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0歳!異世界ライフ始まるよ!
叔母さん、ゲットしました!!3
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「あ、アニスちゃん...行ってしまいましたわ。
疲れてましたから、私が行こうとしてましたのに...大丈夫かしら?」
「...アーシュシャッ!!」
心配そうなリアンナさんと一緒に、アニスさんの出ていった扉を見つめます。
止める間が無かったなぁ...。
「なんだか、身体が少し楽なの...お姉ちゃん、もしかして...?」
「そうよ。リーンは、もしかしたら加護を持っているかもしれないの。
魔力がね、虹色だったのよ。」
「まぁ、成長が楽しみね。」
「アナ、貴女の赤ちゃんも楽しみよ?
双子なのだもの。」
「えぇ、夢でも見ているみたい。
この子達を立派に育てられるかしら...。」
「だーぉーぶぅ!!」
「そうね。これからだものね。」
「そうよ。私達もいるんだから、頼ってね?」
「そうじゃのぉ。
レイリーンちゃんも、スティアナさんの赤子も、不埒な輩に狙われる可能性が高い...守りの態勢を敷かねばのぉ。
ふむ...もう老いぼれてきて、ここまで通うのも大変じゃしのぉ。
儂、お隣に住もうかのぉ...?
楽しそうじゃて。」
「ルドルフ...あんたが守ってくれるのかい?
それはそれは、頼もしいねぇ。」
「ある程度の貴族からなら守れるぞぃ!」
「ルドルフさん...ありがとうございます。」
「スティアナさんは、大切な儂の患者じゃからの。
それに、レイリーンちゃんは無邪気で可愛いしのぉ。
この笑顔を曇らせる者は、許しておけんのぉ。ホホホッ!」
ルドルフさんって、狸親父な雰囲気がバリバリですね。
自分のことを老いぼれだなんて言ってるけど、結構筋肉あるよね?
見た目はただのお爺ちゃんのお医者さんだけど...背筋はシャキッと伸びてるし、足取りも確りしてるからね。
そして、笑顔が威圧感バリバリだよ......何をする気なのかな??
めっちゃ頼もしいけど。
それと、双子ってなんかあるの?
魔力とかが強いのかな?
なんか、狙われるみたいだし...私もみたいだけど......まだまだ闘えないから、守ってくださーい!!
とてつもなく不安だよー。
「さて、お隣に部屋を借りて来ようかねぇ。
たしか、風上亭じゃったのぉ...空いとるかの?」
「お気を付けて...。」
「ルドルフ!ありがとうね。」
「ホホホッ!なぁに、特別なことはしとらんよ...。」
照れくさそうに顎を擦りながら、軽い足取りで...スキップしていきました。
やっぱりまだまだ元気じゃん。
「相変わらずだねぇ。
あの様子なら、引退はまだまだ先だね。」
「そうだろうね。」
「あの、えっと?」
「ん?あぁ、アタシはこの街で薬師をしているリーノだよ。
あんたらのお祖母さんの妹だよ。
会ったことは無いけどねぇ。」
「え?!初めて知りました!」
「あんたらの母親が、話さなかったんだろう??
有名な薬師の娘が、薬師になれなかったからって母親を毛嫌いするなんて、おかしな話しだよねぇ。
生産系のスキルが1つも無いんだから、出来る筈も無いのにさ。」
「そうだったんだ!
お母さんは、家族の話しをしないから知らなかった...。
私が薬師になりたいって言ったとき、反対したのって自分がなれなかったからなの?
そんな理由だったなんて、理不尽だわ。」
「あら、あんたは薬師になりたいのかい?」
「調合スキルがあるので...なりたいなと思ったんです。」
「リーノお婆さん、スティアナは調合スキルしか無かったのよ。
今は、調理スキルも取得したけど...大変だったのよ?」
へぇー。スキルって、後から手に入れることも出来るんだ!
