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昨夜は姫の方からモーションをかけてきた。今ここで性交しようと姫に言ったら、きっと姫は身体を開いてくれるはず・・・
姫は硬直してしまってる準一を見て、不審に思いました。
「ん、どうしたの、準一?」
準一は顔を赤らめ、
「あは、なんでもないよ・・・」
準一は再び考えました。姫と性交したい。けど、姫にパトロール魔女ジェニーのDVDも見せたい。
今姫の頭の中は、DVDを見ることには興味があるけど、性交にはぜんぜん興味がないんじゃないか? 姫にその気がないのなら、今はセックスしちゃダメだろ!
だいたい姫はまだ処女じゃないのか? 処女喪失はもっと厳かな場所でやらないと。今はアニメを見よう!
なんと準一は性欲より、アニメの方を選択してしまいました。オタク、おそるべき!
ま、準一もこの時点ではまだ童貞。もし女性経験があったら、姫との性交を選択してたかもしれませんね。
パトロール魔女ジェニーの1話が終了しました。準一は姫に話しかけました。
「次は2話だよ」
「うん!」
第2話開始。前回の話のまとめ。OP曲。そしてアニメが始まりました。
準一は夢中になってこのアニメを見てます。が、突然姫が話しかけてきました。姫はDVDプレイヤーを見て、
「これって、観るだけなんだよね。撮ることはできないんだよね?」
アニメに夢中になってた準一は、その質問に興味を持てません。生返事です。
「うん」
姫は言葉を続けます。
「撮る方の機械があればよかったのに・・・
撮る方の機械があったら、私と準一が初めて性交するとき、つながったところを映して、国民のみんなに見てもらいたかったな・・・」
準一はまたもや生返事。
「うん・・・」
が、次の瞬間、その言葉の意味に気づいたようです。
「ええーっ!?」
と、思わず大きな声を発してしまいました。
「ひ、姫、何考えてんだよ! それはマズいって!」
「ええ、どうして?」
「だ、だって・・・」
準一の世界の常識では、どう考えても今の姫の発言は異常です。けど、どうして異常なのか、それを説明するいい言葉が思い浮かびません。唖然とするばかり。代わりに姫が応えました。
「だって私と準一の身体が初めて結ばれるんだよ。私は女王よ。女王が初めて世継ぎのためにセックスするんだもん。国民にその証を見せないと!」
歴史に興味がある準一は、マリーアントワネットの時代、フランスの王室では一般国民に初夜を公開してたと本で読んだことがありました。ここノルン王国でも、国王の初夜を公開してるのでしょうか?
でも、準一の世界の基準からみたら、すべてが異常です。準一は思い切って姫に質問してみました。
「王や女王の初夜て市民に公開してんの、ノルン王国て?」
姫は苦笑して、
「あは、まさかぁ」
準一は安心顔。
「そ、そうだよね、あは」
「けど、私は準一を本当に愛してるんだ。本当に愛してるから、初めての性交はみんなに見てもらいたいんだ。私と準一は結ばれたんだって!」
準一はまたもや唖然。そんなもの公開したら。オレと姫の行為をオカズに自慰を始めるヤカラも出るぞ、きっと? うわっ、きも~・・・
その一方で、準一はあることに気づき、姫に再び質問してみました。
「なんか姫はオレと結婚する気でいるけど、どう考えたってそれはムリじゃない? 姫は女王、オレはただの一般市民だよ。身分の差があり過ぎだよ!」
姫はニヤリと笑い、
「準一は大事な人よ」
姫は硬直してしまってる準一を見て、不審に思いました。
「ん、どうしたの、準一?」
準一は顔を赤らめ、
「あは、なんでもないよ・・・」
準一は再び考えました。姫と性交したい。けど、姫にパトロール魔女ジェニーのDVDも見せたい。
今姫の頭の中は、DVDを見ることには興味があるけど、性交にはぜんぜん興味がないんじゃないか? 姫にその気がないのなら、今はセックスしちゃダメだろ!
だいたい姫はまだ処女じゃないのか? 処女喪失はもっと厳かな場所でやらないと。今はアニメを見よう!
なんと準一は性欲より、アニメの方を選択してしまいました。オタク、おそるべき!
ま、準一もこの時点ではまだ童貞。もし女性経験があったら、姫との性交を選択してたかもしれませんね。
パトロール魔女ジェニーの1話が終了しました。準一は姫に話しかけました。
「次は2話だよ」
「うん!」
第2話開始。前回の話のまとめ。OP曲。そしてアニメが始まりました。
準一は夢中になってこのアニメを見てます。が、突然姫が話しかけてきました。姫はDVDプレイヤーを見て、
「これって、観るだけなんだよね。撮ることはできないんだよね?」
アニメに夢中になってた準一は、その質問に興味を持てません。生返事です。
「うん」
姫は言葉を続けます。
「撮る方の機械があればよかったのに・・・
撮る方の機械があったら、私と準一が初めて性交するとき、つながったところを映して、国民のみんなに見てもらいたかったな・・・」
準一はまたもや生返事。
「うん・・・」
が、次の瞬間、その言葉の意味に気づいたようです。
「ええーっ!?」
と、思わず大きな声を発してしまいました。
「ひ、姫、何考えてんだよ! それはマズいって!」
「ええ、どうして?」
「だ、だって・・・」
準一の世界の常識では、どう考えても今の姫の発言は異常です。けど、どうして異常なのか、それを説明するいい言葉が思い浮かびません。唖然とするばかり。代わりに姫が応えました。
「だって私と準一の身体が初めて結ばれるんだよ。私は女王よ。女王が初めて世継ぎのためにセックスするんだもん。国民にその証を見せないと!」
歴史に興味がある準一は、マリーアントワネットの時代、フランスの王室では一般国民に初夜を公開してたと本で読んだことがありました。ここノルン王国でも、国王の初夜を公開してるのでしょうか?
でも、準一の世界の基準からみたら、すべてが異常です。準一は思い切って姫に質問してみました。
「王や女王の初夜て市民に公開してんの、ノルン王国て?」
姫は苦笑して、
「あは、まさかぁ」
準一は安心顔。
「そ、そうだよね、あは」
「けど、私は準一を本当に愛してるんだ。本当に愛してるから、初めての性交はみんなに見てもらいたいんだ。私と準一は結ばれたんだって!」
準一はまたもや唖然。そんなもの公開したら。オレと姫の行為をオカズに自慰を始めるヤカラも出るぞ、きっと? うわっ、きも~・・・
その一方で、準一はあることに気づき、姫に再び質問してみました。
「なんか姫はオレと結婚する気でいるけど、どう考えたってそれはムリじゃない? 姫は女王、オレはただの一般市民だよ。身分の差があり過ぎだよ!」
姫はニヤリと笑い、
「準一は大事な人よ」
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