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と、姫は何かを感じました。
「マナの力を感じる?・・・ やっぱここにいるんだ、準一!」
姫が娼館のエントランスの前に着陸しました。エントランスの前にいた係員、我々の世界で言えば黒服の男性は、眼の前に1人の魔女姿の少女が舞い降りたもんでびっくりしてます。しかも顔を見たら女王?
なんで女王がたった1人でここに来た? いや、女王は長髪のはず。この娘、ショートヘアだから、別の人かも? け、けど、この国で箒に乗って空を飛べる人は、女王しかいないはず?・・・
少女の左袖を見てみたら、質感がありません。左腕はないのか? たしか女王は武器を調達しに行った世界で左手を撃ち落とされたと聞いたが?・・・
男性の頭の中は、一気に疑問に埋め尽くされました。姫はその男性に、
「ここに20歳前後の男性が来てるはず。呼んで欲しいの!」
と質問。男性は応えます。
「どんな男性ですか?」
姫はちょっと考え、
「う~ん・・・」
で、ひらめきました。
「1時間以内に来た人!」
「いいえ、そんな人はいませんよ。今日は陽が明けてからこの時間まで、お客さんは1人も来てません」
「ええ?・・・」
姫はまたもや考え、また質問。
「昨日王宮に来た娼婦の人、もうここに帰ってんの?」
「あ、はい、帰ってますが?・・・」
「呼んでくれる?」
「あ、はい、わかりました!」
男性は慌てて娼館の中に。ちなみに、この国営の娼館、夜の仕事をしてる人のことも考え、24時間営業になってます。
すぐに昨夜の当番の娼婦が出てきました。娼婦も姫の突然の訪問にびっくりしてます。
「ええ~?・・・」
姫はいきなりの質問。
「準一はどこに行ったの?」
娼婦は数軒隣の建物を指差し、
「あの建物にいますよ」
姫は振り返り、その建物を見、さらにその看板の文字を読みました。
「刺青?」
姫は娼婦を見て、
「なんで彫師のところに?」
「刺青を入れたいそうですよ」
「ええ~?」
身体に刺青を入れるって・・・ なんでそんなことを? 王室の人はおそらく誰1人刺青を入れたことはないはず。こりゃあ、まずいんじゃないかなあ? 白紙に戻されちゃうかも、結婚?・・・
そう考え終えると姫は振り返ろうとしましたが、ふっと何かを思い出し、再び娼婦に質問しました。
「あ、ちょっと質問していい? 準一、何回射精した?」
年端もいかない女王のあまりにも大胆な質問に黒服の男性は驚きます。
「ええ~?・・・」
けど、娼婦は冷静に応えました。
「さあ、7回ですかねぇ・・・」
「全部膣の中?」
「いいえ、口の中に2回」
「あは、そっかあ・・・ 私もフェラ覚えないといけないな・・・」
姫はまたもや振り返ろうとしましたが、再び娼婦を見ました。
「あなた、百合プレイもイケるの?」
「もちろん。私たちはお客様が望めば、アナルも3Pも3穴責めもOKですよ」
ちなみに、3Pや3穴責めは特殊プレイに分類されます。特殊プレイはその分オプション価格が付きます。これがかなり高額。
さらに3Pは2人分、3穴責めは3人分のギャラを一度にもらえます。娼婦の大半は貧民街出身。金に飢えてます。そのせいか娼婦の半分は、このようなハードなプレイも拒否しないようです。
応えを聞いた姫は、さらに驚きの発言をしました。
「じゃ、私も抱いてくれる?」
その質問、いや、注文に黒服の男性はさらにびっくり。
「おお・・・」
けど、娼婦はまたもや冷静に応えます。
「それはできません」
姫はその応えに不機嫌そう。
「どうして?」
「女王様はまだ12歳ですよね。我が娼館では13歳未満のお客様は入館禁止になってます。それ以前に、この国では13歳未満の性行為は禁止になってます」
「マナの力を感じる?・・・ やっぱここにいるんだ、準一!」
姫が娼館のエントランスの前に着陸しました。エントランスの前にいた係員、我々の世界で言えば黒服の男性は、眼の前に1人の魔女姿の少女が舞い降りたもんでびっくりしてます。しかも顔を見たら女王?
