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準一は姫に説明してます。
「すごかったよ~ 昨日の娼婦もすごかったけど、今日の娼婦は昨日の娼婦の数段上だったよ」
そしてお側ご用人ではない方の侍女に小声で、
「あ、すみません。ベッドがぐしゃぐしゃになってると思います」
姫はピンときました。
「もしかしてあの娼婦、潮吹きだったの?」
準一は照れ笑いで応えます。
「あははは・・・」
「潮吹きかあ・・・ なんか憧れちゃうなあ・・・ 私も潮吹きになれるかなあ?・・・」
またもや姫の過激な発言。侍従長は眉をひそめました。けど、注意はしませんでした。
ともかく姫には一刻も早く子どもを・・・ 男子を生んでもらわないと困ります・・・ それを考えると、多少の性の妄言は聞き逃さないといけないのです。
が、しかし、姫の危ない妄言はさらに続きます。
「ねぇ、準一、ま〇この舐め方、覚えた?」
侍従長のガマンの限界はここまで。さすがに喝を入れました。
「姫!」
途端に姫は不満そうな顔を見せました。
「ぶ~」
しかし、姫は本当に12歳なのでしょうか? お側ご用人の実践的性教育は、効果ありありだったようです。
朝の花街。朝のせいか人の往来はまばら。その中をキャミソールを着たブリュンが歩いてます。背後には娼館が見えます。ブリュンは上機嫌でつぶやきます。
「ふわ~ やっぱ女はいい! 女は女の弱点を知ってるわ! ふふ、爽快爽快!」
ブリュンは自分の弟子だったヒルドを思い出し、
「ヒルドったら、魔法はものすごい勢いで覚えていったのに、夜の方はからっきしダメだったんだよね。ふふ、こんなことなら毎晩プロの女に抱いてもらえばよかった!」
ブリュンは今度は今朝まで同衾した娼婦を思い出し、
「あんなにすごいテクニックを披露してもらったというのに、残念ねぇ。あの娼婦、今日でお終いだなんて、なんかもったいないことしちゃったかなあ・・・ うふふ」
ブリュンの笑いは止まりません。
再び宮殿内。姫と準一は一緒に遅い朝食。姫の背後に立って控えてる侍従長は、姫がまた性的な話をするんじゃないかとひやひやしてますが、2人の興味はアニメ、パトロール魔女ジェニーに行ってました。
準一が姫に話しかけます。
「今日もパトロール魔女ジェニーの続きを見ようね!」
「うん。けど、準一、大丈夫? ちょっと眠そうだけど?」
準一は苦笑い。ちょっと前まで同衾してた娼婦を思い出し、
「あは、あの娼婦、ぜんぜん寝させてくれなくって・・・」
「じゃ、まず寝ようよ」
「え、いいの?」
「いいよ、いいよ。お昼まで寝てさあ、お昼ご飯食べてからアニメ見に行こうよ!」
「あは、そうしてもらうと助かるよ」
「今度は私が添い寝してあげるね」
ここでまたもや侍従長の一喝が。
「姫!」
「あは、冗談だってばさあ!」
食事が終わると準一は、再びベッドに潜り込みました。
午後2時になり、姫が準一を起こしに行き、それから昼食。2人は談笑しながら食事しました。2人は婚約済みのせいか、とても楽しそうです。
昼食が終わると2人は1つの箒にタンデムに乗り、太陽光パネルがある場所へ。さっそく準一はDVDとDVDプレイヤーを用意し、パトロール魔女ジェニーが始まりました。
姫と準一は体育座りになり、肩をくっつけ合いながらDVDプレイヤーを見ます。
準一は横目で姫を見ました。姫と一緒に大好きなパトロール魔女ジェニーを見ることができる。今日は何話まで見ることができるかなあ? 準一はわくわく、ドキドキ。とても幸せでした。
一方の姫の方ですが、アニメなんか、もうどうでもいい状況になってました。また発情してしまったのです。
