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42 ピンクブロンドは整えられてる。
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ぼんやり目を開けると、目の前で天使と精霊が舞っていた。
「ここは……」
徐々に目が慣れてくると、豪華な天井一面に描かれた天使とか精霊だった。
「なにこれ……」
アタシはまっしろな浴室にいたはずなのに。
「あ……」
そうだった……。
夢のおねえちゃんに化けたマカロンお嬢様に抗えなくて。
体をさんざん弄ばれて、ゲス男を喜ばせるための化粧をされたあと、
化粧品に偽装して塗り込められたクスリで眠らされちゃったんだ……。
恐る恐る自分の体を触って確かめる。
下着もなんにもつけてないタオル一枚だけの恥ずかしい姿だけど、違和感はない。
初めて犯された後は、下半身に痛みが残っているそうだけど、そういうのも感じない。
まだ辱められてはいないみたい。
焼き印を押されたり、ピアス穴を開けられたり、入れ墨をいれられたりもしていなそう。
縛られても、手かせをつけられてもいない。
だけどいつもより自分の肌がみずみずしくてつやつやしてるのは念入りな化粧のせい。
既に娼婦の鑑札も発行されて登録も済んでしまっているということよね……。
学園に退学届が出されている可能性も……高い。
してやられてしまった情けなさと裸のままなことに恥ずかしくなると同時に、ふつふつと怒りも湧いてくる。
もちろん眠ってしまう前の自分に対してだ。
あの時、アタシはすっかり諦めていた。バカよ!
なにが『負けちゃったよ』だよ!
相手が最後の最後で油断することだってありうるのに!
それに、一度負けたって、辱められたって、生きてればその次があるかもしれないんだから!
アタシの心は、まだ砕けていない。
状況を確認しないと。
見知らぬ部屋に全裸で寝かされてるっていうのは、いい状況でないとは思う。
辱められていないのは、これから辱められる、ってことでしかない。
鑑札が出ているなら、逃げられたとしても、娼館主から多額の借金を背負わされてる可能性が高い。
状況は最悪。
だけど、目を背けてたら僅かなチャンスさえ掴めないもの!
ここで辱められてしまったとしても、アタシが生きている事をアンナに伝えられれば、アンナのパパが動いてくれる可能性は低くないはず。
ううん。アンナならアタシが戻ってこなかったりすれば、それだけで心配してくれるはず。
ごく僅かしかなかったとしても可能性を捨てちゃだめ!
アタシはフワフワして高そうな掛け布団の中でなるべく音を立てないようにしながら、改めて周りを見回す。
天井だと思ったのは、ベッドの天蓋。
ベッドは一人用とは思えないくらい大きい。
ここの主人は、女の子を同時に何人もベッドに引っ張り込む人間らしい。
娼館で大きなベッドの使い道といえばそれしかなかったもの。
ベッドのすぐ側には窓。
窓には上品な白いカーテンがかかっていて外は見えないけど、夕方にはなってないけど昼は過ぎてる。
随分と長い間眠らされていたらしい。
鉄格子がはまっていると思うけど、もしなければ階数次第では、あそこから逃げることだって……。
そして、なぜか聞こえてくる寝息。
枕元に誰かいる。
アタシは音を立てないように慎重に、枕元を見た。
「すー……すー……フランってばかわいいですわ……むにゃ……」
「!」
おっおねえちゃん!?
思わず声をあげそうになって、慌てて口を塞ぐ。
起きたのを気づかれたら、何をされるかわからないもの。
マカロンお嬢様は、ベッドに向かって跪き、枕元で組んだ腕に頭を乗せて、アタシを見守る姿勢で、すやすや寝ている。
なぜ、どうして!?
アタシは、眠らされている間に、ゲス男に売り飛ばされたはずなのに。
どうしておねえちゃん……じゃなくてマカロンお嬢様がいるの!?
しかも、寝ているアタシを見守ってます、みたいな態勢で!?
アタシを罠にはめるのに大成功したんだから、お芝居を続ける必要なんかないはずなのに。
それとも、辱められて泣き叫ぶアタシを見物に来たの?
