夏の終わり、結末のあと

"君は物憂げな顔で遠くを見つめている時がある。
そんな顔を見るのは決まって夏だ。"

「ぼく」の恋人である「君」には幼馴染みがいた。
君と幼馴染みの彼は多分互いに想い合っていて、きっと将来は結ばれるのだと信じていた。

けど君は今ぼくの隣にいる。

そう、ぼくらの過ごす今の時間は、物語で言えばさしづめバッドエンドの後の話なんだろう……。

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