62 / 136
62
しおりを挟む
準一は姫を見て、
「姫、逃げないと!」
姫も我に還ってました。
「うん!」
姫は壁に立てかけてあった箒を掴みます。箒にまたがると、姫と準一の足はフローリングから離れました。
2人を乗せた箒は、雨戸に開いた穴に向かいます。準一の耳にドアを激しく開く音が聞こえてきました。
「待てーっ!」
が、準一は振り返りません。
2人の背中にかかる怒号。けど、2人を乗せた箒は窓の外に出て行ってしまいました。
箒にまたがって上空を飛ぶ姫と準一。姫はつぶやいてます。
「準一て本当に固いんだね? それとも私、あまり魅力的な女じゃないのかなあ?・・・」
準一。
「姫は魅力的な女の子だよ。けど、まだ子どもだよ」
「12歳だからダメだっていうの、また~? 13歳になったら性交してくれるの?」
「前にも言ったでしょ。オレの世界じゃ、18歳になるまで性交しちゃいけないんだって」
「え~!・・・
じゃ、こうするよ。私、13歳になったらいろんな男の人と性交して、いろいろとテクニックを磨くよ」
準一は苦笑いして、思いました。
「おいおい、女王様が言うことかよ、それ?」
「準一もいろんな女の人と性交して、テクニックを磨いてね。私、たくさんの女の人を紹介するから。
私、性交で失神してみたいんだ。思いっきり潮も吹いてみたい・・・」
「ええ~?・・・」
性交で失神してみたい、思いっきり潮も吹いてみたいって・・・ 姫はなんでそんなこと知ってるんだ? 本当に12歳の女王なのか?
準一は童貞。姫の発言はかなり刺激的です。
姫の発言が続きます。
「ところでさぁ、輪廻転生て信じられてるの、準一の世界では?」
「輪廻転生? う~ん、どうなんだろ? 宗教によって違うんじゃないのかな?」
「準一は?」
「信じてる方かな?」
「私は信じてるよ。私の世界では輪廻転生の女神様がいるんだ。現世で結ばれることがなかったカップルが輪廻転生の女神様に祈れば、来世で2人は結ばれるんだ。もちろん現世で正しい行いをしてないといけないんだけどね」
「あは、それじゃオレは絶対ムリだ。実の父親を殺しちまったからな、オレは・・・」
「あは、そっかあ・・・」
「姫、なんでそんな話をするの?」
「なんか私、すぐに死んじゃうような気がするんだ・・・」
「ええ?」
「だって、ノルン王国は今、グラニ帝国とウルズ王国とスクルド王国と3つの国に狙われてるんだよ。
やつらの狙いはきっと私だよ。私の命を獲るということは、ノルン王国を乗っ取るということ。いつ殺されても不思議じゃないんだよ、私!」
「ふふ、そのために武器を調達してきたんだろ? 小銃があればやつらに勝てるよ、絶対」
「そうだといいけど・・・
あ~あ、死ぬ前に一度でいいから性交したいなあ・・・」
姫は振り返り、準一の肩に掛かったカバンを見て、
「そう言えば、準一、何持ってきたの?」
「パトロール魔女ジェニーのDVDとそれを見る機械だよ。姫は魔女はみんな悪の存在だと思ってるけど、世の中には正義の魔女もいるんだよ。このアニメにはそれが収められてるんだよ」
姫は懐疑的。
「う~ん、信じられない・・・」
「ふふ、これを見るばわかるよ」
この2人のやりとりをさらに高いところから見てる人影がありました。箒に横乗りしたブリュンです。ブリュンはニヤッとして、
「やっと見つけたわよ、姫様!」
ブリュンは夜の街を見渡して、
「姫様の身体が発してるマナの力を辿って見つけようと思ってたけど、この世界たら、マナの力を持ってる人がたくさんいて、捜すの、ほんと苦労したわよ」
「姫、逃げないと!」
姫も我に還ってました。
「うん!」
姫は壁に立てかけてあった箒を掴みます。箒にまたがると、姫と準一の足はフローリングから離れました。
2人を乗せた箒は、雨戸に開いた穴に向かいます。準一の耳にドアを激しく開く音が聞こえてきました。
「待てーっ!」
が、準一は振り返りません。
2人の背中にかかる怒号。けど、2人を乗せた箒は窓の外に出て行ってしまいました。
箒にまたがって上空を飛ぶ姫と準一。姫はつぶやいてます。
「準一て本当に固いんだね? それとも私、あまり魅力的な女じゃないのかなあ?・・・」
準一。
「姫は魅力的な女の子だよ。けど、まだ子どもだよ」
「12歳だからダメだっていうの、また~? 13歳になったら性交してくれるの?」
「前にも言ったでしょ。オレの世界じゃ、18歳になるまで性交しちゃいけないんだって」
「え~!・・・
じゃ、こうするよ。私、13歳になったらいろんな男の人と性交して、いろいろとテクニックを磨くよ」
準一は苦笑いして、思いました。
「おいおい、女王様が言うことかよ、それ?」
「準一もいろんな女の人と性交して、テクニックを磨いてね。私、たくさんの女の人を紹介するから。
私、性交で失神してみたいんだ。思いっきり潮も吹いてみたい・・・」
「ええ~?・・・」
性交で失神してみたい、思いっきり潮も吹いてみたいって・・・ 姫はなんでそんなこと知ってるんだ? 本当に12歳の女王なのか?