でも、それだったらここで寝てないわよね。
起きたアタシが一か八かで襲ったりするかもしれないもの。
貴族のお嬢様だから護身術くらい身につけてて素人のアタシならどうとでも出来るってこと?
あー判らない!
アタシは思わず頭をかきむしった。
もしかしてクスリでも打たれて記憶が飛んでるとかなの!?
既に余りに非道な辱めをうけてしまっていて、心を守るために色々忘れてる、とかっ?
「うーん……あら、起きましたのね!」
しまった! 起こしちゃった!
だけど……邪気の全くない声。
アタシの体を弄んでいた時と、全然かわらない声。
警戒心が抜かれそうになる声。
でも、今度は油断しないんだから!
「かわいい寝顔でしたわ……」
「ここは、どこなの!?」
お嬢様は、まだちょっと眠そうで、目をこすりながら。
「わたくしの部屋ですわ」
「ど、どうしてっ!? だって、あのまま、アタシ」
あのまま売り飛ばされる筈だったよね!?
もしかして、アタシに敗北を自覚させるために、起きるまで待っていたの!?
でも、それなら、こんなふかふかのベッドに寝かせておかないで、素っ裸できつく縛って床にでも転がしておくわよね。
「ええと……その、やる予定にないことまでしちゃって随分と時間がかかってしまってのだけど」
「なによ! その予定になかったことって!?」
思わず聞いちゃったわよ。だって凄く不安になるじゃん!
マカロンお嬢様は、ひどく決まり悪そうに、アタシから目をそらすと。
「あ、あのね、その……余りお手入れしてないみたいだったから、
やりすぎかなとも思ったのだけど、脚の付け根とか思わず整えてしまいましたわ。
凄く綺麗なピンクブロンドなので、ぜんぶは剃りませんでしたわ!
トランプのハートの形にしておきましたのよ!
もちろん、傷一つつけませんでしたわ!」
アタシは思わずタオルの下を覗き込んだ。
「!」
綺麗に整えられちゃってる!?
「う、うあ」
「でも、その、フランが余りに可憐でちっちゃくてかわいいんで、他の部分もたっぷり時間をかけて丁寧に磨き上げたのだけど、それでもまだフランはぐっすり寝てて。
寝顔がすごくかわいくて……ああ、こんなにも綺麗で、性格もいい女の子がわたくしの妹なのだと思うと、うれしくて、ついつい、しばらく眺めていたのですけど」
起こしなさいよ!
というか、勝手にアタシの恥ずかしい部分をキレイにする前に起こせ!
「いつまでも愛らしい裸のままだと風邪をひいてしまうけど、起こすのもかわいそうでしょう?
ですから、ベッドごとわたくしの部屋まで運ばせましたわ。
あ、フランの生まれたままの姿はわたくししか見てませんわよ!
ちゃんとタオルでくるんでから人を呼びましたもの!」
一瞬。
お嬢様がベッドを運んでいる絵が浮かんだけど、奉公人さん達が運んでくれたんだろう。
だけど、どうして!? 辱めるなら裸のまま運ぶよね。
確かに、アタシに巻かれているタオルは、あのベッドに敷かれてたのけど。
無理矢理剥ぎ取るのが趣味とか!?
でも、それなら服を着せるはずよね……。
なんなの?
この人、何を企んでアタシを眠らせたりしたの?
辱めるためなのになんでわざわざこんなに手間をかけるの?
わけがわからない!
「わたくし、フランに謝らなければなりませんわ」
「え」
何で謝られるのか判らない。
いや、売り飛ばそうとしたのが悪い、とかなら判る。言うはず無いけど。
それとも、これはブラックユーモアで『その埋め合わせとして沢山の男と遊ばせてあげますわ』とかに続くのかしら。
ああ、もう。さっきからお嬢様の考えてる事が全然判らない!
「え、ええと、なに……が? それにさっきから、フランって」
「フランボワーズだからですわ。仲が良い姉妹みたいでいいと思って……嫌ならやめますわ」
「……嫌です」
どこが仲がよい姉妹よ。
本当に仲がよかったら、アタシが欺されて裸にされてるのってありえないでしょうが!
「くっ。仕方ないですわね」
「何を謝るって言うのよ!」
「退屈しましたわよね?」
「は?」
この展開のどこに、退屈という言葉が入ってくるの?
