16 / 103
2.魔の紋章を持つ少女
8.新居の私室にて
しおりを挟む
ルークが紅茶に手を伸ばすと、ミアも真似をする。ルークがずっとミアの両手を握り込んでいたから、飲みたかったのなら申し訳ないことをした。「自由に飲んで」と伝え一口啜ってから、向き直る。
「ミアが見せてくれたんだ。僕も左目を見せないと不公平だね」
「え?」
「見たくない? 僕の眼帯の下」
「え…、見てもいいんですか、《英雄の証》を…」
「そんなふうに言われてるの?」
あの大戦果のあと、ルークが英雄と呼ばれているのは知っていたが、左目がそう呼ばれているのは聞いていなかった。新聞に書かれていたのか、執事が吹き込んだのか分からないが、思わず驚いてしまった。不思議そうなミアの表情を見て、少し安心もした。
(僕に、興味を持ってくれてるんだね)
「ミアは僕のこと、騎士だと思っているよね」
「え、はい」
ルークは騎士として大戦果を上げ、褒賞としてミアと婚約したのだ。当然のことを聞いて、ミアが戸惑っている。
「誰にも言わないでくれるよね?」
「はい」
首を傾げたまま返事をするミアを見て、ルークはチャールズから貴族の婚姻や初夜の話を聞いたときのことを思い出した。これから話すことを、ミアが予想できなくて当然だ。
「僕は、騎士だけど、魔術師でもある」
「…っ、オッドアイ」
(っ……)
オッドアイの人間なんて、貴族として王都で生活していても、一生で会うことは全くないほどに珍しい。セントレ王国には、ルークとジョンしかいないのだ。だからこそ、その単語をミアが知っていたことに、逆に驚かされた。
食事の様子を見ても教養があるとは思えず、文字が読めるのかも確信できていない。子犬の姿で会ったときには、「珍しい目をしている」としか言われなかった。
「よく知ってたね。この目を持つから、魔術も使えるんだ。怖くない?」
「大丈夫です」
魔の紋章は珍しく、周囲の理解が得られないから虐げられる。オッドアイも同様だ。ミアはとっさにそう言ったものの、本心は分かりようがない。
「まあ、そうとしか言えないよね、婚約者だし…」
「本当です、本当に怖くありません」
「そう?」
ルークは両目で、ミアのヘーゼルの右目を覗き込む。子犬の姿でよくやっていたことだ。ミアには、落ち着ける場所がない。王命でもあるし、ここでルークと一緒に過ごす以外に、選択肢がない。だから、ルークのことをどう思っても、ここにいるしかない。むしろ、ここにいるほうが良い生活になることは確定しているはずだ。
「あの公爵邸に帰りたいと思う?」
「…いいえ」
「うん、そうだよね」
一応、思い込みでないことを確認した。多少、ルークに慣れてきたのだろう、ミアの声が震えなくなってきた。
「この瞳のせいでいろんな制約を受けて生きてきたけど、ミアみたく美しい人と婚約できて嬉しいよ」
任務がなくても、一生を一緒に過ごす、番なのは間違いない。子犬の姿ではないため強烈な甘い良い匂いは感じないが、こうやって人間の姿で隣に居ても、心地いい気分になる。
ミアが両手を使って紅茶を啜った。食事もそうだが、味の好き嫌いは本当にないらしい。そういった細かいことも、これから一緒に過ごすなかで探っていければいい。ゆっくりとカップを置いたミアが、意を決したように息を吸った。
「あの、公爵家のことを…、私が外に出たことがないのは、知って…?」
「うん、調べたからね」
あの屋敷に半年滞在していたことは、まだ言わないほうがいいだろう。賢いミアなら、ルークと同じ瞳の色をしたオッドアイの子犬に会っているのに気付くはずだ。いずれ、繋がるとは思うが、それは今日でなくていい。屋敷から出たのがほぼ初めてに近いはずで、衝撃は少しずつのほうがいい。
ミアの頭に触れても嫌がられなかったから、また手を伸ばした。五本の指の間にミアの髪を通し、整える機会がなかったのだろう、不揃いな毛先を摘んだ。ブラシなどもエリザベスが質の良い物を用意してくれたから、ルークが魔術を使わなくても、この髪質も変わっていくはずだ。
「あの、綺麗な瞳が現れるというのは…」
(気になって、当然だよ。怯えなくて、大丈夫)
ミアの様子の変化を見るに、少しは言ってしまっても問題はないだろう。旧公爵邸で会ったときの緊張感は薄まってきているし、ルークが髪で遊んでいても何も言ってこない。
