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第10章 侵略者を撃つな!
侵略者を撃つな! 60
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3人はインタビューを受けてます。3人の中の誰かがしゃべってます。音声は加工してますが、少女の声のようです。
「(ピー)さんは毎日毎日5,000円強請られてました。私は先生にそれを訴えたんですが、学校は何もしてくれませんでした。
このままじゃ、(ピー)さんは浮かばれません! 私は真実を伝えるため、この映像を公開しました!」
金目ひなたはその声を聞いてぽつりと言いました。
「真田希望・・・」
そう、この声の持ち主は真田希望です。ところどころ入るピーの部分には「山際」という固有名詞が入ります。テレビ局が「山際」という固有名詞を消したようです。
テレビの中、真田希望の発言が続きます。
「小学生が毎日5,000円用意するなんて絶体不可能です。(ピー)さんは2日前ついに5,000円払えなくなってしまいました。するとあの女は(ピー)さんを素っ裸にしてイジメました。それがあの映像なのです!
あんなイジメを受けたら誰だって絶望してしまいます。(ピー)さんはその日の夜、自殺してしまいました。
私、あの女が許せない! 絶対許せない!」
今度は大人の女性の発言。相変わらず顔は映さない、声は加工してありますが、この女性は真田希望の母親です。
「悪いヤツはこの娘だけじゃありませんよ! これを聞いてください!」
映像は母親の手に握られてるスマホを捉えました。そこから流れる音声。
「(ピー)、お前、内申書て知ってるか? 今のお前の発言は内申書に響くぞ。黙っておけ。先生はお前の人生をバラ色にすることもできれば、壊すこともできるんだぞ。
そういや、お前には小3と小1に弟がいたな。弟たちの未来を少しは考えてやったらどうだ?」
ちなみに、今回のピーの部分には、「真田」という固有名詞が入ります。今回もテレビ局が音声を加工しました。
母親の音声が続きます。
「これはうちの娘の担任の先生の発言ですよ! 信じられます? 担任ですよ! 担任! 担任がうちの娘を脅迫してきたんですよ! あの娘を守るために!
ほんとうにここは小学校なんですか!? いったい何を教えてる小学校なんですか!?」
今度は男性の声。今回も加工された声ですが、真田希望の父親です。
「映像の中の悪ガキのリーダーは高級官僚の娘です。高級官僚の娘だから何をしても許されるんですよ! こんなバカなことがありますか!?」
金目ひなたは横目で父親を見ました。父親は黙々とハンドルを握ってます。公立の小学校に通う高級官僚の娘なんて、そうたくさんいるはずがありません。もう自分だと気づかれてるかも? もし自分だと気づいていたら、お父さんは・・・
ああ、広川雫にあんな映像を撮らせるんじゃなかった・・・ 金目ひなたは反省しきり。けど、反省する方向が間違ってますよね。
現在アッパーミドルクラスのクルマは高級住宅街の中を走ってます。今路地を曲がりました。するとある家の門の前に人だかりができてます。父親はそれを見て、舌打ち。
「ちっ・・・」
人だかりができてる家は金目ひなたの家。その前にいる人の何人かはマイクを握ってます。テレビカメラもあります。そう、これはテレビ局のクルーです。
また、ゴープロ等のカメラを持つ人や、スマホを構えてる人も多数います。彼らはネット民などのやじ馬です。警備員の姿も見えますが、3人くらい。これでは50人以上のやじ馬どもを捌くことはできません。
テレビ局の女性リポーターの1人が金目ひなたたちが乗るクルマに気づきました。
「(ピー)さんは毎日毎日5,000円強請られてました。私は先生にそれを訴えたんですが、学校は何もしてくれませんでした。
このままじゃ、(ピー)さんは浮かばれません! 私は真実を伝えるため、この映像を公開しました!」
金目ひなたはその声を聞いてぽつりと言いました。
「真田希望・・・」
そう、この声の持ち主は真田希望です。ところどころ入るピーの部分には「山際」という固有名詞が入ります。テレビ局が「山際」という固有名詞を消したようです。
テレビの中、真田希望の発言が続きます。
「小学生が毎日5,000円用意するなんて絶体不可能です。(ピー)さんは2日前ついに5,000円払えなくなってしまいました。するとあの女は(ピー)さんを素っ裸にしてイジメました。それがあの映像なのです!
あんなイジメを受けたら誰だって絶望してしまいます。(ピー)さんはその日の夜、自殺してしまいました。
私、あの女が許せない! 絶対許せない!」
今度は大人の女性の発言。相変わらず顔は映さない、声は加工してありますが、この女性は真田希望の母親です。
「悪いヤツはこの娘だけじゃありませんよ! これを聞いてください!」
映像は母親の手に握られてるスマホを捉えました。そこから流れる音声。
「(ピー)、お前、内申書て知ってるか? 今のお前の発言は内申書に響くぞ。黙っておけ。先生はお前の人生をバラ色にすることもできれば、壊すこともできるんだぞ。
そういや、お前には小3と小1に弟がいたな。弟たちの未来を少しは考えてやったらどうだ?」
ちなみに、今回のピーの部分には、「真田」という固有名詞が入ります。今回もテレビ局が音声を加工しました。
母親の音声が続きます。
「これはうちの娘の担任の先生の発言ですよ! 信じられます? 担任ですよ! 担任! 担任がうちの娘を脅迫してきたんですよ! あの娘を守るために!
ほんとうにここは小学校なんですか!? いったい何を教えてる小学校なんですか!?」
今度は男性の声。今回も加工された声ですが、真田希望の父親です。
「映像の中の悪ガキのリーダーは高級官僚の娘です。高級官僚の娘だから何をしても許されるんですよ! こんなバカなことがありますか!?」
金目ひなたは横目で父親を見ました。父親は黙々とハンドルを握ってます。公立の小学校に通う高級官僚の娘なんて、そうたくさんいるはずがありません。もう自分だと気づかれてるかも? もし自分だと気づいていたら、お父さんは・・・
ああ、広川雫にあんな映像を撮らせるんじゃなかった・・・ 金目ひなたは反省しきり。けど、反省する方向が間違ってますよね。
現在アッパーミドルクラスのクルマは高級住宅街の中を走ってます。今路地を曲がりました。するとある家の門の前に人だかりができてます。父親はそれを見て、舌打ち。
「ちっ・・・」
人だかりができてる家は金目ひなたの家。その前にいる人の何人かはマイクを握ってます。テレビカメラもあります。そう、これはテレビ局のクルーです。
また、ゴープロ等のカメラを持つ人や、スマホを構えてる人も多数います。彼らはネット民などのやじ馬です。警備員の姿も見えますが、3人くらい。これでは50人以上のやじ馬どもを捌くことはできません。
テレビ局の女性リポーターの1人が金目ひなたたちが乗るクルマに気づきました。
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