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38 ピンクブロンドには甘い毒。
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それからのアタシはなすがままだった。
「お風呂に入る前に、よく体を洗わないといけませんわね」
あたたかいお湯。
しかもアタシが普通一回で使う量よりもたっぷりと何度もかけられて。
体中が、ぽわん、とあたたまる。
その気持ちよさに、ぼぉっとなって座り込んでたら、
背後から、おねえちゃんの手が伸びてきて、アタシの胸をすごくやさしく洗い始めた。
「か、体くらい洗えるわっ、あ、あん……」
おっぱいを下からもちあげるようにして、隅々まで指で洗ってくれる。
アタシがいつも手早くするために、痛いくらい強くこするのと全然違う。
白くてふんわりした泡で、アタシの体が覆われていく。
体を洗われるのって、こんなにきもちよかったんだ……とけちゃいそう……。
「ぜんぜん洗えてませんわ。
こうやって触れると肌が荒れてるってわかりますもの。
濡らした布できつくこすってるんだけじゃなくて?」
くいくいと背中に押しつけられるやわらかいふくらみの感触も、きもちいい。
「それはっ、時間、かけられない、からっ。も、もういいです。あ……」
やさしい手から逃れようとしても、力が出ない。
おねえちゃんの手が、胸のつけねから先っちょまで、丁寧にしぼっていくみたいに洗ってくれる。
しぼりあげられる度に、せつないくらいのきもちよさで、甘い息がもれちゃう。
「はぁん……あ……」
「女の子の肌は、やさしく洗うものですわ。こんな風にね」
「ふわぁぁ……」
本当にきもちよくて、思わず体を預けちゃう。
背中いっぱいに、おねえちゃんのやわらかいすべすべのおっぱいの感触。
「フランボワーズの胸は大きいから、ちょっともちあげて下側も丁寧にね。
あら、あせもが出来た痕がいっぱい残ってますわ。あとでよくケアしてあげる。
あんなにきつく締め付けてばかりじゃ、体がかわいそう」
「だ、だって、アタシの体は――」
いくら、おねえちゃんに褒められても、アタシは自分の体が――
「だめですわよ。フランボワーズは身も心も素敵なんですから、
自分の体は、大切にして慈しんであげなくてわ」
おねえちゃんに、やさしく。大切にされている。
それだけで、胸がキュンとなってしまう。
やさしくされることだけじゃない。
なにもかもが初めて。
石鹸のあまやかな香り。たまに落ちているのを使うキツイ石鹸と全然違う。
アタシの体は、甘い香りとやわらかいあぶくと、おねえちゃんのやさしさに包まれていく。
首筋も、肩も胸も、おっぱいの先っぽも、どんどんきもちよくされていっちゃう。
すべすべでやさしい指が触れられたところが、あたたかくなる。
自分でも肌が体中が喜んでるのを感じちゃう。
嫌っていたはずの自分の体が、ほわほわの泡にくるまれて飾られて。
なんだか愛しく見えてくる。
頭ではわかってるのに。
これが罠だって判っているのにぃ。
きもちよさでふわふわしちゃってる。
「ほーら、こっちをむいて、脚を開いて」
「うん……」
やさしいささやきに、アタシは素直に従ってしまう。
「フランボワーズの髪って痛んでいなければ本来こういう色なのね……。
本当に綺麗ですわ……でも、少々お手入れ不足みたいですわね。
ここもおねえちゃんが綺麗にしてさしあげますわ」
「!? あ、やっっ!?」
気づけば、おねえちゃんの真っ正面で脚を大きく開いてしまっていた。
アタシが二番目に嫌いな部分。
ゲス男を喜ばせるためだけにアタシにくっついてる場所が、おねえちゃんの目にさらされちゃってる。
「脚を閉じてはだめですわよ。
ここはね、とっても繊細なんだから。ちゃんと洗わないといけませんもの。
おねえちゃんが洗い方を教えてあげますわ」
まっしろできれいな体が、アタシの開いた脚のあいだに入ってくる。
「だ、だめぇ。そこはっ。あっ……」
泡に飾られたピンクブロンドの奥が、指で開かれちゃう。
おぞましくて自分でもちゃんと見たことがないのにっ。
こんなところ見られたら軽蔑されて嫌われちゃうっ。
思わず、ぎゅっと目を瞑って涙ぐんでしまいそう。
「安心して。大丈夫ですわ。
わたくし、フランボワーズを怖く感じさせたり痛くさせたりは、金輪際しませんもの。
ほら、こういう風に洗えば痛くありませんのよ」
アタシは、恥ずかしい場所をやさしくそっと開かれて。