「…その左目の紋章は、ミアが生まれるときにオッドアイが暴走して魔力を封印してできたもの。だから、ミアがその魔力に馴染んでいけば、消えるはずだよ」
「……?」
「ふっ、分からないのが普通だよ、これから一緒に知っていけばいい」
魔力は全く感じないが、ミアと心を通わせるのは、そこまで大変な任務には思えなかった。
☆
「風呂の準備をしておくから、入り終わったら栓を抜いておいて。洗い物は籠に入れてくれたらいい」
「分かりました」
「ティーセットもそのままでいいからね」
「はい」
ルークが部屋の中にある扉を開けて、ちらりと見たあと、ミアのそばへ戻ってくる。食べ終えた皿を重ねて持ち上げると、「また明日。ゆっくり休んで」と気遣ってから出ていった。
ミアのそばをほぼ離れなかったルークは、一体何をどう準備したのだろう。ルークが一瞬だけ覗いた扉を開けると、やはりそこは浴室で、あっという間に湯気に包まれた。すでに、湯が張られているのだ。
(これが、魔術…)
食事を誰かと一緒にしたこともなかったし、あんなふうに話すこともなかったミアにとって、ルークは不思議な人だった。ミアに好んで近づいてくる人は、今までいなかった。少なくとも攻撃的ではないし、ミアのためにいろんな準備を先回りしてくれる。警戒する必要はないのだろう。
(模様のことも、たぶん会う前から知ってくださってた…)
怯んだり貶したりせず、しっかりと目を合わせてくれた。ルークは《紋章》と言っていた、この模様が消える日が来るなんて、考えたこともなかった。でもルークがそう言うなら、本当に実現するのかもしれない。
(それとも、警戒を解くように、人の感情まで魔術で操れるとか?)
あの屋敷から出たことがなかったミアには、知らないことが多すぎるけど、きっとルークなら答えてくれる。ミアが疑問に思って、何とか慣れない言葉を紡いで尋ねたことに、丁寧に答えてもらった。執事や使用人たちには、質問しても答えてもらえないことがほとんどで、ミアは話せないと思っている使用人もいたくらいだ。ルークは、その人たちとは違う。
用意されていた石鹸類に戸惑いながらもなんとか身体を洗って、湯舟にたっぷりと溜められた湯に身体を沈める。こんな広い浴室に、ひとりで入ることができるなんて、とんでもない贅沢をしている気分になる。
小説の中でヒロインがよくやっていたように、手の甲をつねって夢ではないことを確認しつつ、十分に温まってから湯船を出た。きちんと畳まれたタオルを使って水分を取り、下着をつけ、さらさらと肌触りの良い服を身に着ける。ひざ丈だったさっきまでのものとは違って、足首まであるワンピースだ。
言われたとおりに、栓を抜いて、洗面台の近くに置かれた空の籠にタオルも入れた。マットレスの分厚さに驚いて、ゆっくりと腰を掛けてみたベッドもふかふかで、今までの生活とは全く異なると、思い知らされる。
今日初めて会った婚約者なのに、前から知っていたような感覚がする。手を握られて頭を撫でられていただけなのに、ルークのあたたかさを思い出す。お互いのことをこれから知っていけばいいと言ってくれたルークに身を任せていれば、あの屋敷より酷いことは起きないだろう。
「ミアが見せてくれたんだ。僕も左目を見せないと不公平だね」
「え?」
「見たくない? 僕の眼帯の下」
「え…、見てもいいんですか、《英雄の証》を…」
「そんなふうに言われてるの?」
あの大戦果のあと、ルークが英雄と呼ばれているのは知っていたが、左目がそう呼ばれているのは聞いていなかった。新聞に書かれていたのか、執事が吹き込んだのか分からないが、思わず驚いてしまった。不思議そうなミアの表情を見て、少し安心もした。
(僕に、興味を持ってくれてるんだね)
「ミアは僕のこと、騎士だと思っているよね」
「え、はい」
ルークは騎士として大戦果を上げ、褒賞としてミアと婚約したのだ。当然のことを聞いて、ミアが戸惑っている。
「誰にも言わないでくれるよね?」
「はい」
首を傾げたまま返事をするミアを見て、ルークはチャールズから貴族の婚姻や初夜の話を聞いたときのことを思い出した。これから話すことを、ミアが予想できなくて当然だ。
「僕は、騎士だけど、魔術師でもある」
「…っ、オッドアイ」
(っ……)
オッドアイの人間なんて、貴族として王都で生活していても、一生で会うことは全くないほどに珍しい。セントレ王国には、ルークとジョンしかいないのだ。だからこそ、その単語をミアが知っていたことに、逆に驚かされた。
食事の様子を見ても教養があるとは思えず、文字が読めるのかも確信できていない。子犬の姿で会ったときには、「珍しい目をしている」としか言われなかった。
「よく知ってたね。この目を持つから、魔術も使えるんだ。怖くない?」
「大丈夫です」
魔の紋章は珍しく、周囲の理解が得られないから虐げられる。オッドアイも同様だ。ミアはとっさにそう言ったものの、本心は分かりようがない。
「まあ、そうとしか言えないよね、婚約者だし…」
「本当です、本当に怖くありません」
「そう?」
ルークは両目で、ミアのヘーゼルの右目を覗き込む。子犬の姿でよくやっていたことだ。ミアには、落ち着ける場所がない。王命でもあるし、ここでルークと一緒に過ごす以外に、選択肢がない。だから、ルークのことをどう思っても、ここにいるしかない。むしろ、ここにいるほうが良い生活になることは確定しているはずだ。
「あの公爵邸に帰りたいと思う?」
「…いいえ」
「うん、そうだよね」
一応、思い込みでないことを確認した。多少、ルークに慣れてきたのだろう、ミアの声が震えなくなってきた。
「この瞳のせいでいろんな制約を受けて生きてきたけど、ミアみたく美しい人と婚約できて嬉しいよ」
任務がなくても、一生を一緒に過ごす、番なのは間違いない。子犬の姿ではないため強烈な甘い良い匂いは感じないが、こうやって人間の姿で隣に居ても、心地いい気分になる。
ミアが両手を使って紅茶を啜った。食事もそうだが、味の好き嫌いは本当にないらしい。そういった細かいことも、これから一緒に過ごすなかで探っていければいい。ゆっくりとカップを置いたミアが、意を決したように息を吸った。
「あの、公爵家のことを…、私が外に出たことがないのは、知って…?」
「うん、調べたからね」
あの屋敷に半年滞在していたことは、まだ言わないほうがいいだろう。賢いミアなら、ルークと同じ瞳の色をしたオッドアイの子犬に会っているのに気付くはずだ。いずれ、繋がるとは思うが、それは今日でなくていい。屋敷から出たのがほぼ初めてに近いはずで、衝撃は少しずつのほうがいい。
ミアの頭に触れても嫌がられなかったから、また手を伸ばした。五本の指の間にミアの髪を通し、整える機会がなかったのだろう、不揃いな毛先を摘んだ。ブラシなどもエリザベスが質の良い物を用意してくれたから、ルークが魔術を使わなくても、この髪質も変わっていくはずだ。
「あの、綺麗な瞳が現れるというのは…」
(気になって、当然だよ。怯えなくて、大丈夫)
ミアの様子の変化を見るに、少しは言ってしまっても問題はないだろう。旧公爵邸で会ったときの緊張感は薄まってきているし、ルークが髪で遊んでいても何も言ってこない。
「…その左目の紋章は、ミアが生まれるときにオッドアイが暴走して魔力を封印してできたもの。だから、ミアがその魔力に馴染んでいけば、消えるはずだよ」
「……?」
「ふっ、分からないのが普通だよ、これから一緒に知っていけばいい」
魔力は全く感じないが、ミアと心を通わせるのは、そこまで大変な任務には思えなかった。
☆
「風呂の準備をしておくから、入り終わったら栓を抜いておいて。洗い物は籠に入れてくれたらいい」
「分かりました」
「ティーセットもそのままでいいからね」
「はい」
ルークが部屋の中にある扉を開けて、ちらりと見たあと、ミアのそばへ戻ってくる。食べ終えた皿を重ねて持ち上げると、「また明日。ゆっくり休んで」と気遣ってから出ていった。
ミアのそばをほぼ離れなかったルークは、一体何をどう準備したのだろう。ルークが一瞬だけ覗いた扉を開けると、やはりそこは浴室で、あっという間に湯気に包まれた。すでに、湯が張られているのだ。
(これが、魔術…)
食事を誰かと一緒にしたこともなかったし、あんなふうに話すこともなかったミアにとって、ルークは不思議な人だった。ミアに好んで近づいてくる人は、今までいなかった。少なくとも攻撃的ではないし、ミアのためにいろんな準備を先回りしてくれる。警戒する必要はないのだろう。
(模様のことも、たぶん会う前から知ってくださってた…)
怯んだり貶したりせず、しっかりと目を合わせてくれた。ルークは《紋章》と言っていた、この模様が消える日が来るなんて、考えたこともなかった。でもルークがそう言うなら、本当に実現するのかもしれない。
(それとも、警戒を解くように、人の感情まで魔術で操れるとか?)
