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56.

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 翌朝、やはりというべきかサラは寝不足気味だったが、自分以外は皆経験者であり、役割についてずいぶんと配慮してもらっていることを自覚していた。
 しっかり気合いを入れ、テントの外に出る。
 兄とリアムがすでに座って紅茶を飲んでいたので挨拶をし、席に着く。
「…やっぱり眠れなかったか?」
 兄に顔を覗き込みながら言われ、サラは苦笑した。
「わかる?」
「ブルーワイバーンより、セルケトよりも強い。本来ならBランク十二人で挑む敵だ。緊張しないわけないよな」
「…うん」
「皆初めての時は同じように緊張したもんだ。…今日はサラだけ一人、初挑戦だからって気負う必要はないからな。リアムさんと三人で、十分レベル上げはした。ボスは六人で協力して挑むんだから、皆の力を信じろ」
「はい」
 リアムを見れば、リアムも微笑みながら頷いた。
「皆で協力して倒す敵です。仲間を信じて、戦いましょうね」
「はい」
 騎士が淹れてくれた紅茶に礼を言いながら、ティーカップを持つ。
 まだ微かに手が震えてはいるが、だいぶ収まっていた。
「おはよう。…なんだ、緊張しているだろうサラ嬢に励ましの言葉をかけようと思って早起きしたのに、すでになんかいるじゃないか」
「…なんか、ってひどくないですか?殿下」
 露骨に顔を顰める兄を放置して、王太子はサラへと笑いかけた。
「おはようございます、殿下」
「おはようございます、殿下」
「おはよう、サラ嬢。リアム殿」
 サラの隣に腰掛けた王太子は今朝も白を基調とした完璧な装いで、騎士の紅茶を飲んでいる。
「それでサラ嬢、少しは落ち着いた?」
「…はい」
「無理して周囲を見なくていい。盾役の彼の体力だけ、見ていればいいよ。必要な補助はリアム殿がしてくれる。…それくらいの気持ちで挑むといい」
 王太子は一度リアムを見て、サラを見た。穏やかな笑みだった。
「今日は皆経験者だ。サラ嬢は運がいいよ。しっかり学んでいこうね」
「はい、殿下」
 やっと少し、笑えるようになった気がした。
「おはようございます。すみません、遅くなりました」
 夫婦がやって来て謝罪するので、王太子は首を振る。
「いいや、予定より早いから気にしなくていい。君達も今日はよろしく頼む」
「はい。よろしくお願い致します」
 夫婦が席に着き、少し早いが朝食となった。
 もし、回復が間に合わなくて盾役を落としてしまったら。
 もし、トラップ回避に集中している間に盾役が瀕死になっていたら。
 もし、自分自身が落ちてしまったら。
 もし。
 もし。
 考え始めるとどんどん嫌な方向へと思考が進んでしまい、気づけば朝になっていた。
 だが王太子殿下や兄が言ってくれたように、一人で戦うわけではない。
 すでにずいぶん先へと進んでいるリアムもいるのだった。
 全員が初挑戦のパーティーだとしたら、一体どれだけの緊張感なのだろう。
 作戦だって、失敗を積み重ね、試行錯誤しながら作っていくのだ。
 それに比べれば自分のなんと幸運なことか。
 忘れてはいけないのだ。
 王太子殿下もリアムさんも、兄だって、サラの手伝いをする為だけにわざわざここまで来てくれているのだった。
 夫婦が言っていたではないか。
 慣れた強いAランク冒険者を雇おうとすれば、とてつもなく高額な報酬が必要なのだと。
 サラには、無償で手伝ってくれる人達がいるのだった。
 なんと幸運なのだろう。
 私の為に集まってくれた人達に、いつか報いる為に。
 役に立てるように。
 今ここで全力で頑張らなくて、どうするのか。
 夕べの作戦の説明をもう一度脳内でおさらいし、広間の扉へと向かう。
 深呼吸したサラの隣に立った王太子が、心配そうに見下ろした。
「…行けるかい?」
「はい、殿下。…あの、今日は本当にありがとうございます。全力で、頑張ります」
 緊張よりもやる気と決意に満ちた姿に、王太子は目を細め、にこりと笑んだ。
