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第10章 侵略者を撃つな!
侵略者を撃つな! 26
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ユランの発言が続いてます。
「これは自分たちの母星が侵略されたときと同じ手だった。自分たちがやられた屈辱を今自分たちがやろうとしている。これはたまらんかったな・・・
そのうち地球から迎撃ミサイルが飛んできた。自分たちが乗ってた船は惑星に降下することだけに特化した船で、迎撃ミサイルを迎撃する光学兵器やミサイルはないに等しかった。船は次々と迎撃されていったな。
自分は死を覚悟したが、なんとか無事に地球に降下することができた。地球に降りた自分は無我夢中で銃を乱射した。死にたくなかった。今思えば、何人地球人を殺したことか・・・」
ユランは寒川隊員を見て、
「君とあのバイオレットという娘には、ほんとすまないことをした」
「いや、自分の家族は最初の水素核融合弾で全員死んでます。あなたのせいじゃないですよ」
「ふ、そう言ってもらえるとうれしいよ。
戦争はずーっと続くと思ってたが、ヴィーヴルが介入したと聞いて、降下強襲用宇宙船はさっさと撤収して行った。気がついたら自分は地球に取り残されていたんだ。
自分は慌てて近くにあった地球人の死体から衣服をはぎ取り、それを着た。そのまま地球人として生きてくことにしたんだ。母星はユミル星人に占領されてる。それを考えると地球はパラダイスだったよ。
けど、半年前、自分の眼の前に別のリントブルム星人が現れ、こう教えてくれたんだ。
実は別の惑星を侵略するために集められたリントブルム星人が反乱を起こし、丸ごと宇宙傭兵部隊ヴィーヴルに入隊した。
そこでリントブルム星人たちは目覚ましい活躍を見せ、それを認めてくれたヴィーヴルは、惑星リントブルム独立に手を貸してくれることになった。
自分もその独立戦争に参加するつもりだ! 今は惑星リントブルムからの迎えを待ってるところなんだ」
「半年前? まだその迎えは来ないんですか?」
「ああ、リントブルム独立の中核となる部隊は今、ヴィーヴルの兵隊として別のところで戦争してるようだ。その戦争が終わるまで動けないらしい。けど、その戦争も終結間近と聞いた。いつ迎えがきてもおかしくない状況なんだ」
ユランは再び寒川隊員を見て、
「今まで騙しててすまなかった」
「いいえ。こんな事情です。自分でもきっとそうしてましたよ。気にしないでください。
実は昨日折り紙コンサートホールに申し込みしました。来月すみれと一緒に歌います。できればユランさんにも出て欲しいんですが・・・」
「ん、すみれ?」
「あは、バイオレットのことですよ」
ユランはすみれを思い浮かべ、
「ふ、あの娘の本当の名前はすみれていうんだ・・・」
と言うと、ユランは考え込んでしまいました。寒川隊員はそれを不審に思い、声をかけました。
「ユランさん?」
「あ? ああ・・・
いや、悪いな。そのときはもう宇宙に帰ってると思うよ」
「あは、そうですよね・・・」
「折り紙コンサートホールは大ホールと小ホールがあったな? どっちでやるんだ?」
「小です」
「あは、そうだろうなあ。でも、その次は大でやるように努力してくれ」
「ええ、わかりました」
寒川隊員とユランは固く握手しました。
この後テレストリアルガードの基地に戻った寒川隊員は、ユランとの会話をすべて隊長に報告しました。
寒川隊員はこの夜の出来事をすべて胸にしまっておくつもりだったのですが、ブランコに乗ってたとき、他に人の視線を感じてました。公安7課の監視の可能性大。このままだとユランさんに迷惑がかかるかもしれないと思い、隊長に報告しました。
「これは自分たちの母星が侵略されたときと同じ手だった。自分たちがやられた屈辱を今自分たちがやろうとしている。これはたまらんかったな・・・
そのうち地球から迎撃ミサイルが飛んできた。自分たちが乗ってた船は惑星に降下することだけに特化した船で、迎撃ミサイルを迎撃する光学兵器やミサイルはないに等しかった。船は次々と迎撃されていったな。
自分は死を覚悟したが、なんとか無事に地球に降下することができた。地球に降りた自分は無我夢中で銃を乱射した。死にたくなかった。今思えば、何人地球人を殺したことか・・・」
ユランは寒川隊員を見て、
「君とあのバイオレットという娘には、ほんとすまないことをした」
「いや、自分の家族は最初の水素核融合弾で全員死んでます。あなたのせいじゃないですよ」
「ふ、そう言ってもらえるとうれしいよ。
戦争はずーっと続くと思ってたが、ヴィーヴルが介入したと聞いて、降下強襲用宇宙船はさっさと撤収して行った。気がついたら自分は地球に取り残されていたんだ。
自分は慌てて近くにあった地球人の死体から衣服をはぎ取り、それを着た。そのまま地球人として生きてくことにしたんだ。母星はユミル星人に占領されてる。それを考えると地球はパラダイスだったよ。
けど、半年前、自分の眼の前に別のリントブルム星人が現れ、こう教えてくれたんだ。
実は別の惑星を侵略するために集められたリントブルム星人が反乱を起こし、丸ごと宇宙傭兵部隊ヴィーヴルに入隊した。
そこでリントブルム星人たちは目覚ましい活躍を見せ、それを認めてくれたヴィーヴルは、惑星リントブルム独立に手を貸してくれることになった。
自分もその独立戦争に参加するつもりだ! 今は惑星リントブルムからの迎えを待ってるところなんだ」
「半年前? まだその迎えは来ないんですか?」
「ああ、リントブルム独立の中核となる部隊は今、ヴィーヴルの兵隊として別のところで戦争してるようだ。その戦争が終わるまで動けないらしい。けど、その戦争も終結間近と聞いた。いつ迎えがきてもおかしくない状況なんだ」
ユランは再び寒川隊員を見て、
「今まで騙しててすまなかった」
「いいえ。こんな事情です。自分でもきっとそうしてましたよ。気にしないでください。
実は昨日折り紙コンサートホールに申し込みしました。来月すみれと一緒に歌います。できればユランさんにも出て欲しいんですが・・・」
「ん、すみれ?」
「あは、バイオレットのことですよ」
ユランはすみれを思い浮かべ、
「ふ、あの娘の本当の名前はすみれていうんだ・・・」
と言うと、ユランは考え込んでしまいました。寒川隊員はそれを不審に思い、声をかけました。
「ユランさん?」
「あ? ああ・・・
いや、悪いな。そのときはもう宇宙に帰ってると思うよ」
「あは、そうですよね・・・」
「折り紙コンサートホールは大ホールと小ホールがあったな? どっちでやるんだ?」
「小です」
「あは、そうだろうなあ。でも、その次は大でやるように努力してくれ」
「ええ、わかりました」
寒川隊員とユランは固く握手しました。
この後テレストリアルガードの基地に戻った寒川隊員は、ユランとの会話をすべて隊長に報告しました。
寒川隊員はこの夜の出来事をすべて胸にしまっておくつもりだったのですが、ブランコに乗ってたとき、他に人の視線を感じてました。公安7課の監視の可能性大。このままだとユランさんに迷惑がかかるかもしれないと思い、隊長に報告しました。
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