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第1章 女神の一番長い日
女神の一番長い日 17
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「ただいま帰りました!」
隊長はモニターでアニメを見てましたが、海老名隊員を見て柔和な顔を見せました。
「お帰り!」
なお、今このサブオペレーションルームは、隊長と海老名隊員の2人だけです。
海老名隊員はイスに座るなり、
「隊長、宇宙人、どうなりました?」
と質問。隊長はそれに応えます。
「ああ、テレストリアルガードに入ってくれたよ!」
海老名隊員はそれを聞いて顔色がぱっと明るくなりました。
「あは、よかった!」
海老名隊員は今朝宇宙船が地球にやってきたことを知ってました。その宇宙船が墜落したことも知ってました。さらにそこから1人の巨人が現れたことも知ってました。上溝隊員からすべて教えてもらっていたのです。
けど、それ以上のことは知りませんでした。だから今日の授業中、来訪した宇宙人のことをずーっと想像してました。宇宙人に興味津々なのです。
なお、海老名隊員はテレストリアルガードの隊員ですが、まだ中学生でもあります。今は学業優先です。
海老名隊員の質問。
「どんな宇宙人なんですか、その人?」
隊長は左手の親指と人差し指で○を造り、それを自分の眉間に置いて、
「眼が一つ」
「ええ~?」
「巨大化するし、光線技は使えるし」
「あはっ、すっごーい!」
「名前は女神というそうだ」
「ええ~? じゃあ、女性なんですか?」
「なんだ、不満か?」
「あははは・・・ 別にそういうわけじゃないですよ・・・」
「お前が見た予知夢では男だったのか? しかし、君の予知は相変わらずすごいなあ!
けどなあ、君が予知した通り、橋本が不機嫌になっちまったんだ」
「ああ、やっぱり・・・ で、どうなりました?」
「辞めてもらったよ」
海老名隊員は苦笑い。
「あは・・・ じゃ、宇宙人は橋本さんと入れ替えになった?」
「ああ。けどなあ、橋本とあの宇宙人とじゃ、正直宇宙人の方が使えると思うんだ? ふふ、さっそく試してみんか!」
隊長は立ち上がると、隣室のオペレーションルームに入り、コンピューターの前に座りました。海老名隊員もその横に座りました。
なお、サブオペレーションルームとオペレーションルームの間の引き分けの自動ドアは、隊長の方針で常時開けっ放しとなってるので、実質1つの部屋となってます。
隊長はキーボードをタンタンタンと指で叩きました。
「シークレットコードを入れてと・・・」
隊長はコンピューターとコードでつながった小さな機械を海老名隊員の前に置きました。
「指紋頼む」
この機械、一見すると指紋認証システムですが、実際は違うようですが。
「了解!」
海老名隊員はその機械に左手薬指の腹を置きました。するとピッと音がし、コンピューターのディスプレイに表が現れました。どうやら人名リストのようです。
隊長は表をスクロール。表は下へ下へとずーっと続いてました。
「さーて、どれにするか?・・・」
海老名隊員もディスプレイを見てます。と、何かに気づきました。慌てて、
「止めて!」
隊長ははっとしてスクロールを止めました。海老名隊員は表の中にある、あるリストを指差し、
「この人、何かありそう。この人にしましょうよ!」
「ふふ、そっか?」
隊長はそのリストの上にマウスポインターを移動させ、クリック。すると男性の写真が1つ現れました。遠くから防衛レンズで撮影したスナップショットのようです。
隊長は海老名隊員を見て、質問。
「この男、何があるんだ?」
「さあ?」
なんともすっとぼけた返答。けど、隊長は不快な顔を微塵も見せずに、逆にニヤッと笑って、
「ふふ、お前がそう言うからには、きっと何かあるんだな。よし!」
隊長はモニターでアニメを見てましたが、海老名隊員を見て柔和な顔を見せました。
「お帰り!」
なお、今このサブオペレーションルームは、隊長と海老名隊員の2人だけです。
海老名隊員はイスに座るなり、
「隊長、宇宙人、どうなりました?」
と質問。隊長はそれに応えます。
「ああ、テレストリアルガードに入ってくれたよ!」
海老名隊員はそれを聞いて顔色がぱっと明るくなりました。
「あは、よかった!」
海老名隊員は今朝宇宙船が地球にやってきたことを知ってました。その宇宙船が墜落したことも知ってました。さらにそこから1人の巨人が現れたことも知ってました。上溝隊員からすべて教えてもらっていたのです。
けど、それ以上のことは知りませんでした。だから今日の授業中、来訪した宇宙人のことをずーっと想像してました。宇宙人に興味津々なのです。
なお、海老名隊員はテレストリアルガードの隊員ですが、まだ中学生でもあります。今は学業優先です。
海老名隊員の質問。
「どんな宇宙人なんですか、その人?」
隊長は左手の親指と人差し指で○を造り、それを自分の眉間に置いて、
「眼が一つ」
「ええ~?」
「巨大化するし、光線技は使えるし」
「あはっ、すっごーい!」
「名前は女神というそうだ」
「ええ~? じゃあ、女性なんですか?」
「なんだ、不満か?」
「あははは・・・ 別にそういうわけじゃないですよ・・・」
「お前が見た予知夢では男だったのか? しかし、君の予知は相変わらずすごいなあ!
けどなあ、君が予知した通り、橋本が不機嫌になっちまったんだ」
「ああ、やっぱり・・・ で、どうなりました?」
「辞めてもらったよ」
海老名隊員は苦笑い。
「あは・・・ じゃ、宇宙人は橋本さんと入れ替えになった?」
「ああ。けどなあ、橋本とあの宇宙人とじゃ、正直宇宙人の方が使えると思うんだ? ふふ、さっそく試してみんか!」
隊長は立ち上がると、隣室のオペレーションルームに入り、コンピューターの前に座りました。海老名隊員もその横に座りました。
なお、サブオペレーションルームとオペレーションルームの間の引き分けの自動ドアは、隊長の方針で常時開けっ放しとなってるので、実質1つの部屋となってます。
隊長はキーボードをタンタンタンと指で叩きました。
「シークレットコードを入れてと・・・」
隊長はコンピューターとコードでつながった小さな機械を海老名隊員の前に置きました。
「指紋頼む」
この機械、一見すると指紋認証システムですが、実際は違うようですが。
「了解!」
海老名隊員はその機械に左手薬指の腹を置きました。するとピッと音がし、コンピューターのディスプレイに表が現れました。どうやら人名リストのようです。
隊長は表をスクロール。表は下へ下へとずーっと続いてました。
「さーて、どれにするか?・・・」
海老名隊員もディスプレイを見てます。と、何かに気づきました。慌てて、
「止めて!」
隊長ははっとしてスクロールを止めました。海老名隊員は表の中にある、あるリストを指差し、
「この人、何かありそう。この人にしましょうよ!」
「ふふ、そっか?」
隊長はそのリストの上にマウスポインターを移動させ、クリック。すると男性の写真が1つ現れました。遠くから防衛レンズで撮影したスナップショットのようです。
隊長は海老名隊員を見て、質問。
「この男、何があるんだ?」
「さあ?」
なんともすっとぼけた返答。けど、隊長は不快な顔を微塵も見せずに、逆にニヤッと笑って、
「ふふ、お前がそう言うからには、きっと何かあるんだな。よし!」
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