「礼は勝った後に言って欲しいな。そうしたらいよいよAランクだよ」
 サラはぱちりと目を瞬き、くすりと笑った。
「それこそ、勝った後に言って頂きたいです。せっかくマシになった緊張がぶり返してしまいます」
「それはすまない。集中して頑張ろう」
「はい」
 王太子とサラの様子を見ていたリアムが、クリスにそっと近づいた。
「…私の気のせいかもしれないのですが、いいですか?」
「なんとなく予想はついてしまいましたが、どうぞ」
「王太子殿下はもしかして?」
「そうですね、もしかしますね」
「なるほど…サラさんの方は不明ですね」
「あー…おそらく、そういう対象として考えてないんだと思います」
「ははぁ…兄の立場としては、複雑ですね」
「まぁ…でもそういう段階は越えちゃいましたね。あの殿下は妹に一目惚れしてますので、期間が長くて」
「…ちなみに?」
「殿下が七歳、サラが五歳の時ですね」
「それはすごい」
「キラキラと光って見えて、この子しかいない、と思ったそうです。随分妄想強めで病気かと心配したくらいで」
「…ははは」
「かと思えば、俺のことも最初に会った時にキラキラして見えて、こいつは自分の生涯の友になるに違いない、と思ったそうですよ。…王になる男の思考はよくわかりません」
 おどけて肩を竦めて見せたが、リアムの反応は予想したものとは違っていた。
「…なるほど。あの方はきっと、素晴らしい王になられることでしょう」
「えっ?今の話でどうやってその結論に?」
 クリスがびっくりして声を上げた為、王太子を始め皆に注目されてしまった。
 クリスは慌てて咳払いをし、王太子達の元へと歩み寄る。
「失礼しました。では殿下、入りましょうか」
「そうだな。サラ嬢と夫妻が、先に入ってくれたまえ」
「はい」
 扉に近づき、ディランが取っ手に手をかけた。
 中に入ると、後から王太子達が続く。
 護衛騎士達は「戻りをお待ちしております」と恭しく礼をして、外で待機するのだった。
 もし失敗した時には、誰かがこの扉を開けて護衛騎士を呼び、王太子殿下を最優先に救い出す手はずになっていた。
 護衛騎士ではボスに勝てない。
 パーティーメンバーがまず最初に命を賭して殿下を守らなければならないのだが、実際の所、その役目を負っているのは兄と、兄の妹のサラである。
 殿下と他の冒険者を逃がし、最後に逃げるのはおそらく兄だ。
 サラは兄が逃げられるよう、補助をするのが役目だと自覚している。
 サラは側近でも何でもないが、家族が王家にお世話になっている以上、そして我が国の貴族である以上は、王太子殿下を最優先にお守りしなければならないと心得ていた。
 …そんな事態には絶対にさせない。
 
 崩れる原因には、絶対にならない。
 自分の仕事をやり遂げること。
 できるだけ周囲を見ること。
 そして皆を、信じること。

 中は廃墟の神殿のようだった。
 ぼろぼろの柱がそこら中に立っており、天井が崩落した瓦礫を避けるように中央へと向かうが、足場が悪かった。
 瓦礫と岩が転がり、手入れされることなく放置された雑草が伸び放題である。
 戦闘場所となるのは神殿の中庭、といった雰囲気で、中央には石造りの噴水跡が、周囲は短い草がまばらに生えた土の地面が剥き出しになっていた。
「外周は足場が悪い…ということは、戦闘位置は土の部分でいいの?」
 兄に問えば、王太子が代わりに答える。
「そう。後衛は石畳と地面の境界ぎりぎりに立って、全体を見る感じだね。後ろに下がると足を取られる、と思っておけば、後ろに下がらずに済むだろう?」
「はい」
「ディラン殿は噴水付近で戦闘となる。ワイバーンが降りてきたら噴水は壊れて瓦礫が吹き飛ぶ、という仕様になっているので、安心して戦って欲しい」
「はい」
「タッチダウンや強化のタイミングは、できるだけ皆で声がけをしていきましょう」
 リアムが言えば、全員が頷いた。
「ステラさん、精一杯頑張ります。よろしくお願いします」
 ステラに声をかければ、硬い表情で笑みを浮かべた。
「え、ええ…が、がんばりましょうね」
 あれ?とサラは思ったが、そのまま声をかけるタイミングもなく、各自強化魔法を唱え始めた。
 サラもディランに対して強化魔法をかけ、自分自身に魔力が徐々に回復する魔法をかける。
 薬品の準備もしてきた。
 絶対に、魔力切れだけは避けなければならなかった。
「ディラン殿、準備はいいか?」
 王太子の呼びかけに、ディランは大剣を構えて頷いた。
「はい」
「よし、では皆、開始しよう。なに、無理なら外に逃げればいい。何度でも挑戦できるんだから、気負い過ぎる必要はない」
「はい!」
「行きます!」
 ディランが声を上げ、噴水に向かって走る。
 どこからか竜の大きな咆哮が聞こえ、空は雲間から太陽光が射す。
 黒く小さな影に見えていたシルエットは、すぐに大きなワイバーンの姿となって地上へと降り立った。
 噴水を足で踏み壊し、再度咆哮を上げる敵の姿は大きな両翼を広げ、細身の身体と尻尾を持つ白い巨体、ホワイトワイバーンであった。
 瞳は金、鱗は光を受けて虹色に輝く。
 空の雲が晴れ、広間全体が陽光で輝いた。
 光属性に満たされた空間は、きらきらと光の粒子が舞っている。
 ディランが大剣を振りかぶり、最初の一撃を加えて戦闘を開始した。
 ワイバーンが振り回す手を大剣で防ぎ、噛みついて来るのを防ぐが、全ては防ぎきれない。肩に噛みつかれた瞬間に回復し、体力を徐々に回復する魔法を唱える。
 小さなダメージならば放って置いても回復していくので、大きな傷に集中することができる。
 王太子と兄は側面から攻撃を始めた。
 背後には尻尾があり、身体を捻って盾役へと叩きつける動きを見ながら、自分達が食らわないように避けながらである。
 アタッカーである彼らがダメージを受けるのは範囲攻撃の時のみで、余計な被弾がないから戦いやすいのだということに、中盤に差し掛かってからサラは気づいた。
 アタッカーまで通常攻撃で被弾していては、回復が大変である。
 彼らがいかに上手く強いのかが、窺い知れた。
 範囲攻撃は予兆があるので、把握しやすい。
 アタッカーも攻撃を食らうことがわかっているので、範囲回復のタイミングも掴みやすい。
 皆で声を掛け合い、タッチダウンの時には後衛も強化魔法をかけて、ダメージを食らった瞬間に範囲回復を発動する。
 体力がへこんだメンバーがいれば、リアムが即座に回復してくれた。
 リアムの弱体魔法や阻害魔法は全て通った。
 試しに効果が切れた瞬間、たまたま回復にも余裕があった時にサラが唱えてみたが、見事にレジストされたのだった。
 リアムのレベルの高さを改めて感じ、頼もしさを感じた。
 ボスの体力が半分になるまでは、攻撃のパターンは決まっており、回復のタイミングも掴めてきていた。
 トラップは幸いサラの場所から離れており、動く必要がなかったことも大きい。
 代わりにステラが床トラップと移動トラップの両方に当たってしまい、右往左往して戦闘に参加できない場面もあったが、サラとリアムで補助して事なきを得た。
 他人事ではないのだ。
 トラップは時間経過で姿を消して、しばらくするとまた現れる。
 今度は自分の番になるかもしれない。しっかり周囲を見て行動しなければならなかった。
「そろそろ体力が半分になる。後半に備えろ!」
 兄が叫び、皆が気を引き締めた。
 ここまでは順調だった。
 ホワイトワイバーンが咆哮を上げ、周囲に召喚陣が二つ、光って現れた。
 召喚陣を使えるのは、魔獣と魔族のみと言われていた。
 少なくとも、人間や亜人族で使える者は見たことも聞いたこともない。
 光の中からレッドワイバーンとブルーワイバーンが現れた瞬間、王太子と兄は二手に分かれてそれぞれ一撃を加えていた。
 サラやステラは召喚陣に目が行ってしまって反応が遅れたが、リアムもまた素早く端へと引っ張り始めた王太子の元へと走り出す。
 サラはすぐさまディランに回復と強化をかけ直した。
 ホワイトワイバーンは直接攻撃はせず、範囲攻撃をまき散らしながら自身の体力を回復している。
 ダメージを食らうのは盾役のみなので、サラも維持が楽だった。
