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第60話
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「あ、あの……、ありがとうございました」
お礼を言いつつも、俺の視線はヴィニ姐さんの圧倒的な存在感を放つ胸に釘付けになる。
「あぁ~♡ もぉ~、どこ見てるのよぉ~?♡」
ヴィニ姐さんは両手で胸を隠すような仕草をするが、それが返ってその大きさを強調することになった。
おっふ! 相棒が敏感に反応する。
「あっ、す、すすす、すみませんっ!」
俺は前のめりになるのを誤魔化すように深々と頭を下げた。
頭を下げたまま視線を上に向けると、すぐ目の前にヴィニ姐さんの白くてむっちむちな太ももがあるじゃないですか!
そのせいでさらに相棒が勢いづいてしまい、なかなか頭を上げることができない。
「やだぁ~もぉ~、今度はどこ見てるのよぉ~?♡」
「す、すみません、すみませんっ!」
へっぴり腰になりながら、俺はさらに深々と頭を下げた。
「ふふふ、可愛い♡」
どうにかこうにか頭を上げた俺に、ヴィニ姉さんはおもむろに顔を近付けると目を閉じた。
ちょ、近い近い近い近いっ!
「くんくん♡ くんくんくんくん♡」
えっ、何? めっちゃ匂いを嗅がれてるんですけど!?
「あはは♡ キミ、童貞の匂いがするぅ~♡」
ちょ、あんたもいきなり俺の事を童貞って言うんかーい!
でも不思議なことに、ヴィニ姐さんにそう言われても全然腹が立たない。むしろ何かこう、そわそわする。
「くんくんくん♡ くんくんくんくんくんくん♡」
えっ、まだ嗅ぐの?
ていうか、逆にヴィニ姐さんの方から甘ったるい匂いがしてきて、俺の方がくんかくんかしたくなってくる。
「ねぇキミ♡ ここ、かなり溜まってるでしょ~?♡」
そう言うとヴィニ姉さんが身体を密着させて、俺の相棒のあたりをズボンの上から指でねっとりと撫で回してきた。
ギュン!
俺の相棒は一瞬でマックスに到達した。
うぉあああああああああああ!!
あかん! それはあかんて、ヴィニ姐さん!!
「うふふ♡ 可愛い顔してぇ~、ここはこんなになっちゃってるぅ~♡」
俺に身体を密着させたヴィニ姐さんは、そのまま身体ごとゆっくり上下に動きだした。
さらに、俺の相棒の先っちょ付近を人差し指で円を描くように撫でてくる。
「ダ、ダメですって!」
俺はいきり立つ相棒を押さえながら後ずさった。
「あはは、ごめんねぇ~♡ キミ、可愛いからちょっといぢわるしちゃったぁ~♡」
ヴィニ姐さんは悪びれる様子もなく艶めかしい笑みを浮かべた。
「あたしは~ヴィニボンヌっていうのぉ~。キミの名前は~?」
「えっ、あっ、お、俺はスグルって言います」
とろんとした紫色の瞳に見つめられて思わず声がうわずってしまった。
「すぐるん♡ 可愛い名前だねぇ~♡」
ヴィニ姐さんはまた身体を密着させてきた。
おわっ、めっちゃ胸が当たっちゃってますって!
「あたしねぇ~、すぐそこで働いてるのぉ~♡ 良かったらぁ~、うちのお店に来てって言いたいところだけどぉ~、すぐるんは未成年なんだっけぇ~。むぅ~」
頬をぷうっと膨らまて残念がるヴィニ姐さん。
そんな仕草が可愛いというか、むしろ妙にエロい。
「早く大人になるんだぞぉ~♡」
「ひゃん!」
相棒をぎゅっと掴まれた俺は思わず変な声を発してしまった。
「はい、これぇ~♡」
ヴィニ姐さんは胸元から名刺を取り出すと、それを俺の手の中にすっと差し入れた。
「じゃあまたねぇ~、すぐる~ん♡」
そう言うと、ヴィニ姐さんは夜の喧騒の中へと消えて行った。
『石鹸王国メッチャバース ヴィニボンヌ』
手渡された名刺にはまだヴィニ姐さんの温もりが残っていて、ほんのりと石鹸のいい香りがした。
お礼を言いつつも、俺の視線はヴィニ姐さんの圧倒的な存在感を放つ胸に釘付けになる。
「あぁ~♡ もぉ~、どこ見てるのよぉ~?♡」
ヴィニ姐さんは両手で胸を隠すような仕草をするが、それが返ってその大きさを強調することになった。
おっふ! 相棒が敏感に反応する。
「あっ、す、すすす、すみませんっ!」
俺は前のめりになるのを誤魔化すように深々と頭を下げた。
頭を下げたまま視線を上に向けると、すぐ目の前にヴィニ姐さんの白くてむっちむちな太ももがあるじゃないですか!
