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閑話 戦いを終えて……!
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その① どっち派?アークシャイン内情勢!
最近、新入隊員の間で流行しているものがある。
「お前、どっち派?」
という質問だ。
「……は?」
修平は訓練の休憩中、そう口にした浩太郎を見て、首を傾げた。
「知らないか?今、アークシャイン内に派閥があるんだ」
「……えぇーなんだそれ」
新入隊員も職員も徐々に増えてきた。今やアークシャインはかつての規模に戻りつつある。しかも戦力は遥かに増大して。ひかりとかりんの努力は、目に見えた結果となって組織を盛り上げていた。
「同じ目的のために集まった俺らが、考え方の違いである派閥に別れるのか?大丈夫か?組織として」
「まあ訊いてみよう。おーい」
頭の上に疑問符を浮かべる修平。浩太郎は通り掛かった隊員を呼び止めた。
まだ若い、大卒くらいの青年だ。
「ああ。いや、考え方の違いとかそんなんじゃないですよ。単純に、どっちが好き?とか、どっちに付いていきたい?とかそんな感じです。因みに僕は代表派です」
「代表派?」
修平が復唱する。
「はい。そもそも代表の演説を見て来たので。あとはまあ美人なんで」
今一理解できない修平は、さらに通り掛かった女性職員を呼び止めた。
「あー。私は断然リーダー派ですね。優しいし強いし。格好良いじゃないですか」
「……ふむ」
「あ。別に代表が優しくないとか、そういうことじゃないですよ?代表も好きですとも」
「ふむふむ」
その後も数人に話を聞いてみると、大体概要を掴んできた修平。
「なるほど。つまりはひかりか太陽か、どっちが理想の上司かってことか」
「因みに一匹狼の優月さん派も居ます」
「それを言うなら、女性隊員人気トップランクの司令派も居ますね」
「……つまりは『イチオシの上司』ってだけか」
「あとはまあ、どの派閥でもないとか答えると、自動的に『南原かりんちゃん親衛隊』に入ることになります」
「いや酷すぎだろそれ。どっちにも」
結局は他愛ない話題なのだと理解した修平は、ふとひとつの疑問に辿り着く。
「……俺や浩太郎の派閥は無いのか」
その言葉を受け、浩太郎かぽんと肩に手を置いた。
「ま、脇役だからな」
「……さあ休憩終わりだ。お前らも来い」
「ええー」
この日の訓練はいつもより過酷であったという。
ーー
ーー
その② ヒロイン対話!遥かな光!
日本、アークシャイン基地地下牢。そこにはアウラと、もうひとりが捕まっている。
「……」
こつこつと階段を降りる。ひかりは少し緊張していた。落ち着いて、ただ会話するだけなのは初めてだからだ。何を言うか、訊くか。そのことが昨日からぐるぐると頭を駆け巡っている。
「こんにちは」
辿り着く。武装は全て地上に置いてきた。強固な鉄格子を隔てて、ひかりを睨み付ける女性がひとり。
吸い込まれそうな銀河の様な黒髪のハルカ。その目は毅然としており、牢獄に繋がれていてもどこか気品を漂わせている。
「……何の用かしら。女神気取りの長谷川さん」
「……!」
分かっては居たが、明らかに敵意を向けられている。だが怯む訳にはいかない。これはチャンスだからだ。
「対話しに来たのよ。教えて欲しいの。貴女の事、アビスの事」
「何故?」
「判断をする為よ。それには『知る』ことが必要。でしょ?」
「……」
未来の言っていた、人間とアビス共存の道。それは果たして本当なのか。物理的にもし可能だとして、アビス側にその気はあるのか。敵を知らずに戦っていても終わりは見えない。ひかりには訊きたいことが沢山あった。
「……その台詞」
だが、ハルカが気になったのはそこではなかった。
「ええ。影士がよく言っていたわ。『知る』ことは全ての『判断』に繋がると。なるほど、貴女も聞いたのね」
目の前のひかりは、影士をよく知る人間だ。ハルカはふたりが許嫁だったことまでは知らない。精神力を引き継いでも、記憶を受け取れる訳では無い。
「私達には全く見せなかったのだけど、『アビス』である影士はどんな感じだったのかしら」
ひかりはハルカの知るであろう『アビスとしての影士(スタアライト)』をよく知らない。どんなつもりで、感情で、目的で動いていたのか。都市を襲っていたのか。計画を練っていたのか。ハルカには何を教えたのか。どんな気持ちで、最期に彼女へ託したのか。
「……多分貴女の知る影士さんと変わらないわよ。人間で無くなっても人間性は変わらない。私がそうだったし」
「そうなんだ」
長谷川ひかりと、義堂ハルカ。アークシャインとアビス。敵同士であるふたりは、『星野影士』という共通項がある。
「もう良いでしょう。私は話すことなんて無いわ」
「待って。まだあるわよ」
もし敵同士でなければ、ふたりはどんな関係性であっただろうか。
ーー
ーー
その③ 見分けろ!3人の天使達!
「その……ふざけていると思われるかも知れませんが……こちらは真剣なのです」
らいちの病室。まだ快復しない彼女の元へは、毎日のように訪問者が来る。今日、心理と未来のお見舞い中に訪ねてきたのはとある技術職の者だった。
「……ふぅん」
彼は後ろに、『何故か付いてきた』3人の技術者を控えさせている。その3人とは。
『全く、失礼だとは思いませんか。ダクトリーナ』
『別にどうでも良いわ。精神を共有している以上別人と言い切れもしないのだし。サブリナは?』
『私は……まあ取り合えずイヴと間違われるのは嫌ですね』
『何をっ!』
イヴ、ダクトリーナ、そしてサブリナ。この国に技術者として協力することになった、先日の戦争の主犯者達。今は女王らいちの支配により下手な動きはできなくなっている為、比較的自由に国内を動けている。
そして3人とも、容姿が『全く同じ』なのだ。長い金髪に青い瞳。着ている服でさえ白を基調にした似たようなドレスである。
「……なるほど」
「はい……」
彼は項垂れる。やんややんやと姦しいこの3人に嫌気が差しているようだ。
『ほら、彼も困っています。今すぐ丸刈りにするべきですよ、イヴ』
『何故私だけなのですか!ダクトリーナこそ、ウシャンカでも常に被っていれば良いのです』
「……このようにいつも無駄な口喧嘩が絶えず、中々例の『開発』が進みません。女王、どうにかなりませんでしょうかね」
「ふむふむ」
らいちは一見、真剣に聞いていた。国民が持ってきた相談事だ。『なんか面白い』など言える訳は無い。
『ぷっは!ははははははっ!』
「!」
そこへ、高らかに笑い声が響いた。
『はーっ。なんかおもろいな君ら。子供みたいに喧嘩しとんか。ほいで見分け付かんと。あっはは!「ぐるぐるー。どーっちだ?」てか?』
『……!』
心理である。彼は自分の妹達の悩みを、本気で笑い飛ばした。
『お兄様は黙っていてください。これは女王への相談なのです』
『……私達からの相談でも無いのだけれども』
現在、病室はごった返していた。らいちと未来と心理と、男性ひとりとイヴとダクトリーナとサブリナ。もうごちゃごちゃである。
「……別に、相談することでも無いでしょ」
「!」
ここで未来が口を開いた。
「ダクトリーナの言う通り、見た目を変えたら良い。イヴはポニーテール。サブリナはボブとかにして。嫌なら服のイメージカラーを作っても分かりやすいよ。後は名札とか。解決策は色々あるでしょ」
『……まあ確かに』
サブリナが呟いた。それを見て未来は肩を透かした。
「いや……さすがにそこまで馬鹿じゃないよね?王を目指してた指導者が。……『普通にお見舞いに来たら良いのに』」
『!』
イヴは硬直した。見透かされたのだ。やはり、この女は侮ってはいけない。我が兄が傾けられたのは、もしかしたら『ここ』なのではないかと。
「……どう?らいちちゃん」
未来は溜め息を吐き、らいちへ振った。らいちはずっと黙っていたが、遂に口を開く。
「……うん。じゃあ髪型はそれで。ていうか貴女がたは技術者として特別待遇の『捕虜』なんだから、ドレスとか普通に着ないでよ。作業着あるでしょ」
『おしゃれは大事よ、クイーン。着ていると「テンションが上がる」。つまり能力が向上する』
「訳分かんない事言ってるのがダクトリーナ」
『馬鹿の相手は疲れます。私は研究室に戻りますよ』
『ポニーテールにしないと死刑よ?イヴ』
『なっ!』
「一番の研究好きで、他ふたりに弄られるのがイヴ」
『クイーン。切った私の髪はどれくらいの値段で売れるでしょうか』
「凄い利己的なのがサブリナ。でも私の支配に一番忠実なのが不思議」
らいちが指を差しながら3人のラウムアビスを紹介していく。見た目が同じでも、個体が違う以上性格や能力にも違いがある。この間まで脅威であった彼女達だが、味方となれば『面白い』キャラクターを持っている。これら個性的な面々を上手く従えていくのが、今後のらいちの腕の見せ所である。
『怪我は無事なのですか』
「うん。ありがとう。ていうかサブリナのスーパーノヴァから受けた傷なんだけど」
『それはもう終わったことです。主責任はイヴにありますから』
『馬鹿なっ!』
彼女達は多くを殺してきた。だが。
それを理由に処刑しては、今後のこの国の発展が遅れてしまう。
人を殺めようと、改心すれば『牧師』にすら成れる。それはらいちの居た人間の世界でも普通にあり得ることであった。
最近、新入隊員の間で流行しているものがある。
「お前、どっち派?」
という質問だ。
「……は?」