 ふと見れば、ステラが呆然と立ったままになっており、サラが声をかける。
「ステラさん!兄の補助に!」
「あっ…」
 ステラは慌てて兄の方へと向かうが、そこに移動トラップが動いてきており、ステラはまた安全地帯を探して右往左往しながら近づこうとしていた。
 そこにブルーワイバーンを倒した王太子とリアムが、ボスの後ろを通って兄へと走り寄る。
 リアムが兄に回復魔法を唱え、王太子がレッドワイバーンに斬りかかる。
 兄と王太子の一撃でレッドワイバーンが倒れ、ホワイトワイバーンは範囲攻撃と回復をやめ、怒り狂ったように暴れ始めた。
 サラはディランの体力を見ながら回復をし、自分自身にも一通り強化魔法をかける。
 兄達がボスへと向かう様子を視界の端に捉えながらも、ボスが防御無視の攻撃をする為口を大きく開けた所を見逃さない。
 ディランの体力をしっかり全快まで回復させて、攻撃に備える。
 溜めが意外と長かった為、心の準備はできていた。
 口が光り、兄達アタッカーは食らわないよう距離を取る。
 ディランは大剣を盾にするように構えて、備える。
 カッ、と、まばゆい光と音がして、一直線に光線が放たれた。
 光が消える瞬間に、ディランを回復する。
 すぐに立て直したディランは、ブレスの後の隙を逃さず、喉元へと大剣を突き立てていた。
 悲鳴のような声を上げたボスが、両翼と手足を振って暴れ出す。
 猛攻モードの始まりだった。
 攻撃力が上がり、ディランが食らうダメージ量が明らかに増えた。
 範囲攻撃の連続が来て、兄と王太子もダメージを受ける。
 範囲回復を駆使して支え、サラ自身にも強化魔法は切らさない。
 今度は床トラップがサラの足下に現れた為、急いで離れてディランに回復魔法。
 床トラップは八カ所現れるが、円形の魔法陣であり、避けること自体は容易い。
 ただそれに移動トラップが加わるから、面倒なのだ。
 やらねばならないことが増えるから、混乱する。
 移動トラップの位置を確認し、立ち位置を決める。
 リアムの隣になったが、リアムも回復補助と強化、弱体や阻害、攻撃魔法まで担当してくれ、ありがたかった。
 ステラはサラやリアムとは離れた場所に、床トラップから逃げて位置を確保していたが、自身に強化魔法を唱えている間に、背後から移動トラップが迫っていた。
「ステラさん、後ろにトラップが来ています!横にずれて!」
 サラが声を上げ、ステラは慌てて強化魔法の詠唱を中断した。
 背後を振り返り、斜めに進んでくる光の柱に怯んだように背後へとよろめく。
 よろめいた先は、盾役の背後だった。
「そこは危ない!すぐに移動を!」
 リアムも叫び、ステラはさらに慌てて数歩下がる。
「攻撃を食らうぞ!もっと下がれ!」
 王太子も声をかけるが、ステラは泣きそうな表情になって長杖を抱きしめ、あっちへうろうろ、こっちへうろうろと落ち着かなく動いている。
 床トラップと、移動トラップに動揺してしまったのだと思われた。
 ディランは背後を振り返る余裕がない。
 ひたすらにボスの猛攻に耐えていた。
 サラはディランの回復にかかりきりになってしまい、ステラのフォローの余裕がない。
 リアムは自身とステラに強化魔法をかけながら、「もっと後ろに下がって!ボスの正面に立ってはいけない!!」と叫ぶのだが、ステラには聞こえていないようだった。
 すぐにボスが口を開けた。
 防御力無視のブレスだった。
 溜めがあるといっても、ここから助けに行っても間に合わない。
 装備を整えた盾役が体力を半分持って行かれる一撃に、後衛の装備でどれくらい耐えられるのか。
「ステラさん!!」
 ディランの体力を全快まで回復し、魔力ポーションを飲む。
 ステラの補助が全くないので、サラが一人で盾役を支えているのだった。
 王太子が攻撃をやめて、ステラへと走り寄る。
 ボスの口が光り出し、あわやという瞬間に、王太子はステラの腕を掴んで背後へと力ずくで放り出した。
 直後に眩い光線が走っていった。
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