そのせいでさらに相棒が勢いづいてしまい、なかなか頭を上げることができない。
「やだぁ~もぉ~、今度はどこ見てるのよぉ~?♡」
「す、すみません、すみませんっ!」
へっぴり腰になりながら、俺はさらに深々と頭を下げた。
「ふふふ、可愛い♡」
どうにかこうにか頭を上げた俺に、ヴィニ姉さんはおもむろに顔を近付けると目を閉じた。
ちょ、近い近い近い近いっ!
「くんくん♡ くんくんくんくん♡」
えっ、何? めっちゃ匂いを嗅がれてるんですけど!?
「あはは♡ キミ、童貞の匂いがするぅ~♡」
ちょ、あんたもいきなり俺の事を童貞って言うんかーい!
でも不思議なことに、ヴィニ姐さんにそう言われても全然腹が立たない。むしろ何かこう、そわそわする。
「くんくんくん♡ くんくんくんくんくんくん♡」
えっ、まだ嗅ぐの?
ていうか、逆にヴィニ姐さんの方から甘ったるい匂いがしてきて、俺の方がくんかくんかしたくなってくる。
「ねぇキミ♡ ここ、かなり溜まってるでしょ~?♡」
そう言うとヴィニ姉さんが身体を密着させて、俺の相棒のあたりをズボンの上から指でねっとりと撫で回してきた。
ギュン!
俺の相棒は一瞬でマックスに到達した。
うぉあああああああああああ!!
あかん! それはあかんて、ヴィニ姐さん!!
「うふふ♡ 可愛い顔してぇ~、ここはこんなになっちゃってるぅ~♡」
俺に身体を密着させたヴィニ姐さんは、そのまま身体ごとゆっくり上下に動きだした。
さらに、俺の相棒の先っちょ付近を人差し指で円を描くように撫でてくる。
「ダ、ダメですって!」
俺はいきり立つ相棒を押さえながら後ずさった。
「あはは、ごめんねぇ~♡ キミ、可愛いからちょっといぢわるしちゃったぁ~♡」
ヴィニ姐さんは悪びれる様子もなく艶めかしい笑みを浮かべた。
「あたしは~ヴィニボンヌっていうのぉ~。キミの名前は~?」
「えっ、あっ、お、俺はスグルって言います」
とろんとした紫色の瞳に見つめられて思わず声がうわずってしまった。
「すぐるん♡ 可愛い名前だねぇ~♡」
ヴィニ姐さんはまた身体を密着させてきた。
おわっ、めっちゃ胸が当たっちゃってますって!
「あたしねぇ~、すぐそこで働いてるのぉ~♡ 良かったらぁ~、うちのお店に来てって言いたいところだけどぉ~、すぐるんは未成年なんだっけぇ~。むぅ~」
頬をぷうっと膨らまて残念がるヴィニ姐さん。
そんな仕草が可愛いというか、むしろ妙にエロい。
「早く大人になるんだぞぉ~♡」
「ひゃん!」
相棒をぎゅっと掴まれた俺は思わず変な声を発してしまった。
「はい、これぇ~♡」
ヴィニ姐さんは胸元から名刺を取り出すと、それを俺の手の中にすっと差し入れた。
「じゃあまたねぇ~、すぐる~ん♡」
そう言うと、ヴィニ姐さんは夜の喧騒の中へと消えて行った。
『石鹸王国メッチャバース ヴィニボンヌ』
手渡された名刺にはまだヴィニ姐さんの温もりが残っていて、ほんのりと石鹸のいい香りがした。
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