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第10章 侵略者を撃つな!
侵略者を撃つな! 74
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男はもう1人の男が小脇に抱えてるボストンバックを見ます。カメラから出ているコードは、このバックの中身とつながってました。
「だから今録画中なんだ。この映像を一刻も早くユーチューブにあげたくってねぇ、着陸してくれるとほんと助かるよ」
ほぞを噛む副機長。
「くく・・・」
副機長は装着してたッドセットに話しかけます。
「機長、説得失敗しました」
ヘッドセットから反応。
「了解。近くの飛行場に着陸する。操縦席に戻ってくれ!」
「了解!」
副機長はCAを見て、
「君はこの2人がこれ以上悪さをしないよう、見張っててくれ!」
「わかりました!」
副機長は奥へ走り出します。一方2人の男は、悪びれた様子がいっさいありません。今も金目ひなたにカメラを向けたままです。
カメラを持った男がもう1人の男を見て、
「あは、オレたち、何か悪いことしたか?」
「こいつは悪質な言いがかりだな。帰ったら警察に名誉棄損で訴えないといけないな!」
2人は同時に大笑いしました。
と、ここで機内アナウンス。
「当機では現在お客様同士によるトラブルが複数発生してます。やむを得ず最寄りの空港に一時着陸します。ご了承ください!」
次の瞬間、今までとは違うGが機内にかかりました。飛行機が旋回し始めたようです。男の1人がそれを感じ、
「ん、着陸する気か、ほんとうに?」
もう1人の男。
「あは、構うことないさ!」
カメラを向けられてる金目ひなたはひたすら怯えてました。
現在。テレストリアルガード基地サブオペレーションルーム。巨大なたまご型のテーブルに座って話をしてる日向隊員。
「私はあのとき、すべてが嫌になりました。こんな飛行機なんか墜ちちゃえばいいんだ。全部無くなっちゃえばいいんだ! と、本気で願いました。そしたら、そしたら・・・」
日向隊員の心の中、夜間の山腹に墜落していく飛行機。
「ほんとうに・・・ ほんとうに飛行は墜落しちゃいました。お父さんもお母さんも、みんな、みんな、死んじゃった・・・」
日向隊員は大声で泣き始めました。
「うわ~っ!」
「よしよし、よく話してくれたな」
隊長は日向隊員の頭を優しく抱きました。
隊長はふと横目で周囲を見渡しました。女神隊員と倉見隊員は、あまり興味がないという態度。上溝隊員は一応前を向いてますが、視線はそっぽを向いたまま。隊長は残念って顔を見せました。
悪事を働いた人物がその悪事をすべてぶちまける。これにはかなりエネルギーが必要なはず。それを理解して欲しかったようです。
その一方で隊長は、あることに気づきました。日向隊員の心にはまだ欠けているところがある。それをなんとかしないと、地球を守るテレストリアルガードじゃ、使いものにはならんぞ・・・
隊長は少ししゃがんで、日向隊員の眼を見ました。
「これから君はどのように生きてくつもりなんだ?」
「え?・・・」
思わぬ質問。日向隊員はちょっと考え、応えました。
「一生懸命生きます!」
「なんのため?」
「死んだお父さんのため・・・」
「あはっ、そうじゃないよ。君が自殺に追い込んでしまった山際怜子にどういうつぐないをするのか? それを訊きたいんだよ」
日向隊員は再び少し考え、応えました。
「山際怜子ちゃんにはほんとうに申し訳ないことをしてしまいました。私は・・・ 私は山際怜子ちゃんの分も一生懸命生きていこうと思います!」
隊長は呆れたという顔を見せました。
「あは、そっか、それはとても残念だ」
日向隊員はびっくり。
「え?」
「今の君の発言は典型的な加害者の論理だ」
「だから今録画中なんだ。この映像を一刻も早くユーチューブにあげたくってねぇ、着陸してくれるとほんと助かるよ」
ほぞを噛む副機長。
「くく・・・」
副機長は装着してたッドセットに話しかけます。
「機長、説得失敗しました」
ヘッドセットから反応。
「了解。近くの飛行場に着陸する。操縦席に戻ってくれ!」
「了解!」
副機長はCAを見て、
「君はこの2人がこれ以上悪さをしないよう、見張っててくれ!」
「わかりました!」
副機長は奥へ走り出します。一方2人の男は、悪びれた様子がいっさいありません。今も金目ひなたにカメラを向けたままです。
カメラを持った男がもう1人の男を見て、
「あは、オレたち、何か悪いことしたか?」
「こいつは悪質な言いがかりだな。帰ったら警察に名誉棄損で訴えないといけないな!」
2人は同時に大笑いしました。
と、ここで機内アナウンス。
「当機では現在お客様同士によるトラブルが複数発生してます。やむを得ず最寄りの空港に一時着陸します。ご了承ください!」
次の瞬間、今までとは違うGが機内にかかりました。飛行機が旋回し始めたようです。男の1人がそれを感じ、
「ん、着陸する気か、ほんとうに?」
もう1人の男。
「あは、構うことないさ!」
カメラを向けられてる金目ひなたはひたすら怯えてました。
現在。テレストリアルガード基地サブオペレーションルーム。巨大なたまご型のテーブルに座って話をしてる日向隊員。
「私はあのとき、すべてが嫌になりました。こんな飛行機なんか墜ちちゃえばいいんだ。全部無くなっちゃえばいいんだ! と、本気で願いました。そしたら、そしたら・・・」
日向隊員の心の中、夜間の山腹に墜落していく飛行機。
「ほんとうに・・・ ほんとうに飛行は墜落しちゃいました。お父さんもお母さんも、みんな、みんな、死んじゃった・・・」
日向隊員は大声で泣き始めました。
「うわ~っ!」
「よしよし、よく話してくれたな」
隊長は日向隊員の頭を優しく抱きました。
隊長はふと横目で周囲を見渡しました。女神隊員と倉見隊員は、あまり興味がないという態度。上溝隊員は一応前を向いてますが、視線はそっぽを向いたまま。隊長は残念って顔を見せました。
悪事を働いた人物がその悪事をすべてぶちまける。これにはかなりエネルギーが必要なはず。それを理解して欲しかったようです。
その一方で隊長は、あることに気づきました。日向隊員の心にはまだ欠けているところがある。それをなんとかしないと、地球を守るテレストリアルガードじゃ、使いものにはならんぞ・・・
隊長は少ししゃがんで、日向隊員の眼を見ました。
「これから君はどのように生きてくつもりなんだ?」
「え?・・・」
思わぬ質問。日向隊員はちょっと考え、応えました。
「一生懸命生きます!」
「なんのため?」
「死んだお父さんのため・・・」
「あはっ、そうじゃないよ。君が自殺に追い込んでしまった山際怜子にどういうつぐないをするのか? それを訊きたいんだよ」
日向隊員は再び少し考え、応えました。
「山際怜子ちゃんにはほんとうに申し訳ないことをしてしまいました。私は・・・ 私は山際怜子ちゃんの分も一生懸命生きていこうと思います!」
隊長は呆れたという顔を見せました。
「あは、そっか、それはとても残念だ」
日向隊員はびっくり。
「え?」
「今の君の発言は典型的な加害者の論理だ」
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