつも泊まっているから、決まったら教えてくれる?」
「ふふふ、そうですね。
分かりました。」
うわぁ、なんだかマグ兄様が幼く見える...。
いつもは、大人みたいに腹黒く笑ってたりすることもあるのに!
ヒルダさんに撫でられながら、フニャッと笑ってるの!!可愛い!!
「あ、ヒリア先生のことなんですけど...」
「あら、何か知っているの?」
「うーん、僕は直接は知らなくて、レイに聞いたんです。」
「レイグルド君に?
あ、そっか、ヒリアの生徒だものね...それで?」
「レイの同級生に、しつこく求婚されてるらしいです。」
「求婚??」
「きゅーこん??」
「うん、熱烈に求婚されてかなり困ってるらしくて...しかも、所構わず口説きにかかってくるらしいんですよねぇ。」
うわぁ、それはかなりのマセガキー!
ヒルダさんの妹さんだし、きっとヒリアさんも美人さんなんだろうけど、自分はまだ子供の癖に...ねぇ?
そんなマセガキからの熱烈な求婚とか、かなり面倒臭いわぁ...あり得ないわぁ。
ついついヒルダさんと目を合わせて、ハモってしまった...。
「それなんじゃないかと...思いますよ?
ほら、
『息子をタブらかした!』
とか、謂れのない罪を叫ぶ輩とか多いですからねぇ...。
もしかしたら、ヒリア先生のせいにされてるのかもしれませんよ?
もしもそうなのならば、ただただ頭がお花畑な馬鹿1人のせいなのに、酷いですよねぇ。」
あ、マグ兄様の腹黒い笑顔が戻ってきました!
調子が戻ってきたかな?
*
錬金スキルは最近使えるようになったとか言ってたけど、薬草の抽出を手伝ってもらったリーノお婆さんが、
『ありゃぁ、かなりの熟練度に達してるねぇ。
全く、あの子はなんであんなにも軽々と習得してしまうのだろうか...。
王都が放してくれるかどうか...ハァー。』
って溜め息を吐きながら、薬草の爽やかな匂いを嗅いでニッコニコのディオを抱っこして癒されてたんだよねぇ。
うん、マグ兄様は進学したら直ぐにでも卒業出来る単位を取得して、最短の半年で帰ってくる気満々みたいだから、いざとなったら逃げてくるんじゃない?
王命だとか言われても、時折黒い......あの、最近威圧的になってきた素っ晴らしい笑顔で蹴散らしてきそう...。
「まぁ、それは素晴らしい才能ね。
私が頼んだとしたら、幾らくらいで請けてくれるかしら?」
「うーん、材料費と...そうですねぇ......あ!
友人の工房が作ってる腕輪の代金の相場が確か...銀貨2枚くらいなので、それよりも下ですかね?
僕は職人ではありませんので。」
「それだけは無いわ。
これは、魔道具になるわ...それならば、腕輪の相場である銀貨2枚よりも少し上くらいにはなるでしょう。」
「うーん、僕としては...ヒルダさんはヒリア先生のお姉さんだから、構わないんだけどなぁ。」
「あら、知り合いだからって特別扱いしたら駄目よ?
これだけきちんと、丁寧に作られているのだから、ちゃんと正規の金額を払うわ。
だから、もしもマグレイン君が決められないのなら、お友達の工房に相談して値段を決めて?
私は、あの宿屋にいつも泊まっているから、決まったら教えてくれる?」
「ふふふ、そうですね。
分かりました。」
うわぁ、なんだかマグ兄様が幼く見える...。
いつもは、大人みたいに腹黒く笑ってたりすることもあるのに!
ヒルダさんに撫でられながら、フニャッと笑ってるの!!可愛い!!
「あ、ヒリア先生のことなんですけど...」
「あら、何か知っているの?」
「うーん、僕は直接は知らなくて、レイに聞いたんです。」
「レイグルド君に?
あ、そっか、ヒリアの生徒だものね...それで?」
「レイの同級生に、しつこく求婚されてるらしいです。」
「求婚??」
「きゅーこん??」
「うん、熱烈に求婚されてかなり困ってるらしくて...しかも、所構わず口説きにかかってくるらしいんですよねぇ。」
うわぁ、それはかなりのマセガキー!
ヒルダさんの妹さんだし、きっとヒリアさんも美人さんなんだろうけど、自分はまだ子供の癖に...ねぇ?
そんなマセガキからの熱烈な求婚とか、かなり面倒臭いわぁ...あり得ないわぁ。
ついついヒルダさんと目を合わせて、ハモってしまった...。
「それなんじゃないかと...思いますよ?
ほら、
『息子をタブらかした!』
とか、謂れのない罪を叫ぶ輩とか多いですからねぇ...。
もしかしたら、ヒリア先生のせいにされてるのかもしれませんよ?
もしもそうなのならば、ただただ頭がお花畑な馬鹿1人のせいなのに、酷いですよねぇ。」
あ、マグ兄様の腹黒い笑顔が戻ってきました!
調子が戻ってきたかな?
*
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