「すごかったよ~ 昨日の娼婦もすごかったけど、今日の娼婦は昨日の娼婦の数段上だったよ」
そしてお側ご用人ではない方の侍女に小声で、
「あ、すみません。ベッドがぐしゃぐしゃになってると思います」
姫はピンときました。
「もしかしてあの娼婦、潮吹きだったの?」
準一は照れ笑いで応えます。
「あははは・・・」
「潮吹きかあ・・・ なんか憧れちゃうなあ・・・ 私も潮吹きになれるかなあ?・・・」
またもや姫の過激な発言。侍従長は眉をひそめました。けど、注意はしませんでした。
ともかく姫には一刻も早く子どもを・・・ 男子を生んでもらわないと困ります・・・ それを考えると、多少の性の妄言は聞き逃さないといけないのです。
が、しかし、姫の危ない妄言はさらに続きます。
「ねぇ、準一、ま〇この舐め方、覚えた?」
侍従長のガマンの限界はここまで。さすがに喝を入れました。
「姫!」
途端に姫は不満そうな顔を見せました。
「ぶ~」
しかし、姫は本当に12歳なのでしょうか? お側ご用人の実践的性教育は、効果ありありだったようです。
朝の花街。朝のせいか人の往来はまばら。その中をキャミソールを着たブリュンが歩いてます。背後には娼館が見えます。ブリュンは上機嫌でつぶやきます。
「ふわ~ やっぱ女はいい! 女は女の弱点を知ってるわ! ふふ、爽快爽快!」
ブリュンは自分の弟子だったヒルドを思い出し、
「ヒルドったら、魔法はものすごい勢いで覚えていったのに、夜の方はからっきしダメだったんだよね。ふふ、こんなことなら毎晩プロの女に抱いてもらえばよかった!」
ブリュンは今度は今朝まで同衾した娼婦を思い出し、
「あんなにすごいテクニックを披露してもらったというのに、残念ねぇ。あの娼婦、今日でお終いだなんて、なんかもったいないことしちゃったかなあ・・・ うふふ」
ブリュンの笑いは止まりません。
再び宮殿内。姫と準一は一緒に遅い朝食。姫の背後に立って控えてる侍従長は、姫がまた性的な話をするんじゃないかとひやひやしてますが、2人の興味はアニメ、パトロール魔女ジェニーに行ってました。
準一が姫に話しかけます。
「今日もパトロール魔女ジェニーの続きを見ようね!」
「うん。けど、準一、大丈夫? ちょっと眠そうだけど?」
準一は苦笑い。ちょっと前まで同衾してた娼婦を思い出し、
「あは、あの娼婦、ぜんぜん寝させてくれなくって・・・」
「じゃ、まず寝ようよ」
「え、いいの?」
「いいよ、いいよ。お昼まで寝てさあ、お昼ご飯食べてからアニメ見に行こうよ!」
「あは、そうしてもらうと助かるよ」
「今度は私が添い寝してあげるね」
ここでまたもや侍従長の一喝が。
「姫!」
「あは、冗談だってばさあ!」
食事が終わると準一は、再びベッドに潜り込みました。
午後2時になり、姫が準一を起こしに行き、それから昼食。2人は談笑しながら食事しました。2人は婚約済みのせいか、とても楽しそうです。
昼食が終わると2人は1つの箒にタンデムに乗り、太陽光パネルがある場所へ。さっそく準一はDVDとDVDプレイヤーを用意し、パトロール魔女ジェニーが始まりました。
姫と準一は体育座りになり、肩をくっつけ合いながらDVDプレイヤーを見ます。
準一は横目で姫を見ました。姫と一緒に大好きなパトロール魔女ジェニーを見ることができる。今日は何話まで見ることができるかなあ? 準一はわくわく、ドキドキ。とても幸せでした。
一方の姫の方ですが、アニメなんか、もうどうでもいい状況になってました。また発情してしまったのです。
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