ふらふわのシャボンに包まれたやさしい指で、隅隅まで綺麗にされていっちゃう。
「あ……うそ……きもちいいっ……」
「よかったわ」
「で、でも、あ、アタシのそこっ、きもちわるいよね……? ムリしなくても……。
あ、そんな広げまでしてっそんなに見ないでっやぁん」
「ビロードで出来てるみたいで綺麗ですわ。
ムリなんかしていませんのよ。
フランボワーズの体で、きれいてかわいくないところなんて、ひとつもありませんもの」
「……おねえちゃんっ、う、うれしいっ、アタシあたしぃ」
おねえちゃんに、かわいがられてる。
「だって、ずっと、そこはっゲスな男をよろこばせるための場所だってっ、そういう目でしかっ」
「そんなことないですわ。ここだってフランボワーズのかわいらしい体ですわ」
どこをさらけだしても否定されない。
やさしく、とろとろにされちゃってる。
アタシにとって、やさしさは甘い毒。
ダメだと判っているのに、与えられるとうけいれてしまう。
「ほら、今度はお尻をこっちへ向けて」
「うん……」
言われるがままに姿勢を変えると、お尻のお肉が大きく開かれて……
「! そこはっき、きたないよぉ、だめぇ」
お尻の谷間の底まで洗われちゃうっ。
「フランボワーズは、隠れたところまで綺麗でかわいいですわね。
人柄がいいことは判っていましたけど、どこもかしこもかわいいなんて……。
こんなにも素敵な子が、わたくしの妹だなんて……信じられないですわ。
ますます好きになってしまいますわ」
おねえちゃんがアタシを好きだって言ってくれる。
その言葉だけで、しあわせなきもちになっちゃうよぉ。
好きだ、かわいい、素敵、きれい。
そんなありえない甘い言葉をささやかれて、指でやさしく触れられて洗われて。
恥ずかしくて死んじゃいそうなところまでさらけだされて。
ずっと醜くていやらしくて汚らわしいって思ったたところまで見られて。
でもおねえちゃんは、きれいだ、かわいいって言ってくれて。
そうされる度に、頭がぼぉっとして、胸が幸せでキュンとして。なすがままにされて、
つらいことはなんにもなくて、ただやさしくて、きもちいい。
頭の隅で、狂ったように警報が鳴っている。
逃げろ逃げろ逃げろ! これはみんな罠だ!
判ってる。判ってるよ。
アタシは、ついに罠にはめられちゃったんだ。
五番目の罠に。
「お風呂に入る前に、よく体を洗わないといけませんわね」
あたたかいお湯。
しかもアタシが普通一回で使う量よりもたっぷりと何度もかけられて。
体中が、ぽわん、とあたたまる。
その気持ちよさに、ぼぉっとなって座り込んでたら、
背後から、おねえちゃんの手が伸びてきて、アタシの胸をすごくやさしく洗い始めた。
「か、体くらい洗えるわっ、あ、あん……」
おっぱいを下からもちあげるようにして、隅々まで指で洗ってくれる。
アタシがいつも手早くするために、痛いくらい強くこするのと全然違う。
白くてふんわりした泡で、アタシの体が覆われていく。
体を洗われるのって、こんなにきもちよかったんだ……とけちゃいそう……。
「ぜんぜん洗えてませんわ。
こうやって触れると肌が荒れてるってわかりますもの。
濡らした布できつくこすってるんだけじゃなくて?」
くいくいと背中に押しつけられるやわらかいふくらみの感触も、きもちいい。
「それはっ、時間、かけられない、からっ。も、もういいです。あ……」
やさしい手から逃れようとしても、力が出ない。
おねえちゃんの手が、胸のつけねから先っちょまで、丁寧にしぼっていくみたいに洗ってくれる。
しぼりあげられる度に、せつないくらいのきもちよさで、甘い息がもれちゃう。
「はぁん……あ……」
「女の子の肌は、やさしく洗うものですわ。こんな風にね」
「ふわぁぁ……」
本当にきもちよくて、思わず体を預けちゃう。
背中いっぱいに、おねえちゃんのやわらかいすべすべのおっぱいの感触。
「フランボワーズの胸は大きいから、ちょっともちあげて下側も丁寧にね。
あら、あせもが出来た痕がいっぱい残ってますわ。あとでよくケアしてあげる。
あんなにきつく締め付けてばかりじゃ、体がかわいそう」
「だ、だって、アタシの体は――」
いくら、おねえちゃんに褒められても、アタシは自分の体が――
「だめですわよ。フランボワーズは身も心も素敵なんですから、
自分の体は、大切にして慈しんであげなくてわ」
おねえちゃんに、やさしく。大切にされている。
それだけで、胸がキュンとなってしまう。
やさしくされることだけじゃない。
