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6.未来に向けて
3.ミアの父親
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「それから、ミアの父親に関しても、ある程度表に出ることとなった」
「え、今なんと?」
「ルーク、すまない。どうしても、出さなければいけなくなった」
動揺しなかったのはジョンだけだ。当然、気を緩めているこの空間で、旧エスト王国から帰ってきたばかりのルークとミアが、初めて聞くことに驚いても無理はない。
チャールズは、ルークがミアに、ミアの父親のことを隠しているのを知っている。チャールズが謝ることではないと思いつつ、先を促した。今、ミアがいるこの席で、どこまで話すのかは分からないが、こういう状況にならなければ、ルークはずっとミアに隠したままだったかもしれない。
「たった今、王家直轄となったあの領地で、東方からの攻撃に応戦していた者から、それがウェルスリーのせいなのではと疑う者が出てきた。ウェルスリーの働きはあまり評判が良くなかったのを覚えているだろう?」
チャールズが、ルークに相槌を求めた。頷きながらミアを見ると、特に表情を変えずに紅茶を啜っている。反応がないことが、むしろ妙だった。
(疲れたなら、言っていいんだよ…?)
「国に対して非協力的だったのは、領民も知っていた。旧エスト王国に通じていたことは事実で、それが東方の山賊を旧公爵領へ向かわせることにも繋がっている。国としてウェルスリーのせいだと認めて、二年前にすでに制裁は終わっていると公表した。ミアには、衝撃の大きい話だが…」
ミアがゆっくりと、音を立てずにティーカップを置いた。真横へ寄り手を握って、腰にも手を添える。その弾みでミアと目が合うが、その目には何も映っていなかった。幼いころから関わりの薄かった父親に対して、もうとっくに区切りがついていたのだろうか。
ルークから外されたミアの視線を追うと、チャールズを見ていた。その顔を見て、悟った。チャールズはこのまま、誰がウェルスリーに何をしたのか、話してしまうつもりだ。
「…今回、ルークとミアに旧エスト王国へ行ってもらったきっかけは、あの国が入れ知恵した山賊が我が国を攻撃していたことだ。そして、その山賊への指示を出していたのがウェルスリーだった」
「お父様?」
ミアの問いかけに、チャールズが頷いた。ミアの前では、さすがのチャールズも言いにくそうにしているのが伝わってくる。
「ウェルスリーの屋敷に、魔の紋章を持ったミアがいることは予知で分かった。それで、ルークに滞在してもらって、ミアの情報を集めてもらった。そのあと、東方の脅威をウェルスリーが率いていたのをルークが突き止めた」
チャールズに手を上げ、話すのを止めてもらう。実際に対峙したのはルークだ。ルークから、直接ミアに言いたい。ミアは、事実を今聞いても、あとから聞いても、きっと変わらない。
「ミア、ウェルスリー公爵が今どうしているか、知ってる?」
「ううん。特に考えもしなかった」
「僕が殺したんだ」
「え?」
純粋に驚いたようなミアに、少し安心する。肩の力を抜くために、一息吐いてから、言葉を探した。
「東方の魔術師の隊を率いてて、戦闘になった。それが、チャールズが公表した制裁のことで、ミアと婚約するために立てた、僕の戦果だよ」
☆
「……え?」
「あの、英雄って呼ばれるようになったときの」
(え、え?)
父親が、東の脅威の一部で、ルークが亡き者とし、その褒賞でミアと婚約した。ルークが上げた戦果について、まだ全てを聞いてはいなかったようだ。確かに、部分的に聞いた覚えはあるけど、ミアは当然ながら、ルークが話してくれることしか知らなかった。
そこに、どんな複雑な想いを持っているかなんて、考えもしなかった。ルークが背負ってきた特別任務は、やっぱりミアには計り知れない。戸惑うことしかできなかった。
事実がどうであれ、ミアはもうルークとずっと一緒にいることを決めている。今までも、これからも、ずっとだ。今更に父親のことを聞いて、驚きはするけど、ルークの隣にいたい気持ちが揺らぐことはない。
「ルーク、自分で話したいのかもしれないが、ここは私が」
「分かりました」
ルークと一緒にチャールズの話を聞くときに出てくる家族の話は、いつもルークの生家、ウィンダム魔術爵家のことで、良い話ではなかった。エリザベスとの淑女教育のなかでは別の貴族の内情を聞くこともあったけど、男性がいるところで他の家の話が出てくることは珍しい。
ミアの生家が話題に上がっても、特に興味は持てなかった。ミアにとって父親という人物はいてもいなくても同じで、全く馴染みがない。
ただ、国王であるチャールズからその話を聞かないといけない、事の重さは承知した。
「推測の域を出ないが、魔力強化のために調べていくなかで、人工オッドアイに可能性を感じ、エスト王国側の人間になった。魔の紋章の情報まで辿り着いている様子はなく、本人がオッドアイになりたかったんだろう。だから、ウェルスリーは証拠品を全てエスト王国に持ち帰り、不審に思われないよう屋敷に結界を張らず、セントレ王国から出て行った。ルークはウェルスリーの敷地内で魔力を感じなかったし、ウェルスリーは家に戻らなかった」
「そう、なんですね」
(うーん…)
だからといって、今この話を聞いたミアに、どんなリアクションを求めているのか、分からなかった。あの屋敷で関わっていた執事と数名の使用人から話を聞くだけで、父親と話した記憶もなく、顔すら知らない。
「今の話、全て表に?」
「基本、そう思っていい。ウェルスリーとミアの血縁関係は直接的には伏せられるが、ミアはずっと公爵令嬢としか情報を出していなかったから、今回の公表で旧ウェルスリー公爵家だと把握する人もいるだろう」
むしろ、まだ気付かれていないとチャールズが判断していることに、少し驚いた。ジョンが何か噂でも流していたのだろう。目線を送ってみても、何も返ってこない。
「届出もなく隠されていたミアは、領地の誰の知るところでもない。ウェルスリーの娘だと疑っても、国の英雄であるルークの妻が制裁対象者の娘だと、誰が信じる?」
確かに、そうかもしれない。ルークとミアに関することで、どれだけの国民の記憶が操作されるのだろう。
国政にプラスになるように、というチャールズの意図は分かるし、ルークとミアが静かに生活できるように配慮してくれているのも分かっている。ここまで明らかになれば、これからはそんな情報操作も必要なくなるだろうか。ミアが気にしていると知っていて、話してくれているのだろうか。
「王都で学生をしている弟妹たちに、帰る家は完全になくなったし、侯爵家か伯爵家に使用人として引き取られるだろう。親のビジネスの失敗で没落して、同じような道を歩む貴族はそれなりにいる」
どこかで聞いた話だ。エリザベスの使用人にも、そういう経緯の人がいたはずだ。もともとエリザベスとは仲が良かったから、引き取ってもらったと言っていた。
ルークが公爵の爵位を受けたため、ミアは公爵夫人となったが、ミアが弟妹を引き取るような優しさは、湧き上がってこなかった。
☆
ミアの弟妹について、考えないようにしていた疑問が再燃した。ウェルスリーは魔術師だったが、子ども四人姉弟妹のうちレッドの目を受け継いだのは、長女で魔の紋章を持って生まれたミアだけだった。
あとの三人は騎士学校と一般学校に通っているはずだ。教員もレッドの目であれば入学申請を変更させているだろうし、ルークが気にすることではないと思い直した。
ミアの母親は魔術師で確定だろうが、ミアと異母弟妹となる三人は魔術師であるウェルスリーとの間に生まれた一般人だ。ウェルスリーの屋敷に居たとき、出生記録も見て調べはした。そのときに、ルークは違和感を持たなかったのだ。
それに、ウェルスリー公爵家は消滅した一族で、ミアがルークの妻である以上、親族もうかつに踏み込んでくることはない。ウィンダム家のようなこともあり得るが、ミアが知りたがらなければ、これ以上の詮索は必要ない。
「え、今なんと?」
「ルーク、すまない。どうしても、出さなければいけなくなった」
動揺しなかったのはジョンだけだ。当然、気を緩めているこの空間で、旧エスト王国から帰ってきたばかりのルークとミアが、初めて聞くことに驚いても無理はない。
チャールズは、ルークがミアに、ミアの父親のことを隠しているのを知っている。チャールズが謝ることではないと思いつつ、先を促した。今、ミアがいるこの席で、どこまで話すのかは分からないが、こういう状況にならなければ、ルークはずっとミアに隠したままだったかもしれない。
「たった今、王家直轄となったあの領地で、東方からの攻撃に応戦していた者から、それがウェルスリーのせいなのではと疑う者が出てきた。ウェルスリーの働きはあまり評判が良くなかったのを覚えているだろう?」
チャールズが、ルークに相槌を求めた。頷きながらミアを見ると、特に表情を変えずに紅茶を啜っている。反応がないことが、むしろ妙だった。
(疲れたなら、言っていいんだよ…?)
「国に対して非協力的だったのは、領民も知っていた。旧エスト王国に通じていたことは事実で、それが東方の山賊を旧公爵領へ向かわせることにも繋がっている。国としてウェルスリーのせいだと認めて、二年前にすでに制裁は終わっていると公表した。ミアには、衝撃の大きい話だが…」
ミアがゆっくりと、音を立てずにティーカップを置いた。真横へ寄り手を握って、腰にも手を添える。その弾みでミアと目が合うが、その目には何も映っていなかった。幼いころから関わりの薄かった父親に対して、もうとっくに区切りがついていたのだろうか。
ルークから外されたミアの視線を追うと、チャールズを見ていた。その顔を見て、悟った。チャールズはこのまま、誰がウェルスリーに何をしたのか、話してしまうつもりだ。
「…今回、ルークとミアに旧エスト王国へ行ってもらったきっかけは、あの国が入れ知恵した山賊が我が国を攻撃していたことだ。そして、その山賊への指示を出していたのがウェルスリーだった」
「お父様?」
ミアの問いかけに、チャールズが頷いた。ミアの前では、さすがのチャールズも言いにくそうにしているのが伝わってくる。
「ウェルスリーの屋敷に、魔の紋章を持ったミアがいることは予知で分かった。それで、ルークに滞在してもらって、ミアの情報を集めてもらった。そのあと、東方の脅威をウェルスリーが率いていたのをルークが突き止めた」
チャールズに手を上げ、話すのを止めてもらう。実際に対峙したのはルークだ。ルークから、直接ミアに言いたい。ミアは、事実を今聞いても、あとから聞いても、きっと変わらない。
「ミア、ウェルスリー公爵が今どうしているか、知ってる?」
「ううん。特に考えもしなかった」
「僕が殺したんだ」
「え?」
純粋に驚いたようなミアに、少し安心する。肩の力を抜くために、一息吐いてから、言葉を探した。
「東方の魔術師の隊を率いてて、戦闘になった。それが、チャールズが公表した制裁のことで、ミアと婚約するために立てた、僕の戦果だよ」
☆
「……え?」
「あの、英雄って呼ばれるようになったときの」
(え、え?)
