1 / 57
1 プロローグ
しおりを挟むうちの母は、美人だ。
どれくらい美人かというと、掃きだめに鶴、
立てば芍薬座れば牡丹、歩く姿はダイナマイトビューティと言った具合だ。
うちは、母1人子1人で町で食堂をやってる。
贅沢はできないし蓄えはないけど、食うには困らないってかんじ。
母の料理はうまいし、しかも美人と来れば町のおじさん達のハートをわしづかみだ。
時々、勘違いした客が母に手を出そうとする。
今、掃きだめに鶴の母が酔っ払った客に絡まれている。
たいていは、母が適当にあしらうか、母のファンクラブの町のおじさん達が防御という名の鉄拳制裁するのだが、今晩は運悪く町の寄り合いとかで、おじさん達がいなかった……
しかも、今日の客はしつこかった。
「ここは、そういうお店じゃありません。」と、いやがる母に、
「いいじゃないか、金は出すよおおお」と、
母のおしりをべたべたさわる。
しかも、胸元まで手を伸ばす、
「私の大事なかあさまに、セクハラ、ゆっるせん!!!!!!!!!!!!」
セクハラ親父に、ジャンピングトルネードヘッドアタック、
いわゆる頭突きをかました。
クリーンヒット!!!!!
クリーンヒットしましたよ? お互いに。
頭突きは、やる方にも多大なダメージをもたらします。
おすすめできません。
目の前に火花が散って、走馬燈が駆け巡ります。
14歳だと短かったようで、ついでに、前世の人生の分まで走馬燈で駆け巡ります。
いやあああ、私、前世、おばさんだったわ。
0
お気に入りに追加
341
あなたにおすすめの小説
痩せすぎ貧乳令嬢の侍女になりましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます
ちゃんゆ
恋愛
男爵家の三女に産まれた私。衝撃的な出来事などもなく、頭を打ったわけでもなく、池で溺れて死にかけたわけでもない。ごくごく自然に前世の記憶があった。
そして前世の私は…
ゴットハンドと呼ばれるほどのエステティシャンだった。
とあるお屋敷へ呼ばれて行くと、そこには細い細い風に飛ばされそうなお嬢様がいた。
お嬢様の悩みは…。。。
さぁ、お嬢様。
私のゴッドハンドで世界を変えますよ?
**********************
転生侍女シリーズ第三弾。
『おデブな悪役令嬢の侍女に転生しましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます』
『醜いと蔑まれている令嬢の侍女になりましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます』
の続編です。
続編ですが、これだけでも楽しんでいただけます。
前作も読んでいただけるともっと嬉しいです!
悪役令嬢は婚約破棄したいのに王子から溺愛されています。
白雪みなと
恋愛
この世界は乙女ゲームであると気づいた悪役令嬢ポジションのクリスタル・フェアリィ。
筋書き通りにやらないとどうなるか分かったもんじゃない。それに、貴族社会で生きていける気もしない。
ということで、悪役令嬢として候補に嫌われ、国外追放されるよう頑張るのだったが……。
王子さま、なぜ私を溺愛してらっしゃるのですか?
ワガママ奥様に転生しました。
こうじゃん
恋愛
前世の記憶を取り戻したら、わがまま奥様でした。
ええ、何を言ってるか分かりませんよね。
贅沢するし、ヒステリーだし、意地悪だし。
メイドや雇い人の評判も最悪。
さあ、そこから、どう逆転しましょうか?
「お金に目がくらんで、婚約破棄しました」「お金目当てに、遊び人と婚約してしまいました。」の続編になります。
年下男子に追いかけられて極甘求婚されています
あさの紅茶
恋愛
◆結婚破棄され憂さ晴らしのために京都一人旅へ出かけた大野なぎさ(25)
「どいつもこいつもイチャイチャしやがって!ムカつくわー!お前ら全員幸せになりやがれ!」
◆年下幼なじみで今は京都の大学にいる富田潤(20)
「京都案内しようか?今どこ?」
再会した幼なじみである潤は実は子どもの頃からなぎさのことが好きで、このチャンスを逃すまいと猛アプローチをかける。
「俺はもう子供じゃない。俺についてきて、なぎ」
「そんなこと言って、後悔しても知らないよ?」
醜いと蔑まれている令嬢の侍女になりましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます
ちゃんゆ
恋愛
男爵家の三女に産まれた私。衝撃的な出来事などもなく、頭を打ったわけでもなく、池で溺れて死にかけたわけでもない。ごくごく自然に前世の記憶があった。
そして前世の私は…
ゴットハンドと呼ばれるほどのエステティシャンだった。
とある侯爵家で出会った令嬢は、まるで前世のとあるホラー映画に出てくる貞◯のような風貌だった。
髪で顔を全て隠し、ゆらりと立つ姿は…
悲鳴を上げないと、逆に失礼では?というほどのホラーっぷり。
そしてこの髪の奥のお顔は…。。。
さぁ、お嬢様。
私のゴットハンドで世界を変えますよ?
**********************
『おデブな悪役令嬢の侍女に転生しましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます』の続編です。
続編ですが、これだけでも楽しんでいただけます。
前作も読んでいただけるともっと嬉しいです!
転生侍女シリーズ第二弾です。
短編全4話で、投稿予約済みです。
よろしくお願いします。
モブ令嬢はシスコン騎士様にロックオンされたようです~妹が悪役令嬢なんて困ります~
咲桜りおな
恋愛
前世で大好きだった乙女ゲームの世界にモブキャラとして転生した伯爵令嬢のアスチルゼフィラ・ピスケリー。
ヒロインでも悪役令嬢でもないモブキャラだからこそ、推しキャラ達の恋物語を遠くから鑑賞出来る! と楽しみにしていたら、関わりたくないのに何故か悪役令嬢の兄である騎士見習いがやたらと絡んでくる……。
いやいや、物語の当事者になんてなりたくないんです! お願いだから近付かないでぇ!
そんな思いも虚しく愛しの推しは全力でわたしを口説いてくる。おまけにキラキラ王子まで絡んで来て……逃げ場を塞がれてしまったようです。
結構、ところどころでイチャラブしております。
◆◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◆
前作「完璧(変態)王子は悪役(天然)令嬢を今日も愛でたい」のスピンオフ作品。
この作品だけでもちゃんと楽しんで頂けます。
番外編集もUPしましたので、宜しければご覧下さい。
「小説家になろう」でも公開しています。
悪役令嬢は攻略対象者を早く卒業させたい
砂山一座
恋愛
公爵令嬢イザベラは学園の風紀委員として君臨している。
風紀委員の隠された役割とは、生徒の共通の敵として立ちふさがること。
イザベラの敵は男爵令嬢、王子、宰相の息子、騎士に、魔術師。
一人で立ち向かうには荷が重いと国から貸し出された魔族とともに、悪役令嬢を務めあげる。
強欲悪役令嬢ストーリー(笑)
二万字くらいで六話完結。完結まで毎日更新です。
お金目当てに、遊び人と婚約してしまいました。
こうじゃん
恋愛
私、先日、お金に目がくらんで幼馴染みと婚約破棄して、お金持ちの伯爵家の遊び人に乗り換えました。
やっちゃったーって、ヤツです。
だって、お金が必要だったんですの。
遊び人はチャラいし、嫁入り修行は大変だし、いろいろあるけど、お金を受け取ったからは、婚約者としてキッチリ務めさせて頂きますわ。
「お金に目がくらんで、婚約破棄しました」の続編になります。毎日更新予定。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる