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第2章 拠点開発
第62話 やっておくべき事
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ヨタドリたちがこの拠点に来てから、賑やかになったという変化は生じたが生活はうまく回っている。ヨタドリたちだけでも狩りが出来るため食料が足りなくなるといったこともない。唯一の不安点は霧の領域をヨタドリたちが惑わされずに抜けられるかという事だったが、大樹の周りを囲んでいる川を通れば無事惑わされる事なく拠点と霧の領域外を行き来出来ることが分かった。
今は夏が終わり秋に入ろうかという頃。すでに慣れた冬支度をして冬に備え始めようかといった季節だ。この拠点に移ってから初めての冬だが、今までの場所と変わらなければ冬はかなり厳しいものになり、身動きが取れなかなるだろう。だからこそ冬に備える必要があるのだが、今回はもう少しやりたい事がある。
それは北側の探索だ。今まで周囲の探索を徐々に広げてきていた。ただ南側は僕たちがきた方向なため例外だが、他の方角は森を抜けるまでの探索は出来ていない。それだけこの森がデカいというのはあるだろう。ただそれだけが理由ではなく、する必要性を感じていなかったというのも1つ理由としてある。
なぜなら、僕らが探索する理由がどんな環境が広がっているのか調べるためであったり、周囲に脅威が潜んでいないか調べるためだ。
脅威に関していうと、森が深くなるほどに生息する生き物が強くなっていくため、森の浅い場所にはそれほど危険はないだろうというのがあった。そのため浅い所を探索するよりも、森の深いところをじっくり探索してきていた。
ただ少し事情が変わった。今まで水中の魔物など考えもしなかった。だがヨタドリたちのように水中を移動できる魔物がいるとわかった。そうなるとこの拠点まで川が続いている以上、川から魔物が来れることを意味している。まさにヨタドリたちが川を使ってこの拠点を行き来しているように。
この川が森を抜けて続いているのか分からないが危険を孕んでいる以上は確認するべきだろう。そして冬になれば身動きが取れなくなってしまうので出来れば今のうちにやっておきたい。だが今日は休んでまた明日だな。
「すごーい!」
「速いね。」
ゾンとルアがヨタドリの背中に乗り川をかなりの速さで進んでいる。今は誰が1番速いか競争しているみたいだ。
「キュイー!」
ただ1番速いのはやはり、今はテンが背中に乗って楽しんでいるあの体が小さいヨタドリだ。テンもかなりの速さで動けるのだが、水の上はまた違ったものなのか楽しんでいるようで何よりだ。
今は夏が終わり秋に入ろうかという頃。すでに慣れた冬支度をして冬に備え始めようかといった季節だ。この拠点に移ってから初めての冬だが、今までの場所と変わらなければ冬はかなり厳しいものになり、身動きが取れなかなるだろう。だからこそ冬に備える必要があるのだが、今回はもう少しやりたい事がある。
それは北側の探索だ。今まで周囲の探索を徐々に広げてきていた。ただ南側は僕たちがきた方向なため例外だが、他の方角は森を抜けるまでの探索は出来ていない。それだけこの森がデカいというのはあるだろう。ただそれだけが理由ではなく、する必要性を感じていなかったというのも1つ理由としてある。
なぜなら、僕らが探索する理由がどんな環境が広がっているのか調べるためであったり、周囲に脅威が潜んでいないか調べるためだ。
脅威に関していうと、森が深くなるほどに生息する生き物が強くなっていくため、森の浅い場所にはそれほど危険はないだろうというのがあった。そのため浅い所を探索するよりも、森の深いところをじっくり探索してきていた。
ただ少し事情が変わった。今まで水中の魔物など考えもしなかった。だがヨタドリたちのように水中を移動できる魔物がいるとわかった。そうなるとこの拠点まで川が続いている以上、川から魔物が来れることを意味している。まさにヨタドリたちが川を使ってこの拠点を行き来しているように。
この川が森を抜けて続いているのか分からないが危険を孕んでいる以上は確認するべきだろう。そして冬になれば身動きが取れなくなってしまうので出来れば今のうちにやっておきたい。だが今日は休んでまた明日だな。
「すごーい!」
「速いね。」
ゾンとルアがヨタドリの背中に乗り川をかなりの速さで進んでいる。今は誰が1番速いか競争しているみたいだ。
「キュイー!」
ただ1番速いのはやはり、今はテンが背中に乗って楽しんでいるあの体が小さいヨタドリだ。テンもかなりの速さで動けるのだが、水の上はまた違ったものなのか楽しんでいるようで何よりだ。
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