父親が、東の脅威の一部で、ルークが亡き者とし、その褒賞でミアと婚約した。ルークが上げた戦果について、まだ全てを聞いてはいなかったようだ。確かに、部分的に聞いた覚えはあるけど、ミアは当然ながら、ルークが話してくれることしか知らなかった。
そこに、どんな複雑な想いを持っているかなんて、考えもしなかった。ルークが背負ってきた特別任務は、やっぱりミアには計り知れない。戸惑うことしかできなかった。
事実がどうであれ、ミアはもうルークとずっと一緒にいることを決めている。今までも、これからも、ずっとだ。今更に父親のことを聞いて、驚きはするけど、ルークの隣にいたい気持ちが揺らぐことはない。
「ルーク、自分で話したいのかもしれないが、ここは私が」
「分かりました」
ルークと一緒にチャールズの話を聞くときに出てくる家族の話は、いつもルークの生家、ウィンダム魔術爵家のことで、良い話ではなかった。エリザベスとの淑女教育のなかでは別の貴族の内情を聞くこともあったけど、男性がいるところで他の家の話が出てくることは珍しい。
ミアの生家が話題に上がっても、特に興味は持てなかった。ミアにとって父親という人物はいてもいなくても同じで、全く馴染みがない。
ただ、国王であるチャールズからその話を聞かないといけない、事の重さは承知した。
「推測の域を出ないが、魔力強化のために調べていくなかで、人工オッドアイに可能性を感じ、エスト王国側の人間になった。魔の紋章の情報まで辿り着いている様子はなく、本人がオッドアイになりたかったんだろう。だから、ウェルスリーは証拠品を全てエスト王国に持ち帰り、不審に思われないよう屋敷に結界を張らず、セントレ王国から出て行った。ルークはウェルスリーの敷地内で魔力を感じなかったし、ウェルスリーは家に戻らなかった」
「そう、なんですね」
(うーん…)
だからといって、今この話を聞いたミアに、どんなリアクションを求めているのか、分からなかった。あの屋敷で関わっていた執事と数名の使用人から話を聞くだけで、父親と話した記憶もなく、顔すら知らない。
「今の話、全て表に?」
「基本、そう思っていい。ウェルスリーとミアの血縁関係は直接的には伏せられるが、ミアはずっと公爵令嬢としか情報を出していなかったから、今回の公表で旧ウェルスリー公爵家だと把握する人もいるだろう」
むしろ、まだ気付かれていないとチャールズが判断していることに、少し驚いた。ジョンが何か噂でも流していたのだろう。目線を送ってみても、何も返ってこない。
「届出もなく隠されていたミアは、領地の誰の知るところでもない。ウェルスリーの娘だと疑っても、国の英雄であるルークの妻が制裁対象者の娘だと、誰が信じる?」
確かに、そうかもしれない。ルークとミアに関することで、どれだけの国民の記憶が操作されるのだろう。
国政にプラスになるように、というチャールズの意図は分かるし、ルークとミアが静かに生活できるように配慮してくれているのも分かっている。ここまで明らかになれば、これからはそんな情報操作も必要なくなるだろうか。ミアが気にしていると知っていて、話してくれているのだろうか。
「王都で学生をしている弟妹たちに、帰る家は完全になくなったし、侯爵家か伯爵家に使用人として引き取られるだろう。親のビジネスの失敗で没落して、同じような道を歩む貴族はそれなりにいる」
どこかで聞いた話だ。エリザベスの使用人にも、そういう経緯の人がいたはずだ。もともとエリザベスとは仲が良かったから、引き取ってもらったと言っていた。
ルークが公爵の爵位を受けたため、ミアは公爵夫人となったが、ミアが弟妹を引き取るような優しさは、湧き上がってこなかった。
☆
ミアの弟妹について、考えないようにしていた疑問が再燃した。ウェルスリーは魔術師だったが、子ども四人姉弟妹のうちレッドの目を受け継いだのは、長女で魔の紋章を持って生まれたミアだけだった。
あとの三人は騎士学校と一般学校に通っているはずだ。教員もレッドの目であれば入学申請を変更させているだろうし、ルークが気にすることではないと思い直した。
ミアの母親は魔術師で確定だろうが、ミアと異母弟妹となる三人は魔術師であるウェルスリーとの間に生まれた一般人だ。ウェルスリーの屋敷に居たとき、出生記録も見て調べはした。そのときに、ルークは違和感を持たなかったのだ。
それに、ウェルスリー公爵家は消滅した一族で、ミアがルークの妻である以上、親族もうかつに踏み込んでくることはない。ウィンダム家のようなこともあり得るが、ミアが知りたがらなければ、これ以上の詮索は必要ない。
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