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防御魔法の光の球体にびっくりするスクルド王国軍の兵たち。
「な、なんだ、あの光は?・・・」
一方、侍従長はほっとしてます。
「姫の・・・ 姫の先祖のブローチが姫を救ってくれた・・・」
しかしです。スクルド王国軍の兵は一瞬躊躇しましたが、
「構わん! 撃て! 撃つんだーっ!」
すぐに銃撃再開。
防御魔法の光の球体は再び銃弾を弾きますが、無数の銃弾を浴びてるうち、光の球体の1ヶ所にひびが入りました。びっくりする姫。
「ええ!?」
そのひびが光の球体のあちらこちらで発生。それを見た侍従長は唖然。
「こ、これはマズい・・・」
将軍はぽつり。
「防御魔法の光の球体は絶対じゃないのか?」
準一も焦ってます。
「姫ーっ!」
小銃を発射し続けるスクルド王国軍の兵たち。
「よーし、あともう少し、もう少しであの光の障壁が破れるぞ!」
「撃って、撃って、撃ちまくるんだーっ!!」
姫は歯を喰いしばって耐えるしかありません。
「くーっ・・・」
防御魔法の光の球体の敵兵に向いた部分は、ひびがびっしり。いつ割れてもおかしくない状態になりました。
侍従長と将軍はなんとか姫を救出しようと考えてますが、これだけ銃弾が飛んでると動きたくても動けません。
「ひ、姫・・・」
準一もフリーズしてます。
「オ、オレ、どうすりゃいいんだ?・・・ オレ、姫を守らなくっちゃいけないんだろ? こんなことでいいのかよ?・・・」
と、準一は突然眩い光を感じ、はっとしました。発光源の右手を見ると、謎の細長い光が。準一はびっくり。
「な、なんだよ、これ?・・・」
その光は収束し、鎌鼬の剣に変化しました。準一はその刃を凝視します。
「鎌鼬の剣?・・・ これを使えっていうのか? よーし!」
準一は鎌鼬の剣を大きく袈裟に降りました。
「出でよ、旋風! そりゃーっ!」
すると旋風が発生。その旋風がスクルド王国軍の兵たちを巻き込みます。
「な、なんだ、これはーっ!?」
半数以上のスクルド王国軍の兵の身体が宙に舞いました。
「うわーっ!」
旋風の中で兵たちの身体が斬り刻まれて行きます。その身体が地面に落ちました。腕・脚・首がバラバラ。それを見て旋風に巻き込まれなかった兵たちはびびります。
「う、うあ・・・」
残った兵たちは振り返り、走り出しました。
「くそーっ、撤退!」
姫は防御魔法の光の球体を解除し、ふーっと息を吐きました。
コマンダーが姫の側に駆け付けました。
「ちっ、自分がいない間に好き放題にやりやがってーっ!」
コマンダーは逃げ去るスクルド王国軍の残存兵を見て、
「くそーっ、待ちやがれーっ!」
と、コマンダーの眼はトランシーバーを持った兵を捕らえました。兵はそれに気づき、ビビリました。
「うへっ!?・・・」
コマンダーはその兵からトランシーバーを奪い取ります。
「貸せーっ!」
トランシーバーに話しかけるコマンダー。
「おい、聞こえるか!?」
するとトランシーバーから声が。
「はい、親方、聞こえます!」
「今そっちにスクルド王国の軍隊が行った。20人くらいだ。そいつら、たった今謀反を起こした。姫に武器を向けたんだ! 全員生きて通すな!」
トランシーバーから、
「了解!」
侍従長が背後から姫に近づき、話しかけました。
「姫、一時は心配しましたぞ」
しかし、姫は侍従長を無視するように歩きだしました。それを見てはっとする侍従長。
「姫?・・・」
「な、なんだ、あの光は?・・・」
一方、侍従長はほっとしてます。
「姫の・・・ 姫の先祖のブローチが姫を救ってくれた・・・」
しかしです。スクルド王国軍の兵は一瞬躊躇しましたが、
「構わん! 撃て! 撃つんだーっ!」
すぐに銃撃再開。
防御魔法の光の球体は再び銃弾を弾きますが、無数の銃弾を浴びてるうち、光の球体の1ヶ所にひびが入りました。びっくりする姫。
「ええ!?」
そのひびが光の球体のあちらこちらで発生。それを見た侍従長は唖然。
「こ、これはマズい・・・」
将軍はぽつり。
「防御魔法の光の球体は絶対じゃないのか?」
準一も焦ってます。
「姫ーっ!」
小銃を発射し続けるスクルド王国軍の兵たち。
「よーし、あともう少し、もう少しであの光の障壁が破れるぞ!」
「撃って、撃って、撃ちまくるんだーっ!!」
姫は歯を喰いしばって耐えるしかありません。
「くーっ・・・」
防御魔法の光の球体の敵兵に向いた部分は、ひびがびっしり。いつ割れてもおかしくない状態になりました。
侍従長と将軍はなんとか姫を救出しようと考えてますが、これだけ銃弾が飛んでると動きたくても動けません。
「ひ、姫・・・」
準一もフリーズしてます。
「オ、オレ、どうすりゃいいんだ?・・・ オレ、姫を守らなくっちゃいけないんだろ? こんなことでいいのかよ?・・・」
と、準一は突然眩い光を感じ、はっとしました。発光源の右手を見ると、謎の細長い光が。準一はびっくり。
「な、なんだよ、これ?・・・」
その光は収束し、鎌鼬の剣に変化しました。準一はその刃を凝視します。
「鎌鼬の剣?・・・ これを使えっていうのか? よーし!」
準一は鎌鼬の剣を大きく袈裟に降りました。
「出でよ、旋風! そりゃーっ!」
すると旋風が発生。その旋風がスクルド王国軍の兵たちを巻き込みます。
「な、なんだ、これはーっ!?」
半数以上のスクルド王国軍の兵の身体が宙に舞いました。
「うわーっ!」
旋風の中で兵たちの身体が斬り刻まれて行きます。その身体が地面に落ちました。腕・脚・首がバラバラ。それを見て旋風に巻き込まれなかった兵たちはびびります。
「う、うあ・・・」
残った兵たちは振り返り、走り出しました。
「くそーっ、撤退!」
姫は防御魔法の光の球体を解除し、ふーっと息を吐きました。
コマンダーが姫の側に駆け付けました。
「ちっ、自分がいない間に好き放題にやりやがってーっ!」
コマンダーは逃げ去るスクルド王国軍の残存兵を見て、
「くそーっ、待ちやがれーっ!」
と、コマンダーの眼はトランシーバーを持った兵を捕らえました。兵はそれに気づき、ビビリました。
「うへっ!?・・・」
コマンダーはその兵からトランシーバーを奪い取ります。
「貸せーっ!」
トランシーバーに話しかけるコマンダー。
「おい、聞こえるか!?」
するとトランシーバーから声が。
「はい、親方、聞こえます!」
「今そっちにスクルド王国の軍隊が行った。20人くらいだ。そいつら、たった今謀反を起こした。姫に武器を向けたんだ! 全員生きて通すな!」
トランシーバーから、
「了解!」
侍従長が背後から姫に近づき、話しかけました。
「姫、一時は心配しましたぞ」
しかし、姫は侍従長を無視するように歩きだしました。それを見てはっとする侍従長。
「姫?・・・」
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