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0歳!異世界ライフ始まるよ!

はい、話し合いですよー!11

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フッフッフッフと、何か企んだような悪どい顔をしたギルドマスター。
それは...お茶目か?!お茶目なのか?!

「だって、私の親が凄い強突張ごうつくばりでね?
私、大変だったんだよ?スッゴク!
だから、子供達に大変な思いをしてほしくないの。」

「そうでしたの。
でも、あんなに悪い顔をする必要って...ありましたっけ?」

「それは、無いよ?
何となく...してみただけー。」

やっぱりお茶目だったのね?!
可愛いけどさあ?
今って真面目な時間だよ?

「話し合いって、堅っ苦しいんだもん。」

膝を抱えていじけないの。
もうかなり大人でしょ?

「私、エルフとしてはまだ子供だもん。
107歳だけど、まだ子供だもん。」

「ぬぉ?!」

107でまだ子供なの!
やっぱり、エルフって...めっちゃ長生きなんだね。

「マスター?エルフは、100歳が成人でしょう?
貴方も立派な大人ですわ。」

「...嘘吐き。」

「レイグルド君、お茶目だから...ちゃんと分かってるから...だからそんなに疑った目で見ないで?!
悲しくなるから!!」

「おぅ...。」

「リーンちゃんまで?!
ちょっとしたお茶目じゃないか!
ちょっとくらい良いでしょ?
どうして駄目なの?ぶぅ。」

マスター...大人の貴方が剥れても、まぁ、可愛いけど...許してはもらえないよ?
冗談だったんだってことは分かったけど...一瞬信じちゃったじゃない。

「フフフッ!」

「...ブフッ!」

「マスター、遊ばれてるわよ?
あのくらいで、そんなに怒らないわ。
呆れるだけよ。」

「呆れてるの?まぁ、それなら良いか。
エルフは、50歳で半成人となるから大体のエルフが里を出て旅をするんだ。
で、100歳で成人して、里に戻るかそのまま国に落ち着くんだよ。
私は、この国というか、この土地に落ち着いちゃったんだよねー。
近くにある"嘆いてる森"が気に入ってね。

ちなみに、エルフは1,000年くらい生きるんだよ。長いでしょー。」

「ほぇー。」

「リーンちゃん。お口空きっぱなしだよ?。
女の子なんだきら、閉じましょうね。」

「あーい!」

あっ、失礼しました。
私の口、空いてました?お恥ずかしい...。

「グフッ!マスターが優しいエルフで良かったね。」

お父さん、貴方の肩震えてますが?笑ってるんでしょ?
え?マスターが堅苦しいエルフでなくてホッとしてるの?
だからってそんなに笑う?
おーい、なんだかヒクヒクしてるけど大丈夫なの?...放置しとこうか。

「まぅーあー!」

「マスターって言ってるの?!凄いねぇ。」

「ンフフー!」

「...リーンは、賢いから。」

「うん。癒しな上に、賢いよね。
また一緒に来てね?」

「...うん。マスターは良い人だから。」

「ありがとう。
さて、先ずは、レイグルド君のギルドカードを発行しようか。
預金所はその後で良いかな?」

「えぇ、構いませんわ。」

「受付に行こうか。」

お!マスターに通じたよ。
マスターにはほっぺをムニムニされてますが、どや顔しときましょう。
どや!まだ10ヶ月ですよー。
凄いでしょう?フッフッフッフッフッ!
あ、慰謝料の支払い手続きに行くの?私は後ね。
マグ兄様もフローラ姉様も、預金カード持ってるみたいだし、発行手続きが必要なのは私とレイ兄様だけか...。





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