滅亡の畔
地方の田舎町でひっそりと暮らしていた及川愛咲実の元に、謎の手紙と現金が届いた。愛咲実は過去の古傷から逃げ出したくて、手紙に記された場所に向かった。
そこは都心の一室で、数名の女性が集められていた。女性たちは覆面をして、互いの顔も名前も明かさないルール。自分たちは、何の目的で集められたのか?
主催と思われる人物が物々しく語りだした内容は、想像を超えた計画だった――――。
そこは都心の一室で、数名の女性が集められていた。女性たちは覆面をして、互いの顔も名前も明かさないルール。自分たちは、何の目的で集められたのか?
主催と思われる人物が物々しく語りだした内容は、想像を超えた計画だった――――。
一章
二章
三章
あなたにおすすめの小説

カイト・シュヴァーン少佐の事件簿
奈波実璃
ミステリー
石畳の道なりに、煉瓦造りの家々が並ぶ、シュテルン王国の王都。
この地が戦乱から平定されて、百年と少しが経った頃だろう。
しかしやがら権謀術数渦巻く上流階級から、貧しさに喘ぐ民までに多種多様な怨嗟が蔓延る地でもある。
それ故に、憲兵隊の駆り出されない日はない。
──勿論、特例で憲兵隊の少佐の位に就き続けているカイトも。
カイト・シュヴァーンはシュテルン王国憲兵隊少佐。
その地位でありながら、率いる兵卒はたった一人・アーベルのみ。
蔓延る謎と闇を暴くため、二人は王国を駆ける。
そして、カイト自身の抱えた謎と闇とは──。

【完結】共生
ひなこ
ミステリー
高校生の少女・三崎有紗(みさき・ありさ)はアナウンサーである母・優子(ゆうこ)が若い頃に歌手だったことを封印し、また歌うことも嫌うのを不審に思っていた。
ある日有紗の歌声のせいで、優子に異変が起こる。
隠された母の過去が、二十年の時を経て明らかになる?
random face
碧
ミステリー
上原秋奈。
それが今の私の名前。上原秋奈なんて平凡で有りがちな名前だけど、それがいい。誰かの心に残ってもたいした大きな思い出にはならなそうだから。
私と外崎宏太、そして風間祥太
出会わなかったら、何も起こらなかった。
でも、運命の悪戯で私は宏太に出会って、祥太とも会ってしまった。
彼女が愛した彼は
朝飛
ミステリー
美しく妖艶な妻の朱海(あけみ)と幸せな結婚生活を送るはずだった真也(しんや)だが、ある時を堺に朱海が精神を病んでしまい、苦痛に満ちた結婚生活へと変わってしまった。
朱海が病んでしまった理由は何なのか。真相に迫ろうとする度に謎が深まり、、、。
このブラジャーは誰のもの?
本田 壱好
ミステリー
ある日、体育の授業で頭に怪我をし早退した本前 建音に不幸な事が起こる。
保健室にいて帰った通学鞄を、隣に住む幼馴染の日脚 色が持ってくる。その中から、見知らぬブラジャーとパンティが入っていて‥。
誰が、一体、なんの為に。
この物語は、モテナイ・冴えない・ごく平凡な男が、突然手に入った女性用下着の持ち主を探す、ミステリー作品である。
人喰い遊園地
井藤 美樹
ホラー
ある行方不明の探偵事務所に、十二年前に行方不明になった子供の捜索依頼が舞い込んだ。
その行方不明事件は、探偵の間では前々から有名な案件だった。
あまりにも奇妙で、不可解な案件。
それ故、他の探偵事務所では引き受けたがらない。勿体ぶった理由で断られるのが常だ。断られ続けた依頼者が最後に頼ったのが、高坂巽が所長を務める探偵事務所だった。高坂はこの依頼を快く引き受ける。
依頼者の子供が姿を消した場所。
同じ場所で発生した二十三人の行方不明者。
彼らが姿を消した場所。そこは今、更地になっている。
嘗てそこには、遊園地があった。
遊園地の名前は〈桜ドリームパーク〉。
十年前まで、そこは夢に溢れた場所だった。
しかしある日を境に、夢に溢れたその場所は徐々に影がさしていく。
老若男女関係なく、二十三人もの人が、次々とその遊園地を最後に、忽然と姿を消したからだ。あらゆる方向性を考え懸命に捜索したが、手掛かり一つ発見されることなく、誰一人発見される事もなかった。
次々と人が消えて行く遊園地を、人々はいつしか【人喰い遊園地】と呼び恐れた。
閉園された今尚、人々はその遊園地に魅せられ足を踏み入れる。
肝試しと都市伝説を確かめに……。
そして、この案件を担当することになった新人探偵も。
新人探偵の神崎勇也が【人喰い遊園地】に関わった瞬間、闇が静かに蠢きだすーー。
誰もそれには気付かない……。
夏霜の秘め事
山の端さっど
ミステリー
東の島国、環樹の名もなき忍びが一人、無愛想な秘め事屋は仮の名を霜月という。彼には三つ、大きな秘め事があった。一つ、「悪意」を感じ取る能力を持つこと。一つ、大陸を統べる国の長「裁」の養い子であること。一つ、実は女であること。野心渦巻く謀略の国、露霧から一人の異端児、夏冬が現れたとき、霜月の秘め事は増え始める。
(超不定期更新中)

『異能収容所 -三人目の参加者-』
ソコニ
ミステリー
異能者を監視し管理する秘密施設「囚所」。
そこに拘束された城田雅樹は、嘘をついている人の瞳孔が赤く見える「偽証読取」の能力を持つ。
謎の「三人目の参加者」とは誰なのか。
三人の記憶に埋もれた共通の過去とは何か。そして施設の真の目的とは—。