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6 : 裁判を終えて...待ち人の元へ参りましょう。
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じぃやも動物がとても大好きですもの、獣化しているスリゼルを撫でても良いと聞いたら喜ぶとは思っていましたけれど、わくわくが身体から溢れてますわ!
スキップしているのは初めて...では無いわね。
お祖父様が我が家にお帰りになられて直ぐに父と母と妹を捕縛して勘当なされたときに、とても爽やかな笑顔で衛兵さんに付きだして、護送馬車を見送った後にスキップしていたわ。
じぃやは、父のことも、妹のことも、我が家の名を語る者として認めておりませんでしたから...清清しかったのでしょうね。
父のことを旦那様とは1度も呼びませんでしたし、妹に命じられたことを熟す姿は1度も見受けられませんでしたし、ね?
あっ!でも、母には少し優しかったかしら?
「ティリー!グレイ!スー!おかえり!!」
「「「お祖父様!」」」
「お、スー?モフモフしてもいいか?」
「お祖父様?...もうしてるよ?」
「ハッハッハッ!!実に可愛いなぁ。
おや?スーは、獣化するときに服を着ないのかい?」
「これからまだ成長するだろうから、今は着ない方が良いって兄さんが言ってたから着てないの。
獣化してる状態で着られる服って、元々少ないでしょ?
それに、同じ狐獣人の中では、僕は大きい方になるから...特別に作らないと着られないの。」
「うむ、そうか...。
実は、あちらではかなり暇だったから、リリスと共に獣化したスー用の服をデザインしていたのだが、見てみないかの?」
「僕の服をデザインしてくれたの?!
え、見てみたーい!!」
「お祖父様、私も見てみたいですわ!」
「ホホホッ!ティリーのワンピースと、グレイのジャケットも、普段使い出来るものをデザインしておるよ。」
「まぁ!本当ですか?!
お祖父様!皆も、早く行きましょう!!」
「お祖父様もリリスお祖母様とお祖父様のデザイン画も、逃げないから...少し落ち着きなさい。」
「嬉しいんですもの!」
じぃやが玄関を音も無くスッと開くと、ホールに両手を広げたお祖父様が笑顔で立っておりました。
はしたないと言われるかもしれませんが、ここは我が家ですもの。
気にせず3人で飛び付くと、少し腰を落として私達をがっしりと抱き止めてから、代わる代わる撫でてくれるお祖父様が大好きですわ!!
スリゼルなんて、お祖父様のお膝に前足でチョイッチョイッと催促しておりますのよ?
がっしりとしていて上背のあるお祖父様が抱き上げると、通常の2倍は大きいスリゼルが、通常の1,5倍くらいに見えますのよね。
...可愛いわ、この光景。
それにしても、獣化したときに着る為の服をデザインされるなんて、お祖父様もリリスお祖母様も本当にスリゼルが大好きよね。
あぁ、普段からこんなに可愛いスリゼルに、お祖父様デザインの服を着せるなんて...もっと可愛くなりますのね?
出来るだけ早くお針子さんに作っていただいて、スリゼルに着てもらわないとなりませんわね!
...お兄様ったら、ご自分では冷静に声をかけたおつもりなのでしょうけれど、顔が大層にやけておりますわ。
お祖父様のデザインされたジャケットが楽しみなのよね?
私だって、早くワンピースのデザイン画を見てみたいですわ!
「お兄様も楽しみなのでしょう?」
「あぁ、勿論楽しみだよ!
さ、ユークリスにお針子を呼んでもらってるから、これから寒くなるしスリゼルのものは早めに作ってもらおう!」
「お祖父様、ありがとう!」
ハッ!スリゼルがお祖父様の頬に鼻チューしましたわ!
私は、まだしてもらっておりませんのに......お祖父様に先を越されましたわ。
うふふっ、お祖父様がデレデレしておりますわね。
*
スキップしているのは初めて...では無いわね。
お祖父様が我が家にお帰りになられて直ぐに父と母と妹を捕縛して勘当なされたときに、とても爽やかな笑顔で衛兵さんに付きだして、護送馬車を見送った後にスキップしていたわ。
じぃやは、父のことも、妹のことも、我が家の名を語る者として認めておりませんでしたから...清清しかったのでしょうね。
父のことを旦那様とは1度も呼びませんでしたし、妹に命じられたことを熟す姿は1度も見受けられませんでしたし、ね?
あっ!でも、母には少し優しかったかしら?
「ティリー!グレイ!スー!おかえり!!」
「「「お祖父様!」」」
「お、スー?モフモフしてもいいか?」
「お祖父様?...もうしてるよ?」
「ハッハッハッ!!実に可愛いなぁ。
おや?スーは、獣化するときに服を着ないのかい?」
「これからまだ成長するだろうから、今は着ない方が良いって兄さんが言ってたから着てないの。
獣化してる状態で着られる服って、元々少ないでしょ?
それに、同じ狐獣人の中では、僕は大きい方になるから...特別に作らないと着られないの。」
「うむ、そうか...。
実は、あちらではかなり暇だったから、リリスと共に獣化したスー用の服をデザインしていたのだが、見てみないかの?」
「僕の服をデザインしてくれたの?!
え、見てみたーい!!」
「お祖父様、私も見てみたいですわ!」
「ホホホッ!ティリーのワンピースと、グレイのジャケットも、普段使い出来るものをデザインしておるよ。」
「まぁ!本当ですか?!
お祖父様!皆も、早く行きましょう!!」
「お祖父様もリリスお祖母様とお祖父様のデザイン画も、逃げないから...少し落ち着きなさい。」
「嬉しいんですもの!」
じぃやが玄関を音も無くスッと開くと、ホールに両手を広げたお祖父様が笑顔で立っておりました。
はしたないと言われるかもしれませんが、ここは我が家ですもの。
気にせず3人で飛び付くと、少し腰を落として私達をがっしりと抱き止めてから、代わる代わる撫でてくれるお祖父様が大好きですわ!!
スリゼルなんて、お祖父様のお膝に前足でチョイッチョイッと催促しておりますのよ?
がっしりとしていて上背のあるお祖父様が抱き上げると、通常の2倍は大きいスリゼルが、通常の1,5倍くらいに見えますのよね。
...可愛いわ、この光景。
それにしても、獣化したときに着る為の服をデザインされるなんて、お祖父様もリリスお祖母様も本当にスリゼルが大好きよね。
あぁ、普段からこんなに可愛いスリゼルに、お祖父様デザインの服を着せるなんて...もっと可愛くなりますのね?
出来るだけ早くお針子さんに作っていただいて、スリゼルに着てもらわないとなりませんわね!
...お兄様ったら、ご自分では冷静に声をかけたおつもりなのでしょうけれど、顔が大層にやけておりますわ。
お祖父様のデザインされたジャケットが楽しみなのよね?
私だって、早くワンピースのデザイン画を見てみたいですわ!
「お兄様も楽しみなのでしょう?」
「あぁ、勿論楽しみだよ!
さ、ユークリスにお針子を呼んでもらってるから、これから寒くなるしスリゼルのものは早めに作ってもらおう!」
「お祖父様、ありがとう!」
ハッ!スリゼルがお祖父様の頬に鼻チューしましたわ!
私は、まだしてもらっておりませんのに......お祖父様に先を越されましたわ。
うふふっ、お祖父様がデレデレしておりますわね。
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