なんで女王がたった1人でここに来た? いや、女王は長髪のはず。この娘、ショートヘアだから、別の人かも? け、けど、この国で箒に乗って空を飛べる人は、女王しかいないはず?・・・
少女の左袖を見てみたら、質感がありません。左腕はないのか? たしか女王は武器を調達しに行った世界で左手を撃ち落とされたと聞いたが?・・・
男性の頭の中は、一気に疑問に埋め尽くされました。姫はその男性に、
「ここに20歳前後の男性が来てるはず。呼んで欲しいの!」
と質問。男性は応えます。
「どんな男性ですか?」
姫はちょっと考え、
「う~ん・・・」
で、ひらめきました。
「1時間以内に来た人!」
「いいえ、そんな人はいませんよ。今日は陽が明けてからこの時間まで、お客さんは1人も来てません」
「ええ?・・・」
姫はまたもや考え、また質問。
「昨日王宮に来た娼婦の人、もうここに帰ってんの?」
「あ、はい、帰ってますが?・・・」
「呼んでくれる?」
「あ、はい、わかりました!」
男性は慌てて娼館の中に。ちなみに、この国営の娼館、夜の仕事をしてる人のことも考え、24時間営業になってます。
すぐに昨夜の当番の娼婦が出てきました。娼婦も姫の突然の訪問にびっくりしてます。
「ええ~?・・・」
姫はいきなりの質問。
「準一はどこに行ったの?」
娼婦は数軒隣の建物を指差し、
「あの建物にいますよ」
姫は振り返り、その建物を見、さらにその看板の文字を読みました。
「刺青?」
姫は娼婦を見て、
「なんで彫師のところに?」
「刺青を入れたいそうですよ」
「ええ~?」
身体に刺青を入れるって・・・ なんでそんなことを? 王室の人はおそらく誰1人刺青を入れたことはないはず。こりゃあ、まずいんじゃないかなあ? 白紙に戻されちゃうかも、結婚?・・・
そう考え終えると姫は振り返ろうとしましたが、ふっと何かを思い出し、再び娼婦に質問しました。
「あ、ちょっと質問していい? 準一、何回射精した?」
年端もいかない女王のあまりにも大胆な質問に黒服の男性は驚きます。
「ええ~?・・・」
けど、娼婦は冷静に応えました。
「さあ、7回ですかねぇ・・・」
「全部膣の中?」
「いいえ、口の中に2回」
「あは、そっかあ・・・ 私もフェラ覚えないといけないな・・・」
姫はまたもや振り返ろうとしましたが、再び娼婦を見ました。
「あなた、百合プレイもイケるの?」
「もちろん。私たちはお客様が望めば、アナルも3Pも3穴責めもOKですよ」
ちなみに、3Pや3穴責めは特殊プレイに分類されます。特殊プレイはその分オプション価格が付きます。これがかなり高額。
さらに3Pは2人分、3穴責めは3人分のギャラを一度にもらえます。娼婦の大半は貧民街出身。金に飢えてます。そのせいか娼婦の半分は、このようなハードなプレイも拒否しないようです。
応えを聞いた姫は、さらに驚きの発言をしました。
「じゃ、私も抱いてくれる?」
その質問、いや、注文に黒服の男性はさらにびっくり。
「おお・・・」
けど、娼婦はまたもや冷静に応えます。
「それはできません」
姫はその応えに不機嫌そう。
「どうして?」
「女王様はまだ12歳ですよね。我が娼館では13歳未満のお客様は入館禁止になってます。それ以前に、この国では13歳未満の性行為は禁止になってます」
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