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1歳!行動範囲が拡がります!
何も起こらないなんてあり得ないのです。2
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ブローはさ?いつも、アナ叔母さんの抱っこを堪能してから私のところに来るもんね。
分かりやすすぎですよー。
「マグ?!フローラ?!レイ?!リーン?!ブロー?!ディア?!アナ?!リアンナさん?!アニスさん?!無事かい?!」
「お父さん?!そんなにも慌てて、どうなさいましたの?!」
「ハァ、良かった。」
ドドンっと鈍い音を立てて開いた扉は、怪しくプランプランしてるから、きっと壊れてるよね...あれ、誰が直すんだろ?
最近錬金スキルが神がかってきたマグ兄様かな?
慌てた様子のお父さんは部屋をぐるりと見渡すと、私達全員の姿を確認して、ホッと深く息を吐きました。
どうしたんでしょ?こんなに珠のような汗をかいてるお父さん、久しぶりに見た!
いつもは、直ぐに皆を抱っこ出来るようにって言って、諸々ちゃんと拭いてから帰ってくるもんね。
にしても、こんなに慌ててるお父さんって、私的には初めてな気がするんだけど、何かがあったのかな?
「父さん、大丈夫?」
「あぁ、大丈夫だよ。
討伐任務から帰ってきてる途中で、ギルドマスターから念話がきて、元ギルドマスターがこの街に現れたらしくてね...かなり焦ったよ。
あ、ママはギルドマスター達が匿ってくれているから安心しなさい。」
「あの人が?へぇ......取り敢えず、僕はこの家に新しく結界を張るから、少し席を外すね?」
「結界を張るとなると、奥様やリーノお婆さんやルドルフお爺さんはどうしますか?」
「ん?あぁ、今から張るのは、血縁者以外は入れない結界だから大丈夫だよ?
勿論、リアンナさんやアニスさんは、ちゃんと家族として登録してあるから大丈夫だしね。
その辺はちゃんと計算してあるから、安心してよ!」
え、マグ兄様、この家全体に結界なんて張れるの?!
子供は、個人で張るので精一杯って聞いたけど...どんだけ規格外なの?!カッコいい!!
壊れてプランプランしてる扉を優しく押さえて、こちらを振り返りながら親指を立ててニコッと笑うマグ兄様。
ん?血縁者以外は入れない結界って、ルドルフお爺さんはどうなるの?
「あれ?リーンは知らなかったっけ?
ルドルフさんは、リーノお婆さんのお兄さん...2人は兄妹なんだよ。」
なんですと?!
新たな衝撃の事実が知らされました。
くっ?!なんだか悔しいよ!!
もしかして、私だけ知らなかったの?
あれ?それだったら、2人も一緒に暮らしたら駄目なのかな?
あ、リーノお婆さんはお店があるから無理なのかな?
ルドルフお爺さんは、今お隣に住んでるから、こっちに来たら宿代浮くんじゃない?
あ、でも、1階には余ってるお部屋が無いから、2階か3階になっちゃうか...年齢的にも階段ってキツいのかな?
「あら?リーンに誰も教えてなかったの?」
「...そうみたい。」
大丈夫だよ?
疎外感なんて、ちょっとばかしビシビシと感じてても...気にしてないからさ?
ほら、誰かが言ってるだろうとか確認もせずに考えるのはかなり愚策だけどさ?
人間だもの、間違いも侵しますって!ね?
ほら、気にしてないから大丈夫だよ?
ほら、ブローも私のお腹をポムポムして慰めてくれてるもん!
「...ごめんね。泣かないで?」
「きにしてにゃいもん!グスッ」
「おぅ!」
「...おいで?ブローも抱っこする?
うん、おいで?」
「「にゃ!」」
ではでは、お言葉に甘えまして!
膝を付いて両手を広げるレイ兄様にブローと共にダイブ!ハモりましたー!
