46 / 143
46
しおりを挟む
ノルン王国軍の兵の中には、今朝ノルン王国に保護されたグラニ帝国軍の奴隷も混じってました。彼らも保護してくれた姫に感謝して、自ら望んでこの軍艦に乗り込んでいたのです。
他のウルズ王国軍の2隻の軍艦も急速回転。なんとか大砲を撃つことができました。が、こちらにもノルン王国の新造軍艦が被弾しながら突っ込んできました。1隻に複数の新造軍艦が突っ込んできたのです。
こうしてウルズ王国軍の3隻の軍艦は、あっという間にノルン王国軍に占拠されてしまいました。
箒に乗って上空を飛ぶ姫と準一。準一はトランシーバーに話しかけてます。
「はい、わかりました!」
準一はトランシーバーを切り、姫に、
「ウルズ王国の軍艦も全部平らげたって」
「あは、圧倒的だね、我が軍は!」
それを聞いて準一は苦笑。心の中でつぶやきました。
「だから~ それは言っちゃいけないセリフなんだってばさ~!」
こちらはノルン王国の宮殿の広場のようなテラス。侍従長がトランシーバーに出ており、彼の背後には無線機の本体を背負ってる兵士がいます。侍従長は微笑んでます。
「今日我がノルン王国は3つの国に侵攻されたが、グラニ帝国軍もスクルド王国軍もウルズ王国軍も瞬く間に撃破した。ふふ、姫の時代は当分続きそうじゃな!」
次の瞬間、侍従長の背中の方からドピュッ!という音が。はっとして振り返る侍従長。
「何じゃ、今の音は!?」
そこには無線機を背負った兵が立ってました。が、その首から上がありません。兵の身体がゆっくりと倒れました。びっくりする侍従長。
「な、なんじゃ? 何が起きたんじゃ?・・・」
侍従長が顔をあげると、そこには2つの天馬のようなものに跨った何者かがいました。逆光で顔は見えませんが、2人とも巨大な帽子を被ってます。
飛行してる姫と準一。
「私ね、ずーっと私が嫌いだった」
その姫のつぶやきにびっくりする準一。
「ええ、どうして?」
「女の子に生まれてきたから。男の子に生まれてきたら、私、きっと誰もが望む地震魔法が使えたんだと思う。女の子に生まれてきて、本当に嫌だった。
けど、そんな私に準一は力を与えてくれた。私の魔法と準一の魔法が合わされば、地震魔法ほどじゃないけど、かなりの破壊力になるよね。
私と準一て最高のコンビだよね。私、このまま準一と結婚したい」
準一はびっくり。
「ええ?・・・
あ、あの~ 結婚ってなんのことだかわかってんの?」
「わかってんわよ。性交して子どもを作ることでしょ」
あまりにもストレートな回答に準一は唖然としてしまいました。
「ええ~・・・」
けど、このまま黙っててはいけないと判断し、質問してみることにしました。
「君、まだ12歳だろ?」
「うん!」
「12歳じゃ、性交はまだ早いんじゃないの?」
「え~ なんで? 私のお母さんは12歳でこの国にお嫁に来たんだよ。13歳で妊娠して、14歳で私を産んだんだよ。早過ぎるなんてこと、絶対ないよ!」
うわっ、そんな身近な人が12歳で結婚してたのかよ・・・
準一もロ〇○ンです。12歳の女の子が性交したいと言ってきたら、喜んでズボンを脱いで行為に及びます。けど、相手は女王様。あまりにも身分が違い過ぎます。そんなことしたらきっと・・・
準一の脳裏に巨漢のコマンダーの姿が浮かび上がりました。準一は苦笑して心の中でつぶやきます。
「絶対あの人に殺されるな・・・
ともかくここはなんとか誤魔化さないと・・・」
準一は思いついたことを姫に話します。
他のウルズ王国軍の2隻の軍艦も急速回転。なんとか大砲を撃つことができました。が、こちらにもノルン王国の新造軍艦が被弾しながら突っ込んできました。1隻に複数の新造軍艦が突っ込んできたのです。
こうしてウルズ王国軍の3隻の軍艦は、あっという間にノルン王国軍に占拠されてしまいました。
