地球防衛チームテレストリアルガードの都合!? 10章

のどか

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第10章 侵略者を撃つな!

侵略者を撃つな! 2

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 3人の横に中年の男性の姿がありました。私服(ジャケット姿)の隊長です。隊長は心の中でつぶやきました。
「ふふ、そう気にする必要はなかったかな?」
 隊長は寒川隊員とすみれ隊員の右横を見ました。そこには制服警官が1人立ってました。
さらに左を見ると、そこにも制服警官が立ってました。
 実はこのストリートライヴ、警察に許可を得て行ってました。隊長はまた襲われることを危惧し、警察に申請してたのです。
 しかし、まだ安心できません。黒部すみれは不良少女を1人殺してます。そのことで報復されるかもしれません。
 再びA。Aは感動してます。
「けど、すごいなあ、彼女。シャウトしてるけど、怒鳴ってない・・・ 本当に心で歌ってるよ・・・」

 ジャーン。寒川隊員は最後の1音を弾き終えました。次の瞬間、2人を囲んでいた若者たちは、うぉーっと大きな声をあげました。
 寒川隊員は右手を大きく振り上げました。
「ありがとう!」
 それを見てさらに観衆は声をあげます。
「ねぇ、もっと聴かせてよ!」
 こんなに声援を浴びても、すみれ隊員は何1つ顔色を変えません。
「じゃ、次の曲行きまーす!」
 寒川隊員は再びギターをストロークでかき鳴らしました。反射的に歌い出すすみれ隊員。
 それから数曲歌って、2人はストリートライヴを切り上げました。

 左手でギターケースを持ち、右手ですみれ隊員の左手を握り駆ける寒川隊員。すみれ隊員は寒川隊員に引っ張られ、自然と走ってる状態になってます。
 2人が走る先に、道端に停車してる4ドアセダンがあります。その運転席のドアのすぐ側に隊長が立ってました。寒川隊員はその隊長を見て、
「隊長!」
 と、声をかけます。隊長は応えます。
「ふふ、ごくろうさん!」
 隊長は運転席の後ろの後部座席のドアを開け、駆けてきたすみれ隊員を見て、
「さあ、乗って!」
 すみれ隊員が後部座席に座りました。寒川隊員はトランクを開け、ギターケースを放り込み、トランクを閉め、次に助手席のドアを開け、座席に座りました。
 4ドアセダンが走り出しました。

 走る隊長のクルマ。その車内。ハンドルを握る隊長。
「どうだった、ストリートライヴは?」
 寒川隊員は満面の笑みで応えました。
「いや~ いいですねぇ、やっぱストリートライヴは! 何度やってもしびれますよ!」
 と、寒川隊員の顔が苦笑に変わりました。
「しかし、警官に守られて演奏するのはちょっと・・・」
 隊長は苦笑い。
「あははは、まあ、これは許してくれ。すみれは最初のストリートライヴでケンカ屋に襲われたからなあ。誰かに警備してもらわないと恐くて心情的にストリートライヴはできないような気がしたんだ」
 寒川隊員は心の中で、
「本当は隊長自身が気になってしょうがないんだろうな?」
 と微笑みました。
 隊長は何気にラジオのスイッチを入れました。ラジオから流れてきた音声は、臨時ニュースでした。
「連絡を絶っていた○○エアライン62便ですが、墜落が確認されました。現在レーダーを解析して、どこに墜落したのか確認中・・・」
 それを聞いた寒川隊員はびっくり。
「ええ、飛行機が墜ちたんですか?」
「ああ、さっきからずーっと臨時ニュースでやってるよ。さっきまでは行方不明と言ってたが、やっぱ墜ちてたか?・・・」
 と、突然隊長の右手首のバンテージが振動し始めました。隊長ははっとしました。
「ん?」
 隊長は片手でハンドル、もう片手で着てたジャケットの腰のポケットに手を入れ、スマホを取り出しました。が、ふと横目で後部座席に座ってるすみれ隊員を見ました。で、苦笑い。
「ふ、法律遵守、法律遵守」
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