まぁ、母親の我が儘だよね。
そのせいで、薬師になれる娘に苦労をかけるとか...子供か!!
*
疲れてましたから、私が行こうとしてましたのに...大丈夫かしら?」
「...アーシュシャッ!!」
心配そうなリアンナさんと一緒に、アニスさんの出ていった扉を見つめます。
止める間が無かったなぁ...。
「なんだか、身体が少し楽なの...お姉ちゃん、もしかして...?」
「そうよ。リーンは、もしかしたら加護を持っているかもしれないの。
魔力がね、虹色だったのよ。」
「まぁ、成長が楽しみね。」
「アナ、貴女の赤ちゃんも楽しみよ?
双子なのだもの。」
「えぇ、夢でも見ているみたい。
この子達を立派に育てられるかしら...。」
「だーぉーぶぅ!!」
「そうね。これからだものね。」
「そうよ。私達もいるんだから、頼ってね?」
「そうじゃのぉ。
レイリーンちゃんも、スティアナさんの赤子も、不埒な輩に狙われる可能性が高い...守りの態勢を敷かねばのぉ。
ふむ...もう老いぼれてきて、ここまで通うのも大変じゃしのぉ。
儂、お隣に住もうかのぉ...?
楽しそうじゃて。」
「ルドルフ...あんたが守ってくれるのかい?
それはそれは、頼もしいねぇ。」
「ある程度の貴族からなら守れるぞぃ!」
「ルドルフさん...ありがとうございます。」
「スティアナさんは、大切な儂の患者じゃからの。
それに、レイリーンちゃんは無邪気で可愛いしのぉ。
この笑顔を曇らせる者は、許しておけんのぉ。ホホホッ!」
ルドルフさんって、狸親父な雰囲気がバリバリですね。
自分のことを老いぼれだなんて言ってるけど、結構筋肉あるよね?
見た目はただのお爺ちゃんのお医者さんだけど...背筋はシャキッと伸びてるし、足取りも確りしてるからね。
そして、笑顔が威圧感バリバリだよ......何をする気なのかな??
めっちゃ頼もしいけど。
それと、双子ってなんかあるの?
魔力とかが強いのかな?
なんか、狙われるみたいだし...私もみたいだけど......まだまだ闘えないから、守ってくださーい!!
とてつもなく不安だよー。
「さて、お隣に部屋を借りて来ようかねぇ。
たしか、風上亭じゃったのぉ...空いとるかの?」
「お気を付けて...。」
「ルドルフ!ありがとうね。」
「ホホホッ!なぁに、特別なことはしとらんよ...。」
照れくさそうに顎を擦りながら、軽い足取りで...スキップしていきました。
やっぱりまだまだ元気じゃん。
「相変わらずだねぇ。
あの様子なら、引退はまだまだ先だね。」
「そうだろうね。」
「あの、えっと?」
「ん?あぁ、アタシはこの街で薬師をしているリーノだよ。
あんたらのお祖母さんの妹だよ。
会ったことは無いけどねぇ。」
「え?!初めて知りました!」
「あんたらの母親が、話さなかったんだろう??
有名な薬師の娘が、薬師になれなかったからって母親を毛嫌いするなんて、おかしな話しだよねぇ。
生産系のスキルが1つも無いんだから、出来る筈も無いのにさ。」
「そうだったんだ!
お母さんは、家族の話しをしないから知らなかった...。
私が薬師になりたいって言ったとき、反対したのって自分がなれなかったからなの?
そんな理由だったなんて、理不尽だわ。」
「あら、あんたは薬師になりたいのかい?」
「調合スキルがあるので...なりたいなと思ったんです。」
「リーノお婆さん、スティアナは調合スキルしか無かったのよ。
今は、調理スキルも取得したけど...大変だったのよ?」
へぇー。スキルって、後から手に入れることも出来るんだ!
まぁ、母親の我が儘だよね。
そのせいで、薬師になれる娘に苦労をかけるとか...子供か!!
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