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応接間、夫の怒りの発言が続いてます。
「山奥の現場だからクルマで行かなくっちゃいけないのはわかるが、だったらクルマと運転士くらい用意しろって・・・
長い間お世話になった会社だけど、そろそろ考えないといけないな・・・
ともかく報告書を書くよ。あとは頼む!」
そう言うと、夫は廊下へ。そして奥の部屋に入って行きました。夫は自分の机に向かうと、ディスクトップ型パソコンで報告書を書き始めました。
一方妻は、少女に毛布を被せました。そして洗面器に水を入れ、さらに氷を入れ、タオルを入れ絞り、それを少女の額に被せました。
妻はこれを数回繰り返しますが、突然「はぁ~」とため息。妻はいまいち納得いきません。こんな見知らぬ娘のために、なんで私は・・・
妻は少女の荒い息が収まったことを確認すると、立ち、夫が籠ってる部屋のドアをノックしました。
「あなた、私、もう寝るわよ」
夫はキーボードを叩きながら、
「ああ」
と生返事。夫は報告書を書くことに夢中になっててて、少女のことを完全に忘れてしまったようです。夫も極端に疲れてました。報告書を書き終えると、そのままその場で眠ってしまいました。
それからしばらくして、2階の廊下に面したドアがそーっと開き、1つの人影が現れました。どうやらこの家にはもう1人住民がいたようです。
人影は男性。20歳くらい。髪の毛ボサボサ。中型中背。何かぱっとしない男性です。男性はつぶやきました。
「誰か、誰か呼んでる?・・・」
男性はゆっくり階段を降り始めました。
男性が応接間に入りました。するとすぐにカウチに寝かされてる少女に気づきました。
男性は唾を呑みました。12歳くらいの亜麻色の長い髪の少女。少女に被せておいたはずの毛布ははだけ、黄色の肌着が丸見えになってました。肢体がなまめかしく見えます。
それ以上に眼を釘付けにしたものがありました。それは胸のふくらみ。意外と膨れてます。同年代の少女と比べても大きい方か? その胸をアンダーウェアと同じ色のブラジャーが覆ってました。
こんなもの見せられたら、ロリコンでなくてもかなり気になります。ま、実際彼はロリコンなのですが。
ちなみに、少女はそれほどの美少女ではないのですが、彼はかなりの美少女に見えてるようです。
と、男性は気づきました。少女に左腕がないことを。身体に障害があるのなら、襲っても抵抗できないかも? そんなよからぬ思考が頭をもたげました。
実は男性は童貞です。女性と正常につきあったことが一度もありません。
と、男性の脳に再び声が聞こえてきました。
「お願い、私を私を抱いて」
ええーっ!? 男性はびっくり。「抱いて」その言葉にはいろんな意味がありますが、たいていは「性交して」という意味。
性交してもいいの? この娘、もしや商売女? パッキンだけど顔は日本人に見える・・・ 髪は染めてるだけ? で、でも、こんな幼い商売女、日本にいるはずないよな・・・
ありとあらゆる妄想が若い男性の脳を駆け抜けて行きました。
また男性の脳に声が届きました。
「お願い、聞こえてんなら、早く抱いてよ!」
さらに扇情的な言葉が。これはテレパシー? 男性はそれを聞いてさらに戸惑います。思わずつぶやきました。
「ええ・・・ どうして欲しいんだよ?・・・」
すると男性のつぶやきが少女の耳に届いたようです。男性の脳に返事がきました。
「あなたのお父さんかなあ? さっき抱き上げてもらったんだ。そのときたくさんのマナの力をもらった。それでなんとか命を永らえることができた」
「親父が?・・・」
「山奥の現場だからクルマで行かなくっちゃいけないのはわかるが、だったらクルマと運転士くらい用意しろって・・・
長い間お世話になった会社だけど、そろそろ考えないといけないな・・・
ともかく報告書を書くよ。あとは頼む!」
そう言うと、夫は廊下へ。そして奥の部屋に入って行きました。夫は自分の机に向かうと、ディスクトップ型パソコンで報告書を書き始めました。
一方妻は、少女に毛布を被せました。そして洗面器に水を入れ、さらに氷を入れ、タオルを入れ絞り、それを少女の額に被せました。
妻はこれを数回繰り返しますが、突然「はぁ~」とため息。妻はいまいち納得いきません。こんな見知らぬ娘のために、なんで私は・・・
妻は少女の荒い息が収まったことを確認すると、立ち、夫が籠ってる部屋のドアをノックしました。
「あなた、私、もう寝るわよ」
夫はキーボードを叩きながら、
「ああ」
と生返事。夫は報告書を書くことに夢中になっててて、少女のことを完全に忘れてしまったようです。夫も極端に疲れてました。報告書を書き終えると、そのままその場で眠ってしまいました。
それからしばらくして、2階の廊下に面したドアがそーっと開き、1つの人影が現れました。どうやらこの家にはもう1人住民がいたようです。
人影は男性。20歳くらい。髪の毛ボサボサ。中型中背。何かぱっとしない男性です。男性はつぶやきました。
「誰か、誰か呼んでる?・・・」
男性はゆっくり階段を降り始めました。
男性が応接間に入りました。するとすぐにカウチに寝かされてる少女に気づきました。
男性は唾を呑みました。12歳くらいの亜麻色の長い髪の少女。少女に被せておいたはずの毛布ははだけ、黄色の肌着が丸見えになってました。肢体がなまめかしく見えます。
それ以上に眼を釘付けにしたものがありました。それは胸のふくらみ。意外と膨れてます。同年代の少女と比べても大きい方か? その胸をアンダーウェアと同じ色のブラジャーが覆ってました。
こんなもの見せられたら、ロリコンでなくてもかなり気になります。ま、実際彼はロリコンなのですが。
ちなみに、少女はそれほどの美少女ではないのですが、彼はかなりの美少女に見えてるようです。
と、男性は気づきました。少女に左腕がないことを。身体に障害があるのなら、襲っても抵抗できないかも? そんなよからぬ思考が頭をもたげました。
実は男性は童貞です。女性と正常につきあったことが一度もありません。
と、男性の脳に再び声が聞こえてきました。
「お願い、私を私を抱いて」
ええーっ!? 男性はびっくり。「抱いて」その言葉にはいろんな意味がありますが、たいていは「性交して」という意味。
性交してもいいの? この娘、もしや商売女? パッキンだけど顔は日本人に見える・・・ 髪は染めてるだけ? で、でも、こんな幼い商売女、日本にいるはずないよな・・・
ありとあらゆる妄想が若い男性の脳を駆け抜けて行きました。
また男性の脳に声が届きました。
「お願い、聞こえてんなら、早く抱いてよ!」
さらに扇情的な言葉が。これはテレパシー? 男性はそれを聞いてさらに戸惑います。思わずつぶやきました。
「ええ・・・ どうして欲しいんだよ?・・・」
すると男性のつぶやきが少女の耳に届いたようです。男性の脳に返事がきました。
「あなたのお父さんかなあ? さっき抱き上げてもらったんだ。そのときたくさんのマナの力をもらった。それでなんとか命を永らえることができた」
「親父が?・・・」
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