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第1章 女神の一番長い日
女神の一番長い日 4
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隊長が無線に応えます。
「了解!」
隊長は隣りに座る一般隊員を横目で見て、
「よし、通常飛行で西に行くぞ!」
「了解!」
ヘロン号の2人の隊員もその命令に応えます。
「了解!」
ストーク号とヘロン号のジェットエンジンが点火。2機が急発進しました。
西へ西へと向かうストーク号とヘロン号。その真後ろから太陽が昇ってきました。さらにその太陽の中から巨大な何かが飛び出してきました。
「未確認飛行物体です!」
それはシンプルな長方形の物体でした。その飛行物体が2機の真上を通り越して行きました。
ストーク号は巨大な飛行機ですが、飛行物体はその十倍以上はありそう。隊長はそれを見上げて驚きました。
「なんだ、こりゃあ?・・・」
隊長の横に座ってる一般の隊員は、ただ口をぽかーんと開けてました。
巨大な箱のような飛行物体は全面ダークブルー。表面は滑らかに加工されてるようです。が、ところどころボコボコになってます。どうやらスペースステーションJ1に攻撃され、被弾した跡のようです。
隊長はその生々しい疵跡に気付き、
「こりゃあ、かなりやられたな・・・」
ヘロン号のコックピット。若手隊員が再び下を見ました。そこは果てしなく続く森林地帯。
「よかった。ここなら人は住んでなさそうだ」
が、ベテラン隊員の意見は逆でした。
「いや、わからんぞ。登山者がいるかもしれないし・・・」
「この時間に登山者ですかあ?・・・」
いよいよ飛行物体は墜落寸前の高度となりました。ストーク号の一般隊員がそれを見て、
「まもなく地上に激突します!」
隊長の号令。
「爆風と衝撃波に備えろ!」
「了解!」
ヘロン号の2人も応えます。
「了解!」
飛行物体がついに墜落寸前になりました。
底部を尾根に接触。宇宙船はバランスを崩し、そのまま山肌を猛スピードで駆け降り、渓谷に激突、大爆発。とてつもなく巨大な火柱が上り、衝撃波が発生しました。この衝撃波であたりの森林はすべて吹き飛んでしまいました。
空中で静止してるストーク号とヘロン号にも、この衝撃波が襲いました。
が、光の球体がストーク号に現れ、それがストーク号を丸々包みました。この光の球体が衝撃波を防ぎます。これはバリアです。これも宇宙傭兵部隊ヴィーヴルから供与された軍事技術の1つです。
ヘロン号はバリアを張る機能がないので、ストーク号の陰に入りました。が、それでもかなりの衝撃波を喰らってます。
ベテランの隊員は必死に操縦桿を握ります。
「くそーっ、なんて衝撃波だ!・・・」
ストーク号のコックピット。一般隊員がこの大惨事を喰いいるように見てます。
「うわっ! こりゃあ、搭乗者は全滅したんじゃないか?・・・」
が、隊長の眼は何かを捉えてました。
「いや・・・」
炎と煙の向こうに何かが見えます。それは人影、巨大な人影です。身長は40m以上はありそうです。
ヘロン号の2人も巨大な人影に気づきました。
「なんなんだ、あれは? 人なのか?」
「おいおい、巨人が乗ってたのか? 飛行物体と寸法が合ってないじゃん!」
巨人は細身でウェストはくびれてました。ストレートなダークグリーンの長髪は、腰のあたりまで伸びてます。首からつま先までワンピースのくすんだ銀の服を着てます。
ストーク号の一般隊員がそれを見て、
「女?」
と、疑問形でつぶやきます。
何か声が響いてます。巨大な宇宙人がしゃべってることは確かなのですが、それは地球人には理解不能な言語。ストーク号の一般隊員はそれを聞いて、
「何か言ってますねぇ?・・・」
隊長が命令。
「自動翻訳機を!」
「了解!」
「了解!」
隊長は隣りに座る一般隊員を横目で見て、
「よし、通常飛行で西に行くぞ!」
「了解!」
ヘロン号の2人の隊員もその命令に応えます。
「了解!」
ストーク号とヘロン号のジェットエンジンが点火。2機が急発進しました。
西へ西へと向かうストーク号とヘロン号。その真後ろから太陽が昇ってきました。さらにその太陽の中から巨大な何かが飛び出してきました。
「未確認飛行物体です!」
それはシンプルな長方形の物体でした。その飛行物体が2機の真上を通り越して行きました。
ストーク号は巨大な飛行機ですが、飛行物体はその十倍以上はありそう。隊長はそれを見上げて驚きました。
「なんだ、こりゃあ?・・・」
隊長の横に座ってる一般の隊員は、ただ口をぽかーんと開けてました。
巨大な箱のような飛行物体は全面ダークブルー。表面は滑らかに加工されてるようです。が、ところどころボコボコになってます。どうやらスペースステーションJ1に攻撃され、被弾した跡のようです。
隊長はその生々しい疵跡に気付き、
「こりゃあ、かなりやられたな・・・」
ヘロン号のコックピット。若手隊員が再び下を見ました。そこは果てしなく続く森林地帯。
「よかった。ここなら人は住んでなさそうだ」
が、ベテラン隊員の意見は逆でした。
「いや、わからんぞ。登山者がいるかもしれないし・・・」
「この時間に登山者ですかあ?・・・」
いよいよ飛行物体は墜落寸前の高度となりました。ストーク号の一般隊員がそれを見て、
「まもなく地上に激突します!」
隊長の号令。
「爆風と衝撃波に備えろ!」
「了解!」
ヘロン号の2人も応えます。
「了解!」
飛行物体がついに墜落寸前になりました。
底部を尾根に接触。宇宙船はバランスを崩し、そのまま山肌を猛スピードで駆け降り、渓谷に激突、大爆発。とてつもなく巨大な火柱が上り、衝撃波が発生しました。この衝撃波であたりの森林はすべて吹き飛んでしまいました。
空中で静止してるストーク号とヘロン号にも、この衝撃波が襲いました。
が、光の球体がストーク号に現れ、それがストーク号を丸々包みました。この光の球体が衝撃波を防ぎます。これはバリアです。これも宇宙傭兵部隊ヴィーヴルから供与された軍事技術の1つです。
ヘロン号はバリアを張る機能がないので、ストーク号の陰に入りました。が、それでもかなりの衝撃波を喰らってます。
ベテランの隊員は必死に操縦桿を握ります。
「くそーっ、なんて衝撃波だ!・・・」
ストーク号のコックピット。一般隊員がこの大惨事を喰いいるように見てます。
「うわっ! こりゃあ、搭乗者は全滅したんじゃないか?・・・」
が、隊長の眼は何かを捉えてました。
「いや・・・」
炎と煙の向こうに何かが見えます。それは人影、巨大な人影です。身長は40m以上はありそうです。
ヘロン号の2人も巨大な人影に気づきました。
「なんなんだ、あれは? 人なのか?」
「おいおい、巨人が乗ってたのか? 飛行物体と寸法が合ってないじゃん!」
巨人は細身でウェストはくびれてました。ストレートなダークグリーンの長髪は、腰のあたりまで伸びてます。首からつま先までワンピースのくすんだ銀の服を着てます。
ストーク号の一般隊員がそれを見て、
「女?」
と、疑問形でつぶやきます。
何か声が響いてます。巨大な宇宙人がしゃべってることは確かなのですが、それは地球人には理解不能な言語。ストーク号の一般隊員はそれを聞いて、
「何か言ってますねぇ?・・・」
隊長が命令。
「自動翻訳機を!」
「了解!」
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