「ここは……」
徐々に目が慣れてくると、豪華な天井一面に描かれた天使とか精霊だった。
「なにこれ……」
アタシはまっしろな浴室にいたはずなのに。
「あ……」
そうだった……。
夢のおねえちゃんに化けたマカロンお嬢様に抗えなくて。
体をさんざん弄ばれて、ゲス男を喜ばせるための化粧をされたあと、
化粧品に偽装して塗り込められたクスリで眠らされちゃったんだ……。
恐る恐る自分の体を触って確かめる。
下着もなんにもつけてないタオル一枚だけの恥ずかしい姿だけど、違和感はない。
初めて犯された後は、下半身に痛みが残っているそうだけど、そういうのも感じない。
まだ辱められてはいないみたい。
焼き印を押されたり、ピアス穴を開けられたり、入れ墨をいれられたりもしていなそう。
縛られても、手かせをつけられてもいない。
だけどいつもより自分の肌がみずみずしくてつやつやしてるのは念入りな化粧のせい。
既に娼婦の鑑札も発行されて登録も済んでしまっているということよね……。
学園に退学届が出されている可能性も……高い。
してやられてしまった情けなさと裸のままなことに恥ずかしくなると同時に、ふつふつと怒りも湧いてくる。
もちろん眠ってしまう前の自分に対してだ。
あの時、アタシはすっかり諦めていた。バカよ!
なにが『負けちゃったよ』だよ!
相手が最後の最後で油断することだってありうるのに!
それに、一度負けたって、辱められたって、生きてればその次があるかもしれないんだから!
アタシの心は、まだ砕けていない。
状況を確認しないと。
見知らぬ部屋に全裸で寝かされてるっていうのは、いい状況でないとは思う。
辱められていないのは、これから辱められる、ってことでしかない。
鑑札が出ているなら、逃げられたとしても、娼館主から多額の借金を背負わされてる可能性が高い。
状況は最悪。
だけど、目を背けてたら僅かなチャンスさえ掴めないもの!
ここで辱められてしまったとしても、アタシが生きている事をアンナに伝えられれば、アンナのパパが動いてくれる可能性は低くないはず。
ううん。アンナならアタシが戻ってこなかったりすれば、それだけで心配してくれるはず。
ごく僅かしかなかったとしても可能性を捨てちゃだめ!
アタシはフワフワして高そうな掛け布団の中でなるべく音を立てないようにしながら、改めて周りを見回す。
天井だと思ったのは、ベッドの天蓋。
ベッドは一人用とは思えないくらい大きい。
ここの主人は、女の子を同時に何人もベッドに引っ張り込む人間らしい。
娼館で大きなベッドの使い道といえばそれしかなかったもの。
ベッドのすぐ側には窓。
窓には上品な白いカーテンがかかっていて外は見えないけど、夕方にはなってないけど昼は過ぎてる。
随分と長い間眠らされていたらしい。
鉄格子がはまっていると思うけど、もしなければ階数次第では、あそこから逃げることだって……。
そして、なぜか聞こえてくる寝息。
枕元に誰かいる。
アタシは音を立てないように慎重に、枕元を見た。
「すー……すー……フランってばかわいいですわ……むにゃ……」
「!」
おっおねえちゃん!?
思わず声をあげそうになって、慌てて口を塞ぐ。
起きたのを気づかれたら、何をされるかわからないもの。
マカロンお嬢様は、ベッドに向かって跪き、枕元で組んだ腕に頭を乗せて、アタシを見守る姿勢で、すやすや寝ている。
なぜ、どうして!?
アタシは、眠らされている間に、ゲス男に売り飛ばされたはずなのに。
どうしておねえちゃん……じゃなくてマカロンお嬢様がいるの!?
しかも、寝ているアタシを見守ってます、みたいな態勢で!?
アタシを罠にはめるのに大成功したんだから、お芝居を続ける必要なんかないはずなのに。
それとも、辱められて泣き叫ぶアタシを見物に来たの?
でも、それだったらここで寝てないわよね。
起きたアタシが一か八かで襲ったりするかもしれないもの。
貴族のお嬢様だから護身術くらい身につけてて素人のアタシならどうとでも出来るってこと?