準一は童貞。姫の発言はかなり刺激的です。
姫の発言が続きます。
「ところでさぁ、輪廻転生て信じられてるの、準一の世界では?」
「輪廻転生? う~ん、どうなんだろ? 宗教によって違うんじゃないのかな?」
「準一は?」
「信じてる方かな?」
「私は信じてるよ。私の世界では輪廻転生の女神様がいるんだ。現世で結ばれることがなかったカップルが輪廻転生の女神様に祈れば、来世で2人は結ばれるんだ。もちろん現世で正しい行いをしてないといけないんだけどね」
「あは、それじゃオレは絶対ムリだ。実の父親を殺しちまったからな、オレは・・・」
「あは、そっかあ・・・」
「姫、なんでそんな話をするの?」
「なんか私、すぐに死んじゃうような気がするんだ・・・」
「ええ?」
「だって、ノルン王国は今、グラニ帝国とウルズ王国とスクルド王国と3つの国に狙われてるんだよ。
やつらの狙いはきっと私だよ。私の命を獲るということは、ノルン王国を乗っ取るということ。いつ殺されても不思議じゃないんだよ、私!」
「ふふ、そのために武器を調達してきたんだろ? 小銃があればやつらに勝てるよ、絶対」
「そうだといいけど・・・
あ~あ、死ぬ前に一度でいいから性交したいなあ・・・」
姫は振り返り、準一の肩に掛かったカバンを見て、
「そう言えば、準一、何持ってきたの?」
「パトロール魔女ジェニーのDVDとそれを見る機械だよ。姫は魔女はみんな悪の存在だと思ってるけど、世の中には正義の魔女もいるんだよ。このアニメにはそれが収められてるんだよ」
姫は懐疑的。
「う~ん、信じられない・・・」
「ふふ、これを見るばわかるよ」
この2人のやりとりをさらに高いところから見てる人影がありました。箒に横乗りしたブリュンです。ブリュンはニヤッとして、
「やっと見つけたわよ、姫様!」
ブリュンは夜の街を見渡して、
「姫様の身体が発してるマナの力を辿って見つけようと思ってたけど、この世界たら、マナの力を持ってる人がたくさんいて、捜すの、ほんと苦労したわよ」
0
お気に入りに追加
11
あなたにおすすめの小説
【R18】転生?した先は、リアルよりもHな世界でした。
N.M.V
ファンタジー
注)本小説は、1話毎にエロシーンが御座います。嫌悪感を抱かれる方、苦手な方は閲覧をお控えください。
……そこはダンジョン奥深く、戦闘の狭間で休憩していたワタシは、パーティーメンバーの1人、後衛の魔法士にいきなり弱の麻痺魔法をかけられ、押し倒された。
「なに考えれんろのよ!!、やめれぇ!!」
麻痺のせいでろれつが回らない。
「テメェが、素直にヤラせてくれねーからだろ?」
他のメンバーに助けを求め視線を向けた。だけど、全員が下卑た笑いをしてる。コイツら全員最初からワタシを犯す気なんだ。
最悪だわ。
魔法士は、ワタシの装備を剥がし、その下の服を引き裂いて、下半身の下着を引きちぎった。
「ペナルティ食らうわよ……」
「そんなもん怖くねーよ、気持ち良けりゃイイんだよ」
魔法士はそう言ってズボンを下ろした。ギンギンに張ったサオを握りしめ、ワタシの股を割って腰を入れて来る。
「や、やめてぇ、いやぁん」
「好き者のくせに、カマトトぶるんじゃねーよ、最初に誘ったのはオメエじゃねーか」
強引なのは嫌なのよ!
魔法士のサオがワタシのアソコに当てがわれ、先っちょが入って来る。太くて硬い、リアルとは異なるモノが……
「や、いやっ、あっ、ああっ」
………
ワタシの名前は、「エム」
人類は平和だろうが戦争中だろうが、心に余裕があろうがなかろうが、生きるも死ぬも関係なしに、とにかく欲望のままにHをしたがる。
ワタシがプレイしていたゲームは、そんな人類の中で、人より頭がちょっと賢くてオカシなゲームマスターが
「とにかくHがしたい」
なーんて感じで娯楽を創造したんだと思う。
類い稀なるフルダイブ型エロゲー。世界設定は、剣と魔法のファンタジー、エロゲーだけあり、Hもできちゃう。
でも内容は本格的、一切の妥協はなし。
生と死の間、命のやりとり、バトルオブサスペンス!、世界も広い!、未踏の大地、拡張されるストーリー!、無限に広がるナントやら。
因みに、H出来るのは倫理上、人同士のみ。
ゴブリンに攫われてヤラレちゃうとかナンセンス。そんなのは他所でヤレ、です。
…そんなゲーム世界から、いきなり異世界に飛ばされてしまった不幸なワタシの物語です。
【R-18】クリしつけ
蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。
【R18】やがて犯される病
開き茄子(あきなす)
恋愛
『凌辱モノ』をテーマにした短編連作の男性向け18禁小説です。
女の子が男にレイプされたり凌辱されたりして可哀そうな目にあいます。
女の子側に救いのない話がメインとなるので、とにかく可哀そうでエロい話が好きな人向けです。
※ノクターンノベルスとpixivにも掲載しております。
内容に違いはありませんので、お好きなサイトでご覧下さい。
また、新シリーズとしてファンタジーものの長編小説(エロ)を企画中です。
更新準備が整いましたらこちらとTwitterでご報告させていただきます。
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
社長の奴隷
星野しずく
恋愛
セクシー系の商品を販売するネットショップを経営する若手イケメン社長、茂手木寛成のもとで、大のイケメン好き藤巻美緒は仕事と称して、毎日エッチな人体実験をされていた。そんな二人だけの空間にある日、こちらもイケメン大学生である信楽誠之助がアルバイトとして入社する。ただでさえ異常な空間だった社内は、信楽が入ったことでさらに混乱を極めていくことに・・・。(途中、ごくごく軽いBL要素が入ります。念のため)
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる