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ここである疑問が準一の脳裏に浮かびました。で、侍従長に質問。
「先代の王様も12歳の時に戴冠しましたよね。そのときもウルズ王国とスクルド王国と対立してたと聞きましたが、最終的にはその2つの国から嫁を迎え入れましたよね?」
「あのときは冷却期間を置いてウルズ王国とスクルド王国とよりを戻し、ヴェルザンディ公国を含め、3つの国から王妃を迎え入れることにしました。
しかし、今のこの状況では、よりを戻すことはもう不可能と判断しました」
ここで姫がつぶやきました。
「おじいさまのように私が地震魔法を使えたら、あの2つの国は攻めて来なかったんでしょうねぇ・・・」
準一は思いました。
「またそれかよ。地震魔法が使えないことがそんなにも悔しいのかよ、姫は?・・・」
侍従長。
「準一殿。あなたの今般の活躍は眼を見張るものがありました。マナの力もあるし、姫の希望もあるので、あなたを姫の婿、王婿に迎えることに決定しました!」
姫は侍従長を見て、
「じゃ、じぃ、例の人たちを」
「もうそこまで来てますぞ!」
侍従長は観音開きのドアの前に立ってるお側ご用人の2人を見て、
「おい!」
「はい!」
2人は観音開きの扉の両端に立って、それぞれ扉を開け、ドアの向こうにいる人に声をかけました。
「それではみなさん、お入りください!」
するとドアから若い女性が入ってきました。1人かと思いきや、2人、3人・・・ 次から次へと女性が入ってきます。その数、26人。
全員美人。ただ、身長は170cmを越えてる女性もいれば、姫よりも小さな女性もいます。スレンダーな女性もいれば、ぽっちゃり系の女性もいます。千差万別。
全員ビキニのようなものを着て、その上からボディライン透け透けなロングドレスを着てます。
準一は侍従長に質問。
「この女たちは?」
「我が国が誇る娼婦たちです!」
「ええ~!?」
その驚きにはいろんな意味がありました。なんで宮殿にたくさんの娼婦を呼んだんだ?
侍従長が言った「我が国が誇る娼婦たち」て、国からしてみれば、娼婦て存在は、隠したがるものじゃないのか?・・・
侍従長。
「準一殿が気にしてるようなので、あえて18歳以上の娼婦から選んでみました」
え? てことは・・・
姫。
「今日からこの女たちに鍛えてもらうわよ、準一!」
「ええ~!?」
姫はちょっと顔を赤らめ、
「準一にある程度のテクニックがないと私、初夜が怖いんだ」
「それで娼婦たちと毎日性交しろと?」
「うん」
準一は言葉を失くしてしまいました。
「ああ・・・」
侍従長。
「姫はあと80日で13歳になります。その日までこの娼婦たちと一緒に楽しんでください。
姫には一刻も早く世継ぎを生んでもらわないと困ります。それはノルン王国国民の総意です。13歳になったその日から子作りに励んでもらいます!」
おいおい、とんでもないことになっちゃったぞ・・・ ま、ある意味、ロ〇〇ンの準一にとってはうれしい展開なのですが。
と、準一の耳に囁くような声が聞こえてきました。
「先輩、お久しぶり」
準一がその声の方向を見ると、横に並んだ娼婦の一番端にいた娼婦が、近くにいたお側ご用人の侍女に話しかけてました。侍女は渋い顔をして、自分の唇に人差し指を当てました。黙っててのポーズです。
この瞬間準一の脳裏に、またもや2つの疑問が浮かび上がりました。
準一は、お側ご用人の侍女は15~16歳くらいだと思ってました。本当にそれくらいの見た目なのです。
「先代の王様も12歳の時に戴冠しましたよね。そのときもウルズ王国とスクルド王国と対立してたと聞きましたが、最終的にはその2つの国から嫁を迎え入れましたよね?」
「あのときは冷却期間を置いてウルズ王国とスクルド王国とよりを戻し、ヴェルザンディ公国を含め、3つの国から王妃を迎え入れることにしました。
しかし、今のこの状況では、よりを戻すことはもう不可能と判断しました」
ここで姫がつぶやきました。
「おじいさまのように私が地震魔法を使えたら、あの2つの国は攻めて来なかったんでしょうねぇ・・・」
準一は思いました。
「またそれかよ。地震魔法が使えないことがそんなにも悔しいのかよ、姫は?・・・」
侍従長。
「準一殿。あなたの今般の活躍は眼を見張るものがありました。マナの力もあるし、姫の希望もあるので、あなたを姫の婿、王婿に迎えることに決定しました!」
姫は侍従長を見て、
「じゃ、じぃ、例の人たちを」
「もうそこまで来てますぞ!」
侍従長は観音開きのドアの前に立ってるお側ご用人の2人を見て、
「おい!」
「はい!」
2人は観音開きの扉の両端に立って、それぞれ扉を開け、ドアの向こうにいる人に声をかけました。
「それではみなさん、お入りください!」
するとドアから若い女性が入ってきました。1人かと思いきや、2人、3人・・・ 次から次へと女性が入ってきます。その数、26人。
全員美人。ただ、身長は170cmを越えてる女性もいれば、姫よりも小さな女性もいます。スレンダーな女性もいれば、ぽっちゃり系の女性もいます。千差万別。
全員ビキニのようなものを着て、その上からボディライン透け透けなロングドレスを着てます。
準一は侍従長に質問。
「この女たちは?」
「我が国が誇る娼婦たちです!」
「ええ~!?」
その驚きにはいろんな意味がありました。なんで宮殿にたくさんの娼婦を呼んだんだ?
侍従長が言った「我が国が誇る娼婦たち」て、国からしてみれば、娼婦て存在は、隠したがるものじゃないのか?・・・
侍従長。
「準一殿が気にしてるようなので、あえて18歳以上の娼婦から選んでみました」
え? てことは・・・
姫。
「今日からこの女たちに鍛えてもらうわよ、準一!」
「ええ~!?」
姫はちょっと顔を赤らめ、
「準一にある程度のテクニックがないと私、初夜が怖いんだ」
「それで娼婦たちと毎日性交しろと?」
「うん」
準一は言葉を失くしてしまいました。
「ああ・・・」
侍従長。
「姫はあと80日で13歳になります。その日までこの娼婦たちと一緒に楽しんでください。
姫には一刻も早く世継ぎを生んでもらわないと困ります。それはノルン王国国民の総意です。13歳になったその日から子作りに励んでもらいます!」
おいおい、とんでもないことになっちゃったぞ・・・ ま、ある意味、ロ〇〇ンの準一にとってはうれしい展開なのですが。
と、準一の耳に囁くような声が聞こえてきました。
「先輩、お久しぶり」
準一がその声の方向を見ると、横に並んだ娼婦の一番端にいた娼婦が、近くにいたお側ご用人の侍女に話しかけてました。侍女は渋い顔をして、自分の唇に人差し指を当てました。黙っててのポーズです。
この瞬間準一の脳裏に、またもや2つの疑問が浮かび上がりました。
準一は、お側ご用人の侍女は15~16歳くらいだと思ってました。本当にそれくらいの見た目なのです。
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