あー判らない!
アタシは思わず頭をかきむしった。
もしかしてクスリでも打たれて記憶が飛んでるとかなの!?
既に余りに非道な辱めをうけてしまっていて、心を守るために色々忘れてる、とかっ?
「うーん……あら、起きましたのね!」
しまった! 起こしちゃった!
だけど……邪気の全くない声。
アタシの体を弄んでいた時と、全然かわらない声。
警戒心が抜かれそうになる声。
でも、今度は油断しないんだから!
「かわいい寝顔でしたわ……」
「ここは、どこなの!?」
お嬢様は、まだちょっと眠そうで、目をこすりながら。
「わたくしの部屋ですわ」
「ど、どうしてっ!? だって、あのまま、アタシ」
あのまま売り飛ばされる筈だったよね!?
もしかして、アタシに敗北を自覚させるために、起きるまで待っていたの!?
でも、それなら、こんなふかふかのベッドに寝かせておかないで、素っ裸できつく縛って床にでも転がしておくわよね。
「ええと……その、やる予定にないことまでしちゃって随分と時間がかかってしまってのだけど」
「なによ! その予定になかったことって!?」
思わず聞いちゃったわよ。だって凄く不安になるじゃん!
マカロンお嬢様は、ひどく決まり悪そうに、アタシから目をそらすと。
「あ、あのね、その……余りお手入れしてないみたいだったから、
やりすぎかなとも思ったのだけど、脚の付け根とか思わず整えてしまいましたわ。
凄く綺麗なピンクブロンドなので、ぜんぶは剃りませんでしたわ!
トランプのハートの形にしておきましたのよ!
もちろん、傷一つつけませんでしたわ!」
アタシは思わずタオルの下を覗き込んだ。
「!」
綺麗に整えられちゃってる!?
「う、うあ」
「でも、その、フランが余りに可憐でちっちゃくてかわいいんで、他の部分もたっぷり時間をかけて丁寧に磨き上げたのだけど、それでもまだフランはぐっすり寝てて。
寝顔がすごくかわいくて……ああ、こんなにも綺麗で、性格もいい女の子がわたくしの妹なのだと思うと、うれしくて、ついつい、しばらく眺めていたのですけど」
起こしなさいよ!
というか、勝手にアタシの恥ずかしい部分をキレイにする前に起こせ!
「いつまでも愛らしい裸のままだと風邪をひいてしまうけど、起こすのもかわいそうでしょう?
ですから、ベッドごとわたくしの部屋まで運ばせましたわ。
あ、フランの生まれたままの姿はわたくししか見てませんわよ!
ちゃんとタオルでくるんでから人を呼びましたもの!」
一瞬。
お嬢様がベッドを運んでいる絵が浮かんだけど、奉公人さん達が運んでくれたんだろう。
だけど、どうして!? 辱めるなら裸のまま運ぶよね。
確かに、アタシに巻かれているタオルは、あのベッドに敷かれてたのけど。
無理矢理剥ぎ取るのが趣味とか!?
でも、それなら服を着せるはずよね……。
なんなの?
この人、何を企んでアタシを眠らせたりしたの?
辱めるためなのになんでわざわざこんなに手間をかけるの?
わけがわからない!
「わたくし、フランに謝らなければなりませんわ」
「え」
何で謝られるのか判らない。
いや、売り飛ばそうとしたのが悪い、とかなら判る。言うはず無いけど。
それとも、これはブラックユーモアで『その埋め合わせとして沢山の男と遊ばせてあげますわ』とかに続くのかしら。
ああ、もう。さっきからお嬢様の考えてる事が全然判らない!
「え、ええと、なに……が? それにさっきから、フランって」
「フランボワーズだからですわ。仲が良い姉妹みたいでいいと思って……嫌ならやめますわ」
「……嫌です」
どこが仲がよい姉妹よ。
本当に仲がよかったら、アタシが欺されて裸にされてるのってありえないでしょうが!
「くっ。仕方ないですわね」
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「退屈しましたわよね?」
「は?」
この展開のどこに、退屈という言葉が入ってくるの?
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