そして、2人でレイ兄様にグリグリと頭を擦り擦り...。
あれ?なんだか楽しいのです。
*
分かりやすすぎですよー。
「マグ?!フローラ?!レイ?!リーン?!ブロー?!ディア?!アナ?!リアンナさん?!アニスさん?!無事かい?!」
「お父さん?!そんなにも慌てて、どうなさいましたの?!」
「ハァ、良かった。」
ドドンっと鈍い音を立てて開いた扉は、怪しくプランプランしてるから、きっと壊れてるよね...あれ、誰が直すんだろ?
最近錬金スキルが神がかってきたマグ兄様かな?
慌てた様子のお父さんは部屋をぐるりと見渡すと、私達全員の姿を確認して、ホッと深く息を吐きました。
どうしたんでしょ?こんなに珠のような汗をかいてるお父さん、久しぶりに見た!
いつもは、直ぐに皆を抱っこ出来るようにって言って、諸々ちゃんと拭いてから帰ってくるもんね。
にしても、こんなに慌ててるお父さんって、私的には初めてな気がするんだけど、何かがあったのかな?
「父さん、大丈夫?」
「あぁ、大丈夫だよ。
討伐任務から帰ってきてる途中で、ギルドマスターから念話がきて、元ギルドマスターがこの街に現れたらしくてね...かなり焦ったよ。
あ、ママはギルドマスター達が匿ってくれているから安心しなさい。」
「あの人が?へぇ......取り敢えず、僕はこの家に新しく結界を張るから、少し席を外すね?」
「結界を張るとなると、奥様やリーノお婆さんやルドルフお爺さんはどうしますか?」
「ん?あぁ、今から張るのは、血縁者以外は入れない結界だから大丈夫だよ?
勿論、リアンナさんやアニスさんは、ちゃんと家族として登録してあるから大丈夫だしね。
その辺はちゃんと計算してあるから、安心してよ!」
え、マグ兄様、この家全体に結界なんて張れるの?!
子供は、個人で張るので精一杯って聞いたけど...どんだけ規格外なの?!カッコいい!!
壊れてプランプランしてる扉を優しく押さえて、こちらを振り返りながら親指を立ててニコッと笑うマグ兄様。
ん?血縁者以外は入れない結界って、ルドルフお爺さんはどうなるの?
「あれ?リーンは知らなかったっけ?
ルドルフさんは、リーノお婆さんのお兄さん...2人は兄妹なんだよ。」
なんですと?!
新たな衝撃の事実が知らされました。
くっ?!なんだか悔しいよ!!
もしかして、私だけ知らなかったの?
あれ?それだったら、2人も一緒に暮らしたら駄目なのかな?
あ、リーノお婆さんはお店があるから無理なのかな?
ルドルフお爺さんは、今お隣に住んでるから、こっちに来たら宿代浮くんじゃない?
あ、でも、1階には余ってるお部屋が無いから、2階か3階になっちゃうか...年齢的にも階段ってキツいのかな?
「あら?リーンに誰も教えてなかったの?」
「...そうみたい。」
大丈夫だよ?
疎外感なんて、ちょっとばかしビシビシと感じてても...気にしてないからさ?
ほら、誰かが言ってるだろうとか確認もせずに考えるのはかなり愚策だけどさ?
人間だもの、間違いも侵しますって!ね?
ほら、気にしてないから大丈夫だよ?
ほら、ブローも私のお腹をポムポムして慰めてくれてるもん!
「...ごめんね。泣かないで?」
「きにしてにゃいもん!グスッ」
「おぅ!」
「...おいで?ブローも抱っこする?
うん、おいで?」
「「にゃ!」」
ではでは、お言葉に甘えまして!
膝を付いて両手を広げるレイ兄様にブローと共にダイブ!ハモりましたー!
そして、2人でレイ兄様にグリグリと頭を擦り擦り...。
あれ?なんだか楽しいのです。
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