地球防衛チームテレストリアルガードの都合!? 10章

のどか

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第10章 侵略者を撃つな!

侵略者を撃つな! 62

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 金目ひなたの父親の詰問が続いてます。
「毎日毎日弱い立場の女の子から5,000円恐喝してたのか、おまえ!?」
 金目ひなたは重苦しく口を開きました。
「だって・・・ だってあいつの家、障害者がいるっていう理由で国からたくさんお金をもらってるんだよ。こんなことってありなの?」
 それを聞いて父親は愕然としました。
「そ、そんな理由で・・・」
「お父さん、税金が高い、苦しいて毎日言ってたから・・・ お父さんからむしり取った税金があいつの家に廻ってるなんて、私、絶体許せなかった・・・」
 これを聞いて父親は激怒。
「それとこれとは話が別だろ!
 いいか、強い者が弱い者を助ける。民主主義の世界じゃ、当たり前のことだろ! お前、そんなことも理解してなかったのか、オレの娘だろ!?・・・」
 オレ・・・ 父親がこの一人称を使うときは、気分がかなり高揚してるとき。めったにありません。父親はなげきます。
「ああ、なんてことだ。オレの娘がこんなモンスターになってたなんて・・・」
 その言葉は金目ひなたの心にグサリと刺さりました。私はモンスターじゃないよ・・・ けど、金目ひなたは反論することができませんでした。
 と、ここで突然のベルの音が。固定電話の呼び出し音です。父親はその電話を見て、舌打ち。
「ちっ!」
 そして母親に質問しました。
「さっきから鳴ってんのか、電話!?」
「いえ、今日初めて・・・」
「マスコミじゃないのか?・・・」
 どうやらこの家の電話番号はまだマスコミ等に知られてないようです。
 父親が電話に出ました。
「もしもし・・・」
 電話の向こうから、
「あ、こちら○○小学校です」
 それを聞いて父親は一安心。が、続く、
「金目陽一さん、まだ学校に来てないのですが?・・・」
 の声に、
「え?・・・」
 父親の顔からさっと血の気が引きました。
 金目陽一とはこの男性の息子、金目ひなたの弟です。現在小学校4年生。金目ひなたは地元の小学校に通ってますが、金目陽一は私立の名門小学校に通ってました。
 母親は金目ひなたも私立の小学校に通わすつもりでした。が、父親の、
「市民感覚も大切だ」
 という理由で、あえて公立の小学校を選択しました。けど、息子の方は母親の意見が優先しました。
 その息子がまだ小学校に来ていない。これは一大事! 父親は振り返り、ドアを開けました。母親はそれを見て、
「あなた、どこに行くの?」
「息子を捜しに行ってくる!」
 金目ひなたも慌てて、
「待って、私も行く!」
 父親は振り返り、
「バカ言うな! お前は家の中にじっとしてろ! マスコミの餌食になりたいのか!?」
 ドアが閉まりました。金目ひなたはただ茫然とするだけでした。

 金目家車庫前。突然シャッターが開き、金目ひなたの父親が姿を現しました。するとそこに待ち受けていたテレビ局のクルーややじ馬たちが騒めきました。女性リポーターがマイク片手に叫びます。
「あー、たった今ガレージのシャッターが開きました!」
 父親がそのリポーターに近づき、
「うちの息子が行方不明になってるんだ。頼む、通してくれ!」
 父親はそう言い終わるときびすを返しました。が、
「はぁ、それがなんだってゆーんだ!?」
 父親は振り返ると、そこには2人の男が。1人はカメラ(ゴープロ)を父親に向けてます。さっき車庫に侵入してきて、警備員に押し返された数人の中の2人でした。半グレなのか、かなり悪い人相です。
 2人は再びガレージの中に入ろうとします。3人の警備員が慌てて2人の前に立ち、
「君たち、ここは私有地だ。出て行きたまえ!」
 それに2人が反論します。
「はあ、何言ってんだ、お前? 報道の自由だろ!」
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