修平は訓練の休憩中、そう口にした浩太郎を見て、首を傾げた。
「知らないか?今、アークシャイン内に派閥があるんだ」
「……えぇーなんだそれ」
新入隊員も職員も徐々に増えてきた。今やアークシャインはかつての規模に戻りつつある。しかも戦力は遥かに増大して。ひかりとかりんの努力は、目に見えた結果となって組織を盛り上げていた。
「同じ目的のために集まった俺らが、考え方の違いである派閥に別れるのか?大丈夫か?組織として」
「まあ訊いてみよう。おーい」
頭の上に疑問符を浮かべる修平。浩太郎は通り掛かった隊員を呼び止めた。
まだ若い、大卒くらいの青年だ。
「ああ。いや、考え方の違いとかそんなんじゃないですよ。単純に、どっちが好き?とか、どっちに付いていきたい?とかそんな感じです。因みに僕は代表派です」
「代表派?」
修平が復唱する。
「はい。そもそも代表の演説を見て来たので。あとはまあ美人なんで」
今一理解できない修平は、さらに通り掛かった女性職員を呼び止めた。
「あー。私は断然リーダー派ですね。優しいし強いし。格好良いじゃないですか」
「……ふむ」
「あ。別に代表が優しくないとか、そういうことじゃないですよ?代表も好きですとも」
「ふむふむ」
その後も数人に話を聞いてみると、大体概要を掴んできた修平。
「なるほど。つまりはひかりか太陽か、どっちが理想の上司かってことか」
「因みに一匹狼の優月さん派も居ます」
「それを言うなら、女性隊員人気トップランクの司令派も居ますね」
「……つまりは『イチオシの上司』ってだけか」
「あとはまあ、どの派閥でもないとか答えると、自動的に『南原かりんちゃん親衛隊』に入ることになります」
「いや酷すぎだろそれ。どっちにも」
結局は他愛ない話題なのだと理解した修平は、ふとひとつの疑問に辿り着く。
「……俺や浩太郎の派閥は無いのか」
その言葉を受け、浩太郎かぽんと肩に手を置いた。
「ま、脇役だからな」
「……さあ休憩終わりだ。お前らも来い」
「ええー」
この日の訓練はいつもより過酷であったという。
ーー
ーー
その② ヒロイン対話!遥かな光!
日本、アークシャイン基地地下牢。そこにはアウラと、もうひとりが捕まっている。
「……」
こつこつと階段を降りる。ひかりは少し緊張していた。落ち着いて、ただ会話するだけなのは初めてだからだ。何を言うか、訊くか。そのことが昨日からぐるぐると頭を駆け巡っている。
「こんにちは」
辿り着く。武装は全て地上に置いてきた。強固な鉄格子を隔てて、ひかりを睨み付ける女性がひとり。
吸い込まれそうな銀河の様な黒髪のハルカ。その目は毅然としており、牢獄に繋がれていてもどこか気品を漂わせている。
「……何の用かしら。女神気取りの長谷川さん」
「……!」
分かっては居たが、明らかに敵意を向けられている。だが怯む訳にはいかない。これはチャンスだからだ。
「対話しに来たのよ。教えて欲しいの。貴女の事、アビスの事」
「何故?」
「判断をする為よ。それには『知る』ことが必要。でしょ?」
「……」
未来の言っていた、人間とアビス共存の道。それは果たして本当なのか。物理的にもし可能だとして、アビス側にその気はあるのか。敵を知らずに戦っていても終わりは見えない。ひかりには訊きたいことが沢山あった。
「……その台詞」
だが、ハルカが気になったのはそこではなかった。
「ええ。影士がよく言っていたわ。『知る』ことは全ての『判断』に繋がると。なるほど、貴女も聞いたのね」
目の前のひかりは、影士をよく知る人間だ。ハルカはふたりが許嫁だったことまでは知らない。精神力を引き継いでも、記憶を受け取れる訳では無い。
「私達には全く見せなかったのだけど、『アビス』である影士はどんな感じだったのかしら」
ひかりはハルカの知るであろう『アビスとしての影士(スタアライト)』をよく知らない。どんなつもりで、感情で、目的で動いていたのか。都市を襲っていたのか。計画を練っていたのか。ハルカには何を教えたのか。どんな気持ちで、最期に彼女へ託したのか。
「……多分貴女の知る影士さんと変わらないわよ。人間で無くなっても人間性は変わらない。私がそうだったし」
「そうなんだ」
長谷川ひかりと、義堂ハルカ。アークシャインとアビス。敵同士であるふたりは、『星野影士』という共通項がある。
「もう良いでしょう。私は話すことなんて無いわ」
「待って。まだあるわよ」
もし敵同士でなければ、ふたりはどんな関係性であっただろうか。
ーー
ーー
その③ 見分けろ!3人の天使達!