あの屋敷から出たことがなかったミアには、知らないことが多すぎるけど、きっとルークなら答えてくれる。ミアが疑問に思って、何とか慣れない言葉を紡いで尋ねたことに、丁寧に答えてもらった。執事や使用人たちには、質問しても答えてもらえないことがほとんどで、ミアは話せないと思っている使用人もいたくらいだ。ルークは、その人たちとは違う。
用意されていた石鹸類に戸惑いながらもなんとか身体を洗って、湯舟にたっぷりと溜められた湯に身体を沈める。こんな広い浴室に、ひとりで入ることができるなんて、とんでもない贅沢をしている気分になる。
小説の中でヒロインがよくやっていたように、手の甲をつねって夢ではないことを確認しつつ、十分に温まってから湯船を出た。きちんと畳まれたタオルを使って水分を取り、下着をつけ、さらさらと肌触りの良い服を身に着ける。ひざ丈だったさっきまでのものとは違って、足首まであるワンピースだ。
言われたとおりに、栓を抜いて、洗面台の近くに置かれた空の籠にタオルも入れた。マットレスの分厚さに驚いて、ゆっくりと腰を掛けてみたベッドもふかふかで、今までの生活とは全く異なると、思い知らされる。
今日初めて会った婚約者なのに、前から知っていたような感覚がする。手を握られて頭を撫でられていただけなのに、ルークのあたたかさを思い出す。お互いのことをこれから知っていけばいいと言ってくれたルークに身を任せていれば、あの屋敷より酷いことは起きないだろう。
0
お気に入りに追加
26
あなたにおすすめの小説

ヤンデレエリートの執愛婚で懐妊させられます
沖田弥子
恋愛
職場の後輩に恋人を略奪された澪。終業後に堪えきれず泣いていたところを、営業部のエリート社員、天王寺明夜に見つかってしまう。彼に優しく慰められながら居酒屋で事の顛末を話していたが、なぜか明夜と一夜を過ごすことに――!? 明夜は傷心した自分を慰めてくれただけだ、と考える澪だったが、翌朝「責任をとってほしい」と明夜に迫られ、婚姻届にサインしてしまった。突如始まった新婚生活。明夜は澪の心と身体を幸せで満たしてくれていたが、徐々に明夜のヤンデレな一面が見えてきて――執着強めな旦那様との極上溺愛ラブストーリー!
隠れドS上司をうっかり襲ったら、独占愛で縛られました
加地アヤメ
恋愛
商品企画部で働く三十歳の春陽は、周囲の怒涛の結婚ラッシュに財布と心を痛める日々。結婚相手どころか何年も恋人すらいない自分は、このまま一生独り身かも――と盛大に凹んでいたある日、酔った勢いでクールな上司・千木良を押し倒してしまった!? 幸か不幸か何も覚えていない春陽に、全てなかったことにしてくれた千木良。だけど、不意打ちのように甘やかしてくる彼の思わせぶりな言動に、どうしようもなく心と体が疼いてしまい……。「どうやら私は、かなり独占欲が強い、嫉妬深い男のようだよ」クールな隠れドS上司をうっかりその気にさせてしまったアラサー女子の、甘すぎる受難!
IMprevu ―予期せぬ出来事―
天野斜己
恋愛
「一杯、おごらせて頂けませんか?」女子力0のアラサー干物女に訪れた、ドラマのようなシチュエーションから始まるシンデレラストーリー。しかし彼女を誘った、見た目も家柄もパーフェクトなエリート、実は彼の裏の顔は腹黒マックロくろすけなヤンデレ男だった。
※ 言うまでもない事ではありますが、この話はあくまでフィクションであり、実在の人物、団体、店舗、建造物etcの名称が出て参りましても、それらのものとは一切関係がない事を改めて明記させて頂きます。多少の矛盾は軽く流して(笑)、あくまでも“天野の脳内ファンタジー世界”の出来事としてお楽しみ下さいマセ。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。


地獄の業火に焚べるのは……
緑谷めい
恋愛
伯爵家令嬢アネットは、17歳の時に2つ年上のボルテール侯爵家の長男ジェルマンに嫁いだ。親の決めた政略結婚ではあったが、小さい頃から婚約者だった二人は仲の良い幼馴染だった。表面上は何の問題もなく穏やかな結婚生活が始まる――けれど、ジェルマンには秘密の愛人がいた。学生時代からの平民の恋人サラとの関係が続いていたのである。
やがてアネットは男女の双子を出産した。「ディオン」と名付けられた男児はジェルマンそっくりで、「マドレーヌ」と名付けられた女児はアネットによく似ていた。
※ 全5話完結予定
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる