地球防衛チームテレストリアルガードの都合!? 10章

のどか

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第10章 侵略者を撃つな!

侵略者を撃つな! 45

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 けど、広川雫は納得しきれません。横眼で飯島莉桜りおを見てこう思いました。
飯島りおちゃん、ひどいよ。前回は私と同じ意見だったのに・・・」
 どうやら飯島莉桜りおは、その場の雰囲気に流されやすい女の子だったようです。

 話を現在に戻しましょう。ファミレスにたむろってる金目ひなたたち4人。片岡愛美がパフェを食べながら金目ひなたを見て、
「ひなた、次は1万円もらおうよ」
 金目ひなたもパフェに喰いつきながら、応えます。
「だめだめ、1万円じゃ高過ぎるよ。5,000円がちょうどいい金額だって」
 片岡愛美は一瞬「へっ?」という顔をしましたが、納得したのか、すぐに笑顔を見せました。
「あは、そっかあ、5,000円なら毎日払えるもんね! ひなたって頭いいなあ~!」
 けど、広川雫の頭の中はその意見に疑問だらけになり、頭の中でこうつぶやきました。
「毎日5,000円? そんなのムリに決まってんじゃん!・・・」
 たしかにその通り。1日5,000円。10日だと5万円。20日だと10万円。休日は取らないとしても、一月に10万円以上むしり取ってしまう計算なのです。
 そんな金、小6には絶対ムリ。金目ひなたは5,000円なら大丈夫と思ってるようですが、その思考はちょっと・・・ いや、かなりずれてるようです。
 金目ひなたの父親は高級官僚キャリア。そのせいか金目ひなたは生まれたときから金銭に不自由したことがありません。金目ひなたの金銭感覚は一般市民とはかなりずれてるようです。

 次の日も下校時、金目ひなたたち4人は例の公園の例の植え込みの陰で山際怜子から5,000円強請ゆすり取りました。次の日も、その次の日も。4人はその金でファミレスに行き、カラオケにも行きました。
 一方山際怜子ですが、お小遣いがあっという間に底をつきました。一度は警察に行こうと考えましたが、山際怜子はいつも両親からきつく言われてました。
「お兄ちゃんのこと、絶対みんなに言っちゃダメだからね!」
 幼いときから言われてたこの縛り、山際怜子の思考はこの言葉にたえず支配されてました。山際怜子はしかたなく、自分に与えられた通帳からお金をおろすことにしました。

 山際怜子の顔が徐々に青ざめてきました。彼女の大親友真田希望のぞみは、当然のようにそれに気づきました。
山際れいちゃん、大丈夫? 最近顔色悪いよ?」
 この真田希望のぞみの質問に、山際怜子はなんでもないよと微笑んで返事をしました。が、真田希望のぞみの疑念はそんなものでは解消できるはずがありません。真田希望のぞみは下校時そーっと山際怜子を尾行してみることにしました。
 山際怜子は小学校の門を出ると、4つの人影に囲まれました。それは金目ひなたたち4人でした。真田希望のぞみはびっくり。
「え、あれは金目ひなた?・・・」
 山際怜子と彼女を囲む4人が移動を開始、真田希望のぞみはその5人を尾行することにしました。

 いつもの公園、いつもの植え込みの陰、いつものように金目ひなたたちに5,000円札を渡す山際怜子。それを遠くから見た真田希望は愕然としました。山際れいちゃんがひなたたちに強請ゆすられてる・・・
 真田希望のぞみは解放された山際怜子に駆け寄りました。
「れいちゃん!」
 山際怜子はそれに気づき、
「あ、真田のんちゃん・・・」
「あ、あなた、あんなやつらに強請ゆすられてるの? なんで?」
 山際怜子は応えません。しかたなく真田希望のぞみが発言しました。
「私、学校に報告すんよ!」
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