なにもかもが初めて。
石鹸のあまやかな香り。たまに落ちているのを使うキツイ石鹸と全然違う。
アタシの体は、甘い香りとやわらかいあぶくと、おねえちゃんのやさしさに包まれていく。
首筋も、肩も胸も、おっぱいの先っぽも、どんどんきもちよくされていっちゃう。
すべすべでやさしい指が触れられたところが、あたたかくなる。
自分でも肌が体中が喜んでるのを感じちゃう。
嫌っていたはずの自分の体が、ほわほわの泡にくるまれて飾られて。
なんだか愛しく見えてくる。
頭ではわかってるのに。
これが罠だって判っているのにぃ。
きもちよさでふわふわしちゃってる。
「ほーら、こっちをむいて、脚を開いて」
「うん……」
やさしいささやきに、アタシは素直に従ってしまう。
「フランボワーズの髪って痛んでいなければ本来こういう色なのね……。
本当に綺麗ですわ……でも、少々お手入れ不足みたいですわね。
ここもおねえちゃんが綺麗にしてさしあげますわ」
「!? あ、やっっ!?」
気づけば、おねえちゃんの真っ正面で脚を大きく開いてしまっていた。
アタシが二番目に嫌いな部分。
ゲス男を喜ばせるためだけにアタシにくっついてる場所が、おねえちゃんの目にさらされちゃってる。
「脚を閉じてはだめですわよ。
ここはね、とっても繊細なんだから。ちゃんと洗わないといけませんもの。
おねえちゃんが洗い方を教えてあげますわ」
まっしろできれいな体が、アタシの開いた脚のあいだに入ってくる。
「だ、だめぇ。そこはっ。あっ……」
泡に飾られたピンクブロンドの奥が、指で開かれちゃう。
おぞましくて自分でもちゃんと見たことがないのにっ。
こんなところ見られたら軽蔑されて嫌われちゃうっ。
思わず、ぎゅっと目を瞑って涙ぐんでしまいそう。
「安心して。大丈夫ですわ。
わたくし、フランボワーズを怖く感じさせたり痛くさせたりは、金輪際しませんもの。
ほら、こういう風に洗えば痛くありませんのよ」
アタシは、恥ずかしい場所をやさしくそっと開かれて。
ふらふわのシャボンに包まれたやさしい指で、隅隅まで綺麗にされていっちゃう。
「あ……うそ……きもちいいっ……」
「よかったわ」
「で、でも、あ、アタシのそこっ、きもちわるいよね……? ムリしなくても……。
あ、そんな広げまでしてっそんなに見ないでっやぁん」
「ビロードで出来てるみたいで綺麗ですわ。
ムリなんかしていませんのよ。
フランボワーズの体で、きれいてかわいくないところなんて、ひとつもありませんもの」
「……おねえちゃんっ、う、うれしいっ、アタシあたしぃ」
おねえちゃんに、かわいがられてる。
「だって、ずっと、そこはっゲスな男をよろこばせるための場所だってっ、そういう目でしかっ」
「そんなことないですわ。ここだってフランボワーズのかわいらしい体ですわ」
どこをさらけだしても否定されない。
やさしく、とろとろにされちゃってる。
アタシにとって、やさしさは甘い毒。
ダメだと判っているのに、与えられるとうけいれてしまう。
「ほら、今度はお尻をこっちへ向けて」
「うん……」
言われるがままに姿勢を変えると、お尻のお肉が大きく開かれて……
「! そこはっき、きたないよぉ、だめぇ」
お尻の谷間の底まで洗われちゃうっ。
「フランボワーズは、隠れたところまで綺麗でかわいいですわね。
人柄がいいことは判っていましたけど、どこもかしこもかわいいなんて……。
こんなにも素敵な子が、わたくしの妹だなんて……信じられないですわ。
ますます好きになってしまいますわ」
おねえちゃんがアタシを好きだって言ってくれる。
その言葉だけで、しあわせなきもちになっちゃうよぉ。
好きだ、かわいい、素敵、きれい。
そんなありえない甘い言葉をささやかれて、指でやさしく触れられて洗われて。
恥ずかしくて死んじゃいそうなところまでさらけだされて。
ずっと醜くていやらしくて汚らわしいって思ったたところまで見られて。
でもおねえちゃんは、きれいだ、かわいいって言ってくれて。
そうされる度に、頭がぼぉっとして、胸が幸せでキュンとして。なすがままにされて、
つらいことはなんにもなくて、ただやさしくて、きもちいい。
頭の隅で、狂ったように警報が鳴っている。
逃げろ逃げろ逃げろ! これはみんな罠だ!
判ってる。判ってるよ。
アタシは、ついに罠にはめられちゃったんだ。
五番目の罠に。
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