箒に乗って上空を飛ぶ姫と準一。準一はトランシーバーに話しかけてます。
「はい、わかりました!」
準一はトランシーバーを切り、姫に、
「ウルズ王国の軍艦も全部平らげたって」
「あは、圧倒的だね、我が軍は!」
それを聞いて準一は苦笑。心の中でつぶやきました。
「だから~ それは言っちゃいけないセリフなんだってばさ~!」
こちらはノルン王国の宮殿の広場のようなテラス。侍従長がトランシーバーに出ており、彼の背後には無線機の本体を背負ってる兵士がいます。侍従長は微笑んでます。
「今日我がノルン王国は3つの国に侵攻されたが、グラニ帝国軍もスクルド王国軍もウルズ王国軍も瞬く間に撃破した。ふふ、姫の時代は当分続きそうじゃな!」
次の瞬間、侍従長の背中の方からドピュッ!という音が。はっとして振り返る侍従長。
「何じゃ、今の音は!?」
そこには無線機を背負った兵が立ってました。が、その首から上がありません。兵の身体がゆっくりと倒れました。びっくりする侍従長。
「な、なんじゃ? 何が起きたんじゃ?・・・」
侍従長が顔をあげると、そこには2つの天馬のようなものに跨った何者かがいました。逆光で顔は見えませんが、2人とも巨大な帽子を被ってます。
飛行してる姫と準一。
「私ね、ずーっと私が嫌いだった」
その姫のつぶやきにびっくりする準一。
「ええ、どうして?」
「女の子に生まれてきたから。男の子に生まれてきたら、私、きっと誰もが望む地震魔法が使えたんだと思う。女の子に生まれてきて、本当に嫌だった。
けど、そんな私に準一は力を与えてくれた。私の魔法と準一の魔法が合わされば、地震魔法ほどじゃないけど、かなりの破壊力になるよね。
私と準一て最高のコンビだよね。私、このまま準一と結婚したい」
準一はびっくり。
「ええ?・・・
あ、あの~ 結婚ってなんのことだかわかってんの?」
「わかってんわよ。性交して子どもを作ることでしょ」
あまりにもストレートな回答に準一は唖然としてしまいました。
「ええ~・・・」
けど、このまま黙っててはいけないと判断し、質問してみることにしました。
「君、まだ12歳だろ?」
「うん!」
「12歳じゃ、性交はまだ早いんじゃないの?」
「え~ なんで? 私のお母さんは12歳でこの国にお嫁に来たんだよ。13歳で妊娠して、14歳で私を産んだんだよ。早過ぎるなんてこと、絶対ないよ!」
うわっ、そんな身近な人が12歳で結婚してたのかよ・・・
準一もロ〇○ンです。12歳の女の子が性交したいと言ってきたら、喜んでズボンを脱いで行為に及びます。けど、相手は女王様。あまりにも身分が違い過ぎます。そんなことしたらきっと・・・
準一の脳裏に巨漢のコマンダーの姿が浮かび上がりました。準一は苦笑して心の中でつぶやきます。
「絶対あの人に殺されるな・・・
ともかくここはなんとか誤魔化さないと・・・」
準一は思いついたことを姫に話します。
0
お気に入りに追加
15
あなたにおすすめの小説

ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
明智さんちの旦那さんたちR
明智 颯茄
恋愛
あの小高い丘の上に建つ大きなお屋敷には、一風変わった夫婦が住んでいる。それは、妻一人に夫十人のいわゆる逆ハーレム婚だ。
奥さんは何かと大変かと思いきやそうではないらしい。旦那さんたちは全員神がかりな美しさを持つイケメンで、奥さんはニヤケ放題らしい。
ほのぼのとしながらも、複数婚が巻き起こすおかしな日常が満載。
*BL描写あり
毎週月曜日と隔週の日曜日お休みします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる