5 / 17
第1章 女神の一番長い日
女神の一番長い日 5
しおりを挟む
炎と煙が収まってきました。すると宇宙人の顔が見えてきました。
見えてきた巨人の顔は、巨大な眼が1つだけ。鼻はなく、口は裂けるってほどではありませんが、かなり大きいようです。地球人から見たら、かなり異質な顔でした。
これを見たヘロン号の2人が驚きました。
「うわっ!」
「なんて気持ち悪い顔なんだ?」
ヘロン号の隊長も最初驚いた顔を見せましたが、すぐにニヤッとした顔に変わりました。その隊長に一般隊員が、
「隊長、自動翻訳機の用意ができました!」
「よし!」
ストーク号は前に出て、一つ眼の宇宙人の顔の前で停止しました。
宇宙人は再び何かを訴えます。声からしてやはり女性のようです。自動翻訳機が彼女の未知の言語を解読しました。
「なんで、なんで撃った? なんで我々を攻撃した!」
隊長はその質問に応えました。
「スペースステーションの攻撃か? すまないことをした。謝罪する」
「ふざけんな! この船には5000もの難民が乗ってたんだ!」
それを聞いてヘロン号のベテランの隊員がつぶやきます。
「はぁ、5000だぁ? ふふ、その巨体じゃ、1人でもキツキツじゃないのか?」
「この星はなんの警告もなしに撃つの? ひどい! ひどすぎるよ!」
と叫ぶと、一つ眼の宇宙人は右手を真っ直ぐ伸ばし、ストーク号をはたき落とそうとします。が、ストーク号は無音のまま、滑らかに後退。その手を避けます。
ストーク号は反重力エンジンを使ったようです。宇宙人は「ちっ!」と舌打ちをしました。
宇宙人は右腕を水平に保ちました。その手は地球人と同じ5本指で、親指と人差し指で拳銃の形を作ってます。隊長はそれを見て、
「バリア!」
と命令。一般隊員がそれに応えました。
「了解!」
人差し指の先から強烈な光弾が放たれました。その光弾がストーク号に向かっていきます。
が、ストーク号に光弾が命中する寸前、ストーク号は光の球体に包まれ、その光弾を弾きました。そう、先ほど衝撃波を防いだ光の球体と同じものです。一つ眼の宇宙人はこれを見て驚きました。
「は、弾かれた?・・・」
一方、ヘロン号のベテラン隊員はびっくりしてます。
「な、なんだ? 指から光弾が?・・・」
同じ機の若手の隊員は怒り心頭です。
「くっそーっ、ビーム砲を喰らわしてやる!」
ヘロン号の腹のハッチが開き、1つの砲塔が現れました。ビーム砲の砲塔です。が、
「待て!」
ストーク号の隊長からストップがかかりました。ヘロン号の若手隊員は悔しります。
「え~!?・・・」
ベテランの隊員は、
「隊長、撃たせてください!」
と、訴えます。しかし、隊長は、
「まあ、もうちょっと待て!」
と、2人を制しました。隊長は再び一つ眼の宇宙人に話しかけました。
「我々はあなたに敵対する意志はない。頼む、おとなしくしてくれないか!?」
それに対する宇宙人の応えは激怒でした。
「ふざけんなーっ!」
一つ眼の宇宙人は両腕をL字に曲げ、両ひじを脇に付けました。その両手にそれぞれ違う色の光のエネルギーが集まっていきます。ヘロン号の若手隊員はそれを見て、
「な、何をする気だ!?」
ストーク号の隊長は、横にいる一般隊員に命令。
「ショート瞬間移動、準備!」
「了解!」
一つ眼の宇宙人はエネルギーを溜めた両手を真っ直ぐ頭上に伸ばしました。次にものすごい勢いでその両手を振り下ろし、両手が水平になったところでその動作を停止。その瞬間両掌を合わせました。
すると両掌からまばゆいビームが発生。先ほど指先から発射した光弾とは比べ物にならないほどの威力です。
見えてきた巨人の顔は、巨大な眼が1つだけ。鼻はなく、口は裂けるってほどではありませんが、かなり大きいようです。地球人から見たら、かなり異質な顔でした。
これを見たヘロン号の2人が驚きました。
「うわっ!」
「なんて気持ち悪い顔なんだ?」
ヘロン号の隊長も最初驚いた顔を見せましたが、すぐにニヤッとした顔に変わりました。その隊長に一般隊員が、
「隊長、自動翻訳機の用意ができました!」
「よし!」
ストーク号は前に出て、一つ眼の宇宙人の顔の前で停止しました。
宇宙人は再び何かを訴えます。声からしてやはり女性のようです。自動翻訳機が彼女の未知の言語を解読しました。
「なんで、なんで撃った? なんで我々を攻撃した!」
隊長はその質問に応えました。
「スペースステーションの攻撃か? すまないことをした。謝罪する」
「ふざけんな! この船には5000もの難民が乗ってたんだ!」
それを聞いてヘロン号のベテランの隊員がつぶやきます。
「はぁ、5000だぁ? ふふ、その巨体じゃ、1人でもキツキツじゃないのか?」
「この星はなんの警告もなしに撃つの? ひどい! ひどすぎるよ!」
と叫ぶと、一つ眼の宇宙人は右手を真っ直ぐ伸ばし、ストーク号をはたき落とそうとします。が、ストーク号は無音のまま、滑らかに後退。その手を避けます。
ストーク号は反重力エンジンを使ったようです。宇宙人は「ちっ!」と舌打ちをしました。
宇宙人は右腕を水平に保ちました。その手は地球人と同じ5本指で、親指と人差し指で拳銃の形を作ってます。隊長はそれを見て、
「バリア!」
と命令。一般隊員がそれに応えました。
「了解!」
人差し指の先から強烈な光弾が放たれました。その光弾がストーク号に向かっていきます。
が、ストーク号に光弾が命中する寸前、ストーク号は光の球体に包まれ、その光弾を弾きました。そう、先ほど衝撃波を防いだ光の球体と同じものです。一つ眼の宇宙人はこれを見て驚きました。
「は、弾かれた?・・・」
一方、ヘロン号のベテラン隊員はびっくりしてます。
「な、なんだ? 指から光弾が?・・・」
同じ機の若手の隊員は怒り心頭です。
「くっそーっ、ビーム砲を喰らわしてやる!」
ヘロン号の腹のハッチが開き、1つの砲塔が現れました。ビーム砲の砲塔です。が、
「待て!」
ストーク号の隊長からストップがかかりました。ヘロン号の若手隊員は悔しります。
「え~!?・・・」
ベテランの隊員は、
「隊長、撃たせてください!」
と、訴えます。しかし、隊長は、
「まあ、もうちょっと待て!」
と、2人を制しました。隊長は再び一つ眼の宇宙人に話しかけました。
「我々はあなたに敵対する意志はない。頼む、おとなしくしてくれないか!?」
それに対する宇宙人の応えは激怒でした。
「ふざけんなーっ!」
一つ眼の宇宙人は両腕をL字に曲げ、両ひじを脇に付けました。その両手にそれぞれ違う色の光のエネルギーが集まっていきます。ヘロン号の若手隊員はそれを見て、
「な、何をする気だ!?」
ストーク号の隊長は、横にいる一般隊員に命令。
「ショート瞬間移動、準備!」
「了解!」
一つ眼の宇宙人はエネルギーを溜めた両手を真っ直ぐ頭上に伸ばしました。次にものすごい勢いでその両手を振り下ろし、両手が水平になったところでその動作を停止。その瞬間両掌を合わせました。
すると両掌からまばゆいビームが発生。先ほど指先から発射した光弾とは比べ物にならないほどの威力です。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
【VRMMO】イースターエッグ・オンライン【RPG】
一樹
SF
ちょっと色々あって、オンラインゲームを始めることとなった主人公。
しかし、オンラインゲームのことなんてほとんど知らない主人公は、スレ立てをしてオススメのオンラインゲームを、スレ民に聞くのだった。
ゲーム初心者の活字中毒高校生が、オンラインゲームをする話です。
以前投稿した短編
【緩募】ゲーム初心者にもオススメのオンラインゲーム教えて
の連載版です。
連載するにあたり、短編は削除しました。
幼なじみとセックスごっこを始めて、10年がたった。
スタジオ.T
青春
幼なじみの鞠川春姫(まりかわはるひめ)は、学校内でも屈指の美少女だ。
そんな春姫と俺は、毎週水曜日にセックスごっこをする約束をしている。
ゆるいイチャラブ、そしてエッチなラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる