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第1章 女神の一番長い日
女神の一番長い日 7
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「くっそーっ! 光のエネルギーを攻撃にも防御にも使えるのか!? こいつは厄介な宇宙人だぞ・・・」
が、次の瞬間宇宙人の真後ろからビームが2条飛んできて、宇宙人の背中を直撃しました。
「うぐぁっ!」
一つ眼の宇宙人は大きな悲鳴を挙げ、焼け野原に両ひざと両手をつきました。
2条のビームを撃ったのはストーク号でした。ストーク号の腹にはビーム砲の砲塔が2つ縦に並んでおり、それを撃ったのです。ヘロン号の若手の隊員は大喜び。
「ナイス、隊長!」
ベテランの隊員は四つん這いになった宇宙人を見て、
「ふっ、あいつ、バリアは一方向だけしか張れないのかよ?」
今度はヘロン号がビーム砲を発射。
「よーし、こっちも!」
それが宇宙人のうなじに命中。宇宙人は再び大きな悲鳴を挙げました。
「うぎゃーっ!」
ヘロン号はビーム砲を撃ち続けます。一つ眼の宇宙人は這いずって逃げようとしますが、ビームはずーっとうなじを捉えてます。さすがに隊長の横槍が入りました。
「おい、もういいだろう!」
が、ヘロン号はなおをビーム砲を撃ち続けます。
ベテランの隊員がディスプレイに表示されてる棒グラフを指でなぞりました。ビーム砲の出力を勝手に上げたのです。一つ眼の宇宙人は断末魔の声を挙げっ放しとなりました。
「おい、いい加減にしろ!」
隊長がついに一喝しました。ヘロン号のベテランの隊員は悔しそう。思わず舌打ち。
「ちっ!」
やっとヘロン号のビーム攻撃が止まりました。宇宙人は完全にグロッキー状態。うつ伏せで顔は見えませんが、気絶してるようです。これを見てストーク号の一般の隊員は青ざめました。
「ひ、ひどいことするなあ・・・」
と、その隊員の目の前の計器が何かに反応しました。
「む、隊長、何か来ます! これは?・・・ 自衛隊のヘリです!」
「はぁ、自衛隊のヘリだと? ふざけんな! こいつはテレストリアルガードの仕事だろ!」
隊長はそう言うと、目の前のコンソールのスイッチを入れました。
「こちらテレストリアルガード! 応答願います!」
が、何も返答がありません。隊長は再度呼びかけました。今度は声が尖ってます。
「おい、応答しない気か? これじゃ、ホットラインの意味がないだろって!」
しかし、やはり返事はありません。
「ちっ!」
ついに隊長は切れました。
「おい、自衛隊官房、応答しろ! 応答しないとあんたの孫娘がポックリと逝っちまうぞ! いいのか!?」
これを聞いて一般の隊員が失笑しました。彼はこの隊長の脅しを何度か聞いたことがありました。けど、それで誰かが死んだなんて話、1度も聞いたことがありません。なのにこの脅しを聞いた人は、なぜかみんなびびってまうのです。
実は公表してないだけで、実際何人かが謎の死をとげてました。みんな、脅迫を受けた人の親族ばかり。
テレストリアルガードはなんでも秘密にします。これらの死もすべて秘密にされました。そのせいで一般の隊員は何も知らないのです。
と、無線から声が聞こえてきました。中年の男性の声。かなり慌ててます。
「ま、待て!」
隊長は怒り心頭。
「ようやく反応したか? このボンクラが!
今未確認飛行物体の墜落現場にいるが、なんか自衛隊のヘリがこっちに向かってるようだが、なんのつもりだ?」
「それは情報収集だろ」
「はぁ!?
なあ、ボンクラ! テレストリアルガード法の条文を言ってやろうか!?
宇宙からの侵略行為があった場合、第一に防衛責任があるのはテレストリアルガード。その他の組織はテレストリアルガードが要請しない限り、関与してはならない!
我々が要請しない限り、自衛隊は動くことはないはずだが!?」
が、次の瞬間宇宙人の真後ろからビームが2条飛んできて、宇宙人の背中を直撃しました。
「うぐぁっ!」
一つ眼の宇宙人は大きな悲鳴を挙げ、焼け野原に両ひざと両手をつきました。
2条のビームを撃ったのはストーク号でした。ストーク号の腹にはビーム砲の砲塔が2つ縦に並んでおり、それを撃ったのです。ヘロン号の若手の隊員は大喜び。
「ナイス、隊長!」
ベテランの隊員は四つん這いになった宇宙人を見て、
「ふっ、あいつ、バリアは一方向だけしか張れないのかよ?」
今度はヘロン号がビーム砲を発射。
「よーし、こっちも!」
それが宇宙人のうなじに命中。宇宙人は再び大きな悲鳴を挙げました。
「うぎゃーっ!」
ヘロン号はビーム砲を撃ち続けます。一つ眼の宇宙人は這いずって逃げようとしますが、ビームはずーっとうなじを捉えてます。さすがに隊長の横槍が入りました。
「おい、もういいだろう!」
が、ヘロン号はなおをビーム砲を撃ち続けます。
ベテランの隊員がディスプレイに表示されてる棒グラフを指でなぞりました。ビーム砲の出力を勝手に上げたのです。一つ眼の宇宙人は断末魔の声を挙げっ放しとなりました。
「おい、いい加減にしろ!」
隊長がついに一喝しました。ヘロン号のベテランの隊員は悔しそう。思わず舌打ち。
「ちっ!」
やっとヘロン号のビーム攻撃が止まりました。宇宙人は完全にグロッキー状態。うつ伏せで顔は見えませんが、気絶してるようです。これを見てストーク号の一般の隊員は青ざめました。
「ひ、ひどいことするなあ・・・」
と、その隊員の目の前の計器が何かに反応しました。
「む、隊長、何か来ます! これは?・・・ 自衛隊のヘリです!」
「はぁ、自衛隊のヘリだと? ふざけんな! こいつはテレストリアルガードの仕事だろ!」
隊長はそう言うと、目の前のコンソールのスイッチを入れました。
「こちらテレストリアルガード! 応答願います!」
が、何も返答がありません。隊長は再度呼びかけました。今度は声が尖ってます。
「おい、応答しない気か? これじゃ、ホットラインの意味がないだろって!」
しかし、やはり返事はありません。
「ちっ!」
ついに隊長は切れました。
「おい、自衛隊官房、応答しろ! 応答しないとあんたの孫娘がポックリと逝っちまうぞ! いいのか!?」
これを聞いて一般の隊員が失笑しました。彼はこの隊長の脅しを何度か聞いたことがありました。けど、それで誰かが死んだなんて話、1度も聞いたことがありません。なのにこの脅しを聞いた人は、なぜかみんなびびってまうのです。
実は公表してないだけで、実際何人かが謎の死をとげてました。みんな、脅迫を受けた人の親族ばかり。
テレストリアルガードはなんでも秘密にします。これらの死もすべて秘密にされました。そのせいで一般の隊員は何も知らないのです。
と、無線から声が聞こえてきました。中年の男性の声。かなり慌ててます。
「ま、待て!」
隊長は怒り心頭。
「ようやく反応したか? このボンクラが!
今未確認飛行物体の墜落現場にいるが、なんか自衛隊のヘリがこっちに向かってるようだが、なんのつもりだ?」
「それは情報収集だろ」
「はぁ!?
なあ、ボンクラ! テレストリアルガード法の条文を言ってやろうか!?
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我々が要請しない限り、自衛隊は動くことはないはずだが!?」
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