「その……ふざけていると思われるかも知れませんが……こちらは真剣なのです」
らいちの病室。まだ快復しない彼女の元へは、毎日のように訪問者が来る。今日、心理と未来のお見舞い中に訪ねてきたのはとある技術職の者だった。
「……ふぅん」
彼は後ろに、『何故か付いてきた』3人の技術者を控えさせている。その3人とは。
『全く、失礼だとは思いませんか。ダクトリーナ』
『別にどうでも良いわ。精神を共有している以上別人と言い切れもしないのだし。サブリナは?』
『私は……まあ取り合えずイヴと間違われるのは嫌ですね』
『何をっ!』
イヴ、ダクトリーナ、そしてサブリナ。この国に技術者として協力することになった、先日の戦争の主犯者達。今は女王らいちの支配により下手な動きはできなくなっている為、比較的自由に国内を動けている。
そして3人とも、容姿が『全く同じ』なのだ。長い金髪に青い瞳。着ている服でさえ白を基調にした似たようなドレスである。
「……なるほど」
「はい……」
彼は項垂れる。やんややんやと姦しいこの3人に嫌気が差しているようだ。
『ほら、彼も困っています。今すぐ丸刈りにするべきですよ、イヴ』
『何故私だけなのですか!ダクトリーナこそ、ウシャンカでも常に被っていれば良いのです』
「……このようにいつも無駄な口喧嘩が絶えず、中々例の『開発』が進みません。女王、どうにかなりませんでしょうかね」
「ふむふむ」
らいちは一見、真剣に聞いていた。国民が持ってきた相談事だ。『なんか面白い』など言える訳は無い。
『ぷっは!ははははははっ!』
「!」
そこへ、高らかに笑い声が響いた。
『はーっ。なんかおもろいな君ら。子供みたいに喧嘩しとんか。ほいで見分け付かんと。あっはは!「ぐるぐるー。どーっちだ?」てか?』
『……!』
心理である。彼は自分の妹達の悩みを、本気で笑い飛ばした。
『お兄様は黙っていてください。これは女王への相談なのです』
『……私達からの相談でも無いのだけれども』
現在、病室はごった返していた。らいちと未来と心理と、男性ひとりとイヴとダクトリーナとサブリナ。もうごちゃごちゃである。
「……別に、相談することでも無いでしょ」
「!」
ここで未来が口を開いた。
「ダクトリーナの言う通り、見た目を変えたら良い。イヴはポニーテール。サブリナはボブとかにして。嫌なら服のイメージカラーを作っても分かりやすいよ。後は名札とか。解決策は色々あるでしょ」
『……まあ確かに』
サブリナが呟いた。それを見て未来は肩を透かした。
「いや……さすがにそこまで馬鹿じゃないよね?王を目指してた指導者が。……『普通にお見舞いに来たら良いのに』」
『!』
イヴは硬直した。見透かされたのだ。やはり、この女は侮ってはいけない。我が兄が傾けられたのは、もしかしたら『ここ』なのではないかと。
「……どう?らいちちゃん」
未来は溜め息を吐き、らいちへ振った。らいちはずっと黙っていたが、遂に口を開く。
「……うん。じゃあ髪型はそれで。ていうか貴女がたは技術者として特別待遇の『捕虜』なんだから、ドレスとか普通に着ないでよ。作業着あるでしょ」
『おしゃれは大事よ、クイーン。着ていると「テンションが上がる」。つまり能力が向上する』
「訳分かんない事言ってるのがダクトリーナ」
『馬鹿の相手は疲れます。私は研究室に戻りますよ』
『ポニーテールにしないと死刑よ?イヴ』
『なっ!』
「一番の研究好きで、他ふたりに弄られるのがイヴ」
『クイーン。切った私の髪はどれくらいの値段で売れるでしょうか』
「凄い利己的なのがサブリナ。でも私の支配に一番忠実なのが不思議」
らいちが指を差しながら3人のラウムアビスを紹介していく。見た目が同じでも、個体が違う以上性格や能力にも違いがある。この間まで脅威であった彼女達だが、味方となれば『面白い』キャラクターを持っている。これら個性的な面々を上手く従えていくのが、今後のらいちの腕の見せ所である。
『怪我は無事なのですか』
「うん。ありがとう。ていうかサブリナのスーパーノヴァから受けた傷なんだけど」
『それはもう終わったことです。主責任はイヴにありますから』
『馬鹿なっ!』
彼女達は多くを殺してきた。だが。
それを理由に処刑しては、今後のこの国の発展が遅れてしまう。
人を殺めようと、改心すれば『牧師』にすら成れる。それはらいちの居た人間の世界でも普通にあり得ることであった。
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