王道学園の天使!?

yu_yu

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「…大きすぎるでしょ」

俺の名前は夏目玲。
今、大きい山奥にある大きい門の前にいる。
ここは俺が通う学園、風華学園である。
ちなみに全寮制だ。

ここで待ってればいいんだよな……

「なんだこれ!でかいな!」

待っていると、大きい声がした。

うるさい...

隣を見たら、もじゃもじゃの鳥の巣みたいな頭とぐるぐるの陣底めがねをしたもじゃ男がいた。
もじゃ男は驚くことに急に門を登り始めた。


もじゃ男はふらふらしていて、今にも落っこちそうだった。

「おい!あぶな・・・「そこで何をしているんですか!」」

危ないと言おうとした瞬間、誰かが現れた。
そいつは俺がよく知っている男だった。
もじゃ男はそいつの声に驚いたのか、落っこちていた。

全然、気づかなかったw
あいつ、大丈夫か?

「いってー!誰だよお前!お前が急に話しかけるから落ちちまったじゃねーか!」

「「……は?」」

怖っ!こいつ何いってるの?
どう考えても、悪いのお前じゃね?登るなよ、不法侵入…

「はぁ、何で門をのぼっていたんですか?危ないでしょう。」
「門の前で待ってたけど、いつになっても誰もこなかったから登ったんだぞ!だから、なかなか来なかったお前が悪いんだぞ!」

いやいや、お前来て早々、門に登ったじゃないか……
俺が来たときには、まだ来てなかっただろ!

「それは、遅くなってしまいすみませんでした。」
「いいぞ!俺は優しいからな!それよりお前、その気持ち悪い笑顔やめろよ!」
「「!!」」
「そんなことはないですよ。これが私の普通の笑顔ですよ?面白いこといいますね(ニコ)あなたは転校生の増田徹君ですね?」
「///そうか!何で俺の名前しってるんだ?
 それよりもお前すごいイケメンだな!名前はなんて言うんだ?」

・・・こいつ、見抜いた?
それよりも、何で顔が赤くなってんだ?
あいつがイケメンだからか?
意味わかんねー
宇宙人か?関わりたくねーな。


「...私は生徒会副会長をさせていただいている、神宮司蛍と申します。さぁ、もうすぐチャイムがなりますので、行きましょう。
あなたは転校生の夏目君ですよね?いま、門を開けますから。遅くなって、申し訳ありません。」

そういいながら、門を開けてくれた。

もじゃ男は副会長の後ろで何かを話しているが、一人で何を話しているんだ?

蛍「どうぞ、理事長室までご案内します。」

まぁ、いいか……

なんだかんだ、副会長と話しながら歩いていたら、あっという間に理事長室についた。 

コンコン

「理事長、神宮司です。転校生の二人を連れてきました。失礼します。」

中に入ると、かっこいい20代くらいの男が椅子に座っていた。

「こんにちは、夏目君と増田君だよね?風華学園 理事長の夏目忠です。
 今、二人の担任たちを呼んでいるから待っててね。」コンコン
「失礼します。Bクラス担任の田中です。」

「あぁ、田中先生。待っていましたよ。こちらがBクラスの転校生の増田くんです。
 教室まで案内をお願いしますね。」
「分かりました。では、増田君、行きましょう。教室に向かう途中でこの学校について説明しますね。
 それでは、理事長失礼します。」
「蛍は同じクラスじゃないのか!?なんでだよ!?クソー!!!!仕方がないな!!!! 蛍!!!!クラスで待ってるからな!!!!絶対、来いよ!!!!じゃあな!蛍!」パタン

シーン

やっと、静かになったな・・・
あいつ、!!!!生やしすぎじゃね?

ん?理事長が震えてる・・・
どうしたんだ?
…あっ!
これは、やばいな・・・
忘れてた・・・

「れーいー!」ガバッ
「うっ」
「れいれいれいー!会いたかったよー玲の好きな叔父さんだぞー相変わらず、可愛いな~(´д`)hshs」

うるさいのが、ここにもいた・・・ハア
そう、この学園の理事長って俺の叔父さんなんだよね・・・

「・・・叔父さん、うるさい。苦しいからはなして。」
「そんな~(泣)」シュン
「そうですよ。忠さん。はなさないと、玲に嫌われますよ。」
「それは、嫌だ!」

ふう~、やっと離してくれた・・・
ケホッあっ、やばいかも・・・ケホッ ヒュ-ヒ

「「!!玲!」」

ヒューヒュー ゴホッ

「喘息かっ!」
「呼吸器はあるか?」
「ケホッ ポ、ケ ゴホッ・・ト」
「ありました!」
「すぐ、よくなるからな~
もう少し、頑張れ」

シューシュー
「スースーケホッ・・もう、だい、じょ、ぶ
  あり、が、とう。ごめん・・」コテン
「玲!」
「大丈夫、寝ただけだ。ベットがあるからそこへ運ぼう。」
「はい……」

「「……」」

ガチャ

「おーい。失礼するぞ、忠。転校生を迎えにきたぞー
ん?蛍もいたのか。それに、そこにいるのは、玲か!?どうした!?」
「おー、健人。大丈夫だ。眠っているだけだ…」
「そうか。良かった。」
「でも、今日はこのままここで寝させておくから、クラスに紹介するのは明日にしよう」
「わかった…ってか、転校生って玲のことだったのかよ!早く、言えよ!
お前、わざと黙ってただろ!?」
「イタズラに決まってんだろw」
(この人たちは相変わらずですね…)

あの後、俺は翌日まで一度も目を覚まさなかった。

次の日
「・・んっ?」
「目が覚めたか?玲。」
「叔父さん・・ここどこ?俺、昨日・・・」
「昨日、喘息起こして寝てしまったんだ。だから、ここで寝かした。ここは、理事長室の仮眠室だから気にするな。」
「ありがとう」
「今日は担任が迎えにくるからそれまで、シャワー浴びて、ごはんを一緒に食べよう」
「うん」


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  こんにちは。<(_ _)>
作者のyu_uyです。
今回の作品が初回作です。
ぜひ、暖かい目でお楽しみください。
この誤字脱字、感想お待ちしております!
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