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実はこの娼館の娼婦たちは、排卵日近くになると妊娠を避けるために、休まないといけなくなります。これは国営の娼館の統一ルールです。
しかしです。排卵日になるということは、発情するということ。毎日毎日男性に抱かれてる、いや、抱いている娼婦に発情をコントロールすることはまず不可能。
何人かの娼婦は自慰でやり過ごしてるようですが、大半は娼婦同士で愛し合ってました。そんな理由でここの娼婦の大半は、女性客でも相手にできるのです。中には女性客に大人気の娼婦もいるようです。
2人は再びディープキス。2人の舌が絡み合います。
ブリュンは心の中でニヤッと笑いました。実はキスをしながら今一番隠しておかないといけない秘密をみずから暴露してしまう魔法を娼婦にかけているのです。
さっそく娼婦はその期待に応えてくれるようです。
娼婦は再び唇を離し、
「お客さんはラッキーですよ」
「ん?」
「実は私、明日王宮に行って仕事をしないといけないんですよ」
「王宮? なんの仕事?」
「今度女王様と結婚する男性に女の身体の仕組みを教える仕事ですよ」
ブリュンは姫と準一を思い出し、頭の中で驚きました。
「ええ~ あの2人結婚すんの? あの男、そんなに身分が高かったの? しかし、女の身体の仕組みを教えるって、あの男、そんなにうぶだったの?・・・」
娼婦の話が続きます。
「だからお客様の来館がもし明日だったら、指名はお断りしないといけなかったんですよ」
「あなたも大変なのね」
「ふふ、その代わり仕事料は普段の5倍です」
娼婦はブリュンの手を取り、
「じゃ、まずは一緒にお風呂に入りますか? お風呂は別のところにあるんですよ」
娼婦は歩き出しました。手を引かれてるブリュンも、自然に娼婦と歩調を合わせます。
2人はそのまま廊下に出ました。風呂に向かうようですが、娼婦は小さな乳房を晒したままです。
途中別の男性客の手を引いた娼婦とすれ違いましたが、こちらの娼婦も生乳を晒してました。そればかりか、パンツもはいてません。性器丸出しです。ブリュンはその娼婦を横目で見て、
「ふふ、みんなやる気マンマンなのね、ここの娼婦って。しかし・・・」
ブリュンは自分の手を引く娼婦の手を見て、
「この娼婦からマナの力がビンビン伝わって来る! ふふ、この娼婦、やっぱマナの力をたくさん持ってるわね!」
ブリュンは姫を思い出し、
「ま、あの女王のマナの力と比べたら1/5・・・ いや、1/10以下だけど、それでもマナの力が眠ってることには変わりがないか? これを利用しない手はないわね。
今日はラッキーデイかも?・・・ うふふ」
翌朝。ここは宮殿の広くて長い廊下。今1つの観音開きのドアが開き、娼婦と準一が出てきました。準一はへとへとな模様。一方娼婦の方は、すっきりとした顔をしてました。
ドアの向こうでは、姫と侍従長と2人のお側ご用人ともう1人の侍女が待ってました。
姫。
「終わったみたいね。お疲れさん」
準一はへらへらと笑います。
「あははは・・・」
娼婦は姫を見て、
「今日はありがとうございました。次の当番の日が楽しみです。
それではまた」
娼婦は歩き始めました。ちょっと離れた位置に2人の近衛兵が立っていて、娼婦がその2人の前に差し掛かると、2人は娼婦の両側につきました。護衛です。3人はそのまま廊下の奥へと消えていきました。
姫たち一行が歩き始めました。姫は準一を見て、
「お疲れみたいね。あの娼婦、そんなにすごかったの?」
しかしです。排卵日になるということは、発情するということ。毎日毎日男性に抱かれてる、いや、抱いている娼婦に発情をコントロールすることはまず不可能。
何人かの娼婦は自慰でやり過ごしてるようですが、大半は娼婦同士で愛し合ってました。そんな理由でここの娼婦の大半は、女性客でも相手にできるのです。中には女性客に大人気の娼婦もいるようです。
2人は再びディープキス。2人の舌が絡み合います。
ブリュンは心の中でニヤッと笑いました。実はキスをしながら今一番隠しておかないといけない秘密をみずから暴露してしまう魔法を娼婦にかけているのです。
さっそく娼婦はその期待に応えてくれるようです。
娼婦は再び唇を離し、
「お客さんはラッキーですよ」
「ん?」
「実は私、明日王宮に行って仕事をしないといけないんですよ」
「王宮? なんの仕事?」
「今度女王様と結婚する男性に女の身体の仕組みを教える仕事ですよ」
ブリュンは姫と準一を思い出し、頭の中で驚きました。
「ええ~ あの2人結婚すんの? あの男、そんなに身分が高かったの? しかし、女の身体の仕組みを教えるって、あの男、そんなにうぶだったの?・・・」
娼婦の話が続きます。
「だからお客様の来館がもし明日だったら、指名はお断りしないといけなかったんですよ」
「あなたも大変なのね」
「ふふ、その代わり仕事料は普段の5倍です」
娼婦はブリュンの手を取り、
「じゃ、まずは一緒にお風呂に入りますか? お風呂は別のところにあるんですよ」
娼婦は歩き出しました。手を引かれてるブリュンも、自然に娼婦と歩調を合わせます。
2人はそのまま廊下に出ました。風呂に向かうようですが、娼婦は小さな乳房を晒したままです。
途中別の男性客の手を引いた娼婦とすれ違いましたが、こちらの娼婦も生乳を晒してました。そればかりか、パンツもはいてません。性器丸出しです。ブリュンはその娼婦を横目で見て、
「ふふ、みんなやる気マンマンなのね、ここの娼婦って。しかし・・・」
ブリュンは自分の手を引く娼婦の手を見て、
「この娼婦からマナの力がビンビン伝わって来る! ふふ、この娼婦、やっぱマナの力をたくさん持ってるわね!」
ブリュンは姫を思い出し、
「ま、あの女王のマナの力と比べたら1/5・・・ いや、1/10以下だけど、それでもマナの力が眠ってることには変わりがないか? これを利用しない手はないわね。
今日はラッキーデイかも?・・・ うふふ」
翌朝。ここは宮殿の広くて長い廊下。今1つの観音開きのドアが開き、娼婦と準一が出てきました。準一はへとへとな模様。一方娼婦の方は、すっきりとした顔をしてました。
ドアの向こうでは、姫と侍従長と2人のお側ご用人ともう1人の侍女が待ってました。
姫。
「終わったみたいね。お疲れさん」
準一はへらへらと笑います。
「あははは・・・」
娼婦は姫を見て、
「今日はありがとうございました。次の当番の日が楽しみです。
それではまた」
娼婦は歩き始めました。ちょっと離れた位置に2人の近衛兵が立っていて、娼婦がその2人の前に差し掛かると、2人は娼婦の両側につきました。護衛です。3人はそのまま廊下の奥へと消えていきました。
姫たち一行が歩き始めました。姫は準一を見て、
「お疲れみたいね。あの娼婦、そんなにすごかったの?」
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